2008-12-30
2008年のウィンウッドを振り返って
その他ではまず2月末にエリック・クラプトンとNYでジョイント・コンサート(3公演)を行い、バークレー音楽大学から名誉博士号を授与(5/10)し、また5/12にめでたく還暦を迎えた。TrafficのSanta Monica Live (1972) のDVDが出たのもうれしいニュースだった。それでは皆さん良い年末年始をお過ごしください。
Back in the High Life Againが出来たいきさつ
Will Jenningsは80年代にウィンウッドの曲の歌詞を多く作りましたが、彼のインタビュー記事に興味深いことがたくさん書かれています。歌詞を作るときは、ウィンウッドとパブに行ってビールを飲んだり散歩したりして一緒に時を過ごし、なるべくそのアーチストの心の中に入っていけるようにするそうです。この記事のなかにBack in the high life againの曲が出来たいきさつが詳しく書かれていて感動的でした。要約だけど紹介します。
『ウィンウッドと自分は1984年の秋に次のアルバムに入れる曲の歌詞をいくつか書いた。しかし自分の滞在が終わりになりそうなころに、まだ曲がいくつか足りないことがわかった。そこで自分のノートを開き、Back in the high life againとタイトルが記されていたのを見つけると、突然歌詞の残りがひらめいたんだ。仕上げるのに30分ぐらいしかかからなかった。そしてそれをスティーヴに渡して自分はカルフォルニアに帰った。彼がスタジオに入るまで確か1年近くかかったと思う。1985年のある日自分はアルバムのプロデューサーであるRuss Titlemanに電話でレコーディングの進行状況をたずねた。彼は『Higher LoveとThe Finer Thingsはうまくできたよ』と言ったので、Back in the high life againのことをたずねると、少しの沈黙の後、その曲のことはスティーブから知らされていない、と言われた。実際スティーブはまだそれに手をつけてなかったのだ。ところで彼は当時の妻との離婚が進行中であり、彼女が荷物を家からすべてもちだしたので、スティーブが自宅にもどった時にはすでに家の中が空っぽの状態だった。しかしリビングルームの片隅にマンドリンが一つおいてあり、彼はそれを手に取り、すでに歌詞が頭にあったBack in the high life againのメロディーを作ったそうだ。そしてこれは大ヒットしてしかもアルバムのタイトル曲にもなったのだ。自分があのとき尋ねなければ見過ごされていただろうから、この曲は最後の最後になってやっと生き延びることができたわけだ。』
ウィンウッドはこれは自分の心にしみいる曲だと以前から言ってましたが、その背景にはこういうことがあったのですね。この曲は毎回コンサートでやるし、ウィンウッドはこれからも歌い続けることでしょう。このエピソードを知ってから改めてこれを聴くとまた違った感じがしてきました。おしまいにBack in the high life againのプロモ・ビデオをどうぞ。
2008-12-21
ウィンウッド、Music Businessを語る
2008-12-20
Winwoodがチャリティーイベントに参加
2008-11-16
Chris WoodのVulcan をゲット
このアルバムでクリスはサックス/フルートを吹きまくっていて、実力を十二分に発揮しています。トラフィックでの彼の演奏にシビれた方はぜひどうぞ。ボーカルは入っていないけど、彼のオフィシャルサイトによれば、自分の楽器の音が彼にとっての声のようなものだそうです。1曲目のMoonchild Vulcanが特に素晴らしい。CDのライナーによれば、この曲はTrafficのWhen the Eagle Fliesに収録される予定だったそうですが、直前になってMemories of a Rock n' Rolla に差し替えられてしまったそうです。ちなみにVulcanのアルバムにはTrafficが1974年にライブで演奏したバージョンも収録してあります。またライナーによると、タイトルのVulcanとは、水星の軌道の内側を回っているはずだと昔騒がれた幻の惑星に由来しているそうです。クリスは天文や占星術にも興味があったらしく、ジャケットには占星術のチャートらしきものが描かれています。録音から30年以上たってやっと日の目をみたVulcanですが、発売されてよかったと思います。
Vulcan (Chris Wood)
1. Moonchild Vulcan
2. See No Man Girl
3. Letter One
4. Indian Monsoon - Don't Do It
5. Barbed Wire (acoustic version)
6. Birth In A Day
7. Sullen Moon
8. Barbed Wire (band version)
9. Wood's Bolero (Moonchild Vulcan) with TRAFFIC (Live)
2008-11-06
Chris Woodのオフィシャルサイトがオープン
ところでアルバムはイギリスで10/28に発売になった模様ですが、出荷は遅れ気味のようです。なぜか日本やアメリカでは発売が11/18になってるので、実は自分はイギリスから注文しているのだけど(アメリカでの価格は高すぎるのでその方が安あがり)まだ出荷されてません。。。
