2008-12-30

2008年のウィンウッドを振り返って

2008年はWinwoodに関する話題が多くうれしかった。なんと言っても一番の話題は5年ぶりのニューアルバム(Nine lives)が4/29に発売されたことだろう。それにともなうTV出演が多かったのもうれしかった。アルバムの評価も高く、現在米アマゾンでのユーザー評価の平均は星4.5個になっています。また5月末から3ヶ月間に及ぶ北米ツアーをTom Petty and the Heartbreakersとともに行い、彼らとの共演も実現した。それにウィンウッドは10月と11月にヨーロッパツアーを行った。今年自分はライブを2回観に行くことができて幸運だった。

その他ではまず2月末にエリック・クラプトンとNYでジョイント・コンサート(3公演)を行い、バークレー音楽大学から名誉博士号を授与(5/10)し、また5/12にめでたく還暦を迎えた。TrafficのSanta Monica Live (1972) のDVDが出たのもうれしいニュースだった。それでは皆さん良い年末年始をお過ごしください。

Back in the High Life Againが出来たいきさつ

半年前にJamieさんから教えてもらった記事ですが、忘れないうちに書いておきます。

Will Jenningsは80年代にウィンウッドの曲の歌詞を多く作りましたが、彼のインタビュー記事に興味深いことがたくさん書かれています。歌詞を作るときは、ウィンウッドとパブに行ってビールを飲んだり散歩したりして一緒に時を過ごし、なるべくそのアーチストの心の中に入っていけるようにするそうです。この記事のなかにBack in the high life againの曲が出来たいきさつが詳しく書かれていて感動的でした。要約だけど紹介します。

『ウィンウッドと自分は1984年の秋に次のアルバムに入れる曲の歌詞をいくつか書いた。しかし自分の滞在が終わりになりそうなころに、まだ曲がいくつか足りないことがわかった。そこで自分のノートを開き、Back in the high life againとタイトルが記されていたのを見つけると、突然歌詞の残りがひらめいたんだ。仕上げるのに30分ぐらいしかかからなかった。そしてそれをスティーヴに渡して自分はカルフォルニアに帰った。彼がスタジオに入るまで確か1年近くかかったと思う。1985年のある日自分はアルバムのプロデューサーであるRuss Titlemanに電話でレコーディングの進行状況をたずねた。彼は『Higher LoveとThe Finer Thingsはうまくできたよ』と言ったので、Back in the high life againのことをたずねると、少しの沈黙の後、その曲のことはスティーブから知らされていない、と言われた。実際スティーブはまだそれに手をつけてなかったのだ。ところで彼は当時の妻との離婚が進行中であり、彼女が荷物を家からすべてもちだしたので、スティーブが自宅にもどった時にはすでに家の中が空っぽの状態だった。しかしリビングルームの片隅にマンドリンが一つおいてあり、彼はそれを手に取り、すでに歌詞が頭にあったBack in the high life againのメロディーを作ったそうだ。そしてこれは大ヒットしてしかもアルバムのタイトル曲にもなったのだ。自分があのとき尋ねなければ見過ごされていただろうから、この曲は最後の最後になってやっと生き延びることができたわけだ。』

ウィンウッドはこれは自分の心にしみいる曲だと以前から言ってましたが、その背景にはこういうことがあったのですね。この曲は毎回コンサートでやるし、ウィンウッドはこれからも歌い続けることでしょう。このエピソードを知ってから改めてこれを聴くとまた違った感じがしてきました。おしまいにBack in the high life againのプロモ・ビデオをどうぞ。

2008-12-21

ウィンウッド、Music Businessを語る

40数年間音楽活動をしているウィンウッドはそれだけ長くミュージック・ビジネスに関わっていることになります。bankrate.comというビジネス関連のウェブサイトにのった音楽ビジネスに関するインタビュー記事を見つけました。新譜Nine Livesではメジャーレーベルに復帰したわけですが、ウィンウッドにとってレーベルを決めるときにはお金はいつでも重要なファクターでありギャンブルだそうです。長年に渡るミュージックビジネスの変化にも触れていて、もし自分が現在音楽業界にデビューしていたら、ロースパークのようなとても長い曲をレコードで出すことは到底できなかったであろう、と言ってます。その他の活動では、録音と音楽に関して学校へコンサルティング活動をすることもあるし、また自分の農場で栽培したものを時々市場に出すこともある、と言ってます。

2008-12-20

Winwoodがチャリティーイベントに参加

12/13にシカゴで行われたJuvenile Diabetes Research Foundation(若年性糖尿病研究財団)主催のチャリティーイベントに、ウィンウッドは特別ゲストとして参加しました。このイベントの記事によると4人の女性が$13,000(約120万円)払ってウィンウッドとGimme Some Lovin'をステージで歌ったそうです。そこまで大金を払う気合いの入ったファンもいるんですね。記事中の写真では、ギターを弾くスティーブの背後にパーカッションのカールが写ってるから、Dirty Cityも演奏されたのかな?

2008-11-16

Chris WoodのVulcan をゲット

クリス・ウッド(1944-1983)の幻のソロアルバム、ヴァルカンがイギリスから届きました。日米では11/18発売です!

このアルバムでクリスはサックス/フルートを吹きまくっていて、実力を十二分に発揮しています。トラフィックでの彼の演奏にシビれた方はぜひどうぞ。ボーカルは入っていないけど、彼のオフィシャルサイトによれば、自分の楽器の音が彼にとっての声のようなものだそうです。1曲目のMoonchild Vulcanが特に素晴らしい。CDのライナーによれば、この曲はTrafficのWhen the Eagle Fliesに収録される予定だったそうですが、直前になってMemories of a Rock n' Rolla に差し替えられてしまったそうです。ちなみにVulcanのアルバムにはTrafficが1974年にライブで演奏したバージョンも収録してあります。またライナーによると、タイトルのVulcanとは、水星の軌道の内側を回っているはずだと昔騒がれた幻の惑星に由来しているそうです。クリスは天文や占星術にも興味があったらしく、ジャケットには占星術のチャートらしきものが描かれています。録音から30年以上たってやっと日の目をみたVulcanですが、発売されてよかったと思います。

Vulcan (Chris Wood)

1. Moonchild Vulcan
2. See No Man Girl
3. Letter One
4. Indian Monsoon - Don't Do It
5. Barbed Wire (acoustic version)
6. Birth In A Day
7. Sullen Moon
8. Barbed Wire (band version)
9. Wood's Bolero (Moonchild Vulcan) with TRAFFIC (Live)

2008-11-06

Chris Woodのオフィシャルサイトがオープン

Chris Woodのソロアルバム Vulcan の発売を記念して彼のオフィシャルサイトがオープンしました。彼自身がインタビューなどで語った言葉やセッション・インフォ、ギャラリーなど盛りだくさんです。

ところでアルバムはイギリスで10/28に発売になった模様ですが、出荷は遅れ気味のようです。なぜか日本やアメリカでは発売が11/18になってるので、実は自分はイギリスから注文しているのだけど(アメリカでの価格は高すぎるのでその方が安あがり)まだ出荷されてません。。。

ヨーロッパツアーと来年のUSツアー

ヨーロッパツアーが先月から行われていますが、それに関するニュースはそんなに出てきてません。今月に期待したいです。でもオフィシャルに出ていたベルギーのブリュッセルでのライブ(10/17)の記事にはセットリストと素晴らしい写真がたくさんのっていて感激でした。

それから来年1月に行われるUSツアーが発表になりました。NYを中心とした東海岸の8公演のみとなっています。もっと増える事を期待したいです。(2009/01/15 追加と訂正)

2009-01-09 Ritz-Carlton Hotel        Kapalua, Hawaii
2009-01-15 United Palace            New York, NY
2009-01-16 United Palace            New York, NY
2009-01-17 MGM Grand Theater at Foxwoods  Mashantucket, CT
2009-01-19 Meyerhoff Symphony Hall      Baltimore, MD
2009-01-20 Wellmont Theatre          Montclair, NJ
2009-01-22 American Music Theatre      Lancaster, PA
2009-01-23 Seneca Niagara Casino Theatre  Niagara Falls,NY
2009-01-24 Ulster Performing Arts Center  Kingston, NY

2008-10-14

Chris Wood のソロアルバムの発売は 11/18 に延期

amazon.comによると、Chris Wood のソロアルバム Vulcan の発売は11/18に延期になりました。下の写真はアルバムのジャケットです。なかなか渋いですね!


関連ブログ記事:
2008-09-08 Chris Wood の幻のソロアルバムが10月に発売予定

Outside Lands Music Festival の映像

San Franciscoで8/23に行われたOutside Lands Music Festival でのウィンウッドのライブ映像2曲(I'm a Man と Hungry Man)がAT&T Blue Roomのサイトで見れます!!私も観に行きましたけど、思い出しますね〜。自分は中央やや左の少し下がった場所だったので、写ってても分からないでしょう。

関連ブログ記事
2008-08-28: Outside Lands Music and Arts Festivalに行ってきました!

2008-10-10

TrafficのSanta MonicaライブのDVD を入手

先月発売されたTraffic の Santa Monica ライブ(1972年)の DVD をゲットしました。ウィンウッドは当時まだ23歳と若く、しかも長髪なので現在とは雰囲気が違いますね。近年のライブではウィンウッドはオルガンをメインに弾いてるけど、Traffic時代のこのライブでは全8曲中5曲でギターを弾いていて新鮮に感じました。後年盗難にあってしまったファイアーバードのギターも弾いていてうれしい限りです。Chris WoodとJim Capaldiの映像も貴重です。この二人とウィンウッドの3人だけで演奏されたJohn Barleycornにはジーンと来てしまいました。Light upでのキャパルディのボーカルも印象的だし、Rainmakerでのリーボップのパーカッション・ソロも見ごたえがあります。間違いなくファン必見の映像ですね!ウィンウッドのソロライブに行くと『70年代にトラフィックのライブに行った』などと言う人に時々出会うけど、彼らが見たのもこういうライブだったのかな。ちなみにこのDVDは米国内の店から入手したけど、リージョンフリーでNTSCでした。
94年の再結成トラフィックのDVD:The Last Great Traffic Jam と合わせてどうぞ。


関連ブログ記事:
2008-08-17 Traffic - Live At Santa Monica のDVDが発売予定
2008-03-09 MSGライブのその後 (ファイアーバードのギターに関して)

2008-10-05

Traffic (1994) のTV映像

Traffic (1994) のTV映像3つが dailymotion.com で見れます。JOOLS HOLLANDの番組に出演したときの映像のようです。画質もよく素晴らしい。(バリーさんからの情報です。Thanks!)
 
