2009-12-29

2009年のウィンウッドを振り返って

今年のウィンウッドは多忙だったし、また話題がとても多かったのがうれしかった。まず1月はハワイと米国東海岸のソロツアー(8公演)、それに1997年に行われたRockpalastのDVDが発売。5月はLive From Madison Square GardenのDVDとCDのリリース、6月はクラプトンとともに全米ツアー(14公演)。7月のヨーロッパツアー(ソロで16公演)では飛び入りで参加したChaka Khan, Derek Trucks, Joe Bonamassaとの共演も実現。9月にはRock & Roll Hall of FameのDVD(3,9,14枚組)が発売(Trafficの1994年の殿堂入りに関する映像がもれなく収録)。11/4にはロンドンでGinger Bakerのコンサートに特別出演し、Blind Faithの曲でジンジャーと久々の共演。そして12月にはクラプトンとウィンウッドがグラミー賞の2部門にノミネートされたといううれしいニュース。最後にウィンウッドのオフィシャルサイトが大幅リニューアル。

来年は1/31にグラミー賞の授賞式があり、2月に米国東海岸のツアー、そして5、6月には再びクラプトンとのコンビでヨーロッパツアーがあります!来年も非常に楽しみですね。それでは皆さん良い年末年始をお過ごしください。

2009-12-25

来年2月の米国東海岸ツアー

ウィンウッドの来年2月の米国東海岸のソロツアー5公演がオフィシャルサイトで発表になっています。その中の一つであるRed BankのCount Basie Theatreには自分も2006年に行ったけど、あの時はひどいハプニングに巻き込まれました。。。でも2月のツアーというのは近年では記憶にありません。そもそも冬のツアーはほとんどしてないので、なぜ2月なのかと思ったけど、先日書いたようにグラミーの授賞式が1/31にありますね。もしスティーブがクラプトンとともにグラミーをとることができれば、このツアーはそれをいち早く祝うためのものになるのかな。

Steve Winwood Solo Tour (USA)

2010-02-07 Miami, FL    Dolphin Stadium (pre-game show at Super Bowl XLIV)
2010-02-09 Durham, NC,    Durham Performing Arts Center
2010-02-10 Red Bank, NJ,   Count Basie Theatre
2010-02-12 Mashantucket, CT, MGM Grand at Foxwoods Casino
2010-02-13 Morristown, NJ,  The Community Theatre at Mayo Center
2010-02-14 Atlantic City, NJ,  Caesars Atlantic City Hotel & Casino

[2/7のスーパーボールでのイベントを追加]

2009-12-11

Rock & Roll Hall of FameのDVD(3枚組のセット)

今年8月に書いたようにRock & Roll Hall of Fameの9枚組のオフィシャルDVDは9月に発売になっています。プロフにある通り自分はほぼウィンウッド専門なので、2004年に行われた殿堂式典でのウィンウッドの参加映像5曲とTrafficの殿堂入りのスピーチなどに興味があった。この受賞式は当時TV放映されたけど、オフィシャルDVDなのでぜひ入手したいと思った。でもたった数曲のために9枚組セットを買う踏ん切りが出来ずにいたが、実は3枚組のセットが出てるのを知ったので先日それを入手してみた。これにはウィンウッドとジムが参加している映像が3曲あり(Dear Mr. Fantasy、While my guitar gently weeps, Handle with care)、おまけにメンバーのスピーチも収録されているとのことだったので、これはお買い得だと思った。

見ての感想だが、ファンタジーの演奏前に行われたメンバーの受賞スピーチが短くカットされていたのがショックだったけど、なぜかボーナス映像の方にノーカットバージョンが収録されてます。プレゼンターのDave Matthewsがした3分に及ぶ長いスピーチもノーカットで入っていてうれしいです。トラフィックのメンバーのスピーチもそれぞれ特色がある。なかでもジムのスピーチが特に印象的で、最後は『Trafficよ、永遠なれ!』で終えてます。(そしてその翌年にジムは惜しくも他界してしまう。。。)またウィンウッドのスピーチは(いつもそうだが)短かいけど、喜びをかみしめるように一語一語じっくり語ってます。それからバックステージの映像も少しでてます。このDVDのリージョンは商品には明記されてなかったけど、amazonによればリージョン1だそうです。

2009-12-07

WinwoodとClaptonのヨーロッパツアー

ウィンウッドとクラプトンのコラボはまだまだ続きます。今度はこの二人のヨーロッパツアー!! 来年5月からスティーブの故郷Birminghamでのライブを皮切りに一ヶ月間に渡って計14公演です。ついでにHyde Parkでもやればいいのにと思ってしまった。でも当時そのコンサートが行われた日(6/7)にはライブをしますね(イギリスではないけど)。ヨーロッパでやるんだからGinger Bakerが南アフリカから帰って飛び入りするなんてことはないのかな。それにクラプトンは日本が好きだから、この調子だと次は二人で日本に行くんでしょうか??

Steve Winwood & Eric Clapton
European Tour (2010)


2010-05-18  Birmingham, UK    NEC

2010-05-20  London, UK     Wembley Arena
2010-05-21  London, UK     Wembley Arena
2010-05-23  Antwerp, Belgium   SportPaleis
2010-05-25  Paris, France     Bercy
2010-05-26  Basel, Switzerland  
St. Jakobshalle
2010-05-28  Dusseldrof, Germany ISS Dome
2010-05-29  Arnhem, Netherlands Gelredome Stadium

2010-05-31  Malmo, Sweden    Malmo Arena

2010-06-02  Berlin, Germany    02 World

2010-06-03  Hamburg, Germany  Colorline Arena

2010-06-05  Munich, Germany   Konigsplatz

2010-06-07  Vienna, Austria    Stadthalle

2010-06-09  Belgrade, Serbia    Arena

2010-06-11  Bucharest, Romania  Rugby Park

2010-06-13  Istanbul, Turkey    Turkcell Kurucesme Arena

[訂正/追加:5/28と6/13の会場が変更、5/21, 5/26のライブが追加]

