2010-06-29

Crossroads Guitar Festival 2010のDVDなど

Crossroads Guitar Festival 2010の映像に関する情報です。Winwoodのオフィシャルサイトにも出ていたように、まずこのフェスの映像が7/27に全米の映画館で上映されることになりました。一日限りの上映で、2時間の映像だそうです。それから、このフェスのDVDとブルーレイのディスクが今年の11/8に発売予定です。こちらも楽しみですね。

そして、今日からサンタナとの北米ツアーが始まります!

2010-06-28

Crossroads Guitar Festival 2010にウィンウッドが出演

6/26にシカゴ郊外のBridgeviewで行われた第3回のCrossroads Guitar FestivalにWinwoodが出演し、再びクラプトンと共演しました。このフェスティヴァルのハイライトだったようです。演奏したのはHad to Cry Today, Low Down, Glad, Well Alright, Voodoo Chile, Cocaine, Dear Mr. Fantasyの7曲。バンドのラインナップは以下の通り。

Eric Clapton (guitar / vocals)
Steve Winwood (guitar / piano / organ / vocals) 
Chris Stainton (keyboards)
Walt Richmond (keyboards)
Willie Weeks (bass)
Steve Gadd (drums)
Michelle John (backing vocals)
Sharon White (backing vocals)

またこのフェスの最後の曲 Thrill is gone (B.B.Kingのステージ)では途中から多く(全員?)のミュージシャンが登場し、スティーブはオルガンを弾きました。

以下のサイトにこのフェスでのウィンウッドの写真がのってます。
Rollingstone.com (写真1枚、超かっこいい!)
・Chicago Suntimes のレビュー記事がpressreader.comで読めます(写真1枚)
・Rich Murray氏のフォトアルバム (写真数枚、Jamieさん情報thanks。最後のフィナーレでウィンウッドはオルガンを弾いているようですね。)

2010-06-25

Crossroads Guitar Festival 2010が今日開催

3回目を迎えたCrossroads Guitar Festivalが今日シカゴで開催です。Clapton とWinwoodの演奏は現地時間の午後8:35からで、90分間の予定。この2人のヨーロッパツアーのコンサートを短くしたような感じになるのだろうか。自分は前回(3年前)のフェスに行ったけど、残念ながら今回は行きません。。。会場が同じだから似たような雰囲気なのかも。だけど前回のようにネット中継しないのかな。それから出演者のリストは多少変更になってます。

BBCのコンサートが聴けます

先週BBCのスタジオで収録されたウィンウッドのコンサートがBBCのRadio 2で放送されました。現在ではそれがBBCのiPlayerで聴けます(でもあと6日間で終了みたい)。コンサートは番組が始まって50分ぐらいから。極めて標準的なセットリスト、またいつものメンバーでの演奏でした。(Paul Booth:sax&flute, Jose Neto: guitar, Karl Vanden Bosch: Perc, Richard Bailey: Dr)。

Steve Winwood
BBC Concert (2010-06-17)

1. I’m A Man
2. Hungry Man
3. Dirty City
4. Can’t Find My Way Home
5. Light Up or Leave Me Alone
6. Higher Love
7. Dear Mr Fantasy
8. Gimme Some Lovin’

それぞれの曲の演奏は去年までより所々変化しているようだ。ちなみにDirty Cityでオルガンを弾いているのはポール・ブースでしょう。このバンドが演奏するLight Upはいつもゴキゲンでスケールの大きな演奏なので特に好きです。いつも通りの質の高いライブだし、良い録音なので聴けてうれしかった。

2010-06-23

Revolutions付属のライナーは名文である

Revolutionsボックスセットの目玉の一つは付属の60ページの冊子で、ライナーの長文記事と写真が豊富に含まれています。ウィンウッドに関する記事はこれまで多く読んだけど、この文章は近年まれに見る素晴らしい内容で、著者のDylan Jones氏はウィンウッドを最大限に讃えています。

しかし実は僕はこの記事をRevolutions発売前に読んでしまっていたんです。。。なぜかというと今月号のアメリカの大衆雑誌GQに「Steve Winwoodを讃えて」という記事が載ったのですが(これはGQ.com [リンク切れ、下の注参照]で読めます、Barryさん情報thanks)、著者がDylan Jones氏であることにピンと来て、また文章の質の高さから、これはひょっとしたらRevolutionsの冊子に含まれているライナーと同一か、もしくは酷似しているのかな、と思ったのです。そしてRevolutionsを入手してからまっさきにライナーをチェックしてみたら、、、なんと全く一緒でした!Revolutionsを購入しなくてもこれが読めるようになっているのはかなり寛大だと思うけど、(音楽の専門誌ではない)GQ誌にこの文章が載ったということは、広く一般の人にウィンウッドのことを知ってもらいたいというウィンウッド側の意向があったのかもしれません。

