2014-03-03

Lynn Goldsmith が撮影したロックミュージシャンの写真集

アメリカの写真家リン・ゴールドスミスの洋書2冊:Rock and Roll (2007年出版)とRock and Roll Stories (2013年11月出版)を図書館から借りてきました。(アマゾンのLynn Goldsmithのページ)どちらにも長年に渡ってLynnが撮影した多くのロックミュージシャンの素晴らしい写真が満載です。自分が特に気に入ったのはRock and Roll Storiesの方で、以下はこの本に関する話です。この本にはフォトグラファーである彼女のコメントがそれぞれの写真にのっています。撮影時のエピソード、裏話、トラブルに加え、ミュージシャンの知られざる一面なども紹介されていて、読んで楽しく、ロックファン必見です!自分はウィンウッドの写真に興味があったから借りてみたけど、結局面白くて全部読んでしまいました!ローリング・ストーンズ、ボブ・ディラン、プリンス、ジェイムス・ブラウン、マイルス・デイビス、マイケル・ジャクソン、ブルース・スプリングスティーン(Lynnのボーイフレンドだったそうだ)などの話が特に興味深かったです(もちろん写真も!)。

撮影時にミュージシャンの服装や髪型などが彼女の指示でアレンジされていて、個性的な写真が多いです。だけどそんななかで、圧倒的に地味な写真がいくつかあります。。。それらはもちろんウィンウッドの写真(撮影は1982, 1983年)。お見せできないのが残念だけど、いたって普通の格好。でもLynnのオフィシャルサイトで写真が2枚見れます。これらは上の本にはのってません。そこにのっているコメント "All he wanted to do was stay home or walk his dogs."(彼(ウィンウッド)がしたかったのは家にいることか犬を散歩させることだった。)はこの本にも出て来ます。ちなみに本にのっているスティーブの写真はこれらと似た雰囲気。上の彼女のコメントから窺われるのは、スティーブの個性的な写真を撮ろうといろいろやってみたけど、結局普通の格好、振る舞いしかウィンウッドに似合わなかったということなのでしょう。また上のリンク先のページは、Photo Nightmare (撮影中の悪夢)のシリーズの一つなので、この彼女のコメントからは、彼女がスティーブを撮影する時に困り果てたのでしょう。

でもこの本には、ウィンウッドのとっておきのエピソードがのっていました! Talking Back to The Nightのアルバム作成時に、LynnはChris Blackwellからスティーブの写真撮影を頼まれた。(Chrisの意向としては、彼女の力を借りてスタジオにこもるスティーブを外の世界に引き出したいということだったらしい。でも上のコメントにあるように、彼女でさえも成功しなかった。)Lynnに勧められたこともあってスティーブはボブ・ディランに作詞を頼むことにした。冬のある晩NYのあるアパートで彼と会って作業を開始したが、煙草の嫌いなウィンウッドが、ディランが吸う煙草の煙を出すために窓を全開にし、そのためとても寒い中での作業はうまくいかず、2人はそれ以後会うこともなかった。。。この話は初耳でした!(ご存知のようにこのアルバムの作詞はWill Jennings。)

話が前後するけど、ウィンウッドは Will Powers (Lynnのプロジェクトで彼女がボーカル)に参加したのがLynn Goldsmithとの最初の出会いのようです。それからTalking back to the night(1982)のアルバムにのっているウィンウッドの写真は彼女が撮影したものです。

2 件のコメント:

donsanov さんのコメント...

興味深い内容でした。Will Powers はちょうど Talking Back と同時期のプロジェクトですね。普段着のスティーヴというのが彼らしくていいです。ディランとのエピソードも初めて聞きましたが面白いです。スティーヴもSDG時代とか若いころはタバコ吸ってたと思うけど、トラッフィックで病気になってから健康志向に転向したみたいだし、それがなかったらディランとの共作も実現してたかも。それはそれで聞いてみたい。

shige さんのコメント...

なるほど、確かにスティーブはSDG時代に煙草吸ってましたね。でも健康志向になって煙草嫌いになるとは面白い。