Here Comes A Man
Forty Thousand Headmen
Some Kinda Woman

Here Comes A Man や Some Kinda Woman の映像は貴重ですね。それからおなじみ All About STEVE WINWOOD のサイトにのっているジュールズ・ホランドのページにもこの番組に関する情報があります。

2008-10-04

ヨーロッパツアーが始まる

ウィンウッドのヨーロッパツアーが始まりました。来月半ばまで14公演の予定です。これらはウィンウッドの単独ツアーのようです。

2008-10-03 Tripod            Dublin, Ireland
2008-10-05 The Arches         Glasgow, UK
2008-10-06 The Sage          Gateshead, UK
2008-10-07 Wulfrun Hall         Wolverhampton, UK
2008-10-09 Laeiszhalle         Hamburg, Germany
2008-10-16 Vaerket           Randers, Denmark
2008-10-17 Ancienne Belgique     Brussels, Belgium
2008-11-08 Shepherd's Bush Empire  London, UK
2008-11-09 Anvil            Basingstoke, UK
2008-11-10 Dome             Brighton, UK
2008-11-13 Apolo            Barcelona, Spain
2008-11-15 La Riviera         Madrid, Spain
2008-11-16 Teatro Cervantes      Malaga, Spain
2008-11-20 Conservatorio di Milano  Milan, IT

2008-09-08

Chris Wood の幻のソロアルバムが10月に発売予定

Traffic のサックス/フルート奏者として活躍した Chris Wood(1983年に死去)の幻のソロアルバム、Vulcan が10/28に発売予定です!(Coloured RainとBerkinさんからの情報です。Thanks!)名前は時折耳にしたこのアルバムですが、録音されてから30年以上たってついに日の目を見ます。amazon.comにもさっそく出てますね。発売元の Esoteric Recordings の記事によると、クリスは1974年のトラフィックの解散前後からこのアルバムの録音をしたようで、またSteve Winwood も参加しているそうです。このアルバムに関する日本語の情報はall about STEVE WINWOODのサイトに出ています。

それから先日お伝えしたTrafficのサンタモニカのDVDは9/8にイギリスで発売になった模様です。アメリカでは9/30に発売予定なのでこちらも大変楽しみです。

2008-09-01

Winwoodの北米ツアーが無事終了

5月末から3ヶ月に渡って行われたSteve Winwoodの北米ツアーが8/29をもって終了しました。話題になったTom Petty との共演は(単独ソロ公演を除いた)40公演中14公演で実現。もっとたくさんやったような気もしたけど数えてみると意外に少なくてびっくり。そう考えると彼らの共演を2回見る事ができた自分はラッキーだったと思う。以下に挙げたのは2人の共演が実現したライブの一覧です。演奏されたのは Can't find my way home と Gimme Some Lovin'の2曲(ただし6/6, 6/8, 6/10 はGimme Some Lovin'のみ)。

Steve Winwood Joined Tom Petty and the Heartbreakers on Stage:
6/06 Philadelphia, PA
6/08 Bristow, VA
6/10 Burgettstown, PA
6/13 Boston, MA
6/17 New York, NY
6/25 Los Angeles, CA
7/02 Chicago, IL
7/09 Atlanta, GA
7/15 Ft. Lauderdale, FL
7/19 Mile High Music Festival, Denver, CO
8/09 Winnipeg, MB, Canada
8/15 George, WA
8/23 Outside Lands Music Festival, San Francisco, CA
8/27 Dallas, TX

参考サイト:
Tom Petty and the Heartbreakers Tour 2008

2008-08-28

11月もヨーロッパツアー?

3ヶ月に及んだウィンウッドの北米ツアーはそろそろ終わりに近づいてますが、オフィシャルで発表されているようにその後は10月にイギリス/ヨーロッパツアーです。でも11月も引き続きツアーをしそうな感じ。11/10にはイギリスのBrightonでライブです。

Outside Lands Music and Arts Festivalに行ってきました!

San Franciscoで行われたOutside Lands Music and Arts Festivalに行ってきました!8/23にメインステージで行われたウィンウッド・ライブは1時間(全7曲)と短かったけど、どの曲も充実した演奏で素晴らしかったです。最後Dear Mr. Fantasyの終了後にウィンウッドはもっと曲を演奏する予定だったみたいだったけど、時間切れとなり残念そうなそぶりをしてました。先月のデンバーでのライブは最前列からだったけど、今回は音がいい場所で見たかったので、少し下がったところで見ました。音質も見栄えも良く最高でした。もちろん写真もばっちりです!
また、この日のトリのトム・ペティのライブでもウィンウッドはステージに登場し、2曲演奏しました。ちなみにこの日のサンフランシスコは寒かったです。急遽長袖のパーカーを買ってそれを着ての観戦でした。





また以下のサイトにこの日のウィンウッド・ライブの写真が各2枚ずつのっています。
sfgate.com
sfoutsidelands.com
montereyherald.com

Jose Netoのインタビュー

ご存知ウィンウッド・バンドのギタリスト、ジョゼ・ネトのインタビュー記事が出ました。 WinwoodのツアーやNine Livesのレコーディング、また自分のソロ活動のことなどを語っています。彼は今年の2月にソロCDの録音をしたそうです。

2008-08-21

Outside Lands Music & Arts Festival がウェブで中継

今週末に San Francisco のGolden Gate Park で行われる Outside Lands Music & Arts Festivalウェブで中継されます。土曜日に行われるWinwood のライブは『生』中継の予定で、日本時間では8/24(日)午前8:10からです。お楽しみに!ところで、実は私はこのフェスに行ってきます。ウィンウッドは1時間しかやらないのがちょっと残念だけど、出演バンド数が多いから仕方ないか。それに例によって Tom Petty との共演もあるんでしょう。ステージが6つもあるのでけっこう大きなフェスの予感。ちなみにウィンウッドはメインステージでのライブです。カルフォルニアでは雨の心配をしなくていいのでその点は安心。もちろんレポもするので乞うご期待!

2008-08-17

Traffic - Live At Santa Monica のDVDが発売予定

トラフィックの Live At Santa Monica(1972)のDVDがイギリスで9/1に発売予定です(Coloured Rain からの情報です。Thanks)。このDVDはamazon.co.uk のサイトではRegion 2だけど、play.com などでは Region 0になってます。これは以前VHSで発売されてその後入手不可能になっていたので、DVDの発売はうれしいです!


Traffic - Live At Santa Monica(1972)

1. THE LOW SPARK OF HIGH-HEELED BOYS
2. LIGHT UP OR LEAVE ME ALONE
3. JOHN BARLEYCORN
4. RAINMAKER
5. GLAD
6. FREEDOM RIDER
7. 40.000 HEADMEN
8. DEAR MR. FANTASY

このライブ映像に関する詳しい情報はall about STEVE WINWOODに出ています。
トラフィック・アルバムガイド (Live at Santa monica)

MOJO誌 (2008年 8月号)のインタビュー記事

今月号の音楽雑誌 MOJO にウィンウッドのインタビューがでているので、早速入手しました。記事は5ページに渡っていて、珍しそうな写真もいくつかのってます。インタビューを通して40年以上に及ぶ彼のキャリアを振り返っていて、クラプトンやジミヘンのことも少し語っています。SDGのころから現在までエリックは自分の兄貴のような存在だそうです。それからブラインド・フェイスの結成時に、エリックがジンジャー・ベーカーの参加を好まなかったことは良く知られていることだと思うけど、実はスティーブはクラプトンの自伝を読むまでそのことを知らなかったそうです!

セットリストは、、、

Winwoodは今夏のツアー真っ最中ですが、出てくるセットリストはどれも似たようなもので、もうサプライズはなさそうです。。。でも先日ここでも紹介したスタッフのブログは相変わらず面白いです。写真の一つをみるとセットリストがいくつかわかります。

CBS Sunday MorningでのTVインタビュー

8/3にCBS Sunday Morningでウィンウッドのインタビューが放映され、それをTVで見ることができました。これは2年前に同番組で放送されたものの再放送でしたが、このインタビューはとても気に入ってるのでまた見てしまいました。(いくつかカットされていたり新たに付け加えられたシーンもあったけど。)このインタビュー番組について書いた2年前の記事もどうぞ。youtubeにも動画があがってますね。

2008-08-01

ヨーロッパツアー

今年秋に行われるヨーロッパツアーの日程が発表され始めました。最初は4公演だけだったけど、すでに7公演に増えています。おそらくもっと増えるんでしょう。今夏の北米ツアーとは異なって、これらは単独ソロ公演みたいです。

Hawk Rock The Parkでのライブ写真と映像

カナダのオンタリオ州 London で7/25に行われた フェスティヴァル Hawk Rock The Park でのウィンウッドのライブ映像2つ(Secrets と Can't find my way home)と写真11枚が上のサイトの Video Gallery と Photo Gallery に出ています。ニューアルバムの曲の映像とはうれしいです。

2008-07-20

Mile High Music Festivalに行ってきました!

コロラド州デンバーで行われたMile High Music Festivalに昨日行ってきました!朝から晩まで快晴で、願ってもないコンサート日和。ウィンウッドのライブは最前列かつオルガンの前という絶好の場 所で見ました。95分間で12曲演奏し、その素晴らしい演奏に圧倒されました。 同日夜のトム・ペティのライブでもウィンウッドはステージに登場し、Can't find my way home と Gimme some lovin'を熱演。これらの曲を一日に2回演奏したのでびっくりでした。小さいカメラの持ち込みは許可されていたので、この日のために小型ながら高性能 のカメラを買ってフル活用。逆光で写真はかなり撮りにくかったけど、いい写真がたくさん取れました。






(お詫び)こちらの手違いにより、7/16の記事が昨日見ることができなかったようです(どういうわけか、記事が『下書きモード』になっていたため)。ブログの仕組みをまだ完全に分かっていなかったので、こういうことがおきてしまいました。見れなかった方々、すみませ〜ん。でもこのライブは後日またみることができると思うので、分かり次第お伝えします。

2008-07-18

Festival会場の下見

今日は下見をしてきました。もちろん準備中だったので外から眺めるだけ。フェスの会場入り口の飾り付けはなんかぱっとしない感じだったけど、明日までにもうちょっとマシになっているのだろうか。外から撮ったライブ会場の写真をいくつか。

Main Stage (Tom Petty等の会場)


Bullsnake Stage (Winwood等の会場)、これはステージ後ろからのショット。


ここデンバーでは夕立が降ることもけっこうあるようで、今日も降りました。ボナルーの二の舞は勘弁してほしいですが。。。

2008-07-16

Mile High Music Festivalがウェブで中継予定

コロラド州デンバーで行われる Mile High Music Festivalウェブで中継されます。ウィンウッド・ライブは『生』中継の予定で(現在発表されているスケジュールだと)日本時間の7/20(日)7:00−8:30AM です。みなさんお見逃しなく!!野外フェスなので、雨などの影響でスケジュール通りに進行しないことがあるかもしれません。また、フェスの終了後も同じくATT Blue Room のサイトでウィンウッドのライブ映像が見られるのでないかと思います。

