2010-11-24

Billy Joelのインタビュー

ビリー・ジョエルが最近のインタビューでウィンウッドのことを語っています。(オフィシャルサイトにのったDrakeさんのブログからです。情報thanks!)。尊敬するロックのピアニストは誰か、と訊かれて、即座に『スティーヴ・ウィンウッドが自分のヒーローだ』と言ってます。なぜか?と訊かれて『彼はまさに最適な音を出して演奏するから。ちょうどギターと言えばクラプトンというように、キーボードといえばウィンウッドだ。彼は音楽の知識もあるし彼のボーカルも好きだ』。スティーブの曲でお気に入りは?と訊かれてビリーはピアノでDear Mr. Fantasy、Who knows what tomorrow may bring、Gimme Some Lovin'を少し弾き語ってます。youtubeにのったインタビューはこちら(6分10秒から)。

ちなみにスティーブはビリーのアルバムThe Bridgeに1曲参加してます。それにしても、彼のようなピアノの第一人者がウィンウッドをここまで尊敬しているとは名誉なことでしょう。それから2年前の記事でははっきり名前を書かなかったけど、ウィンウッドよりはるかに多く名誉博士号をもらったことがあるミュージシャンというのが実はビリー・ジョエルなんです。その彼がここまでスティーブのことを尊敬しているのだからそれも興味深い話です。

2010-11-16

青山陽一さんがCan't find my way homeのビデオコンテストで第2位入賞!

以前ここで紹介したようにウィンウッドのオフィシャルサイトでCan't find my way homeのカバー演奏のコンテストが行われていましたが、その入賞者が発表になり、多数の参加者の中から青山陽一さんが見事第二位を獲得しました(演奏は青山陽一 the BM's、入賞したyoutubeビデオはこちら)。審査員であるスティーヴに認められた演奏なので、とても価値ある入賞ですね。本当に素晴らしい。おめでとうございます!!賞品の一つはスティーブのサイン入りのMSGライブの限定エディションのDVDだそうです。この調子でいくといつかスティーブと共演できるチャンスだってあるんじゃないでしょうか。

[追加]
ビデオコンテストと入賞者に関するスティーブの ビデオコメントも上のサイトに出てますね。審査はとても難しかった、と言ってます。

2010-11-09

Crossroads Guitar Festival 2010のDVDを入手!

今年6/26にシカゴで行われたCrossroads Guitar Festival 2010のDVDとBlu-Rayが今日発売になり、さっそくDVDをゲットしました!ウィンウッドとクラプトンのステージからはHad To Cry Today、Voodoo Chile、Dear Mr. Fantasyの3曲が収められています。前回(2007年)の同フェスのDVDには5曲も入ってたから、それに比べたらかなり少ない感じがするけど、自分がゲットしたのはBest Buyの限定エディションのDVD。これにはボーナスディスクが付いていて、Gladが収録されているのがうれしい。まさにGlad!クラプトンのインタビューも入っていて、クロスロード・フェスはもう一回やるかも、と言ってました。

Voodoo Chileの演奏中にスティーブがいすの上に置いてあるボタンを操作してたけど、あれはいったいなんのためでしょうか。

2010-11-06

Blind Faithの長文記事

前回少し触れたけど、Johnny Black氏によるBlind Faithの長文の記事がGinger Bakerのオフィシャル・ウェブサイトにのっています。これはMojo誌に1996年に出たようです。この記事のことは今まで知らなかったけど、様々なことが書かれてありかなり読み応えがありました。ブラインドフェイスの結成前の話から、結成当初、レコーディングとアルバム作製、ハイドパークでのライブとツアー、そして解散という一連の事柄やブラインドフェイスが巻き込まれた様々なトラブルについて踏み込んで書かれてありました。メンバー4人それぞれに関するエピソードも興味深かったです。

スティーブはトラフィック在籍時の1968年のクリスマスにエリック・クラプトンの家に招待されて夜通しジャムセッションをし、その時に一緒にバンド活動をすることについても話し合ったようです。そして翌年1月にTrafficを解散したときに『自分はエリックと一緒に活動をしていこう』と思ったそうです。スティーブが1969年にトラフィックを去った理由ははっきりしていないようですが(ジム・キャパルディですらスティーブからは何も知らされず、クリス・ブラックウェルから解散を知らされたとのこと)、この記事を読む限りではスティーブはクラプトンと一緒に活動をしたかったからトラフィックを去ったようにも思えます。やめた理由がはっきりしないので、そう考える方が筋が通るような気もするけど。。。(ちなみにスティーブ自身はいろんなインタビューで、トラフィックをやめてから自分もエリックもフリーだったので、お互いが接近したと語っています。)

またスティーブはBlind Faithのバンド名を気に入ってなかったけど、成功したら名前なんてどうでもよくなる、と思って気にしないようにしたそうだ。レコーディングでは、自分たちの素晴らしいジャムセッションを録音しなかったクリス・ブラックウェルにジンジャーが怒りだして彼を追い出し、代わりにジミー・ミラーが担当するようになった。またスティーブはCan't find my way homeの演奏を気に入ってなかったが、後日録音を聴き直してみたら思いのほか良かったとのこと。それからブラインドフェイスがスーパーグループと呼ばれるようになったこともあり、レコード会社が大金を獲得しようとして自分たちを操っているとの思いがあったので、自分たちの立場を示すためにフリーコンサートをハイドパークですることにしたそうだ。またそのときの聴衆にはジム・キャパルディやクリス・ウッドもいたそうだ。それから全米ツアーではジンジャーの奇行がだんだん目につくようになり、またエリックはDelaney & Bonnieと演奏することに夢中になったので、バンドはツアーの終わりに自然消滅したとのこと。バンド結成時とは逆に、解散するときはエリックとスティーブは何も話し合う必要がなかったそうだ。他にもいろいろ書いてあるので、興味のある方は読んでみてください。