1ヶ月前の告知以来、毎週木曜にウィンウッドの未発表のスタジオライブのビデオがyoutubeにアップされています。現在まで3曲アップされました!これらは全て2020年の演奏ですね。もうちょっと最近のかと思ってたけど。無料でこういうのを見せてくれるのはファンとしてありがたい。だけどミュージシャンにとってはこれではお金にならない。ライブができないけどなんとかファンを引き止めておきたいという狙いがあるのか?それとも今年のアメリカツアー中止になってしまい、ごめんなさいという意味合いもあるのかも。
さて、アップされたビデオに関してですが、とても楽しめますね!でも気になった点がいくつかあります。
ビデオに出てくる茶色のオルガンにはレスリーがないですね。ピカピカで新しそうだしちょっとおかしいな、と思ったらこのオルガンはVISCOUNT社のものでした(オルガンに同社のロゴが入ってるのが分かる。Higher Love 1:13参照)。ウィンウッドは2020年に同社製のオルガンを2つ弾いていました。Gimme Some Lovin'のビデオでは黒のオルガン、同年12月にFBに投稿されたクリスマスのビデオではクラシックのオルガン。つまり2020年の時点でウィンウッドは同社製のオルガンを少なくとも3つ所有していたということです。。。さすがはオルガン専門家!でも黒と茶色のオルガンはどういうところが違うのかちょっと気になります。今後黒の方が演奏に使われることはあるのか。。。
通常のライブ演奏に比べてウィンウッドのギターの音がかなりはっきり聞こえてくるのが新鮮に感じる。この時点で72歳なのにボーカルも今まで通りで安心しました。バックボーカルは2人(Paul BoothとNate Williams)なのでちょっと違う雰囲気に聞こえる。なぜオルガンは右側に配置されているのかちょっと気になる。過去20年間左側だったのに。
2. Higher love
80年代のオリジナルを思わせる演奏。オルガンソロがあるのは嬉しいけど、それ以外ではオルガンは全然聞こえないし左手は全然使っていない。Nate Williamsがシンセのベースを弾いているのか。Paul Boothのサックスもそれほど目立ってない。
3. I'm a Man
なんとなくSpencer David Groupのオリジナルを思わせる演奏。ギターなしでこの曲を演奏するのはウィンウッドの長いキャリアでこれが初めてかもしれない(ソロライブではギタリストが常にいた)。でも特に演奏に違和感はないですね。SDGの時はもちろんスペンサー・デイビスのギターはあったけど目立ってなかった。
ちなみにウィンウッドがギターなしでソロライブをしたことは自分の知る限り一回だけあります。2016年7月のタンパでのライブでは、ギターのジョゼ・ネトが病気で不参加。(このときのセットリストにはI'm a Manはないけど、Higher Loveは入ってました)
まだTrafficの曲は披露してないので、次の投稿ビデオはFantasyだったりして?
このバンドにはベースがいるから個人的には Roll with it, Keep on running, Gladなどを期待したい。特にKeep on Runningはウィンウッドがギターだろうからそうなったら嬉しい。(過去20年間この曲の演奏ではジョゼがギター、ウィンウッドはオルガンだった。)
まだ書きたいことがあるけど、今回はこの辺で。。。