ヨーロッパツアーと来年のUSツアー
それから来年1月に行われるUSツアーが発表になりました。NYを中心とした東海岸の8公演のみとなっています。もっと増える事を期待したいです。(2009/01/15 追加と訂正)
2009-01-09 Ritz-Carlton Hotel Kapalua, Hawaii
2009-01-16 United Palace New York, NY
2009-01-17 MGM Grand Theater at Foxwoods Mashantucket, CT
2009-01-19 Meyerhoff Symphony Hall Baltimore, MD
2009-01-20 Wellmont Theatre Montclair, NJ
2009-01-22 American Music Theatre Lancaster, PA
2009-01-23 Seneca Niagara Casino Theatre Niagara Falls,NY
2009-01-24 Ulster Performing Arts Center Kingston, NY
2008-10-14
Chris Wood のソロアルバムの発売は 11/18 に延期

関連ブログ記事:
2008-09-08 Chris Wood の幻のソロアルバムが10月に発売予定
Outside Lands Music Festival の映像
関連ブログ記事
2008-08-28: Outside Lands Music and Arts Festivalに行ってきました!
2008-10-10
TrafficのSanta MonicaライブのDVD を入手
94年の再結成トラフィックのDVD:The Last Great Traffic Jam と合わせてどうぞ。
関連ブログ記事:
2008-08-17 Traffic - Live At Santa Monica のDVDが発売予定
2008-03-09 MSGライブのその後 (ファイアーバードのギターに関して)
2008-10-05
Traffic (1994) のTV映像
・Here Comes A Man
・Forty Thousand Headmen
・Some Kinda Woman
Here Comes A Man や Some Kinda Woman の映像は貴重ですね。それからおなじみ All About STEVE WINWOOD のサイトにのっているジュールズ・ホランドのページにもこの番組に関する情報があります。
2008-10-04
ヨーロッパツアーが始まる
2008-10-03 Tripod Dublin, Ireland
2008-10-05 The Arches Glasgow, UK
2008-10-06 The Sage Gateshead, UK
2008-10-07 Wulfrun Hall Wolverhampton, UK
2008-10-09 Laeiszhalle Hamburg, Germany
2008-10-16 Vaerket Randers, Denmark
2008-10-17 Ancienne Belgique Brussels, Belgium
2008-11-08 Shepherd's Bush Empire London, UK
2008-11-09 Anvil Basingstoke, UK
2008-11-10 Dome Brighton, UK
2008-11-13 Apolo Barcelona, Spain
2008-11-15 La Riviera Madrid, Spain
2008-11-16 Teatro Cervantes Malaga, Spain
2008-11-20 Conservatorio di Milano Milan, IT
2008-09-08
Chris Wood の幻のソロアルバムが10月に発売予定
それから先日お伝えしたTrafficのサンタモニカのDVDは9/8にイギリスで発売になった模様です。アメリカでは9/30に発売予定なのでこちらも大変楽しみです。
2008-09-01
Winwoodの北米ツアーが無事終了
Steve Winwood Joined Tom Petty and the Heartbreakers on Stage:
6/06 Philadelphia, PA
6/08 Bristow, VA
6/10 Burgettstown, PA
6/13 Boston, MA
6/17 New York, NY
6/25 Los Angeles, CA
7/02 Chicago, IL
7/09 Atlanta, GA
7/15 Ft. Lauderdale, FL
7/19 Mile High Music Festival, Denver, CO
8/09 Winnipeg, MB, Canada
8/15 George, WA
8/23 Outside Lands Music Festival, San Francisco, CA
8/27 Dallas, TX
参考サイト:
Tom Petty and the Heartbreakers Tour 2008
2008-08-28
11月もヨーロッパツアー?