2009-12-06

WinWebの会員になる

Winwoodのオフィシャルサイトがリニューアルされたが、その目玉の一つがWinWeb会員専用ページ。しかし有料である。でもオープンを記念して年会費の割引等ないものだろうか、と思ったので少し静観するつもりでいたところ、ウェブマスターのScottからメールが届いた。『君は今までいろいろ貢献してくれたから、お礼に一年間無料で会員にしてあげよう!』とのうれしいお知らせ。というわけで、ありがたくWinWeb会員になりました。いや〜ラッキーだったな。自分のプロフの写真はボナルーの時に撮ったものにしてみた。いまでも自分のお気に入りの写真の一つだ。そして会員専用ページにアクセスしてみる。フォーラム等には1ヶ月以上前から書き込みがあり、不思議に思ったが、それらはウェブサイトのテストを兼ねて会員になった人達の書き込みとのことだ。意外に多くのトピックがあったが、投稿の多くはテスト会員によるものだった。会員によるブログでも然り。これから盛り上がっていくのだろうか。
ちなみにフォーラムのいくつかは非会員でも読めるようになってます(例えばBiographyのページ)。

Mediaのページにある映像はウィンウッド関連の既発売のDVDからのものや昔のPVばかりなので、物足りなさを感じる。今後未発表のライブ映像などが見られるようになるのだろうか。でもPV自体は発売されてないし、ここで多くが見られるのはいいことだろう。Vaultでも状況は同じだが、映像がダウンロードできるようになっていて、iPodなどで見ることもできる。でもDVDを見ればすむことだから、別にダウンロードしなくても困りはしない。リニューアルしたばかりのオフィシャルサイトだが、これからもっと中身が充実することを願いたい。

2009-12-03

Winwoodのオフィシャルサイトが大幅リニューアル!

今日はちょっとびっくりした。いつもウィンウッドのオフィシャルサイトではニュースのアップが遅いけど、今回のグラミーのノミネートのニュースは出ているかな、と思ってサイトをチェックしてみたら、なんと大幅リニューアルされているではないか!ノミネートのニュースもちゃんと出てます。というわけで、まだの方はまずオフィシャルサイトをご覧下さい。
各ニュース記事のページではコメントを書く事ができます。ウェブマスター(Admin)のコメントの一つによると、新しいツアーの情報がもうすぐのるだろう、とのことです。またCONTESTSのページではCan't find my way homeのカバー演奏のコンテストの情報がのってます。スティーブ自らが優勝者を含む上位3人を選ぶそうです。あとウィンウッドのファンクラブ(WinWeb)に入会すれば(有料)、ビデオや写真などが見れたりするなどの数々の特典があるとのこと。他にもいろいろ盛りだくさんです。

2009-12-02

ClaptonとWinwoodがグラミー賞にノミネート!

うれしいニュースです。 Eric ClaptonとSteve Winwoodがグラミー賞の2つの部門にノミネートされました!まず最初にLive From Madison Square Gardenがベスト・ロック・アルバム部門にノミネート。これはぜひ取ってほしいです。。。でもライブ盤でも対象になるとは知らなかったけど。他のノミネート作品は以下の通り。"Black Ice" (AC/DC)、"21st Century Breakdown" (Green Day)、"Big Whiskey And The Groogrux King" (Dave Matthews Band)、"No Line On The Horizon" (U2)。

次にLive from MSGのアルバムからCan't Find My Way Homeがベスト・ロック・パフォーマンス部門(デュオまたはグループ)にノミネートされてます。これはBlind Faithの曲だし、またスティーブが作曲した最も有名な曲の一つだから、受賞されたらいろんな意味でうれしいです。ちなみに以前書いたように、このアルバムではこの曲が断トツで一番人気(iTunes storeでの人気度)になってます。他のノミネート作品は以下の通り。Life In Technicolor II (Coldplay)、21 Guns (Green Day)、Use Somebody (Kings Of Leon)、I'll Go Crazy If I Don't Go Crazy Tonight (U2)

それからGrammyの授賞式(1/31)はアメリカでTV中継されるのでこちらも楽しみです。この二人も出席するんでしょうね。グラミーのノミネート一覧はこちらをどうぞ。

2009-11-20

'Collaborating For A Cure' でのライブ(11/18)の写真

先日書いたように、ウィンウッドはNYで行われたSamuel Waxman癌研究財団の 'Collaborating For A Cure'のイベントに特別出演しました。ソロのライブをするのは3ヶ月ぶりですね。ライブの詳しいレビュー記事などはまだでてないようですが、こちらのブログにスティーヴのなかなかシブイ写真がのってます。また解像度は低いけど、こちらのサイトには実に30枚以上の写真がでています!サイトの会員になれば写真を購入することも出来るようです。見てわかるように今回は自分のバンドを率いてのライブでした。何の曲をやったんでしょうか、気になりますね〜。
[11/21 追加:こちらの写真もなかなか。インタビューか何かに答えてるんでしょうか。]

2009-11-15

Ginger Bakerの70歳誕生記念コンサート(その2)

Ginger Bakerの70歳誕生記念コンサートの続報です。Winwoodのオフィシャルサイトで発表になってましたが、このコンサートの記事と写真がClassic Rock Magazineにも出ています。ジンジャーとスティーブが演奏している写真があるので貴重ですね。またこの記事によればClaptonは演奏には参加できなかったけれど、客席にはいたそうです。Blind Faithの再結成まであと一歩だったわけですね。。。

追記:このコンサートのyoutubeビデオ情報です。

video1: ビデオの最後にSteveがステージ登場。ジンジャーと固い握手

video2: ウィンウッドがジンジャーのためにHappy Birthday (南アフリカ風のアレンジ)をギターで弾き始める。即興で演奏したような感じ。短いがけっこう聞きごたえあり。そしてスティーブにしては珍しく、自らリクエストしてマイクを取り、ジンジャーのためにわりと長いスピーチを行う(13歳の時にスティーブが初めてロンドンに出て来て、その時初めて出会った人の一人がジンジャーだった。そして彼とともに後にBlind Faithなどで素晴らしい体験ができた。。。)。それが終わってから Can't Find My Way Homeの演奏を開始。

2009-11-07

Ginger Bakerの70歳誕生パーティー・コンサートの詳細

11/4にLondonのJazz Cafeで行われたGinger Bakerの70歳誕生パーティーでのコンサートの記事が出ました。多くのミュージシャンが参加したとのことですが、一番のメインのゲストは最後に登場したSteve Winwoodだったそうです。スティーブは聴衆とともにジンジャーのためにHappy Birthdayを南アフリカ風のアレンジで歌い、また彼とともにCan't find my way homeとHad to cry todayを演奏したとのこと。この二人がこの2曲で共演したのは実にBlind Faith (1969年)以来だそうです。ウィンウッドはBlind Faith解散翌年の1970年にGinger Baker's Airforceに在籍したので、Gingerと同じステージに立ったのもそれ以来でしょうか。ところで、今回エリック・クラプトンが演奏に参加できなかったのは残念ですが、彼は先日胆石の手術を行ったばかりで現在は静養中のようです。