ところで、実は私はこのフェスに行ってくるんです!今年初めてのウィンウッド・ライブ、しかも90分間なのでとても楽しみです。準備をいろいろしたので、後はハプニングがおこらないことのを祈るのみ。VIPの連中に最前列を占領されなければいいなと思ってますが、どうなるでしょうか。このフェスは以前行ったボナルーほど大きくはなさそうだけど、それなりに大きそうだし、似たような雰囲気だったりして。

2008-07-12

Atlanta, GA (7/9)

Atlanta近郊のAlpharettaで行われたライブのセットリストです。

2008-07-09 Alpharetta, GA, USA (は新曲)
1. Different Light
2. I'm A Man
3. Hungry Man
4. Dirty City
5. Secrets
6. Higher Love
7. Dear Mr. Fantasy
8. Low Spark Of High Heeled Boys
9. Empty Pages

Empty Pagesをラストに持ってきたとはめずらしい。でも新曲が少ないのがちょっと気になります。またTom Pettyとともに Can't Find My Way Home と Gimme Some Lovin'をやりました。それからこのライブのレビュー記事にはウィンウッドのことがけっこう書かれています。好意的なレビューです。おまけに記事中のリンクにはこの日のウィンウッド・ライブの写真がいくつかあります。

2008-07-06

I'm not drowning の Guitar TAB譜

Nine Lives に収録されている I'm not drowning のギター・タブ譜がGuitar World のサイトに出ています。これがどれだか原曲に忠実なものかは詳しい方におまかせしますが、ウィンウッドの新曲の譜面なので十分に楽しめるでしょう。でも自分も弾いてみましたがなかなか難しいです。ちなみにこの曲のギター演奏に関する詳しい解説は fatpower さんのブログ(2008-04-28の記事)をご覧下さい。

ウィンウッドのツアーに同行しているスタッフのブログ

ウィンウッドのツアーに同行している楽器テクニシャンのJason Jervisさんが、ご自身のブログ(* 注)でウィンウッド・ライブに関連した興味深いエピソードをたくさん書いています。ライブの写真はもちろん、スティーブやバンドのメンバーがくつろいでい るときの写真等もあり、とても興味深いです。自分が特に面白いと思ったのは6/29の最初の写真。これは乗るはずのツアーバスがなぜか来なくて、皆が道ばたで待ちぼうけを食っているところ。こんなところに遭遇できたファンはラッキーでしょうね。(*注:リンク集にも追加しました。)

またJasonさんが投稿したウィンウッド・ライブのセットリスト(5公演分)がウィンウッドのmyspaceに出ています。

2008-06-30

Los Angeles, CA (6/25)

6/25のライブのセットリストです。(MLのCraigさん、情報Thanks!)

2008-06-25 Los Angeles, CA, USA (は新曲)
1. I'm A Man
2. Hungry Man
3. Dirty City
4. Back In The High Life Again
5. Low Spark of High Heeled Boys / Empty Pages
6. At Times We Do Forget
7. Higher Love
8. Dear Mr Fantasy

新曲が3曲とやや少なめです。Low Spark と Empty Pages をつなげたとは面白い。ウィンウッドはトム・ペティのステージにも登場し、Can't find my way home と Gimme some lovin' を共演したそうです。ウィンウッドはこの日は全部で11曲やったので、行った人にはけっこうお得だったでしょう。Tom Pettyのライブ中には数台のビデオカメラが回っていたそうなので、DVDのリリースの可能性があるかもしれません。

2008-06-29

ウィンウッド、単独ソロライブを極秘(?)に決行中

現在Tom Pettyと夏のツアーをしているウィンウッドですが、実は日程の合間を縫って単独ソロライブもしています。オフィシャルサイトにはそのような情報は出てないので、不思議な限りです(というかツアー情報が正確にのってないのは困りますね〜)。でも実際に観に行った人がいるし、また検索するとそれらのコンサートのチケットの情報等がでてくるので本当なのでしょう。以下に挙げているのは、オフィシャルサイトに(まだ?)出ていないウィンウッドの単独ソロライブの情報です。

6/15 Long Island, NY (Westbury Music Fair)
6/19 Atlantic City, NJ (Borgata Hotel Casino & Spa)
8/14 Richmond, BC, Canada (River Rock Show Theatre)
8/19 San Diego, CA (Humphreys Concerts By The Bay)


ちなみに6/19のセットリストは以下の通り。

2008-06-19 Atlantic City, NJ, USA
(は新曲)

1. Different Light
2. Secrets
3. I'm A Man
4. Hungry Man
5. I'm Not Drowning
6. Can't Find My Way Home
7. We're All Looking
8. Fly
9. At Times We Do Forget
10. Higher Love
11. Back In The High Life Again
12. Dear Mr Fantasy
13. Light Up Or Leave Me Alone
14. Dirty City
15. Gimme Some Lovin


これはカジノで行われた2時間の単独ライブでした。ラストのギミサムを聞いてみたけど、いつもと少し変わってい て面白かったです。この曲でジョゼのギターが影をひそめ、かわりにポール・ブースのサックスとバックボーカルが存在感を出していて新鮮です。ちなみにこの 会場 (Borgata Hotel Casino & Spa) は自分も2005年に行きました。あのときと似たような雰囲気のライブだったのかな、と想像したくなります。

2008-06-20

MSGでのライブ(6/17)の写真

6/17にNYのMSGで行われたライブの写真が 9枚出ています。(Barryさん, 情報thanks!) 今年のライブではTom Pettyがメインなので、ウィンウッドの写真はあまり出てきてないのですが、さすが2月にクラプトンと素晴らしいライブを行った会場だけあって、MSG のスタッフはウィンウッドのことを分かってますね。

Tom Pettyとの共演

ウィンウッドとTom Pettyの共演はまだまだ続いています。6/6 (Philadelphia), 6/8(Bristow), 6/10 (Burgettstown)と3公演連続でGimme Some Lovin' を一緒にやり、また6/13 (Boston)と6/17 (MSG)では Can't Find My Way HomeとGimme some Lovin’の2曲をやりました。ウィンウッドはソロのステージでも相変わらずいいライブをしていることがトム・ペティのライブ評にしょっちゅう書かれてます。こんなに素晴らしいライブなのに、なぜ(少なくともウィンウッドのライブ開始時において)お客が全然入ってないのか、という意見も時折見かけます。でも当の本人は全然気にしてないのかもしれませんが。

NPR World Cafe で放送されたインタビュー

オフィシャルサイトで予告されていたNPR World Cafe でのインタビュー(6/13に放送)はこちらで聞けます。聞き逃した方はどうぞ。

2008-06-10

Bristow, VA(6/8)

Bristow, VA(6/8)のセットリストはなんとフィラデルフィア(6/5)↓と 同じでした!!でも唯一の違いは(昨日も書いたように)6/8の方はトムペティとの共演があったことです。だけどこのセットリストのライブを観てみたいで す。またこの日のDear Mr. Fantasyの前に行われたMCで、この曲の演奏を当日会場に来ていた偉大なミュージシャンかつ友人であるBobby Parker氏に捧げると言いました。(ちょっと調べてみたら彼はブルース・ロックのギタリストだそうです。SDGがカバーした Watch Your Step は彼の作曲。)

セットリストが早くもマンネリ化したとは思いたくないけどどうなんだろうか。『自分には5時間分のレパートリーがあるので(*注)、今年の夏は セットリストを毎日変える』ということをインタビューで言っていたけど。(*注:About Time のリリース以降現在までのツアーでウィンウッドがライブでやった曲の総数は、ざっと数えて40曲以上あるので、1曲約7分と考えると全部で5時間ぐらいですね!)

2008-06-09

Steve Winwood & Tom Petty

まず昨日の続きですが、6/6のウィンウッドとペティの共演の写真がこちらの記事に のってます。また6/8の Bristow, VA でのライブでも共演が実現し、Gimme Some Lovin を演奏したもようです。それからツアー前に行なわれたインタビューでウィンウッドは、 Tom Petty と以前共演したのは2004年の Rock & Roll Hall of Fame ぐらいだろうと言ってます。ご存知のように同年 Traffic がロック殿堂入りしたのですが、そのときに George Harrison へ捧げるために皆で演奏した While My Guitar Gently Weeps で両者は共演しました。余談だけど、この映像をみると Tom Petty や Prince の演奏に注目してしまう音楽ファンが多いかもしれないけど、自分は後ろの方でがんばってパーカッションをやっている Jim Capaldi にどうしても目がいってしまう(あまり画面に出てこないけど)。また、同じ時に演奏された Feelin Alright でもWinwood & Petty は同じステージに立ってます。またまた脱線するけど、当時殿堂入りした際に Traffic として演奏した Dear Mr. Fantasy で、Dave Mason は(いろいろあって)演奏に参加しなかったけど、この Feelin Alright で Winwood, Capaldi, Mason は同じステージに立ってます。この曲の映像の始めと終わりに3人のアップが順に映ってるのも象徴的です。

2008-06-08

Winwood、Tom PettyのステージでGimme Some Lovinを演奏

下の記事↓を書いてから気づいたけど、実は6/6にウィンウッドはTom Petty & The Heartbreakers のステージに登場し、 彼らとともにGimme Some Lovin'を演奏しました。http://www.wklitz.com/でも聴くことができます(6/6の11曲目)。トムペティのファンもサビを歌ってますね。

MSG ライブのDVD情報

クラプトンと共演した今年2月のMadison Square GardenでのライブDVDに関する情報です。このインタビュー記事でウィンウッドは、DVDを現在製作中でありリリースまでそれほどかからないだろうと言ってます。また別の記事で彼はこの夏までに作業を終えると言ってます。

ちなみに前者のインタビューはなかなか面白かったです。Tom Petty & The Heartbreakers とのツアーでは、彼らとともにステージに立つこともある、と言ってます。ウィンウッドはTom Pettyといっしょに演奏したことはほとんどないので、もし実現したらどういうステージになるのでしょうか。

Philadelphia でのライブ(6/6)

フィラデルフィアでの2日目(6/6)のセットリストです。

2008-06-06 Philadelphia, PA, USA (は新曲)


1. Secrets
2. I'm A Man
3. Hungry Man
4. Can't find my way home
5. Dear Mr. fantasy
6. Fly
7. At Times We Do Forget
8. Higher Love
9. Dirty city


やはり前日とはかなり変えてきました!これぐらい日によって違うとどの曲をやるのか全然想像がつかなくなって きます。ギミサムを2日連続ではずすとはびっくりです。以前のツアーでは特に後半の曲目はそれほど変わらないことがけっこうあったけど、今年は例年より セットリストをみる楽しみがあります。それからMLからの情報ですが、この2日間のライブ(6/5, 6/6)はhttp://www.wklitz.com/でも聴くことができます。

