Steve Winwood Live at NorVa (Norfolk, VA)
セットリスト:
1. Different Light (10分)
2. Empty Pages (8分)
3. Cigano (9分)
4. Can't Find My Way Home (5分)
5. Medicated Goo (7分)
6. Who knows what tomorrow may bring (11分)
7. Light Up Or Leave Me Alone (13分)
休憩 (20分)
8. Leave a Fax or Send a Message(14分)
9. Higher Love (7分)
10. Back In the High Life (11分)
11. Dear Mr. Fantasy (10分)
12. Low Spark Of High Heeled Boys (25分)
13. Crossroads (9分)
アンコール
14. Why Can't We Live Together (6分)
15. Gimme Some Lovin' (8分)
Steve Winwood Vo (all except 8), org(1-3, (4),6-9,12-15), mand(10), g(4,5,11)
Jose Neto g (All except 4,11)
Paul Booth ts(1,2,6-9,12-15), FL(8), BVo(6,7,9,10), org(4,5,10,11), perc(1,12)
Kar Vanden Bossche Perc (All except 11), BVo (6)
Richard Bailey Dr (all)
次はノーフォーク
3日前にニュージャージー州のレッド・バンクでライブを観たばかりだが、次はバージニア州ノーフォークへ行く。 前回とはうってかわってこちらは自宅から近いところにある。まあ一時間もあれば行ける場所だ。 こんなに近いなんてかえって気が抜けそうなぐらいだ。でも移動の苦労がないのは本当にありがたい。今回は苦労とは無縁のはずだと信じたい。
2年前に予定されていたライブ
楽に現地入り
ライブ会場のThe NorVa
立地条件がいいので、買い物に来た一般客もそこで誰がライブをするのかすぐに分かるのは好都合だろう。 The NorVaは1500人収容の小ホールで、ほぼ全席立ち見だ。 今までは小ホールのときは必ず最前列を目指したものだが、去年ボルティモアの時に最前列での音がひどすぎたので、今回は違う作戦をたてた。いよいよ入場
ライブが始まる
Different Light
スティーブのボーカルに感動する
Can't Find My Way Home
Who Knows What Tomorrow May Bring
スティーブの足技も絶好調
前半の終わりはもちろんLight Up or Leave Me Alone。 前半はスティーブのオルガンソロがあり、その後サックス、ギター、パーカッション、ドラムとソロがまわる。 前回同様途中の"light up"のかけ声のあたりから、オルガンのベースが同じパターンの繰り返しでずっと続いていく。実に安定していていい雰囲気を作っている。 前回のライブを見たとき、この部分をどうやって弾いているのか分からなかったのだが、今日注意深くみたところスティーブはこれを足でずっと弾いている! 左手で弾いているのかと思ったのだが、足をひっきりなしに動かしているじゃないか。しかも数分間に渡って。これには本当にびっくりだ。 それにドラムもとても歯切れがいい。前回はあまりドラムに注意が行かなかったけど、今日改めて聴くとこのドラマーはやっぱりすごくうまい!曲のラストも決まったいた。後半が始まる
20分の休憩の後、後半はLeave A FAX or Send A Messageで幕開けだ。 この曲をやるとはちょっと意外だった。これはギターのジョゼ・ネトのインストの曲である。 サックスでのテーマに続いて、ソロがオルガン、フルート、パーカッションとまわり、最後はドラムの素晴らしいソロで締めくくる。 ここから先はベストヒット集だ。まず初めはHigher Love。 今までこの曲はライブで何度も聴いているが、不思議なことにすごく感動したことはあまりなかった。 おそらくアルバムのバージョンが頭にこびりついているせいもあるだろう。でも今日のこの演奏はどうだ。ボーカルも伸びがあって実に素晴らしい。 バックのリズムセクションも快調だ。