2009-11-04

チャリティー関連のイベントに参加

ウィンウッド関連のニュースがようやく出始めました!
こちらの記事によると、Winwoodは11/18にNYで行われるSamuel Waxman癌研究財団のイベントに特別出演し、コンサートをする予定です。
またオフィシャルサイトのニュースに出たように、NYの緑化をすすめる New York Restoration Projectの一環で、2010年のヨーロッパツアーでのコンサートの時にスティーブに会えて、かつVIPチケットをゲットできるという特典がオークションに出ました!スティーブとある程度まとまった時間一緒にいることができるという特典なのかな。現在は$1500ですがどこまで値が上がるんでしょうか。またこの文面から2010年のヨーロッパ・ツアーは確実ですね。

2009-11-03

Ginger Bakerの70才の誕生記念ジャムセッションにWinwoodが参加予定

(Berkinさんからの情報です, thanks.) Steve WinwoodがロンドンのJazz Cafeで11/4に行われるGinger Bakerの70才の誕生記念パーティーのジャムセッションに参加予定です! 他にも多くのミュージシャンが参加予定になっています。自叙伝の発売を記念する意味合いもあるんでしょうか。Gingerはずっと南アフリカに住んでいるので、これはかなり珍しいイベントですね。他サイトの記事にはクラプトンの名前も参加候補にあがってるので、もしそれが本当ならBlind Faithの再結成が実現するんでしょうか。

2009-10-27

2005年のCreamの再結成コンサートに関して

久々の更新です。最近は目立ったニュースがなくウィンウッド関連のサイトはどこもひっそりしてます。でもニュースがなかったわけではないので、話題をいくつか。
こちらの記事によると、2005年にCreamが再結成コンサートをしたときに、エリック・クラプトンはバンドにウィンウッドを加えたかったそうだが、2人(ジンジャー・ベーカーとジャック・ブルース)に反対されて実現しなかったとのことだ。ウィンウッドはロンドンで行われたクリーム再結成コンサートを観に行ったので、ひょっとしてそのときにそういう話がでたのだろうか。ちなみにクラプトンの自叙伝には、60年代当時もウィンウッドをキーボード奏者としてCreamに迎え入れたかったが二人に反対されたと書いてあります。近年のWinwoodとClaptonの共演は2007年のCountryside Rocksのコンサートから始まったけど、実はその2年前にクラプトンがウィンウッドに接近を試みていたというのも興味深い。

それから、Ginger Bakerの自叙伝Hellraiser が10/5にイギリスで発売になりました。amazonで目次をみるとBlind Faithや前述のCream再結成に関する章があります。機会があれば読んでみたいです。

2009-08-28

Taking Woodstock (2009)

8/28に全米で公開された映画 Taking Woodstock のサントラに Blind Faith の Can't find my way homeが使われています。これは1969年の有名なウッドストック・フェスティバルを題材にしたコメディ/ドラマ映画だそうで、他にも当時の有名な曲が多く使われているそうです。

2009-08-27

2009 International Songwriting Competition

ウィンウッドが2009年のInternational Songwriting Competition (国際作曲コンクール)の審査員の一人になりました。ロック部門を担当するんでしょうか。ジェフ・ベックなども審査員です。スティーブがこういうことをするのは珍しいですね。ルールのところをざっと読むと国籍やプロ/アマを問わないようです。自分のオリジナル・ソングをスティーブに聞いてもらいたいと思っている方にはいいチャンスかもしれませんね。

2009-08-23

Rock & Roll Hall of FameのDVD(9 &14枚組)

来月Time-LifeからRock & Roll Hall of Fame LiveのDVD(9&14枚組)が発売されることになりました。(MLのLesさんからの情報です。Thanks) 9枚組のDVDボックスセットには過去24年にわたるロック殿堂の式典での映像、殿堂入りのスピーチ、リハーサル等のボーナス映像などが収録されているとのこと。もちろん2004年にTrafficが殿堂入りした時の映像も入っています。値段の方はかなりしますね〜。発売予定日は9/11です。上のリンク先からの情報によると、Trafficのメンバー関連の映像では以下の曲が入っています。

Disc 1: Light My Fire に収録:
  • Handle With Care - Tom Petty, Jeff Lynne, Steve Winwood and Dhani Harrison (2004) [注1]
  • While My Guitar Gently Weeps - Tom Petty, Jeff Lynne, Steve Winwood, Dhani Harrison and Prince (2004) [注1]
Disc 3: Start Me Up に収録:
  • Dear Mr. Fantasy - Traffic (2004) [注2]
Disc 4: Feelin' Alright に収録:
  • Feelin’ Alright - Dave Mason and The Rock Hall Jam Band (2004) [注3]
  • Sweet Little Rock and Roller - Kid Rock and The Rock Hall Jam Band (2004) [注3]
[注1] Jim Capaldiなども参加
[注2] 演奏したのはWinwood(vo, g)、Jim Capaldi(dr)、Randall Bramblett (organ)の3人
[注3] WinwoodとJim Capaldiなども参加

Trafficの殿堂入りに関してはFantasyの演奏はもちろん良かったし、
ジムの受賞スピーチも印象に残ってます。それにプレゼンターのDave Matthewsがしたスピーチがなかなか面白かったです。それらすべてがこれらのDVDで見られるのでしょう。また14枚組のDVDの方には上の9枚に加えてロックの歴史(DVD5枚組)とロック殿堂に関する本が含まれているとのことです。

関連ブログ記事:
2008-06-09 Steve Winwood & Tom Petty (Trafficのロック殿堂入りに関連して)

追記:8/26 YouTubeのリンクを追加

2009-08-15

Keep on Running: The Story of Island Records

Island Recordsの創立50周年を記念して今年5月に発売された本:Keep on Running: The Story of Island Records (Chris Salewicz著) を図書館で見つけました。Islandのレコードのジャケットの写真がほぼ年代順にたくさんのっていて見ごたえ充分です。amazonのサイトで本の表紙や中身が少し見れます。