Outside Lands Music and Arts Festivalに行ってきました!
また、この日のトリのトム・ペティのライブでもウィンウッドはステージに登場し、2曲演奏しました。ちなみにこの日のサンフランシスコは寒かったです。急遽長袖のパーカーを買ってそれを着ての観戦でした。




また以下のサイトにこの日のウィンウッド・ライブの写真が各2枚ずつのっています。
sfgate.com
sfoutsidelands.com
montereyherald.com
Jose Netoのインタビュー
2008-08-21
Outside Lands Music & Arts Festival がウェブで中継
2008-08-17
Traffic - Live At Santa Monica のDVDが発売予定

Traffic - Live At Santa Monica(1972)
1. THE LOW SPARK OF HIGH-HEELED BOYS
2. LIGHT UP OR LEAVE ME ALONE
3. JOHN BARLEYCORN
4. RAINMAKER
5. GLAD
6. FREEDOM RIDER
7. 40.000 HEADMEN
8. DEAR MR. FANTASY
このライブ映像に関する詳しい情報はall about STEVE WINWOODに出ています。
トラフィック・アルバムガイド (Live at Santa monica)
MOJO誌 (2008年 8月号)のインタビュー記事
セットリストは、、、
2008-08-01
ヨーロッパツアー
Hawk Rock The Parkでのライブ写真と映像
2008-07-20
Mile High Music Festivalに行ってきました!




(お詫び)こちらの手違いにより、7/16の記事が昨日見ることができなかったようです(どういうわけか、記事が『下書きモード』になっていたため)。ブログの仕組みをまだ完全に分かっていなかったので、こういうことがおきてしまいました。見れなかった方々、すみませ〜ん。でもこのライブは後日またみることができると思うので、分かり次第お伝えします。
2008-07-18
Festival会場の下見
2008-07-16
Mile High Music Festivalがウェブで中継予定
ところで、実は私はこのフェスに行ってくるんです!今年初めてのウィンウッド・ライブ、しかも90分間なのでとても楽しみです。準備をいろいろしたので、後はハプニングがおこらないことのを祈るのみ。VIPの連中に最前列を占領されなければいいなと思ってますが、どうなるでしょうか。このフェスは以前行ったボナルーほど大きくはなさそうだけど、それなりに大きそうだし、似たような雰囲気だったりして。
2008-07-12
Atlanta, GA (7/9)
2008-07-09 Alpharetta, GA, USA (青は新曲)
1. Different Light
2. I'm A Man
3. Hungry Man
4. Dirty City
5. Secrets
6. Higher Love
7. Dear Mr. Fantasy
8. Low Spark Of High Heeled Boys
9. Empty Pages
Empty Pagesをラストに持ってきたとはめずらしい。でも新曲が少ないのがちょっと気になります。またTom Pettyとともに Can't Find My Way Home と Gimme Some Lovin'をやりました。それからこのライブのレビュー記事にはウィンウッドのことがけっこう書かれています。好意的なレビューです。おまけに記事中のリンクにはこの日のウィンウッド・ライブの写真がいくつかあります。
2008-07-06
I'm not drowning の Guitar TAB譜
ウィンウッドのツアーに同行しているスタッフのブログ
またJasonさんが投稿したウィンウッド・ライブのセットリスト(5公演分)がウィンウッドのmyspaceに出ています。
2008-06-30
Los Angeles, CA (6/25)
2008-06-25 Los Angeles, CA, USA (青は新曲)
1. I'm A Man
2. Hungry Man
3. Dirty City
4. Back In The High Life Again
5. Low Spark of High Heeled Boys / Empty Pages
6. At Times We Do Forget
7. Higher Love
8. Dear Mr Fantasy
新曲が3曲とやや少なめです。Low Spark と Empty Pages をつなげたとは面白い。ウィンウッドはトム・ペティのステージにも登場し、Can't find my way home と Gimme some lovin' を共演したそうです。ウィンウッドはこの日は全部で11曲やったので、行った人にはけっこうお得だったでしょう。Tom Pettyのライブ中には数台のビデオカメラが回っていたそうなので、DVDのリリースの可能性があるかもしれません。
2008-06-29
ウィンウッド、単独ソロライブを極秘(?)に決行中
6/15 Long Island, NY (Westbury Music Fair)
6/19 Atlantic City, NJ (Borgata Hotel Casino & Spa)