2008-06-06

Philadelphia でのライブ(6/5)

ウィンウッドの myspace ブログ にフィラデルフィアでのライブのセットリストが出ました。(ブログの投稿時刻などからこれは6/5のセットリストですね、こんがらがりやすいですが)

2008-06-05 Philadelphia, PA, USA (は新曲)

1. Different light
2. We're all looking
3. I'm not drowning
4. Can't find my way home
5. Dear mr. fantasy
6. Fly
7. Light up or leave me alone
8. Dirty city


このライブの『音』の方も聴いてみましたが、やはり今年のウィンウッド・ライブもいいです!3から4の流れがす ごくかっこいい。3はバンドをバックにした演奏。観客の反応がいいのはやはり有名な4と5。このセットリストは先月のとはけっこう変わってるけど、何か新 鮮で気に入りました。(スティーブの)ギターとオルガンが4曲ずつありますね。前回↓書いたようにウィンウッドはセットリストをどんどん変えてくるのでしょうか。この翌日(6/6)も同じくフィラデルフィアでライブなので、またこれとは違うセットリストだったりして。

2008-06-05

またまたインタビューですが

インタビューだらけでこんがらがってきそうですが、このインタビュー記事で ウィンウッドは About Time, Nine Lives, Blind Faith, 今年のツアーのことなどを語っています。About Timeは自分にとって(音楽的に)大成功を収めたアルバムだと言ってます。また今夏のライブは一時間と短いので、毎晩セットリストをがらりと変えるかも しれないと言ってます。(でも現在までのところそういう傾向は見られないようですが、これから注目しましょう。)それからこの記事にネクタイをしめてスティーヴが歌ってる写真がありますが、これは先日書いた↓バークレー音大で Roll With It を熱唱したときの写真だと思います。youtubeの動画と見比べてみると似てるので多分そうでしょう。そもそも彼がネクタイを締めて歌ったことはほとんどないですし。

2008-06-04

The Scala(5/19)のライブ映像とインタビュー

MLからの情報です。先月5/19にロンドンのThe Scalaで行われたライブの映像など (I'm a man、インタビュー、Can't find my way home) がこちらで見れます。 (プレーヤーと接続スピードを選択して右下をクリック。) いつも思うけどこのバンドの I'm A Man はとても素晴らしいです。オフィシャルで録音してリリースしてほしいものです。Can't find my way home の出だしでは、去年や一昨年のレポでも書いたようなスティーブとポール・ブースのオルガンの連係プレイがはっきり見れますね。インタビューでは音楽一般の ことや新譜、田舎での生活などを語っています。

ウィンウッド、ツアーやライブのことを語る

ウィンウッドはこのインタビュー記事で、 今年のツアーやライブのことなどを述べています。バンドのレパートリーを広げようとしているので、 John Barleycorn Must Die や、Arc of a Diver などの80年代初期の曲も準備している最中だということです。どの曲が演奏されるのか楽しみですね。また、トム・ペティとのツアーのことにも触れていて、 スティーブは多くの新しいファンを獲得したいと言っています。

2008-06-03

今年の終わりからヨーロッパツアーの可能性

3ヶ月に及ぶ北米ツアーが始まったばかりですが、このインタビュー記事(Berkinさんからの情報です、Thanks!)でウィンウッドは今年終わりから来年始めにかけて、イギリスとヨーロッパでツアーをすると言ってます。ちなみにこのインタビューはいろんなことに触れていてなかなか面白かったです。

北米ツアーは順調なスタート!

今夏のライブは前座であるから、ウィンウッドのライブだけに触れた単独ニュース記事はなかなか出てこないようだ。ウィンウッドのことをチェックするために トム・ペティの記事をチェックしなければならないというのは奇妙な感じがする。でも Tom Petty & The Heartbreakers はアメリカで人気があるので、彼らのライブ評は豊富に出ているのが不幸中の幸いか。それらを読むと、どれもウィンウッドのライブを絶賛している。特にびっ くりしたのが5/31のライブ評である。『ロックンロールのベテラン(2人)がワンツー・パンチを繰り出す』というタイトルのレビュー記事(Barry さん、Thanks!)では、ペティとウィンウッドが素晴らしい演奏をしたと伝えている。でも著者がかなりのウィンウッドびいきで、記事中にウィンウッド のことをペティより多く書いているほどだ!冒頭では『もし30年前だったら逆にペティがウィンウッドの前座をしていただろう』とまで書いている。 (1978年当時はトム・ペティはミュージシャンとしてスタートしたころだったが、ご存知のようにウィンウッドはSDG, Traffic, Blind Faithなどを経てソロのデビューアルバムを1977年に出した。)またスティーヴがこの日演奏したほとんどの曲に触れている。演奏終了後に聴衆がアン コールを求めていたとも書いてあったので、前座としては異常なほどの盛り上がりだったようだ。それからツアー初日(5/30)のセットリストは Winwood の myspace ページなどで発表になっています。

2008-05-30 Grand Rapids, Michigan, USA (は新曲)

1. Secrets
2. I'm a man
3. Hungry Man
4. Can't find my way home
5. Had to cry
6. At times we do forget
7. Higher Love
8. Dirty City
9. Gimme some Lovin

また5/31のセットリストは fatpower さんのブログに出ています。

2008-05-30

いよいよ今日から北米ツアー!『前座』の真相はいかに?

Tom Petty & The Heartbreakers の前座として行われるウィンウッドの北米ツアーが、いよいよ今日から3ヶ月間アメリカとカナダの40カ所で行われます(全42公演)[注:カナダで行われ る2公演は単独コンサート]。インタビューで何度か語っていたけど演奏時間は60−75分の予定で、毎回セットリストは変えるとのことです。おそらく今月 アメリカとイギリスでやったライブの曲目が中心になるのではないか、と思います。還暦を迎えたのにいきなりハードスケジュールですがぜひ頑張ってほしいです!

ところで、なぜウィンウッドは『前座』を承諾することにしたのか、ということがずっと気になっていたのですが、 先月あたりから出始めたインタビュー記事をたくさん読んでみると、その理由らしきものがぼんやり見えてくるような気がします。彼がよくインタビューで言っ ていることに以下のようなことがあります。(すべて要約ですが)『他のミュージシャンの演奏から多くを学ぶことができる』、『音楽は奥が深く、学べば学ぶ ほどさらに学ぶことがでてくる』『リスナーやファンは楽しむために音楽を聴くが、ミュージシャンはそういうことはしないものだ。自分が他人の音楽を聞くの は、何か自分の演奏に取り入れられるものがあるか探すためだ。』

去年のJim Capaldiの追悼コンサートで多くのミュージシャンがTraffic等の曲を演奏するのを聴いて、スティーヴは多くのことを学んだそうです。また先日の Late Show のTV番組に出演したときに、番組の専属バンドが Gimme Some Lovin' を演奏したのですが、スティーヴはそれを聴いて学ぶものがあったと言っていました。(それは自分にはごく普通の演奏に思えたので、それを読んだときは正直 びっくりしました。)。ひょっとして彼は他人の演奏から常に何かを学ぶことができるのかもしれません。前座を引き受ける事にしたのは、Tom Petty の音楽にたくさん触れて多くのことを学びたいという彼独特の意欲や好奇心の現れなのでしょうか。ファンからすれば『なぜ前座なのか?』と思うかもしれませ んが、ウィンウッド博士からすればいろんなことを学ぶ事ができる絶好の機会ととらえているのかもしれません。

2008-05-28

ジミヘンが弾く Dear Mr. Fantasy

Wolfgang's Vault のサイトにあるConcert Vault では無料で多くのライブを楽しむ事ができますが (Traffic のライブもいくつかあります)、Jimi Hendrix Experience のライブ (1968.02.04 at Fillmore Auditorium) が新たに加わりました。ここでは彼らの演奏による Dear Mr. Fantasy が聴けます。こんなバージョンもあるんですね。歌付きで演奏してるのも聴いた事がありますが。

2008-05-26

ウィンウッド、50代の最後にRoll With Itを熱唱!

先日お伝えしたように、Berklee 音大で5/9に行われたコンサートで、卒業生 (Rebecca Muir)が歌うRoll With It にウィンウッドが飛び入り参加したのですが、その映像が youtube に出てきました(Berkinさんからの情報です。Thanks!)。何とも楽しそうです。ウィンウッドの50代最後の熱唱ですね。ネクタイ締めて歌って るのが珍しい。曲の途中でスティーブがいきなりステージに現れたような感じもしますが、まさに急遽飛び入りしたんでしょうか。それにしても50代最後に 歌った曲が、近年のライブでは全然やっていなかった Roll With it だとは面白い。今年の全米ツアーではぜひこの曲もやってほしいです。

それからRebeccaさんのオフィシャルサイトに、ウィンウッドとのツーショット写真2枚がのっています。


ネクタイを締めて熱唱するWinwood (6/5追加)

ロンドンのThe Scala(5/19)でのライブ

先日ウィンウッドのmyspace のページで、ロンドンの The Scala (5/19)でのライブのセットリストが発表になりました。オフィシャルページのニュースにも写真やレポなどのリンクがあります。I'm not drowing を含めて新譜から全9曲やったとは素晴らしい。Keep on Running はイギリスでのライブではやるけど、アメリカではなかなかやってくれないのはなぜでしょうか。

The Scala, London May 19 (は新曲)
1. Secrets
2. I'm a Man
3. Hungry Man
4. Can't Find My Way Home
5. Had to Cry Today
6. We're All Looking
7. Fly
8. Keep on Running
9. Forget About Him
10. Raging Sea
11. Light Up or Leave Me Alone
12. I'm Not Drowning
13. Dirty City
14. Higher Love
15. Other Shore
16. Gimme Some Lovin'

2008-05-17

5/6のデンバーでのニュース番組(TV)

今月はウィンウッドはメディアに頻繁に登場していますね。5/6にコロラド州デンバーで放映されたCBSテレビのニュース番組の中でウィンウッドを紹介する映像が流れました。そのVideoがこちらで見れます。ウィンウッドは、「ラッキーな事に自分は数々の素晴らしいミュージシャンと演奏する機会にめぐまれ、いつもたくさんのことを学ぼうとしてきた」 と言ってます。またキャスター同士の会話もなかなか面白く、冒頭で若い女性キャスターがウィンウッドのことに触れるとすかさず横の男性キャスターが「でも あなた本当は(ウィンウッドのことを)しらないでしょ?」彼女は「どうもすみません」と苦笑い。だけどおしまいには彼女が「でも私はもうウィンウッドの ファンですよ」と言ってるのがなんともほほえましい。

2008-05-16

まだまだ続くウィンウッドのTV出演!ビデオも見れます!