Chris Blackwellがジャマイカからイギリスに来てすぐに見つけたのが、Spencer Davis Groupに在籍していたウィンウッド。当時の珍しい写真がのってます。そしてSDG解散後に結成されたトラフィックでPaper Sunがヒット。ウィンウッドはIsland Recordsの歴史の初期において、とても重要な役割を果たしたアーティストの一人ですね。SDGの最初の大ヒット曲 "Keep On Running" が本のタイトルになったのもうなずけます。曲名の意味を考えても納得です。

また、この本にArc of a Diverのジャケのデザインとわずかに異なる4つの別バージョンがのっていました。背景の色がオリジナルと違うことに加えて、ダイバーの姿等が微妙に違います。それから、TrafficのWelcome to the Canteenのアルバムのジャケの写真ととても良く似た写真が載ってました。ジャケの写真の撮影時に撮った一枚だそうです。この本によれば、その写真の場所はLondonのNotting HillにあるMike's Cafeだそうです。それから不思議な事にBack in the high life のアルバムに関することはこの本に全然出て来ません。。。

2009-08-02

Donauwörth, Germany (2009-07-31)

ドイツのDonauworthでのライブ(7/31)のセットリストは、先日↓載せたNurembergでのものと同一でした。。。このライブは自転車ツアーのイベントで行われたもので、フリーコンサートでした。この日のライブの写真が大量にでています(#33-51)。

2009-07-29

今度はJoe Bonamassaと共演

今年のウィンウッドのヨーロッパツアーは共演ラッシュのようです。7/23のWinterbach, Germanyでのライブで、アメリカのブルース・ギタリストのジョー・ボナマッサと共演しました。ボナマッサのオフィシャルブログで彼が共演した映像(Low SparkCrossroads)が見れます。実にシブイ ギターソロですね。もっともこれらはyoutubeに投稿された映像を彼が自分で見つけてブログに貼付けているんです。そういうことをするミュージシャンって珍しいと思いますが。。。ブログの記事に『夢がかなった』とあったので気になって調べてみると、このギタリストはなんと2004年にHad to cry todayというアルバムを発表しています。アルバムのタイトル曲はもちろんBlind Faithのカバーです。ということは彼はウィンウッドのファンなのでしょうか。ちなみに彼はClaptonからも多くの影響を受けているそうです。

2009-07-26

2009-07-19 Nuremberg, Germany

7/19にドイツのNurembergで行われたライブのセットリストです。ソロでもウィンウッドは元気です。標準的なセットリストだけど、演奏の方は去年までと比べていろいろ変化してます。Can't find my way homeはアレンジがいつもと少し違う。Dirty Cityのボーカルは少しファンキーになっていて、またスティーブのギターが炸裂してます。Light upは18分に及ぶ長い演奏です。

2009-07-19 Nuremberg, Germany

1. I'm a man
2. Hungry man
3. Can't find my way home
4. Dirty city
5. Pearly queen
6. Fly
7. At times we do forget
8. Light up or leave me alone
9. Low spark of the high heeled boys
10. Empty pages
11. Higher love
12. Dear Mr Fantasy
13. Gimme some lovin'

またこのライブの写真18枚が出ています。

2009-07-18

Derek TrucksがNorth Sea Jazzでのライブに飛び入り!

7/12にNorth Sea Jazz Festivalで行われたライブにDerek Trucksがゲスト出演し、Low Spark of high heeled boysとCrossroadsでWinwoodと共演しました。Low Sparkではギターソロを披露し、ジョゼ・ネトとともに最高のギター演奏をしたそうです。(おなじみJasonさんのツアーブログからの情報です。Derekの写真が3枚出ています。)デレクとウィンウッドが同じステージに立ったのは2007年のCrossroads Guitar Festival以来ですね。

また7/8のFolkest Festival (Udine, Italy)で行われたライブの写真16枚がフェスのウェブサイトに出ています。

2009-07-17

Winwoodのインタビュー記事

Winwoodのインタビュー記事がaltsounds.comに出ました。いつ行われたインタビューなのかは書いてありませんが、おそらくClaptonとのツアー後でしょう。スティーブは現時点ではクラプトンとのツアーをさらに行う予定はない、と言ってます。また、一番好きなTrafficのアルバムは?と聞かれて、(まるで自分の一番のお気に入りの子供は誰か、と聞かれてるみたいで答える事ができない、と前置きしたうえで)一応John Barleycornを挙げています。その他ではVoodoo Childのレコーディング中のエピソードを聞かれて、最初のテイクでジミヘンのギター弦が切れたことなどを語ってます。

2009-07-11

WinwoodとChaka KhanがHigher Loveで共演!

以前こちらでも紹介したウィンウッドのツアースタッフであるJason Jervisさんのブログに、Montreux (7/9)のウィンウッド・ライブにチャカ・カーンがゲストで登場しウィンウッドとHigher Loveを演奏した、と書いてありました!!いや〜〜素晴らしい、見てみたいものです。彼のブログは今回も写真がもりだくさんで充実してます。

Steve Winwood & Chaka Khanと言えば、ご存知のようにBack in the high lifeのアルバムのときに彼女がHigher Loveに参加しました。youtubeには二人がライブでやった時の映像があがってるので、コンサートでのこの曲の共演は以前にもあったんですね。それ以外ではオールスターが集結したSongs & Visionsのライブ(1997)でもいっしょになりました。そのとき両者はDancing in the streetをデュエット。この時のライブもとても白熱したものです。またPapa Was A Rollin' StoneやHey Judeでも同じステージに立ちました。ちなみにスティーブはこのときGimme some lovin'を含め数曲歌いました(SealとはI Still Havn't Found What I'm Looking Forをデュエット)。それからこのライブには矢沢永吉も参加してまして、彼はウィンウッドと同じステージに立ってます。このライブの映像はyoutubeにもいくつか上がってるので興味のある人はどうぞ。"Do You Know Mr. Yazawa?"という奇妙なタイトルのドキュメンタリーの中にも映像があります。

MontreuxでWinwoodとChaka Khanが共演!?

ヨーロッパツアーの情報です。初日(7/7)のSesto Fiorentino, Italyでのライブのレビュー記事らしきものがでました。イタリア語なので自動翻訳を頼りに所々意味を拾ってみましたが、やはりいつも通りの5人編成のバンドでやったようです。Can't find my way home, Hgher Love, Empty pages, Dear Mr. Fantasy, Gimme some lovin'などを演奏した模様。

それから7/9のMontreux Jazz Festivalでのウィンウッドのライブの写真がモントルーのサイトに出ているのを見つけました。写真をみると、なんとChaka Khanらしき人物がステージに登場しています!!スティーブもにっこりしてますね。彼女は同じくモントルーで7/6にライブをしましたが、そのときの写真の姿と良く似てるので、やはりチャカ・カーンの可能性が強そうです。Higher Loveをやったんでしょうか??

