2017-03-23

Chuck BerryとSteve Winwood

前回書いた記事に一部間違いがあったこともあり、補足訂正のため今回改めて関連事項をのせます。

1986年のロック殿堂式典で、スティーブとChuck Berryが共演した2曲はRoll over BeethovenとReelin' and Rockin'でした。
両曲ともRock & Roll Hall of Fameのyoutube公式チャンネルで見れますが、ロック殿堂のオフィシャルDVD(*注)には前者しか収録されていません。またDVD収録のRoll Over Beethovenはyoutubeバージョンと比べて映像がかなり異なっているのが不思議(演奏は同じですが)。でもこれを逆に利用して、両方を同時にプレイさせて見ると迫力が増してなかなか面白いです!Winwoodはこの曲でオルガン、その隣でBilly Joelがピアノを弾いています。

Reelin’ & Rockin’ではなんとBilly Joelがオルガン!winwoodはピアノ。そしてビリーのオルガンソロにびっくり。youtube映像をよく見ると、曲のはじめに二人がなにやら話していて、その直後二人の場所が入れ替わったのがわかります。おそらくビリーがスティーブにお願いして実現したのでしょう。でもひょっとしてビリーはこのジャムセッションでオルガンソロがあることを事前に知っていたのか? 両曲でスティーブが目立つところが全然なかったのが残念。他のミュージシャンのエキサイティングな振る舞いとは正反対に、スティーブがつまらなそうにプレイしているのが気になる。。。彼が少年のころ、『チャック・ベリーが好きだ』と言ったことがきっかけで学校を退学したぐらいだから、もっと楽しんで演奏してもらいたかった。

(*注)
このRRHOFのDVDシリーズはかなり多くのバージョンが発売されていて、混乱してしまいます。自分が2009年に買った黒の3枚組にはTrafficの殿堂スピーチやファンタジーの演奏などが入っている。だがその後別の3枚組DVD(Legendsバージョン、パッケージは白)を買ったのはTrafficのFeelin’ Alright(2004)や上に書いたChuck Berryとの共演映像に加えて、Winwoodが行ったJames Brownの殿堂入りのスピーチ(1986年)が収録されているからだ。スピーチが苦手なスティーブだが、ここではニコニコとしていて、短いながらも精一杯彼の業績を讃えています。

ちなみに1986年の殿堂式典にはかなりの豪華メンバーが集まっていますが、それはこの時が記念すべき第一回目の式典だったからです。

2017-03-18

Chuck Berry

チャック・ベリーが3/18にお亡くなりになりました。心よりご冥福を申し上げます。

ウィンウッドは1986年のロック殿堂式典で、彼と同じステージに立ちました。演奏したのはRoll Over BeethovenとReelin' and Rockin'で、前者の演奏はかなり有名です。これに関しては過去に詳しく書いたので、以下をどうぞ。

まだまだ続く、ロック殿堂の話題(2016-01-31)
1986年のロック殿堂授与式(2016-01-21)