この演奏は今までライブで聴いたなかで間違いなく一番だろう。 今日のスティーブはいつもよりずっと声の調子がいいようだ。それともバックの演奏にのせられているのか。サックスやギターのソロもかっこいい。 サックスのポール・ブースは彼のHPの記述から推測するとおそらくまだ29歳ぐらいだと思う。 この曲が大ヒットしたのは今からちょうど20年前だから、当時彼はまだ10歳未満だったであろう。 多分リアルタイムではこの曲を聴いていないと思われるミュージシャンが現在スティーブのバンドですばらしい演奏をしているというのも時代を感じさせる。 この曲が終わるとスティーブはマンドリンを手にしてBack In the High Lifeの演奏だ。 去年とほぼ同じアレンジなので、正直ちょっと見飽きた感じがある。 イントロは例によってスティーブのマンドリン、ジョゼのギター、そしてカールのトライアングルがステージの中央付近に集まっての演奏だ。 会場の皆でコーラスをするのもいつものことだ。Back in the High Life
Dear Mr. Fantasy
その次はご存知トラフィックの代表曲のDear Mr. Fantasy。 ギター、オルガン、ドラムの3人のみでの演奏だ。この曲でオルガンは去年ほど目立ってないがやはりこのくらいがちょうどいいか。 スティーブをサポートするのはともに今年加入したリチャード・ベイリーとポール・ブースである。Dear Mr. Fantasy
前回同様ドラムはすごい迫力だ。曲が終わると拍手がなりやまず、次の曲がなかなか始められない。 2年越しのライブということもあって、聴衆も熱狂しているのだろうか。 その次のとどめとも言うべき曲はLow Spark of High Heeled Boysだ。 去年までよりイントロが長めだと思う。毎回この曲は非常に長いのだが、今日も約25分だった。 各奏者が持ち味を十分に出して、ソロの時間もたっぷりとってある。 長いけど聴いてて飽きが来ないのはおそらく最後にジョゼの素晴らしいギターソロがあるからだろう。 ロースパークの演奏後、メンバーがステージから立ち去らない。変だなと思ったが実はもう一曲あった!なんとラストはCrossroadsだ。 これにはかなりびっくり。スティーブ以外の曲をラストに持って来るとはかなり珍しい。 それともこれは今月同じくアメリカ東海岸をツアー中のクラプトンに対する挑戦状なのか。ちなみに彼は今日ワシントンDCでライブだ。 ライブ後に聞いたのだが、ウィンウッドとクラプトンのどちらを観に行くか悩んだというファンもいた。ウィンウッドはこの曲を少しゆったりめのテンポで演奏する。アンコール
アンコールの1曲目はWhy Can't We Live Together。 アルバムAbout Timeに収録のティミー・トーマスの曲だ。前回に引き続きこの曲を聴けてうれしかった。 スティーブは一語一語じっくり歌っている感じだ。スティーブのボーカルはどうしようもないほどうまく、説得力を持ってせまってくる。 最後はもちろんGimme Some Lovin'。 オルガンの音も後半は良く出るようになった。実に心地よく響いている。もうこれで今年ウィンウッドを見るのは最後だろう。 なるべく目にその姿を焼き付けるようにした。後ろで見ていると会場全体がどういう風に盛り上がっているか分かってなかなか面白い。 今日は最初から最後まで最高の演奏をしただけあって、盛り上がりがすごい。Gimme Some Lovin' (ライブ終了の瞬間)
最前列付近の観客はさすがにクレイジーになっている。以前のライブで自分が最前列だった時もあんな感じだったのだろうか。。。 スティーブのボーカルはのびがあり、まったく衰えることがなかった。ライブを終えて
今日のライブは今まで自分が観た中でも間違いなくトップ3に入るだろう。2階で観たのは初めてだったが眺めもいいし、音もいい。後ろの方で観るのもなかかいいね。 ライブ終了後のあいさつ。今年も感動をありがとう!
スティーブはまるで年をとるごとにパワフルになっていくような気がするのは気のせいだろうか。 結局他の会場でも似たようなセットリストで、新曲等のお披露目はなかったようだ。 今回の短いツアーは、毎年なんらかの音楽活動をしますよ、という意思表示なのだろうか。 次回のツアーのときにはぜひニューアルバムをひっさげて来てほしいものだ。それから次もぜひ同じメンバーでライブをしてほしいと思う。 最後に今年も感動をありがとう!!
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