2009-07-06

今度はヨーロッパツアー 

Claptonとやった全米ツアーが先月末に終わったばかりですが、今度はWinwoodのソロツアー(全16公演)がヨーロッパで行われます。ウィンウッドは去年のインタビューで、毎年真夏はヨーロッパをツアーする事にしている(Tom Pettyと一緒に回った去年は例外)と言ってましたが今年もその通りになりました。ソロでも素晴らしいライブをしてくれることでしょう。

Steve Winwood

2009-07-07 Villa Solaria        Sesto Fiorentino, Italy
2009-07-08 Folkest Festival      Udine, Italy
2009-07-09 Montreux Jazz Festival   Montreux, Switzerland
2009-07-12 North Sea Jazz Festival   Rotterdam, Holland
2009-07-14 The Assembly        Leamington Spa, UK
2009-07-18 Rhythm and Blues Festival  Peer, Belgium
2009-07-19 Serenadenhof        Nürnberg, Germany
2009-07-21 Honbergsommer      Tuttlingen, Germany
2009-07-22 Theater am Marientor    Duisburg, Germany
2009-07-23 Zeltspektakel        Winterbach, Germany
2009-07-25 San Javier Jazz Festival   San Javier, Spain
2009-07-26 Teatro Principal      Alicante, Spain
2009-07-28 Sala Rockstar       Bilbao, Spain
2009-07-31 Radltour          Donauworth, Germany
2009-08-11 Falmouth Week Festival   Falmouth, UK
2009-08-13 Cropredy Festival Grounds Banbury, UK

2009-07-03

WinwoodとClaptonの全米公演が無事終了

6/30をもってWinwoodとClaptonの全米ツアー14公演がすべて無事終了。結局There's a riverは計7会場で演奏されました。またツアー最後の方の4公演(6/24 Houston, 6/27 Las Vegas, 6/29 Oakland, 6/30 LA)でウィンウッドはGeorgia on my mindの代わりにLos Spark Of High Heeled Boysをピアノソロで演奏。行った人によればコンサートのハイライトだったそうです。これらの会場ではThere's a riverもやったので、これら2曲を聞けた人は実にラッキーですね。あとツアーの最初の2公演では22曲やったのに、その後減少してツアーの後半では20曲になったので、外されたLittle Wingを聞きたかったと言う人もいたようでした。今回のツアーではアコースティック・バージョンの曲もあり、またバックコーラスが加わって華やかさを増した演奏もあったのでMSGとは違った良さがあったと思います。全公演のセットリストはエリックのサイトをどうぞ。

2009-06-24

DC公演の写真

自分のサイトで紹介したDC公演(6/13)の写真17枚がSteve WinwoodのオフィシャルサイトのPHOTOS ページにもお目見えしています。

それからWinwoodのオフィシャルは近々リニューアルするという予告がでてますね。楽しみです。”Members only access"とあるので、会員のみアクセスできるページもあるようです。有料でなければいいのですが。。。

2009-06-21

Winwood & Claptonのセットリスト

セットリストはDC公演後から変化が出ましたね。一番のニュースはWinwoodのThere's a riverがColumbus, OHとChicago, ILで弾かれた事でしょう。Winwoodは1986年にNYCでのJimmy Buffettとのライブでこの曲をやったのが知られているけど(そのボーカルはけっこう良くて初めて聴いたときは感動したけど)、今回の演奏はそのときの演奏をはるかに上回る素晴らしいものです!なんでこれをDCの時にやってくれなかったのか。。。でもあのときは(その代わりに演奏された)No faceの演奏がとてもよかったので気にしない事にします。
あとChicagoではなんとBuddy Guyがアンコールで登場。ClaptonとWinwoodとともにSweat Home ChicagoとDrowning On Dry Landを演奏しました。Crossroads Guitar Festivalの再来かと思ってしまいそう。さすがに観客もシャウトしてます。これからもサプライズはあるのでしょうか。それからWinwood & Claptonのライブの全セットリストはエリックのサイトに出ています。

2009-06-16

DC公演に行ってきました!

ワシントンDCでのWinwoodとClaptonのライブ(6/13)に行ってきました!!大きなアリーナの後ろの方の席だったけど、音響が思いのほかよくてびっくり。照明も凝っていてウィンウッドのソロライブとはひと味違った感じ。すべての曲が良くて感激しました!ウィンウッドのボーカルはもちろん、オルガン、ピアノそしてギターの演奏、それにクラプトンのギター&ボーカルも絶好調。中でもCan't find my way homeとLaylaのアコースティック・バージョンがとても印象的でした。No Faceのウィンウッドのボーカルも良かったです。あとCrossroadsをやってくれたのはうれしかった。MSGバージョンよりも良かったと思います。この会場では小さなカメラの持ち込みは可だったので、ズームをいっぱい使ってなんとか写真が撮れました。写真は自分の運営サイト(Steve Winwood ライブレポート)にアップしてあります!

Clapton / Winwood Set List - 13 June 2009
Verizon Center, Washington D.C.

01. Had To Cry Today
02. Low Down
03. After Midnight
04. Presence of The Lord
05. Sleeping in the Ground
06. Glad
07. Well Alright
08. Tough Luck Blues
09. Pearly Queen
10. No Face, No Name, No Number
11. Forever Man
12. Little Wing
13. Georgia On My Mind - Steve Winwood solo
14. Driftin' - acoustic
15. Nobody Knows You When You're Down and Out
16. Layla - acoustic version
17. Can't Find My Way Home
18. Crossroads
19. Voodoo Chile
20. Cocaine

Encore:
21. Dear Mr. Fantasy

Band Lineup:
Eric Clapton - guitar, vocals
Steve Winwood - vocals, Hammond B3, piano, guitar
Chris Stainton - keyboards
Willie Weeks - bass
Abe Laboriel, Jr. - drums
Michelle John - backing vocals
Sharon White - backing vocals

2009-06-13

今日は。。。

昨日(6/12)のPhiladelphiaのセットリストはtell the truthとpearly queenの曲順が入れ替わっただけで残りは同じでした。

今日はとても楽しみです!

