2022-02-28

youtubeに投稿のオフィシャル ライブビデオ

 1ヶ月前の告知以来、毎週木曜にウィンウッドの未発表のスタジオライブのビデオがyoutubeにアップされています。現在まで3曲アップされました!これらは全て2020年の演奏ですね。もうちょっと最近のかと思ってたけど。無料でこういうのを見せてくれるのはファンとしてありがたい。だけどミュージシャンにとってはこれではお金にならない。ライブができないけどなんとかファンを引き止めておきたいという狙いがあるのか?それとも今年のアメリカツアー中止になってしまい、ごめんなさいという意味合いもあるのかも。

さて、アップされたビデオに関してですが、とても楽しめますね!でも気になった点がいくつかあります。

ビデオに出てくる茶色のオルガンにはレスリーがないですね。ピカピカで新しそうだしちょっとおかしいな、と思ったらこのオルガンはVISCOUNT社のものでした(オルガンに同社のロゴが入ってるのが分かる。Higher Love 1:13参照)。ウィンウッドは2020年に同社製のオルガンを2つ弾いていました。Gimme Some Lovin'のビデオでは黒のオルガン、同年12月にFBに投稿されたクリスマスのビデオではクラシックのオルガン。つまり2020年の時点でウィンウッドは同社製のオルガンを少なくとも3つ所有していたということです。。。さすがはオルガン専門家!でも黒と茶色のオルガンはどういうところが違うのかちょっと気になります。今後黒の方が演奏に使われることはあるのか。。。

1. Can't Find My Way Home

通常のライブ演奏に比べてウィンウッドのギターの音がかなりはっきり聞こえてくるのが新鮮に感じる。この時点で72歳なのにボーカルも今まで通りで安心しました。バックボーカルは2人(Paul BoothとNate Williams)なのでちょっと違う雰囲気に聞こえる。なぜオルガンは右側に配置されているのかちょっと気になる。過去20年間左側だったのに。

2. Higher love

80年代のオリジナルを思わせる演奏。オルガンソロがあるのは嬉しいけど、それ以外ではオルガンは全然聞こえないし左手は全然使っていない。Nate Williamsがシンセのベースを弾いているのか。Paul Boothのサックスもそれほど目立ってない。

3. I'm a Man

なんとなくSpencer David Groupのオリジナルを思わせる演奏。ギターなしでこの曲を演奏するのはウィンウッドの長いキャリアでこれが初めてかもしれない(ソロライブではギタリストが常にいた)。でも特に演奏に違和感はないですね。SDGの時はもちろんスペンサー・デイビスのギターはあったけど目立ってなかった。


ちなみにウィンウッドがギターなしでソロライブをしたことは自分の知る限り一回だけあります。2016年7月のタンパでのライブでは、ギターのジョゼ・ネトが病気で不参加。(このときのセットリストにはI'm a Manはないけど、Higher Loveは入ってました)

まだTrafficの曲は披露してないので、次の投稿ビデオはFantasyだったりして?

このバンドにはベースがいるから個人的には Roll with it,  Keep on running,  Gladなどを期待したい。特にKeep on Runningはウィンウッドがギターだろうからそうなったら嬉しい。(過去20年間この曲の演奏ではジョゼがギター、ウィンウッドはオルガンだった。)

まだ書きたいことがあるけど、今回はこの辺で。。。

2022-02-05

ウィンウッド、今年のアメリカツアーは断念!だが密かに新メンバーを発表!

先日オフィシャルサイトやFBなどで発表されたように、ウィンウッドは今年行われるSteely Danとのアメリカツアー(元々は2020年に予定されたのが延期されていた)に参加しないことを発表しました。理由としては、『不測の事態』となってますが、SNS上ではスティーブに健康の問題がでたのか、と言うファンの声が飛び交っているようです。そう思うのは無理もないことですが、全体的な状況を考えるとおそらくコロナ禍のため断念したのではないか、と自分は思っています。。。。

そもそも健康に問題がある場合は、他のミュージシャンの場合だと『健康の問題で』とか『手術のため』とはっきり書くことがあるので、今回は健康が理由でない可能性があります。予定されているコンサートは3ヶ月先だし、健康の問題を明らかにするのは普通もっと直前のような気もします。それに昨年末(僅か6週間前)にFBでメリークリスマスのビデオを出してたので元気そうだなと思ってました。だから、コロナの状況下でアメリカに行くのを断念したという方がありそうな気がします。Steely Dan並びにウィンウッドの代役のSnarky Puppy and Aimee Mann は全てアメリカのミュージシャンのようです。イギリスからアメリカに行くには規制がいろいろあると思うので、コンサートのプロモーターがアメリカのミュージシャンのみでやることを望んだのかもしれません。あるいはウィンウッド側がコロナの状況でアメリカに行くのを望まなかったのかも?

『コロナ禍のため断念』などと書いてしまうと、Steely Danはやるのにどうして?という声が聞こえてきそうだから、不測の事態と言ってぼかしたのかも。


でも健康に問題がないなら、ウィンウッドは(スタジオなどで)少しは音楽活動をやってもいいのでは?と思ってたら、FBにまたニュースが出ましたね!これから毎週木曜日にyoutubeでビデオをリリースしていくとのこと。そのビデオニュースの背後に流れているのはI'm a man. ネトのギターはないし、おそらく新メンバーでの演奏でしょう。実際メンバーの名前が出てきます。2年前(コロナ期間中)に発表したGimme Some Lovinのビデオと『ほぼ同じ』メンバー。

  • Steve Winwood (Org, vo)
  • Paul Booth (Sax, Kb)
  • Oli Savill (perc)  (*新メンバー*)
  • Nate Williams (b)
  • Tristan Banks (Dr)

なんとこういう状況でひそかに新メンバーを発表してるじゃないですか(ちなみに2年前のpercはEdwin Sanz)。ということは、今後このメンバーでやりますよ!と言う意思表示だと思っています。期待しましょう!

それからちょっと調べたらこのバンドのメンバーは全てUK(あるいはヨーロッパ)にいるミュージシャンみたいです。だから少なくとも今後イギリスでコンサートを行うかどうかも注目したいです。