2021-10-03

Winwoodに影響を与えたDr. Lonnie Smithが死去

 WinwoodのFBに最近亡くなったDr. Lonnie Smith(ジャズオルガン奏者)へのコメントが出ています。彼はウィンウッドにオルガンの奏法で多くの影響を与えました。

『幸運にも彼には2−3回お会いしたことがあり、演奏は何回も見たことがある。彼から学んだテクニックを使ってAbout TimeやNine Livesのアルバムを録音した。彼はウォーキングベースラインの他に多くのシンコペーションのベースラインも使っていた。』

彼のオルガン演奏によるWhy can't we live togetheをどうぞ。スティーブの演奏と比べると興味深いです。

またDr. Lonnie Smithの写真は去年ここで紹介したb3guys.comのサイトにも載っています(Winwood御用達のハモンド・オルガン専門店(2020-12-30)を参照↓)。

2021-10-02

サンタナのWhiter Shade of Paleにウィンウッドが参加!

 ウィンウッドの久々のレコーディングです! ウィンウッドをフィーチャーしたサンタナのWhiter Shade of Paleが先月からインターネットで聞けるようになりました。これは10/15に発売されるSantanaのニューアルバム Blessings & Miraclesに収録予定。この曲のクレジットはまだ確認できてないけど、ボーカルだけでなくオルガンもウィンウッドだと思われます (訂正:届いたCDで確認したところ、Winwoodはボーカルのみ! ちなみにこの曲のアレンジはNarada Michael Walden。彼はスティーブのアルバム Junction 7でプロデューサーなどを務めました)

この曲はProcol Harumの名曲ですね。ウィンウッドのオルガンは原曲を思わせます。ジョゼ・ネトとこれをやっても良かったように思うけど。


ウィンウッドのオフィシャルサイトのニュースに、この曲をサンタナとやることになった興味深いいきさつが書いてあります。要約すると次の通り。ロンドンのHyde Parkでのコンサート(*注)の後に、サンタナがウィンウッドに会いに行き、ぜひこの曲をやろう、だけどセクシーにやらなければだめだ、と提案。その場で曲の一部を演奏したら、ウィンウッドが『うん分かった。ぜひやろう』。この曲ではサンタナ、キューバ、プエルトリコの音楽をアフリカ風に仕上げてある。そしてサンタナによれば、スティーブのボーカルこそセクシーだ!ウィンウッドのコメントも載っていて、自分は過去50年に渡ってロック、ジャズ、フォーク、ラテン・アフロカリビアンをミックスさせた音楽作りを目指してきたが、サンタナもずっと同じようなことをしてきた。彼と再び音楽作りをしていけることにとても興奮している。

これをきっかけに二人がより多くの曲を録音するのを望みたい。

(*注:2018-07-13のイベントで、これにはクラプトン、サンタナ、ウィンウッドなどが参加。だがウィンウッドはソロコンサートのみで、誰とも共演はしなかった。詳しくは当時のブログ記事に)