2009-06-11

East Rutherford, NJ (2009-06-10)

Ericのサイトからの情報です。Winwood & Claptonの全米ツアー初日のセットリストが出ました!去年のMSGとほぼ同じだけど、4曲新しいのが加わってます。曲順も多少変更になってます。今回のサプライズはアコースティック・バージョン(両者ともにアコギを演奏した模様)のLaylaとBig MaceoのTough Luck Bluesだそうです。

10 June 2009
1st Show EC / SW Tour
Izod Center
East Rutherford, NJ

Set List: (はMSGでやらなかった曲)
01. Had To Cry Today
02. Low Down
03. After Midnight
04. Sleeping In The Ground
05. Presence Of The Lord
06. Glad
07. Well Alright
08. Tough Luck Blues            
09. Tell The Truth
10. Pearly Queen
11. No Face, No Name, No Number
12. Forever Man
13. Georgia On My Mind
14. Driftin' - acoustic          
15. Nobody Knows You When You're Down and Out 
16. Layla - acoustic version           
17. Can't Find My Way Home
18. Split Decision
19. Little Wing
20. Voodoo Chile
21. Cocaine
Encore:
22. Dear Mr. Fantasy

2009-06-10

いよいよ今日から

いよいよ今日10日からWinwood と Clapton の全米ツアーが始まります。前回書いたようにバックボーカルの2人が加わるので、MSGライブのセットリストから変化があるのかが気になるところです。バックボーカルがあるならGimme Some Lovin'なんてよさそうに思うけどどうかな。パーカッションもついでにやったりして。ウィンウッドのソロの有名曲もやってほしいものです。

2009-06-07

いよいよWiwoodとClapton のUS Tour!

6/10から全米14ヶ所でSteve WinwoodとEric Claptonの全米ツアーが始まります!昨年MSGで行われた素晴らしいライブのDVD/CDをリリースしたので、大いに期待できるでしょう。Ericのサイトによれば、バンドにはバックボーカルの2人が加わるとのことです。彼女らは2007年のCrossroads Guitar Festivalの時にエリックのバンドの一員だったので、あの時のようにFantasyやCan't find my way homeなどでバックボーカルを聞けるのでしょう。それからAbe Loboriel, Jr.(ドラム)の名前はどっかで聞いた事があるような気がしてたけど、調べてみたら父親のAbe Loboriel, Srはベーシストなんですね。

2009 WINWOOD / CLAPTON BAND LINEUP:
Eric Clapton (g, vo)
Steve Winwood (org, p, g, vo)
Chris Stainton (keyboards)
Willie Weeks (bass)
Abe Laboriel, Jr. (drums)
Michelle John (backing vocals)
Sharon White (backing vocals)

2009-06-06

MSGライブのDVD(その2)

スティーブの息子のCal Winwood (カル・ウィンウッド)はドラムを練習しているそうですが、MSGのライブのときに彼はドラマーのIan Thomasの後方に座っていたそうです(ライブに行ったバリーさんからの情報です)。DVDをよく見ると少年のような人物がドラマーの左側(あるいは後方かな)に座ってるように見えます(例えばForever manの前半部分)。別のシーンではドラマーの真後ろに誰か座ってますが、これはライブのスタッフでしょうか。それからこのDVDの映像はiTMSでも買う事が出来るようになりました。収録時間から推測すると、これはコンサートのみでボーナスディスクの映像は含まれていないようです。

またiTMSでこのライブのMP3音源の人気度をチェックしてみました。なんと一番人気はダントツでCan't find my way homeでその次がDear Mr. Fantasy。これはWinwoodファンにとってはうれしいですね〜。でもワースト2はNo FaceとPearly Queenというおまけつき。まあこれらは今日現在の順位なので、これから変動があるかも。

2009-05-23

MSGライブのDVD

WinwoodとClaptonのこのMSG DVDはやはり何度見てもすごい。二人の演奏が全部で23曲も入ってるので、うれしい限りだ。ライブ中に二人が顔を見合わせてにっこりするシーンが見られのもいい。現在の自分のお気に入りはForever Manかな。ウィンウッドのボーカルもそうだが、この曲のオルガンがとてもかっこいい。
ボーナスディスクの方にはクラプトンとウィンウッドの長いインタビューが収録してある。60年代のSDGのころにウィンウッドはクラプトンと親交があったことに始まって、現在に至るまでのお互いの関わりなどを詳しく語ってます。その内容は、このブログでもたびたび紹介したようなクラプトンの自伝やウィンウッドのインタビュー記事に載っていたことと似ているけど、クラプトン自身がウィンウッドのことをここまで詳しく語っているのを見るのは実にインパクトがあると思う。

2009-05-18

Live from Madison Square Garden(DVD)を入手!

念願のMSGのDVDが送られてきました!でもなぜか発売日前日の入手だったので、びっくりでした。ボーナス映像も含めて約200分の映像が収録してあるので、見ごたえ充分です。MSGのコンサートでやった曲をすべて収録してあるのがうれしい。そう言う意味でも、近年に発売されたウィンウッド関連のDVDの中ではこれが一番でしょうか。曲間に入っている短いインタビューも良かったです。どの曲もよかったけど、Blind Faithの曲やGeorgia on my mind、Voodoo Chileなどが特に印象に残りました。皆さんもぜひ楽しんで下さい。

2009-05-05

MSGライブのDVDに関連したイベント

MSGライブのDVD(Live from Madison Square Garden)はアメリカでは5/19に発売予定ですが、それに先立ち英米で関連イベントがあります。まずWinwoodのオフィシャルにも出てましたが、イギリスのBBC FourでこのDVDの映像が1時間に渡って放送されています。もっともこれは英国在住の人しか見る事ができないようですが。それからDVD発売前日の5/18に英米の映画館(英国では1館、米国では48館)でこのDVDの映像が一日だけ上映される予定です。でも翌日にはDVDが買えるわけだから、どれだけの人が$15の入場料を払って見に行くのか分からないけど、なかなか面白そうな試みだと思う。でも平日の一日だけのイベントだし、宣伝もそんなに活発ではなさそうだけれど、一応この上映に関するオフィシャルサイトはあります。

2009-04-27

サントリーCMのギミ・サム・ラヴィンの謎(その2)