内容はスティーブについて今までに書かれた他の多くの文章と似たところもあるけど、Jones氏はスティーブの45年に及ぶキャリアを各時代ごとにスティーブ自身や関連ミュージシャン(Eric Clapton, Spencer Davis, Paul Wellerなど)の言葉を交え、著者独自の表現で述べています。ウィンウッドはミュージシャンのなかのミュージシャンであり、特に1969年のブラインドフェイスのハイドパークのコンサートでは地球上で最もかっこいい男だったと述べています。スティーブはいつの時代でも最高のアルバムを作る事が目的であり、ロック、ジャズ、フォーク、エスニックミュージックを融合した音楽作りを現在までしているとのこと。また彼が音楽一筋で生きて来たことがよく分かります。スティーブによれば、ミュージシャンは音楽を楽しんで聴くことはしないそうで、音楽を聴くというのは彼にとって宿題をするようなもの。どうやったらこういう音がでるのか分析し、自分の音楽にどうやって生かすかを考えるから。従って音楽を聴きながら車の運転をすると道を間違えてしまうこともあるそうです。おしまいにスティーブは、(いつごろなのかは書かれてませんが)レコーディング時のエピソードを披露しています。ある日自分たちの録音をバンドのメンバーと聴いた時、皆がドラムがうるさすぎると言ったが自分はそう思わないので議論になった。皆が帰って清掃の婦人が家にやってきたときも自分はそれを聴き続けていた。そしたら彼女までが『あら良い音楽ね、でもドラムがうるさすぎだわ!』と言ったので、一晩中悩んでしまった。。。ウィンウッドは音楽が全てなのである。

(注)これと同じではないが、同著者による短縮バージョンとも言える記事がこちらにあります。

2010-06-20

Low Sparkの別バージョンがRevolutionsに収録!

Revolutions box set収録のLow Sparkを聴いていてなんか変だなと思ったけど、実はこれはオリジナルとは異なるバージョンです!こういうのがあるとは知りませんでした。少しノイズが多いけど、イントロではChris Woodのサックスソロとスティーブのオルガンがオリジナルバージョンとは違う雰囲気を出しています。でもスティーブの歌が始まってからはオリジナルとほとんど同じになるけど、所々違っている(特にサックスのパートが)。想像だけど、オリジナルからイントロの部分を替えて、残りの部分にサックスのパートをかぶせたのかな? iTunes ストアでイントロの部分が試聴できるけど、この曲だけの購入は残念ながらできませんね。。。

Revolutionsの話題は次回も続きます!

BBCでのコンサート(6/17)の写真

オフィシャルサイトのnewsに出ていた通り、6/17にウィンウッドがロンドン BBCのMaida ValeスタジオでBBC Radio2の番組のためのコンサートをしました。これは後日BBCのウェブサイトで聴けるようです。またそのコンサートの写真がこちらに出ています。それからウィンウッドのドキュメンタリーが6/18にBBC4で放送されましたが、現在のところイギリスでしか見れないようです。。。(でもSWオフィシャルのAdmin様によると、イギリス以外でも見れるように働きかけをしているようですが。)

2010-06-19

Revolutions Box Setはなかなかの出来!

6/7に発売になった4枚組ボックスセットのRevoultions: The Very Best Of Steve Winwood がようやく届いた。買おうかどうしようか迷った末購入することにしたけれど、実際に手にしてみるとなかなか立派な感じだ。以前の4枚組ボックス(The Finer Things, 1995年)より高級感があるような気がする。Spanish Dancer 2010も含めて、収録曲はすべて聞いた事があるわけだが、全曲リマスターなのがうれしい。自分は音質にすごくこだわる方ではないが、このリマスターはかなりいい出来だと思う。SDGの曲を以前発売された紙ジャケ・リマスターと聞き比べてみたけど、明らかに音が良くなっている。About Timeの曲もボーカルがかなりクリアーになっているのがうれしい。全曲聞き比べたわけではないが、他の曲でも格段に良くなっている気がする。またAbout TimeとNine Livesの曲はリミックスされているとのことだが自分にはそれほど気にならなかった。SWの会員サイトのユーザーブログに今回のリミックスの解説がのってました。
それから曲のデータがほとんどのってなかったのはちょっと残念。Spanish Dancer 2010の録音の詳細が知りたかったのだが、結局ウィンウッドがすべての楽器を演奏しているのか分からずじまい(そうなのだと思うより他ないのかな)。ちなみにボックスに収録されているのはこの曲のロングバージョンの方です。
というわけで、入手してからずっとリピートでRevolutionsを聞いてます。まだ書きたい事があるけど、また次回。

ついでだから書くけど今月号のRolling Stone誌にRevolutionsの大きな広告が出ていて、そこにはArc of a DiverとJohn Barleycorn Must Dieのデラックス・エディションが近日発売予定!と出ています。やはりリマスターなんでしょうか。こちらも期待したいです。

2010-06-16

BBC Radio 2で放送されたWinwoodのラジオインタビュー

BBC Radio 2でSteve Winwoodのラジオインタビューが放送されました。bbcのウェブサイトで聞くことができます(開始後1時間のところから30分間)。Revolutions box setが先日発売になったので、その収録曲に関する話などが主です。spanish dancer 2010も流れてます。これは短いバージョンの方ですね。なぜこの曲の最後をフェードアウトにしたのか?という質問に対して、そうでないとエンディングが難しくなってしまうからだと答えています。また、サンタナとのツアー後(今年の8月)にスタジオに戻ってレコーディングを開始するとのことなので、期待したいです。
まだ紹介してないインタビューがいくつかあるけど、また今度。