8/14 Richmond, BC, Canada (River Rock Show Theatre)
8/19 San Diego, CA (Humphreys Concerts By The Bay)
ちなみに6/19のセットリストは以下の通り。
2008-06-19 Atlantic City, NJ, USA (青は新曲)
1. Different Light
2. Secrets
3. I'm A Man
4. Hungry Man
5. I'm Not Drowning
6. Can't Find My Way Home
7. We're All Looking
8. Fly
9. At Times We Do Forget
10. Higher Love
11. Back In The High Life Again
12. Dear Mr Fantasy
13. Light Up Or Leave Me Alone
14. Dirty City
15. Gimme Some Lovin
これはカジノで行われた2時間の単独ライブでした。ラストのギミサムを聞いてみたけど、いつもと少し変わってい て面白かったです。この曲でジョゼのギターが影をひそめ、かわりにポール・ブースのサックスとバックボーカルが存在感を出していて新鮮です。ちなみにこの 会場 (Borgata Hotel Casino & Spa) は自分も2005年に行きました。あのときと似たような雰囲気のライブだったのかな、と想像したくなります。
2008-06-20
MSGでのライブ(6/17)の写真
Tom Pettyとの共演
2008-06-10
Bristow, VA(6/8)
セットリストが早くもマンネリ化したとは思いたくないけどどうなんだろうか。『自分には5時間分のレパートリーがあるので(*注)、今年の夏は セットリストを毎日変える』ということをインタビューで言っていたけど。(*注:About Time のリリース以降現在までのツアーでウィンウッドがライブでやった曲の総数は、ざっと数えて40曲以上あるので、1曲約7分と考えると全部で5時間ぐらいですね!)
2008-06-09
Steve Winwood & Tom Petty
2008-06-08
Winwood、Tom PettyのステージでGimme Some Lovinを演奏
MSG ライブのDVD情報
Philadelphia でのライブ(6/6)
2008-06-06 Philadelphia, PA, USA (青は新曲)
1. Secrets
2. I'm A Man
3. Hungry Man
4. Can't find my way home
5. Dear Mr. fantasy
6. Fly
7. At Times We Do Forget
8. Higher Love
9. Dirty city
やはり前日とはかなり変えてきました!これぐらい日によって違うとどの曲をやるのか全然想像がつかなくなって きます。ギミサムを2日連続ではずすとはびっくりです。以前のツアーでは特に後半の曲目はそれほど変わらないことがけっこうあったけど、今年は例年より セットリストをみる楽しみがあります。それからMLからの情報ですが、この2日間のライブ(6/5, 6/6)はhttp://www.wklitz.com/でも聴くことができます。
2008-06-06
Philadelphia でのライブ(6/5)
2008-06-05 Philadelphia, PA, USA (青は新曲)
1. Different light
2. We're all looking
3. I'm not drowning
4. Can't find my way home
5. Dear mr. fantasy
6. Fly
7. Light up or leave me alone
8. Dirty city
このライブの『音』の方も聴いてみましたが、やはり今年のウィンウッド・ライブもいいです!3から4の流れがす ごくかっこいい。3はバンドをバックにした演奏。観客の反応がいいのはやはり有名な4と5。このセットリストは先月のとはけっこう変わってるけど、何か新 鮮で気に入りました。(スティーブの)ギターとオルガンが4曲ずつありますね。前回↓書いたようにウィンウッドはセットリストをどんどん変えてくるのでしょうか。この翌日(6/6)も同じくフィラデルフィアでライブなので、またこれとは違うセットリストだったりして。
2008-06-05
またまたインタビューですが
2008-06-04
The Scala(5/19)のライブ映像とインタビュー
2008-06-03
今年の終わりからヨーロッパツアーの可能性
北米ツアーは順調なスタート!
2008-05-30 Grand Rapids, Michigan, USA (青は新曲)
1. Secrets
2. I'm a man
3. Hungry Man
4. Can't find my way home
5. Had to cry
6. At times we do forget
7. Higher Love
8. Dirty City
9. Gimme some Lovin
また5/31のセットリストは fatpower さんのブログに出ています。
2008-05-30
いよいよ今日から北米ツアー!『前座』の真相はいかに?