先日書いたようにこのCMに使われているバージョンがいつ録音されたのかは謎ですが、もうひとつ気になってることがあります。。。この録音に参加しているミュージシャンはいったい誰でしょうか。
このバージョンからはオルガン、ピアノ、パーカッションぐらいしか聞こえてこない気がするけど。もしこれだけなら、わざわざ自分のバンドをレコーディングに呼ばずに、ウィンウッドお得意の一人多重録音でやった可能性もありそうです。ドラムやベース・ギターが入っているのかはよく分かりませんが、入ってない気がします。。。もっともウィンウッドはこれらの楽器も演奏できるわけですが。少なくとも現在のウィンウッドバンド(org, g, dr, sax, perc)は録音に関わっていない気がします。

ちなみにウィンウッドは去年の複数のインタビューで、(About Time や Nine Livesのように)バンドでライブ形式で録音することと、(Arc of a Diver や Talking Back to the nightのように)スタジオで一人多重録音をすることのどちらもレコーディングに極めて有効なやり方であると述べていました。Nine Lives の I'm not drowning も多重録音だったけど、彼にとってそういうことは別に特殊ではないんでしょう。

2009-04-22

Tom Pettyのインタビュー

去年秋に行われたトム・ペティのインタビュー(2008/10/23)を見つけました。ウィンウッドについて述べている部分の要約をのせておきます。(ちなみにRolling Stone誌によると、ウィンウッドが参加したTom Petty & the Heartbreakersの北米ツアーは昨年全米でNo.1の収益を上げたそうです!)

『スティーヴと一緒に何かをやることはとても長い間自分たちの夢だったんだ。イギリスでばったり出会ったときやロックの殿堂で一緒にプレーしたとき(2004年)などに、俺たちと一緒にツアーをやろう、といつも彼に呼びかけていたんだ。だから彼が自分たちのツアーに加わることを決めたときは大喜びだったよ。彼が自分たちのステージに登場すると、いつも自分の身をつねらなければならなかった。彼の演奏は素晴らしかったよ。スティーブがそばにいるとき、自分は赤面して「あなたのレコードはすべて買ったんですよ」と言ったほどです。ハートブレーカズのメンバーも自分の熱中に共感してくれると思う。またツアー中にスティーヴのライブを聴いたことが何回かあったけど、これは聴衆もすばらしいと感じるだろう、と思ったよ。』

関連ブログ記事:
2008-09-01 Winwoodの北米ツアーが無事終了
2008-06-09 Steve Winwood & Tom Petty

2009-04-19

サントリーCMのギミ・サム・ラヴィンの謎

先日ここで書いたようにサントリーのCMに使われているGimme Some LovinはUSバージョンとは異なるようなので、サントリーに直接問い合わせてみました。運良く返事が返ってきまして、それによるとCMに使われている曲は『ウィンウッド氏によるセルフ・カヴァーバージョンでオリジナル・バージョンとは異なるもの』だそうです。このCMのために録音し直したものかどうかも尋ねてみたけど、それについての回答はありませんでした。いずれにせよこれは今まで知られていない新バージョンですね。じゃあこれはいつごろ録音されたものなのか。。。ここから先は自分の推測だけど、やっぱりこのCMのためにウィンウッドが録音し直したのかな?オリジナルはそれほど音がよくないから、オリジナルと同じようなアレンジで録音し直してくれませんか、とサントリーからお願いされる可能性はありそうだと思うけど。

2009-04-16

オフィシャルサイトでも試聴できます!

ウィンウッドのオフィシャルサイト(トップページ)では、MSGのCDからDear Mr. Fantasy とCocaineが(最後まで)試聴できます!素晴らしい〜。

2009-04-15

MSGのMP3がamazonで試聴できます

MSGのDVDとCDの発売は来月ですが、それに先立ちForever ManとLittle Wingの2曲が米amazonで試聴できます。なかなかいいですね〜。

サントリーのCMにギミ・サム・ラヴィンが

みなさんもうすでにTVでご覧になっているかと思いますが、現在スペンサー・デイヴィス・グループのギミ・サム・ラヴィンがサントリーのザ・ストレートのCMソングとして使用されています(CMの出演は役所広司)。私はサントリーのウェブサイトで見る事ができました!いや〜〜、かっこいい、大感激です。

でも流れている曲はGimme Some LovinのUSバージョンのようだけど、よく聞いて比較してみると微妙に異なってます。ウィンウッドのボーカルもそうだし、『ヘイ』のかけ声、それにバックの演奏などが。でもこの曲にはUSとUKバージョンしかなかったハズだから、これはひょっとして新バージョン?あるいはUSバージョンを編集したんでしょうか。それともウィンウッドがこのCMのために新たに録音したのかな?なんとなくだけどボーカルは近年のウィンウッドの声に似てる気がします。なんか気になってしまいますね。。。

追記:このCMはすでに終了してしまっていますが、こちらで見れます。

2009-03-30

MSGのDVD/CDは5/19に発売予定! 

Winwoodのオフィシャルではまだ出てませんが、クラプトンのオフィシャルサイトにでた発表によると、Live From Madison Square GardenのDVDとCDはアメリカで5/19に発売予定です!米国以外の発売日はこの日とは限らないそうですが、いずれにせよ発売が近づいてきたことには間違いありません。楽しみですね〜。

それから6月に行われるClapton と Winwoodの全米ツアーのバンドのラインアップも発表になっています。

2009 WINWOOD / CLAPTON BAND LINEUP:
Eric Clapton - guitar, vocals
Steve Winwood - hammond organ, piano, guitar, vocals
Chris Stainton - keyboards
Willie Weeks - bass
Abe Laboriel, Jr. - drums

ドラマー以外はMSGライブのときと同じですね。ということは結局やる曲はMSGのときと似たような感じなのかな?