今日気がついたのですが、実は5/13に ABC TV の Good Morning America の番組で、ウィンウッドが Hungry Man を演奏しました。これだけ録画することが出来なくて残念!でもこれは以前の記事↓に書いたように5/2の同番組での出演時に演奏したものですね。イントロの映像を比べたら分かりました。これは7分に及ぶ本格的な演奏なのでぜひご覧下さい(詳しくは記事の最後に)。 それから今日5/16に ABC の Nightline で Playlist のコーナーに出演。ここでは彼が自分に影響を与えた曲について語りました。それらは以下の通り。

ウィンウッドが影響を受けた4曲:
1. Well all right (Buddy Holly)
 『Buddy Holly の音楽には初期のジャズやポップなど様々な音楽の要素が入っているが、そのようなスタイルは自分の曲作りにも大きな影響を与えた(スティーブは実際にいろんな音楽の要素を入れて曲作りをしている。またご存知のようにブラインド・フェイスはこの曲をカバーした。)

2. What'd I say (Ray Charles)
 『当時はジャズ/ビバップからロックへの移行期で、自分はジャズ中心に聞いていたが、このレイ・チャールズの音楽はそれまで聞いた事の無いタイプだった(ジョージアでなく、この曲を挙げているのが意外な気もする)

3. The Sermon(Jimmy Smith)
『ジミー・スミスによるこの曲のオルガン奏法がすべてのオルガン奏者に影響を与えた』

4. In a silent way (Miles Davis)
『多くの音楽要素が凝縮している曲』

この番組はどちらかというとお固いニュース中心なのですが、そういう番組にも出るようになったんですね。それからWinwoodが今月ABCの番組に出演した映像5つがABCのウェブサイトで見れます(注)。今日ここで紹介した映像もありますのでお楽しみください!!

(注)ビデオはリンク切れのようなので、ビデオの内容をまとめたABCの記事をどうぞ。


2008-05-15

Nine Lives、まさかの急降下!

先週ビルボード初登場で12位を記録したNine Livesですが(注)、今週はまさかの急降下!!こんなことってあるんですね。42位なんて信じられません。。。Nineとかけて今週は9位になること をひそかに期待していたのに残念です。気を取り直してUKチャートに注目することにします。(注:ちなみにこれはウィンウッドのソロアルバムの初登場順位 としては最高だそうです。)

実はウィンウッド博士は、、、

まだこの話題が続きます。一つ重要な事を書いてませんので(話題がありすぎだったので、後回しにしただけですが)。実は4年前にウィンウッドはイギリスの生まれ故郷BirminghamにあるAston Universityから名誉博士の学位を授与しています。したがって、現在ウィンウッドは名誉博士号を2つ持っているんです!ミュージシャンで同様の学位を持ってる人はいても(注)、2つとなるとそう多くはいません。しかもウィンウッドは高校すらでていないわけで、持ってる学位が名誉博士号だけというのは非常に珍しいと思います。気になったのでちょっと調べてみましたが、やはり全然いませんね。でも中には高校を出てないのに名誉博士号を6つももらってる有名ミュージシャンがいます。う〜ん、上には上がいるものですな。ウィンウッドもこれからもっともらえますように。(注:有名ミュージシャンでももらってない人はけっこういます。)

2008-05-14

ウィンウッド博士のスピーチ(その2)

授与式でのスピーチでウィンウッドが『昨晩のパフォーマンスを見て』と言っていたのだが、この記事を読んでやっとその意味が分かりました。

音楽大学らしく、卒業コンサートが卒業式前日にあたる5/9に行われたそうだ。特に優秀な成績を収めた卒業生たちが今年の名誉博士号受賞者(Steve Winwood、Philip Bailey, Maurice White, Rosa Passos, Howard Shore)のために演奏を披露したそうだ(Higher Loveも演奏されたそうだ)。そしてそのレベルの高さにウィンウッドをはじめとする博士号受賞者達が感激して、飛び入りで生徒たちとともにステージに立ったとのこと。記事によるとウィンウッドはボーカル専攻の女子卒業生とRoll With itをデュエットしたそうだ。

スピーチをする Dr. Winwood。左端はPhilip Bailey。

それからウィンウッドのスピーチは貫禄があったけど、上の記事中にのってるPhilip Baileyのスピーチも感動的です。

2008-05-13

ウィンウッド博士のスピーチ

5/10にBerklee College of Musicから名誉博士号の学位をもらったことはここでもお伝えしましたが、youtubeに 学位授与式でのウィンウッド博士のスピーチが出てきました。「60歳の年齢でBerkleeの2008年卒業生の一員になるとは思わなかった」、でもそう なったことを「とてもうれしくかつ光栄である」と言ってます。厳密にはこの2日後に還暦でしたが、すでに60歳の気分だったのでしょうか。もしそうなら彼 にとってこれ以上素敵な誕生日プレゼントはないでしょうね。赤いちゃんちゃんこの代わりに卒業生が着るガウンを着て実に満足そうです。スティーブはあまり スピーチは得意ではありませんが、ここではさすがにDr. Winwoodになっただけあって、実に堂々としています。ちなみにこの大学はジャズやロックの世界ではわりと有名みたいですね。

U. K. チャートでは初登場31位

Nine Livesはイギリスで先週発売になりましたが、5/11付けのU. K. のアルバム・チャートで初登場31位です。

2008-05-12

Happy Birthday to Steve Winwood!

めでたく本日はスティーヴ・ウィンウッドの60歳の誕生日です。スティーヴ、誕生日おめでとう!! Nine Livesのリリース(4/29)、バークレー音大からの名誉博士号授与(5/10)とうれしい出来事が続きますが、これからもますます充実した音楽活動 を送ってほしいと思ってます。

I'm not drowningが米ドラマで使用

オフィシャルサイトで予告されていたように、5/11(日)に米ABC TVで放映されたドラマBrothers and Sistersのシーズン2の最終回にウィンウッドの新曲 I'm not drowning が使われました。わずか1分間だったしクレジットも出なかったので、どれだけの宣伝効果を挙げたのかは不明です。でも驚いた事に番組の最後の場面で Can't find my way homeが使われてましたが、なんと歌っているのは女性シンガー(追加:この歌手はEllen Mcilwaineだと判明しました。iTMSで試聴できます)!でもこの場面でこそウィンウッドが歌ってるバージョンを使ってほしかったです。

2008-05-11

Amazon.comでのランキング

ビルボードで12位デビューを記録したNine Livesですが、Amazon.comのミュージック部門のベストセラー・ランキングでも現在12位(ROCK部門限定で6位)に入ってます。なおこのリストは1時間ごとに更新されるので、順位は頻繁に変動するかもしれません。

2008-05-10

ボストン・ライブの詳細

5/8にバークレー音楽大学のBerklee Performance Centerでライブが行われましたが、レビュー記事に よると、2時間に渡って行われたコンサートはSecretsで幕を開け、新譜から8曲を演奏し、またHad to cry today、Can't find my way home、I'm a man, Gimme some lovin などを演奏したそうです。ファンタジーやロウ・スパークはやらなかったそうです。ウィンウッドのボーカルが昔と変わらず素晴らしいと書かれてます。もう少し長いライブになるかと予想していたが、大学でのコンサートということで夜10時までしかライブができなかったそうだ。また別の記事によると、この日は Light Up or Leave Me Alone、Back in the High Life、Crossroadsも演奏し、Higher loveはやらなかったとあるので、結局NYライブのセットリスト(5/6の記事↓にアップしてあります)と酷似しているのでしょう。スティーヴが10代のときに作曲したGimme some lovin'やI'm a manを聴いてBerkleeの学生達はどう感じたでしょうか。それからこれはスティーブの50代最後のライブですね。

2008-05-08

今夜のボストンでのライブに注目!

今夜ボストンで行われるライブ(でももう終わった頃だろうけど)はスペシャルライブになる予感。オフィシャルでも発表になっていたように10日にボストンのバークレー音楽大学から名誉博士号を授与される予定なので、それを記念してのライブなのだろう。ところで5/6付けのBoston Heraldの記事にはウィンウッドのコメントものっていて非常に面白かったので、要約だけど紹介しようと思う。
スティーヴは学位をもらうことについて「15歳のときに学校をやめてしまったので、もらえそうなものは何でももらいに行く」と意欲的です。『学生時代』を振り返って「50年代終わりから60年代初めまでイギリスでの音楽教育は今日のアメリカでのそれと比べてとても異なっていた。バッハやヘンデルなどのクラシック音楽以外はくだらないものとされていた。自分は一時期音楽学校に行っていたのだが、あるとき校長に呼ばれて自分の好きな音楽は何かと尋ねられたの で、ストラヴィンスキーが好きで、その他にはチャックベリー、ファッツドミノ、レイチャールズが好き』と答えたら『そんなことは一切忘れろ、でなければ学校を辞めろ』と言われたので素直に辞める事にしたんだ。でも現在のアメリカではファッツドミノの音楽を勉強をして学位を取る事もできるであろう。」(記事によれば実際バークレー大ではそういうことも可能みたいです。)また彼はSDG、Traffic、Blind Faith、ソロなどを通して様々な音楽(ロック、ジャズ、ブルース、フォーク、ワールドミュージックなど)をやってきているので、バークレー大のカリ キュラムをほぼカバーしているそうです。記事はおしまいに、新譜は彼が今までやってきた音楽の集大成であり、そしてNine Livesのことを『Steve Winwoodの音楽の歴史と発展』についての博士論文と考えなさい、とまで言ってます。実際ウィンウッドは40年以上音楽活動をしているので、改めてすごいミュージシャンなのだと実感させられました。

2008-05-07

5/4の『Eight Lives』を聴く

5/4にNYで行われたウィンウッド・ライブの音源をさっそく聴きました。新作からは I'm not drowningを除く8曲が演奏されたので、Eight Livesと呼びたくなります(笑)。Dirty Cityの熱い演奏は先日のTV出演をはるかにしのぐ素晴らしいものだし、Other ShoreでのPaul Boothのサックスソロも最高だ。でもどの曲も良かったです。アルバムの演奏と似ている曲が多かったです。

Nine LivesがBillboard初登場で12位

オフィシャルのニュースにも早速でてましたが、Nine LivesがBillboard初登場で12位。26000枚売れたそうです。来週はどうなるでしょうか。こちらの記事もどうぞ。About Timeのときは126位が最高だったことを考えるとこれは大躍進ですね。

