2016-10-30

Gov’t MuleがライブでTrafficを大量カバー

10/29にNYのAlbanyでGov’t MuleがTrafficの曲を13曲演奏しました。Trafficを讃える目的だったのでしょう。Jambaseのサイトにレビュー、写真に加えてこの日の演奏のyoutubeビデオが大量にのっています。

Set Oneでは彼らのオリジナル曲が8曲。休憩を挟んで行われたSet TWOはトラフィックの曲のみで構成され12曲を披露しました。アンコールもトラフィックのみで2曲。Set Twoで演奏された(Sometimes I Feel So) Uninspiredが満足いかなかったという理由で、アンコールでもう一度やり直しました。Low SparkとLight upで観客がとても盛り上がったとのことです。

Warren Haynes とDanny Louisが、原曲でギターとキーボードを担当するウィンウッドの役割を分担しています。Trafficの原曲に割と忠実なアレンジになっていますね。このバンドは以前からTrafficの曲はライブでやってましたが、ここまで大量にやった例は知りません。これからのツアーでも同じことが起きるのでしょうか。

Rock & Roll StewのWarrenのボーカルを聞くとジムのボーカルを思い出します。ジムなき現在ではTrafficはもう存在しない、とスティーブは常日頃から言っていますが、彼らと同じステージでトラフィックの曲をやるのも悪くないのではないのでしょうか。

Gov’t Mule
2016-10-29  Albany, NY

Set One:
World Boss
Mother Earth
Larger Than Life
Trane
Eternity’s Breath
St. Stephen Jam
Temporary Saint
Time To Confess

Set Two (w/ Steve Elson and Bobby Allende):
Pearly Queen
Stranger To Himself
Rock & Roll Stew
Forty Thousand Headmen
Glad
Freedom Rider
Empty Pages
(Sometimes I Feel So) Uninspired
Medicated Goo
Shouldn’t Have Took More Than You Gave
Low Spark Of High-Heeled Boys
Light Up Or Leave Me Alone

Encore:
(Sometimes I Feel So) Uninspired (Take 2) w/ Bobby Allende
Dear Mr. Fantasy w/ Allende and Steve Elson

2016-10-14

Steve WinwoodとBob Dylan

ボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞したというニュースにはとても驚きました。素晴らしいことですね。ロックの音楽も奥が深いです。

自分の知る限りウィンウッドはディランと音楽活動をしたことはありませんが、以前実現の一歩手前まで行きました。もし実現していたらどうなっていたか、と思ってしまいますが。。。 以下は自分が以前書いた記事からの抜粋です。

2014-03-03:Lynn Goldsmith が撮影したロックミュージシャンの写真集 から抜粋。
でもこの本には、ウィンウッドのとっておきのエピソードがのっていました! Talking Back to The Nightのアルバム作成時に、LynnはChris Blackwellからスティーブの写真撮影を頼まれた。(Chrisの意向としては、彼女の力を借りてスタジオにこもるスティーブを外の世界に引き出したいということだったらしい。でも上のコメントにあるように、彼女でさえも成功しなかった。)Lynnに勧められたこともあってスティーブはボブ・ディランに作詞を頼むことにした。冬のある晩NYのあるアパートで彼と会って作業を開始したが、煙草の嫌いなウィンウッドが、ディランが吸う煙草の煙を出すために窓を全開にし、そのためとても寒い中での作業はうまくいかず、2人はそれ以後会うこともなかった。。。この話は初耳でした!(ご存知のようにこのアルバムの作詞はWill Jennings。)


前回書いた記事が、新作を渇望されているミュージシャン、、、ということだったから、今こそボブ・ディランの力を借りて新作を!と願いたいですが。。。