RockpalastライブのDVD

今年一月に発売されたWinwoodのDVD 'Back in the High Life' を入手しました。これは1997年にドイツのRockpalastで行われたライブのDVD(NTSC, Region FREE)です。当時TVで放送されたので、この映像はファンの間で良く知られていました。このDVDの装丁はまあまあいいのですが、音と映像がいまいちです。このライブには2003、2004年のウィンウッドのツアーメンバーだったWalfredo Reyes, Jr. (Dr)とRandall Bramblett (sax)が参加しています。またNine LivesのHungry Manに参加したTim Cansfieldがギターを弾いてます。スティーブはオルガン、ピアノ、ギター、マンドリンを演奏し、いつもながら素晴らしく張り切った演奏です。Junction 7のアルバムから4曲やっているのが珍しいですね。近年全然演奏していないRoll With Itもやってます。Can't Find My Way Homeのボーカルはブラインド・フェイスのアルバムバージョンを思い起こさせます。これに関してはハイドパークのライブや近年のソロのバージョンとも違っているのでなかなか面白いです。このDVDはJunction 7のワールドツアーの様子がわかる貴重な映像でしょう。自分が観た98年のAtlantaライブもこれと同じだったのでしょう。

22. Jun 1997
Rockpalast, Germany

STEVE WINWOOD

Steve Winwood: guitar, organ, piano, mandolin, vocals
Scott Firth: bass
Tim Cansfield: guitar
Randall Bramblett: sax, organ, keyboards
Emma Whittle: vocals
Val Chalmers: vocals
Kevin Robinson: trumpet, keyboards
Walfredo Reyes: Jr., Drums
Martin Verdink: percussion
Mike McEvoy: keyboards, guitar, violin

1) I´m A Man
2) Roll With It
3) Freedom Overspell
4) Spy In The House Of Love
5) Gotta Get Back To My Baby
6) Can´t Find My Way Home
7) The Low Spark Of High-Heeled Boys
8) Glad
9) Family Affair
10) Just Wanna Have Some Fun
11) Higher Love
12) Back In The High Life Again
13) Gimme Some Lovin´

それからこのDVDには一つ残念なことがあります。。。ウィンウッド以外の演奏者の名前が不正確です(元のソースがブートなので、おそらく意図的にスペルを一部変更したのでしょう)。ちなみに上にのせてある名前は正確です!

2009-03-19

Live From Madison Square Garden

発売日の方はまだ未定ですが(ウィンウッドのオフィシャルサイトによると『今年の春』)、米amazonにもようやくClaptonとWinwoodのMSGライブのDVDとCDが出てきました。DVDのジャケがお目見えしてます。なかなかいいですね〜。楽しみです。


DVD 1 (REGION FREE)
Had To Cry Today
Them Changes
Forever Man
Sleeping In The Ground
Presence Of The Lord
Glad
Well Alright
Double Trouble
Pearly Queen
Tell The Truth
No Face, No Name, No Number
After Midnight
Split Decision
Rambling On My Mind
Georgia On My Mind
Little Wing
Voodoo Chile
Can’t Find My Way Home
Dear Mr. Fantasy
Cocaine

DVD 2 (REGION FREE)
・ドキュメンタリー映像(クラプトンとウィンウッドのインタビューやCream, Traffic、Blind Faithの珍しい映像や写真を含む)
・MSGライブの準備の様子を記録した映像(クラプトンのサウンドチェック時の演奏 “Rambling On My Mind”を含む)
・ボーナス映像 (“Lowdown”、“Kind Hearted Woman”、“Crossroads”)

2009-02-20

Eric ClaptonとSteve Winwoodが6月に全米ツアー

ブログをここのところアップできませんでしたが、オフィシャルサイトにビッグニュースがでてましたね。クラプトンとウィンウッドが全米14都市をまわるUSツアーをアナウンスしました!Winwoodは去年のMSGライブ後のインタビューでClaptonと再び活動する可能性を述べていたけど、その通りになりました。Blind Faithは1年間しか活動しなかったけど、今年はその40周年にあたるので、そういう意味でもグッドタイミングかな。いずれにしても、大変楽しみです!

Eric Clapton & Steve Winwood
2009-06-10 Izod Center       East Rutherford, NJ
2009-06-12 Wachovia Center    Philadelphia, PA
2009-06-13 Verizon Center     Washington, DC
2009-06-15 Schottenstein Center    Columbus, OH
2009-06-17 United Center      Chicago, IL
2009-06-18 Xcel Energy Center    St. Paul, MN
2009-06-20 Qwest Center      Omaha, NE
2009-06-21 Pepsi Center      Denver, CO
2009-06-23 American Airlines Center Dallas, TX
2009-06-24 Toyota Center      Houston, TX
2009-06-26 Jobing.com Arena    Glendale, AZ
2009-06-27 MGM Grand Arena    Las Vegas, NV
2009-06-29 Oracle Arena      Oakland, CA
2009-06-30 Hollywood Bowl     Los Angeles, CA



それから去年2月のMSGライブのDVDとCDの詳細もアナウンスされました。発売は今年の春とのことです。Winwoodのオフィシャルサイトも変更になってますね。DVD/CDのセットはそこから注文できます。オフィシャルから注文すると抽選で1名にサイン入りギターがあたるそうです。またDVDはリージョンフリーだと明記されているのでうれしいです。収録曲などはオフィシャルサイトをどうぞ。MSGライブの時はスティーブはギター、オルガンに加えてピアノも弾いたので、近年ではなかなか見る事ができないピアノ演奏の映像もあるわけですね。発売が待ちきれません!

EC&SWに関する参考ブログ記事:

2008-03-01 ウィンウッドとクラプトンの共演コンサート(全3公演)が終了
2008-03-15 Georgia On My Mind
2008-04-16 Relixの最新号をゲット!

2009-01-21

Winwoodの最新インタビュー記事

ウィンウッドのmyspaceのブログにでていた長文インタビュー記事を読みました。(意図的に単語のスペルを変えているところがいくつかあったのでちょっと読みづらかったですが。) このインタビューで、スティーブはNine Livesのアルバムや作曲の方法、それにJim Capaldiのことなどを語っています。また60年代半ばに始まり現在にいたるまでのEric Claptonとの音楽活動についても詳しく述べてます。去年2月にMadison Square Gardenで行われたクラプトンとのジョイント・コンサートのことも書かれていました。スティーブはこのコンサートのDVDの最終的な編集映像を最近見たそうで、今年の初めごろには出るだろう、と言ってます。ぜひとも期待したいです!!

2009-01-15

今年のWinwoodは1月から始動!

今年のウィンウッドは1月からコンサート活動をしています。活発ですね〜。ところでオフィシャルでもアナウンスされてましたが、1/15のNYコンサートはキャンセルになりました。またオフィシャルサイトでは発表になってないけど、ウィンウッドがHawaiiでコンサートをやったという情報を見つけたので調べたところ、1/9にプライベートコンサートをやったようです。スティーブがハワイでコンサートをするのはかなり久々でしょうか。近年ではちょっと記憶にありません。1969年のブラインド・フェイスのツアーで訪れて以来かもしれませんね。
以前のせた1月のツアーの予定に追加と訂正をしました↓。

関連ブログ記事:
2008-11-06 ヨーロッパツアーと来年のUSツアー