ウィンウッドのTV出演

全米3大ネットワークでウィンウッドのTV出演が行われ、4つすべての番組を見る事ができました。Dirty Cityに加えてHigher Loveの演奏を披露しました。Higher Loveはウィンウッドの一番有名な曲だから、視聴者に印象づけるためにこの曲を演奏するのは妥当でしょうか。短かすぎだけどライブでの演奏とかなり似てます。ちなみに前作のリリース時のTV出演はわずか1回 (Gimme some lovinとDifferent lightを演奏)だったので、今回はやはりプロモ活動が活発ですね。

5/2  Good Morning America [ABC]  (Higher love, Dirty city)
あまり音が良くないような感じ。YouTubeにもあがってますね。番組の最初の方ではHungry Man のイントロも演奏しました。放送されなかっただけで実際にはこの曲も最後まで演奏したのかも。

5/3  Weekend TODAY [NBC]  (Higher love, Dirty city)
観客の(TVカメラに向かって叫ぶ)歓声がうるさいけど、屋外だからしょうがないか。msnbcの動画にはhigher love しか出てないけど、Dirty Cityもやりました。またこの番組の所々でウィンウッドのソロヒット曲が数曲使われたので、ウィンウッドのちょっとした特集という感じもしました。

5/6 Late Show with David Letterman [CBS]  (Dirty city)
この中ではおそらくこれが一番有名な番組だけあってか、スティーヴはなんとスーツを着てる。ジョゼもいつもと違って赤いシャツを着て少し目立ってる。また番組の専属バンドの演奏によるgimme some lovinも所々で流れました。

5/7 The View [ABC]  (Dirty city, Higher love)
ステージの雰囲気といい、ホストの 盛り上げようといい、この番組での演奏が一番印象に残ったかも。Higher Loveでは女優のウーピー・ゴールドバーグがボーカルで参加。彼女のボーカルは全然うまくなかったので曲のクオリティはかなり落ちたけど、スティーヴはなんか楽しそうでした。

DVD付きCDなどをゲット 

先日アメリカの自宅へ戻ってみれば先月発送されたDVD付きCDとLP、それに特典のウィンウッドのツアーポスターが届いていた。DVDの方はスタジオで のライブ映像を交えたインタビューが中心。最近たくさん出たインタビューとほぼ同じような内容だったけど、もちろんこのページですべてを紹介できたわけで はないし、このDVDは強烈お勧めです!それにウィンウッドが30分にも渡ってしゃべっている映像は珍しいです。

2008-05-06

今夏のツアーがスタート!

新作Nine Livesをひっさげウィンウッドの今夏のツアーがスタートしました!Tom Pettyのライブでの前座ツアーは今月末からですが、それまでは単独ソロツアーです。初日の5/4はNYのBlender Theaterでのライブでした。新作からの曲が中心だったようです。行った人によるブログの記事も出ています。他の人の話も総合すると、新作からは I'm not drowningを除く8曲を演奏したようです。(追記:セットリストは以下の通り。は新曲)

2008-05-04 Blender Theater, NY

1. Secrets
2. I'm a Man
3. Raging Sea
4. We're All Looking
5. Can't Find My Way Home
6. Had to Cry Today
7. Fly
8. Hungry Man
9. At Times We Do Forget
10. Light Up or Leave Me Alone
11. Back in the High Life Again
12. Crossroads
13. Dirty City
14. Other Shore
15. Why Can't We Live Together
16. Gimme Some Lovin

2008-05-04

Nine Livesのアメリカでの宣伝状況

レーベルをColombiaに替えた理由についてウィンウッドはより多くの人に自分の曲を聴いてほしいからだと言っています。実際前作のリリース時よりもアルバムの宣伝が活発だと感じてます。だけど先日amazon.comでDirty CityのアルバムバージョンのMP3ファイルが無料でダウンロードできる(全米在住者のみ)ことになりちょっとびっくりしました(このサービスは5/5で終了予定)。アルバムのセールスにも好影響を及ぼすのでしょうか。

Steve Winwoodファンの集いに出席

新譜のCD発売翌日にあたる4/30に都内でウィンウッドファンの集いが開かれました。出席者は私のほかにAll About Steve Winwoodのウェブサイト管理人のDonsanov様、Winwood専門ブログ(Empty Pages....Steve Winwood Great Works)を書いてらっしゃるfatpower様、そして遠方よりはるばる参加でウィンウッドのことにとても詳しいばっぴ様というそうそうたるメンバー。4時間にも渡ってNine Livesのことはもちろん、自分の好きなアルバム、最近のウィンウッドの活動など様々なことを語り尽くしました。とても楽しかったです。アメリカからのおみやげとして、彼らにはこのページでも紹介したRelixの最新号をプレゼントしました。喜んでいただけたようでよかったです。また機会があればぜひ参加したいです。

2008-04-29

Nine Livesのアルバムを聞いて

新譜を一回聞いてみての感想ですが、、、なんかたくさんありすぎてちょっとまとめにくいですね。いろんなこと が頭に浮かんできます。でもホント素晴らしいです!About Timeのアルバムは100回以上聴いたけど、この新譜はもっと聞くことになるかも。じっくり聞いてから改めて書きたいと思います。

でもまだ入手できていない方のために。mp3.com でNine Livesに収録の I'm not drowning、Fly、Dirty City の3曲がとても良好な音質で最後まで聞けます!お楽しみください。それから同じページにKnock On Winwoodというタイトルの興味深いインタビュー記事ものっています。またインタビューのPodcastではウィンウッドの生の声も聞けます。

Nine Livesのアルバム獲得奮闘記

CDの発売日とあって今日は朝から新譜のゲットに努めましたが、これが思いのほかてこずりました。実は注文してあったLPは4/22に、CD+DVDはどういうわけか4/24にアメリカの自宅に向けて発送されたのですが、私はGWを日本で過ごす事にしていたため、残念ながら両方ともまだ手にすることは出来ず!それで今日とりあえずCDを日本で買うつもりだったのですが、まず最初に訪れたHMVでは一枚も置いてないことにびっくり。店員に尋ねてみたところ、GWのため入荷がかなり遅れていて、在庫のほとんどは事前予約した方にまわしたとのこと。次に訪れたタワレコではWinwoodのコーナーに全部で2枚しかCDがなく(それもショックでしたが)、なんとそのうちの一枚がNine Lives !!! というわけでぎりぎりセーフで新譜をゲットできました。実は明日重要な『イベント』に出席するので今日新譜を入手できないと非常に困るところでした。

今日はSWの日?

めでたく新譜が発売されたことだし、ここでちょっと息抜きを。ウィンウッドの新譜発売を記念して(?)今日日本は祝日です!素晴らしいですね〜。昭和(SHOWA)の日を略してSWの日とでもすればSteve Winwoodの日にもなります!というわけで今日は新譜でごゆっくりお楽しみください。

Nine LivesがCDで発売!

Nine LivesのCDが本日ついに発売になりました!! Amazonによると、CD+DVDの輸入盤も今日発売のようです。またこのバージョンのジャケは背景が赤っぽくなってますね。

2008-04-22

Nine LivesがまずLPで発売!

めでたく本日ウィンウッドの5年ぶりの新譜Nine LivesがまずLPで発売されました!ソロ9作目になります。CDの発売まであと一週間です。

2008-04-20

Nine Livesの全9曲が試聴可能。Dirty CityのPVが米で発売

Nine Livesの全9曲が米アマゾンで試聴できます!お楽しみください。それからDirty CityのPVが米iTMSで購入できます(アメリカに住所がないと買えませんが)。

2008-04-19

Nine Livesのディスク情報

もうすぐ5年ぶりのニュー・アルバムの発売です!オフィシャルにはすべての情報が出てないので分かる範囲でまとめてみました。今のところ大きく分けて3バージョンがでる予定です。もちろん日本でも輸入盤が入手できるでしょう。国別の新譜発売日は以下の通りです。

 LP(米4/22)
 CD(米4/29, 欧5/5)
 CD+DVD (欧5/5, 日5/28)

CDの発売は4/29だが、それに先がけてLP(2枚組)が4/22に発売です!またDVD付きのアルバムが ヨーロッパで発売です。amazon.comによれば、このボーナスDVDには計40分の映像が収録されてあり、スタジオでの演奏、インタビュー、そして Dirty Cityのビデオがあるとのこと。ちなみにアメリカではこのディスクの価格が高騰中である。下の画像は前回紹介したRelixの雑誌にのった1ページの広告です。


Nine Livesの曲目:
1. I'm Not Drowning
2. Fly
3. Raging Sea
4. Dirty City
5. We're All Looking
6. Hungry Man
7. Secrets
8. At Times We Do Forget
9. Other Shore

 Steve Winwood (org, g, Vo)
 Jose Neto (g)
 Richard Bailey (Dr)
 Karl Vanden Bossche (Perc)
 Paul Booth (Sax, Fluteなど)

作詞/作曲はSteve Winwood、Jose Neto、Peter Godwinの3人で担当。録音に携わったバンドはウィンウッドの現ツアーバンドのメンバー(注)。Dirty CityにはEric Claptonが、Hungry ManにはTim Cansfieldがそれぞれギターで参加しています。

(注)このメンバーによる過去の演奏をチェックしてみたい方は去年1月に行われたJim Capaldiの追悼コンサートのCDとDVDを どうぞ。またJose Neto、Richard Bailey 、Karl Vanden Bosscheの3人はAbout Timeの録音にも参加しました(Richard BaileyはTimbales、Karl Vanden Bosscheはコンガを担当)。

2008-04-16

Relixの最新号をゲット!