ところで、なぜウィンウッドは『前座』を承諾することにしたのか、ということがずっと気になっていたのですが、 先月あたりから出始めたインタビュー記事をたくさん読んでみると、その理由らしきものがぼんやり見えてくるような気がします。彼がよくインタビューで言っ ていることに以下のようなことがあります。(すべて要約ですが)『他のミュージシャンの演奏から多くを学ぶことができる』、『音楽は奥が深く、学べば学ぶ ほどさらに学ぶことがでてくる』『リスナーやファンは楽しむために音楽を聴くが、ミュージシャンはそういうことはしないものだ。自分が他人の音楽を聞くの は、何か自分の演奏に取り入れられるものがあるか探すためだ。』
去年のJim Capaldiの追悼コンサートで多くのミュージシャンがTraffic等の曲を演奏するのを聴いて、スティーヴは多くのことを学んだそうです。また先日の Late Show のTV番組に出演したときに、番組の専属バンドが Gimme Some Lovin' を演奏したのですが、スティーヴはそれを聴いて学ぶものがあったと言っていました。(それは自分にはごく普通の演奏に思えたので、それを読んだときは正直 びっくりしました。)。ひょっとして彼は他人の演奏から常に何かを学ぶことができるのかもしれません。前座を引き受ける事にしたのは、Tom Petty の音楽にたくさん触れて多くのことを学びたいという彼独特の意欲や好奇心の現れなのでしょうか。ファンからすれば『なぜ前座なのか?』と思うかもしれませ んが、ウィンウッド博士からすればいろんなことを学ぶ事ができる絶好の機会ととらえているのかもしれません。
2008-05-28
ジミヘンが弾く Dear Mr. Fantasy
2008-05-26
ウィンウッド、50代の最後にRoll With Itを熱唱!
それからRebeccaさんのオフィシャルサイトに、ウィンウッドとのツーショット写真2枚がのっています。

ロンドンのThe Scala(5/19)でのライブ
The Scala, London May 19 (青は新曲)
1. Secrets
2. I'm a Man
3. Hungry Man
4. Can't Find My Way Home
5. Had to Cry Today
6. We're All Looking
7. Fly
8. Keep on Running
9. Forget About Him
10. Raging Sea
11. Light Up or Leave Me Alone
12. I'm Not Drowning
13. Dirty City
14. Higher Love
15. Other Shore
16. Gimme Some Lovin'
2008-05-17
5/6のデンバーでのニュース番組(TV)
2008-05-16
まだまだ続くウィンウッドのTV出演!ビデオも見れます!
ウィンウッドが影響を受けた4曲:
1. Well all right (Buddy Holly)
『Buddy Holly の音楽には初期のジャズやポップなど様々な音楽の要素が入っているが、そのようなスタイルは自分の曲作りにも大きな影響を与えた』(スティーブは実際にいろんな音楽の要素を入れて曲作りをしている。またご存知のようにブラインド・フェイスはこの曲をカバーした。)
2. What'd I say (Ray Charles)
『当時はジャズ/ビバップからロックへの移行期で、自分はジャズ中心に聞いていたが、このレイ・チャールズの音楽はそれまで聞いた事の無いタイプだった』(ジョージアでなく、この曲を挙げているのが意外な気もする)
3. The Sermon(Jimmy Smith)
『ジミー・スミスによるこの曲のオルガン奏法がすべてのオルガン奏者に影響を与えた』
4. In a silent way (Miles Davis)
『多くの音楽要素が凝縮している曲』
この番組はどちらかというとお固いニュース中心なのですが、そういう番組にも出るようになったんですね。それからWinwoodが今月ABCの番組に出演した映像5つがABCのウェブサイトで見れます(注)。今日ここで紹介した映像もありますのでお楽しみください!!
(注)ビデオはリンク切れのようなので、ビデオの内容をまとめたABCの記事をどうぞ。
2008-05-15
Nine Lives、まさかの急降下!