2010-06-10

Revolutions Box Setの宣伝サイトなど

winwoodのオフィシャルサイトからの情報です。先日発売になったRevolutions box setを宣伝するサイト: http://www.stevewinwoodrevolutions.comがオープンしました。なかなか盛りだくさんでびっくりです。昔のPVもいくつか見れます。うれしいことに、ページ上部にあるMusic Playerの中にはSpanish Dancer 2010もあり最後まで聞けます!でもこれは自分がネット購入してダウンロードしたバージョンと同じではありません。。。こっちの方がかなり長いので、ロングバージョンなのでしょう。それからyoutubeにはこのボックスセットの宣伝も出ています。

2010-06-08

Revolutions Box SetとSpanish Dancer

Revolutions Box SetとシングルCDがようやく発売になった。シングルCDの方の曲目はなぜか米国盤英国盤で違うようである。Winwoodのオフィシャルサイトに出てる曲目は英国盤と同じである。またCD4枚組のボックスセットにはなぜかRoll With Itが入っていない。

ボックスセットは安くなったら買おうかと思っていたが、米amazonで$25と破格の安さだったので注文することにした。(これだけ安いと、日本にいる人が直輸入で買っても国内の値段より安くつきそうだが)。でも発送がかなり遅れているし、ちょうど1曲分のギフト券があったので、とりあえずそれを使ってSpanish Dancer 2010をダウンロードしてみた。聴いてみての感想だが、こんなに新鮮に感じるとは思いませんでした。。。30年前の曲だけど、アコースティックバージョンで見事によみがえってます。センスがよく爽やかです。正直言って、こんなに印象的なバージョンになるとは思ってもみなかったです。というわけで、今日はこれを一日リピートでした。ウィンウッドのファンでない人にもぜひ聴いてもらいたい一曲だと感じました。
[追記:Spanish Dancer 2010はこのボックスセットの専用サイトで全て聞けます。]

2010-06-06

インタビュー記事

ツアーとRevolutionsのリリースが重なったためか、最近インタビュー記事がたくさん出ています。今日はその一つを紹介。

本日発売のRevolutions Box Setには選曲だけでなく、Universalとの契約などでウィンウッド自身が深く関わったそうだ(Island recordsがUniversal Musicの傘下になったため)。

現在行われているクラプトンとのヨーロッパツアーに関しては、MSGの時と同じように、選曲はそれぞれが相手のレパートリーの曲を選んだそうだ。つまり、Midland Maniac、While you see a chance、 Gimme Some Lovin'などはエリックが選んだわけですね。Midland~ などはギターが目立つ曲でもないのにエリックがそれを選ぶとは興味深い。おそらく彼はスティーブのファンの一人として曲を選んでいるのかもしれません。またスティーブのソロツアーの時はツアーバスに寝泊まりして移動するのに、エリックとのツアーでは移動は飛行機を使い、泊まるのは上等なホテルだとのこと。

それからソロアルバムのリリース間隔が長すぎる事に触れ、次のアルバムはもっと早く出るだろう、とも言ってます。またどのようなアルバムにするかすでに考えているそうです。(だけど以前のインタビューで言ったようにフルアルバムではないのかもしれません。また昔の曲の再録もあるのかな。)

Spanish Dancer 2010

Spanish Dancer 2010のサンプルが聴けます。なかなか良さそうな感じ。

2010-06-03

Winwood、今後の音楽活動を語る

billboard.comにWinwoodの最新インタビューが出ました。今後の音楽活動(ライブ、レコーディングなど)について語ってます。以前紹介した彼の発言の続編のような気もします。
以前ここでも書いたように6/7発売のRevolutions box setには、Spanish Dancer (Arc of a Diver(1980年)に収録) のニューバージョンが入っているそうだけど、『今後はこのように昔の作品を新たに録音し直していきたい。再録はとてもいいことなのだ。』とウィンウッドは前向きに語っています。再録の候補曲は80年代の曲だそうだが、特に80年代半ばのアルバムと言ってるので、Back in the high life (1986年)やRoll With It (1988年)の曲が中心なのだろうか。でもこれらはウィンウッドをさらに有名にすることになった大ヒットアルバムだから、なんとも奇妙な気がします(特に前者でグラミーを取ったことだし)。でも彼によれば、当時の曲作りのスタイルが気に入らないそうなので、本来あるべき姿でレコーディングをし直したい、とのこと。また、古い曲の再録だけでなく、新曲に関しては賛美歌やダンス・ミュージックなども考えているそうです。(先月のインタビューで、去年のクリスマスに賛美歌を作ったとの発言があり。)

またライブに関しては今までTom PettyやEric Claptonとツアーをして、この夏はSantanaと一緒にやるけど、この傾向は今後も続くかもしれません。他のミュージシャンと一緒にやることで、音楽の視野が広がるそうです。またひょっとしたらオーストラリアのツアーをSteely Danとやるかも、とのことです。