3/25に発売になった音楽雑誌 Relix の最新号 (注:2011年11月現在こちらで読めるようになってます) をようやく入手しました!近くの本屋では皆売り切れになっていたようで少し焦りましたが、いろいろ手をつくして何冊かゲットすることができまし た。表紙はもちろん、目次のページにもWinwood&Claptonの大きな写真があり、また新譜Nine Livesの広告も1ページあります。付属のボーナスCDにはウィンウッドの写真がプリントされてるし、またこの1曲目にはDirty Cityのアルバムバージョンが収録されています。そして極めつけは8ページに及ぶウィンウッドのインタビュー記事。ここにはMSGのリハなどの写真が数 枚あります。記事のタイトルはBlind Faithに引っ掛けた "Faith Renewed" (信頼を取り戻した、の意)。



ウィンウッドのインタビュー記事が掲載されている雑誌は今まで多くみましたが、これほど充実したものは記憶にありません。いや〜素晴らしいです!この記事 にはクラプトンの自伝執筆が終了して以来現在に至るまでの出来事、すなわちクラプトンとウィンウッドの共演のことが主に書かれています。それぞれにとって 新たに付け加えるべき一章なのでしょう。この記事によれば、MSGのライブの話が出た時スティーブは『ブラインドフェイスを再結成するのか?』と聞いたが、エリックの答えはNOだったそうです。でももしエリックが再結成の提案してき たら、スティーブはそうしてもいいと答えるつもりだったそうです。でも再結成をしないならそれでも構わないとも言ってます(このへんのリアクションは彼ら しい)。エリックはこのライブでは、Blind Faith解散後疎遠になっていたクラプトンとの友情を再確認し、さらにそれを発展させる意味合いがあったようです。MSGライブの選曲は、それぞれが相 手のために候補曲を選んでその中からしぼったとのこと。例えばウィンウッドはクラプトンにPretendingを選び、なぜかウィンウッドがギターを弾く ことになったそうだが断念したそうです。またクラプトンはウィンウッドの大ヒット曲を含めいくつか選んだようだが、実際にやったのはSplit Decisionのみでした。興味深い事にSpanish Dancer (注1)やHelp Me Angel (注2)も候補になったそうです。また将来クラプトンと再び何らかの活動をする可能性がある、とも言っているのでぜひ期待したいです!それからもちろん新 譜Nine Livesに関することも言ってます。
注1:Arc of A Diverに収録。 注2:Talking back to the nightに収録

2008-04-09

Dirty Cityの映像

前回紹介したDirty Cityのプロモビデオはウィンウッドのオフィシャルサイトでも見れます。またこの曲の映像の3つすべてのバージョンがYouTubeで見れます。

2008-04-07

Dirty CityのプロモビデオとNine LivesのBehind the sceneビデオ

MLからの情報です。まず米アマゾンでDirty Cityのプロモビデオが 見れます。これはNYの町でしょうか。映像をみればなんとなく話のストーリーがわかります。町で若者と目を合わせる瞬間がなんともいえません。ダーティー な町で弾くウィンウッドのギターはやはりかっこいい!そしてrollingstone.comではNine LivesのBehind the sceneビデオが 見れます。ここではインタビューを交えながらNine Livesのアルバムから曲の一部が聴けます(I'm not drowning、At times we do forget、Dirty City、Other shoreの4曲)。ここでウィンウッドがしゃべってる内容は昨日紹介したインタビュー記事↓とかなり似通ってます。このビデオでもスティーブがイギリス の自宅からスタジオまでのどかな風景の中を歩いて行く様子が出てきます。

2008-04-06

ボストンでも5/8にライブ

Ticketmasterによると、ボストンでも5/8にウィンウッドライブが行われます。これ以外にもっと増えるのでしょうか。

ウィンウッドの長文インタビュー記事

有名なウィンウッドファンの一人であるBerkinさんからの最新インタビュー記事の 情報です(Thanks!)。これはかなりの長文でNine Livesのことを主に語ってます。内容は以前出たものと似てるけど、今のところこれが一番詳しいです。Nine Livesはコンセプト・アルバムではなく、例えて言うならアルバム全体が小説というよりは9つの短編だそうです。このインタビューではそれぞれの曲につ いてウィンウッドが詳しく語っています。(時間があれば後日詳細を書き加えます。)

トラフィックのときからしてきたことだが、このアルバムでも様々なジャンルの音楽をミックスさせて曲を作り上げている。1曲目の I'm Not Drowningでは、スペンサー・デイヴィス・グループ時代によく聴いた様々なブルース・ミュージックの影響が感じられる曲だそうだ。そしてそれにラテ ンとブラジル音楽の要素を付け加えているとのこと。"Raging sea" はブラジル風のヒップ・ポップだそうだ。"Other shore"はアルバムの中心をなす曲であり、アルバムの終わりを飾るのにふさわしいとのこと。(4/7 追加)

2008-04-02

ウィンウッド、5/4にNYで単独ライブ

Ticketmasterによると、ウィンウッドは5/4にNYで単独ライブをするようです。これは新作発表(4/29)と還暦(5/12)を祝うライブになりそうな予感。どうせだったら5月に単独ツアーをやってほしいのだが。。。

2008-03-29

エリック・クラプトンの自伝が日本で発売予定

去年このページでも紹介したEric Claptonの自叙伝がようやく日本でも4/15に発売予定です(*注)!ウィンウッドやブラインドフェイスのことにもたくさん触れているので、ウィンウッドファンでも興味を持って読めるでしょう。ちなみにこれは、去年イギリスで最も売れたミュージシャンの自伝だそうです。書かれてあるのは2007年初めまでなので、去年5月から始まったウィンウッドとの共演のことが書かれてないのが惜しいですけど。それにしてもクラプトンの人生はジェットコースターのように壮絶ですね。(*注:今日(4/6)現在、発売は4/24に延期になっています。)

2008-03-22

Performing Songwriter誌のインタビュー記事

オフィシャルのニュースにのっていたように、Performing Songwriter誌にWinwoodのインタビュー記事が出ました。ネットでは記事の最初の部分しか読めないので、雑誌を買って全部読んで見ました。真新しいニュースは出てなかったけど、記事の半分ぐらいが来月発売予定のNine Livesに関する事でした(内容は先週紹介したBillboardの記事と似たり寄ったり)。ジャケの写真と収録曲のリストものせてあり、新譜の宣伝の意味合いがあるのでしょう。他には小さい頃の楽器の経験や、ハモンドオルガンやシンセサイザーに関する事などを語っています。

日本では入手困難な雑誌でしょうからひとつだけネタバレすると、スティーブは12年ぐらい前(Junction 7のアルバムのリリース一年前)に複数の著名なジャズオルガン奏者のライブに行き、オルガンの頭上のバルコニーから覗き込み、彼らがどういう風にオルガンのベースパートを弾いているのかじっくり観察をしたそうです。そしてコツをつかんで、『これなら自分も練習すればできる!』と思ったそうです。そしてその 成果がご存知About Timeのアルバム、というわけです。ジャンクション 7からアバウト・タイムのリリースまで6年もかかったのはこんなところにも理由があるのかもしれませんね。それにしてもロックの世界ではオルガンの第一人 者のウィンウッドが、そういう風に観察をしている様を思い浮かべてみるとなかなか興味深いものがあります。だれか実際に目撃した人はいないですかね〜。

2008-03-17

リンク集を更新

fatpowerさんのウィンウッド専門ブログのリンクをリンク集に加えましたので、まだ訪れたことのない方はこの機会にぜひどうぞ。とても詳しい解説で勉強になります。リンク集を大幅にリニューアルするプランはあるのですが、なかなかそこまで手がまわりません。。。

2008-03-15

ウィンウッドの最新インタビュー

バリーさんからの情報ですが(Thanks!)、billboard.comにウィンウッドの最新インタビューがでました。新作などを語ってます。主な話題をいくつか。

Nine LivesはAbout Timeの続編にするつもりだったが、結果としてまったく異なるアルバムになったそうだ。アルバムに収録の"Fly," "Hungry Man," "Secrets," "At Times We Forget" そして "Other Shore" はバンドのジャムセッションから生まれた曲だとのこと。それから記事によるとウィンウッドは先月のMSGライブのDVDの発売を示唆しているのも興味深 い。また今夏の全米ツアーでは前座ではあるが1時間のステージをやるようだ。どれも非常に楽しみである。

Georgia On My Mind

やはりMSGのコンサートに関することをもっと書いておきたい気がする。先月クラプトンと一緒にやったわけだ が、2人だけなのでブラインドフェイスの再結成ではない。でもそうでないからこそ、結果としてかなりバラエティーな選曲になったのはうれしい。セットリス トにはブラインドフェイス、トラフィックやクリーム、ドミノス、ジミヘンなどの曲に加えて彼らがソロになってからの曲もある。スペンサー・デイヴィス・グ ループ時代の曲はないのかな?と思ってしまうかもしれないけど、よく見ると一つありますね。この前も書いたけどそれはGeorgia On My Mindです。

Georgiaの前に弾かれたECの演奏と比べると拍手の数からいってウィンウッドの圧勝である!だけどもちろん勝ち負けは問題ではない。ウィンウッドはレイ・チャールズから大きな影響を受けたので、これは彼のお気に入りの曲であろう。またECの自伝にも書いて あるように、これは40年前にクラプトンがイギリスのクラブでスティーブの演奏を聞いて感激した曲でもあるので、彼にとってもこの曲は思い出深いであろ う。でもウィンウッドがこの曲を演奏したことはSDG以来今まであっただろうか。なぜ今回この曲をやることにしたのだろうか。。。ひょっとしてクラプトン がこの曲をリクエストしたのかな、と思いたくなる。もしそうならこの演奏に一番感激したのは袖で聞いていたクラプトンその人かもしれない。いずれにせよ、 二人とも40年前のことに思いを巡らせたであろう。

2008-03-09

MSGライブのその後

2月の終わりにクラプトンとともに行われたこの歴史的コンサートに関するニュース記事やブログ等はたくさん出て いたので、それらを片っ端から読んでみた。だいたいどれもライブを絶賛していたのは同じだったけど。ライブの音源などを聞いてみれば3公演通して彼らが絶 好調だっただけでなく、ライブをとても楽しんだように思える。バンドの各メンバーが3公演とも同じ服装だったと伝える記事もあったので、映像の収録をかな り意識していたのかもしれない。DVDの発売を大いに期待したい。

コンサートが終わってからもウィンウッドはずっとNYに滞在していたのだろうか。ライブ翌週の3/4にNYでNine Livesのリスニング・パーティーなるものが開催されてウィンウッドも出席したとのことだ。写真とコメントはこちら。その1その2その3。MSGの歴史的ライブが終わって、次のビッグイベントはもちろん4/29発売予定のニューアルバムだ!

[3/29 補足:上のリンク先にのっているファイアバードのギターに関しては、fatpowerさんがご自身のブログ(2008-03-11)で詳しく解説されています。それからこちらの記事によれば、このギター(WinwoodがTraffic時代に使っていたギターのレプリカ)はギブソンからのプレゼントだそうです!]

