2016-01-31

まだまだ続く、ロック殿堂の話題

なぜかロック殿堂の話題が続きます。
過去のロック殿堂で演奏されたスーパージャムセッションのベスト15という記事がRolling Stone誌に出ました。15の演奏のうち、ウィンウッドが参加したセッションが2つ入っているのがうれしい。ひとつは前回(1/21)書いた Roll Over Beethoven (1986) (youtube)。ウィンウッドは、ステージに向かって一番左で、ビリージョエルの左でキーボードを弾いていますが、ほとんど画面に出てきません。アップになるのは4:33のあたりだけ。スティーブはステージ中央をちらちら見ながら演奏してる感じ。(ちなみにこの時ビリーとスティーブの共演が実現していたというのは面白い。スティーブはビリーのアルバムBridge(1986)で一曲共演しているが、その録音と上のジャムセッションのどちらが最初に起こったのかちょっと気になる。)

もう一つはWhile My Guitar Gently Weeps (2004)。これは以前のブログで書いたことがあるので自分のコメントはそちらをどうぞ。

それから、ロック殿堂のウェブサイトには早々と今年の殿堂入りのミュージシャンが発表されてました。。。ウィンウッドは残念でしたが来年に期待!

2016-01-22

Winwoodのライブアルバムの製作が進行中

Twitter経由で新鮮なニュースを教えてもらいました。スティーブのウィンクラフト・スタジオでレコーディング・エンジニアとして長年活躍しているJames Towler氏のインタビュー記事に、昨年4月のアメリカツアーのライブ録音をスティーブと共にミキシングしていて、ライブアルバムを製作中だとあります。楽しみですね。すぐに出るといいのですが。。。ちなみに上の記事には録音機材の話がたくさん出てくるので、興味のある方は参考になるでしょう。

かなり昔(ブログの記事を検索したら2004-2006ぐらい)にもライブアルバムの話があったけど、なぜかたち消えになりましたね。

2016-01-21

1986年のロック殿堂授与式

今年はBack In the High Life (1986)からちょうど30年である。従ってグラミー賞をとってからも30年。それに今まで知らなかったのだが、同じ年にWinwoodはロック殿堂の授賞式にプレゼンターや演奏者として「参加」した。これを知ったのは 『1986年のロック殿堂授賞式から30年』というちょっと変わった記事を見つけたからだ。でもこれが意外に面白い。この時に殿堂入りしたのは、James Brown, Elvis Presley, Ray Charles, Sam Cooke, Little Richard, Chuck Berry, Fats Domino, Jerry Lee Lewis, Buddy Holly, The Everly Brothers、という豪華な顔ぶれ。

この記事で式典のハイライトのひとつに挙げられているのは、ウィンウッドが演奏したGimme Some Lovin'。それに彼はチャックベリーが演奏した "Roll Over Beethoven"(youtube) と"Reelin' and Rockin'"のジャムセッション (*)にもプレーヤーとして参加した。(*)参加メンバーはLittle Richards, Ron Wood, Billy Joel, Jerry Lee Lewis, John Fogerty,  Neil Young,  Steve Winwood, Hank Williams Jr., and Fats Domino.

また James Brownの殿堂入りのプレゼンターを務めたのはなんとウィンウッド。(スピーチの苦手なスティーブがいったい何をしゃべったのか!)残念なことに、この年のロック殿堂式典の映像は自分が持っている Rock & Roll Hall of Fameの3枚組のDVDには一つも収録されていない。。。

(前回、スティーブのロック殿堂入りを「期待」する記事を書いたわけだが、多少関連のある話題が偶然出てきたのにはちょっとびっくり。)

2016-01-03

今年ウィンウッドに期待すること

皆様、新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
ウィンウッドは2003年から去年まで毎年ツアーをしていますが(13年連続!)、今年もそうなるのでしょうか。それ以前はアルバム発売後にツアーというパターンだったので、アルバム発売に関わらずツアーをするというのはそれだけ音楽が好きだからということでしょう。でももう一度アルバムを作ってまた新たな境地に踏み出してほしいです。

ウィンウッドと言えば80年代はソロのアルバムが大ヒットし、2000年代はトラフィックのR&R 殿堂入りというニュースがあったけど、それらに匹敵するような大きなニュースが2010年代は見当たらない。(一番目立ちそうなのは2007年から2011年まで続いたエリック・クラプトンとの共演活動だろう。)もちろん、非常に質の高い音楽活動を毎年やっているのでそれは強調したいが。でもスティーブにはもう一花咲かせてほしいものだ。自分が密かに期待しているのは、ウィンウッドのソロミュージシャンとしてのR&R 殿堂入りである。どういう基準でそれが選ばれるのかちょっと調べてみると、過去の業績、名声、売り上げ、人気などとは一切関係がなく、そのミュージシャンがどれだけロック音楽界に貢献と影響を与えたかだそうだ(参考:R&R Hall of Fameのオフィシャルサイト)。あと、初アルバムから25年以上経過することが条件。ちなみにウィンウッドのソロデビューは1977年(39年前!)影響と貢献度だけなら、ウィンウッドはとっくにそれを満たしているような気がするが。。。なにせソロ歴40年にわたってロック業界のトップ・ミュージシャンとして活動している。多くの楽器を弾くし、数多いジャンルの音楽をロックに取り入れたし、またたった一人でアルバムを作ったこともある。それに以前書いたように、彼はミュージシャンの中のミュージシャン。多くの有名ミュージシャンがスティーブのことを尊敬していて、その多くが殿堂入りを果たしている。そういう意味でスティーブには業界に多くのサポーターがいるはずなので、殿堂入りは時間の問題かもしれない。。。さて今年の殿堂入りは誰になるのか。