2008-03-01

ウィンウッドとクラプトンの共演コンサート(全3公演)が終了

Madison Square Garden
Monday 25 February, 2008

Steve Winwood - hammond organ, guitar, piano, vocals
Eric Clapton - guitar, vocals
Chris Stainton - keyboards
Willie Weeks - bass
Ian Thomas - drums

01. Had To Cry Today
02. Low Down
03. Forever Man
04. Them Changes
05. Sleeping In The Ground
06. Presence Of The Lord
07. Glad
08. Well Alright
09. Double Trouble
10. Pearly Queen
11. Tell The Truth
12. No Face, No Name, and No Number
13. After Midnight
14. Split Decision
15. Ramblin On My Mind (EC solo acoustic)
16. Georgia On My Mind (SW solo hammond organ)
17. Little Wing
18. Voodoo Chile
19. Can't Find My Way Home
20. Dear Mr Fantasy
Encore:
21. Crossroads

NYのMadison Square Gardenで行われたスティーヴ・ウィンウッドとエリック・クラプトンによる共演コンサート (2/25,26,28)が終了しました。見に行けなかったのは残念だったけど、その代わりに2/25日と26日のフル音源をさっそくゲットして今週は ずっと楽しんでました。ウィンウッドはオルガン、ギターに加えて5、7、8などでピアノを弾いてます。彼のピアノ演奏は久しぶりですね。今回のバンドには パーカッションやホーンがないし、それにウィンウッドのソロの曲にはギターとキーボードの両方が目立つ曲は少ないので、どの曲をやるのか興味津々だったけ ど、そこで出てきたのがSplit Decision(Back in the high lifeのアルバムではJoe Walshのギターをフィーチャーしている)。これにはなるほど、と感心してしまいました。オルガンソロで弾かれたGeorgiaは感動ものです。 Spencer Davis Group時代の演奏(SDGのライブDVDに収録)を思い出してしまう。Voodoo Chileも両者の演奏が素晴らしい。ちなみにウィンウッドによるこの曲の演奏はAbout TimeのExpanded EditionとDual Discに 収録されています。ファンタジーをやったのは意外だと思った。さすがにブラインドフェイスの曲は盛り上がりがすごいです。ウィンウッドはThem ChangesやTell The Truthなどでもボーカルをとってます。YouTubeにはこのコンサートの映像がたくさん上がってますね。ちなみに26、28日のセットリストもこの 日とほぼ同じでした。全3公演の詳しい情報は http://www.whereseric.com/tour/special-gigs/ に出ています。ウィンウッドのオフィシャルサイトにもそのうち出るでしょう。

2008-02-24

ウィンウッドのニューアルバム 『Nine Lives』について

エリック・クラプトンとともに行われるMadison Square Gardenのコンサートを直前に控えてスティーヴ・ウィンウッドのオフィシャルサイトが 大幅にリニューアルしました!!ニューアルバムの9 LivesからDirty CityとFlyの2曲がフルで聞く事ができるし、また前者のビデオもみれます。それにニューシングルのDirty Cityの方はiTunes Store (USA)とamazon.comから購入できます(しかしアメリカに住所がある人しか買えませんが)。自分は発売と同時に買って、それ以来ずっとリピートで聞いてます。オフィシャルサイトでも聞けるので、まだの人はぜひ聞いてみてください!

Dirty City
この曲では、彼のギターがとてもかっこいい。前作ではギターを弾かなかったので、アルバムでのギター演奏となるとJunction 7 以来実に11年ぶりだ!曲はLow Sparkをさらに迫力ある感じにしたような大作である。とどめをさすように曲の後半からEric Claptonのギターソロがフィーチャーされているのもうれしいところだ。聞きこむごとに良さが増していくようで、リピートし始めるとずっと聞き込んで しまう。。。YouTubeのビデオが見れるのもうれしい。演奏風景をみれば、ポール・ブースがオルガンを弾いているが、実際のアルバムでは誰がオルガン を弾いているのだろうか。ウィンウッドがギターとオルガンの両方を弾いているような気がするのだが。このビデオにはイギリスにあるウィンウッドの自宅周辺 ののどかな映像がでてくるが、Dirty Cityのイメージと合わないような気がする。それでもこの映像は見ている分には十分楽しめる。

Fly
この曲も実に素晴らしい。このような雰囲気の曲はいままでのア ルバムにはなかった。メロディーがなめらかに流れて行く。なんとなく80年代のウィンウッドを思い出すが、あの頃の曲ともまた違っている。でも曲を聞けば やっぱりウィンウッドらしい感じがする。ソプラノサックスを吹いてるのはPaul Boothだろうか。

Nine Livesとジャケットに隠された秘密
9 Livesのジャケットもとてもいい。一目見てすぐに気に入ってしまった。だけどウィンウッドがギターを手にしているのには正直びっくりだ。前作同様この アルバムでもオルガンを主に弾いていると思うのだが、ギターの写真を持ってくるとは。。。それからこのアルバムのキーワードは ”9” である。このアルバムは9曲収録だし、またこれはウィンウッドのソロ9作目である。でもジャケをよく見るともう一つ ”9” が隠れています。


ジャケの左下に子供が写ってますが、これは誰だか分かりますか?自分はこの写真見た事があります。2年前にウィンウッドのTVインタビューが 放映されましたが、そのときに出てきました。実はこれはウィンウッドが9歳のときの写真です。当時彼は結婚式場などで父親のバンドの一員としてギターを弾 いていましたが、これが当時の写真です。ギターを弾く9歳のウィンウッド少年と、それからちょうど50年たってギターを手にして微笑んでいる熟年ウィン ウッド。このように考えてみるとなかなか感慨深いものがありますね。

アルバムの発売予定日
オフィシャルサイトやAmazon.comによると、Nine Livesの発売予定日は4/29に延期になってしまったようだ。。。残念だが待つよりほかないか。

About Time から Nine Lives へ
前作 About Time(2003)ではウィンウッドがオルガンしか弾いてないということとギタリスト(ジョゼ・ネト)がいるということに驚いた。それ以前の Winwoodの主要な音楽活動を振り返ってみれば、アルバムとツアーの両方で重要な役割を果たしたギタリストといえば(彼自身を除けば)ブラインド・ フェイス時代(1969)のエリック・クラプトンぐらいしか思い浮かばない。専属のギタリストがいるということはそれぐらい珍しい事なのだ。ご存知のよう にAbout Timeではオルガントリオ(オルガン/ギター/ドラム)が中心である。アルバムのジャケを開けば、ウィンウッドはもちろん、ギターのジョゼとドラムの ウォルフレッド・レイエス・Jrの写真が飛び込んでくる。ウィンウッドのソロアルバムなのに、バンドのメンバーの写真を自分と対等に載せてあるのは珍しい のではないか。まさにトリオ中心なのを象徴していよう。このアルバムではワールドミュージックにハモンドオルガンを持ち込み、ロックと融合させて彼独自の音楽を作り出した。それが名作About Timeだった。

それから5年が経って4月にNine Livesが発表になるわけであるが、多少の例外を除きウィンウッドがオルガンを弾き、スタジオの一発録音を基本としているスタイルは変わっていないだろ うと思う。2006、2007年のツアーのバンドが今回の録音に携わったので、前作の『トリオ中心』とは異なりウィンウッドを含めた5人で作りあげたアル バムという要素が強いのではないかと想像する。上の2曲を聴く限り、About Timeとは似てるようで全く異なるアルバムのような気がしてくる。4月の新作リリースが大変に待ち遠しい。

2008-01-27

ウィンウッド、今夏のライブはTom Petty & The Heartbreakersの前座で

ニューアルバムの発表とくればその次はもちろんツアーであるが、さっそくこの夏のツアーの予定がオフィシャルサイトで 発表された。5月末から3ヶ月間、全米で37公演をするのであるが、実はこれはトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの前座としてである。。。せっかく ニューアルバムが発売だというのに、いきなり前座とはちょっとがっかりだが、長い目でみれば悪くはないかもしれない。(ちなみにウィンウッドは2003年 のアバウトタイムのリリース直後のソロツアー中にGrateful Deadの前座を数公演つとめた。)今回のツアー会場は昨年までとは違ってかなり大きい会場が多いようだ。前座ではあるが大観衆の前で演奏することによっ て多くのファンを獲得することが出来るかもしれない。それに発売からツアー開始まで約2ヶ月空いているので、この間にヨーロッパ・ツアー等をする可能性も あるのではないか。前作のアバウト・タイム(2003)、前々作のジャンクション7(1997)のときはアルバムのリリース直後からツアーをしたことだ し、今回もそうなることを期待したい。それに10年前の記念ライブを体験した自分としては、今年の5月中旬にぜひとも還暦記念ライブをしてほしいものだ。

ニューアルバム:Nine Lives、4/8発売予定

名作アバウト・タイムから5年ぶりのウィンウッドのニューアルバム Nine Livesの曲目がウィンウッドのMySpaceブログで 発表になりました。発売は4/8の予定です。前作は自分のレーベルであるWincraftから出たけど、今回はコロンビア・レーベルからです。ウィンウッドは自分のレーベルを運営するのは思ったほど簡単ではなかったと以前言っていたそうなので、メジャーレーベルに逆戻りすることにしたのでしょうか。

Nine Livesの曲目:

I'm Not Drowning
Fly
Raging Sea
Dirty City
We're All Looking
Hungry Man
Secrets
At Times We Do Forget
Other Shore

タイトルにはLivesとありますが、これはスタジオアルバムです。前作同様スタジオでライブ形式で録音したのでしょう。それから前回(1/18)の記事↓に記述を一部追加しました。

2008-01-18

ウィンウッド、新譜やクラプトンとの共演コンサートなどを語る

新譜に関する情報が全然出てこないな、と思ってたら一気に出てきました!まずは残念なニュースからですが、私の レポでもおなじみバリーさんからの情報によると、来月のコンサートに合わせて発売が予定されていたニューアルバム(タイトル:Nine Lives)は4/8に延期になったそうです。。。しかし悲しむ必要はありません!オフィシャルサイトにのっているニュース(2008-01-18)に20th Century Guitar Magazine誌に出たインタビュー記事がのっていて、ウィンウッドが新譜やクラプトンとの共演コンサートのことなどを詳しく語っています。全部は無理だけど、いくつか紹介しましょう。

昨年5月のCountryside Rocksでのコンサート(クラプトンと共演)に関して:
エリックが『スティーブと共演できるならこのコンサートに出る』と言っていたと聞いてスティーブは感激したようだ。クラプトンとはブラインド・フェイス以来ずっと疎遠だったけど、このコンサートをきっかけにまた親しくなりだした。

新譜について:
Nine LivesはAbout Timeの続編なのでしょうが、さらにステップアップしているようです。ちなみにインタビューをした人は新譜をすでに聞いたそうで、曲についてのウィン ウッドのコメントもあります。作曲はウィンウッド、Jose Neto、Peter Godwinとの共作。"Drowning"と"Fly"は宗教的な雰囲気がする曲、"Raging Sea"はJose Netoのギターの音と演奏が印象的、"Dirty City"ではウィンウッドがギターを弾いていて、また終わりのギターソロはEric Claptonが弾いている。"We're all looking"ではウィンウッドがアコースティック・ギターを弾いている。"Forget about him"はメロディーが印象的。

2月に行われるエリック・クラプトンとの共演コンサートについて:
映像にはいちおう収められるだろうけど、発売するかどうかは分からない。エリックとコンサートをしてお互いがどう感じるかにかかっている。(クラプトンとスタジオアルバムを作ってみたいかと聞かれて)2月のコンサートが終わってからでないとその後のことは分からないが、状況によってはさらに彼との活動を続ける可能性もある。

またウィンウッドのソロライブは4月に行われるだろう、とのことです。でももうこれ以上新譜が延期になりませんように。