実はウィンウッド博士は、、、
2008-05-14
ウィンウッド博士のスピーチ(その2)
音楽大学らしく、卒業コンサートが卒業式前日にあたる5/9に行われたそうだ。特に優秀な成績を収めた卒業生たちが今年の名誉博士号受賞者(Steve Winwood、Philip Bailey, Maurice White, Rosa Passos, Howard Shore)のために演奏を披露したそうだ(Higher Loveも演奏されたそうだ)。そしてそのレベルの高さにウィンウッドをはじめとする博士号受賞者達が感激して、飛び入りで生徒たちとともにステージに立ったとのこと。記事によるとウィンウッドはボーカル専攻の女子卒業生とRoll With itをデュエットしたそうだ。

スピーチをする Dr. Winwood。左端はPhilip Bailey。
2008-05-13
ウィンウッド博士のスピーチ
2008-05-12
Happy Birthday to Steve Winwood!
I'm not drowningが米ドラマで使用
2008-05-11
Amazon.comでのランキング
2008-05-10
ボストン・ライブの詳細
2008-05-08
今夜のボストンでのライブに注目!
スティーヴは学位をもらうことについて「15歳のときに学校をやめてしまったので、もらえそうなものは何でももらいに行く」と意欲的です。『学生時代』を振り返って「50年代終わりから60年代初めまでイギリスでの音楽教育は今日のアメリカでのそれと比べてとても異なっていた。バッハやヘンデルなどのクラシック音楽以外はくだらないものとされていた。自分は一時期音楽学校に行っていたのだが、あるとき校長に呼ばれて自分の好きな音楽は何かと尋ねられたの で、ストラヴィンスキーが好きで、その他にはチャックベリー、ファッツドミノ、レイチャールズが好き』と答えたら『そんなことは一切忘れろ、でなければ学校を辞めろ』と言われたので素直に辞める事にしたんだ。でも現在のアメリカではファッツドミノの音楽を勉強をして学位を取る事もできるであろう。」(記事によれば実際バークレー大ではそういうことも可能みたいです。)また彼はSDG、Traffic、Blind Faith、ソロなどを通して様々な音楽(ロック、ジャズ、ブルース、フォーク、ワールドミュージックなど)をやってきているので、バークレー大のカリ キュラムをほぼカバーしているそうです。記事はおしまいに、新譜は彼が今までやってきた音楽の集大成であり、そしてNine Livesのことを『Steve Winwoodの音楽の歴史と発展』についての博士論文と考えなさい、とまで言ってます。実際ウィンウッドは40年以上音楽活動をしているので、改めてすごいミュージシャンなのだと実感させられました。
2008-05-07
5/4の『Eight Lives』を聴く
Nine LivesがBillboard初登場で12位
ウィンウッドのTV出演
5/2 Good Morning America [ABC] (Higher love, Dirty city)
あまり音が良くないような感じ。YouTubeにもあがってますね。番組の最初の方ではHungry Man のイントロも演奏しました。放送されなかっただけで実際にはこの曲も最後まで演奏したのかも。
5/3 Weekend TODAY [NBC] (Higher love, Dirty city)
観客の(TVカメラに向かって叫ぶ)歓声がうるさいけど、屋外だからしょうがないか。msnbcの動画にはhigher love しか出てないけど、Dirty Cityもやりました。またこの番組の所々でウィンウッドのソロヒット曲が数曲使われたので、ウィンウッドのちょっとした特集という感じもしました。
5/6 Late Show with David Letterman [CBS] (Dirty city)
この中ではおそらくこれが一番有名な番組だけあってか、スティーヴはなんとスーツを着てる。ジョゼもいつもと違って赤いシャツを着て少し目立ってる。また番組の専属バンドの演奏によるgimme some lovinも所々で流れました。
5/7 The View [ABC] (Dirty city, Higher love)
ステージの雰囲気といい、ホストの 盛り上げようといい、この番組での演奏が一番印象に残ったかも。Higher Loveでは女優のウーピー・ゴールドバーグがボーカルで参加。彼女のボーカルは全然うまくなかったので曲のクオリティはかなり落ちたけど、スティーヴはなんか楽しそうでした。
DVD付きCDなどをゲット
2008-05-06
今夏のツアーがスタート!
2008-05-04 Blender Theater, NY
1. Secrets
2. I'm a Man
3. Raging Sea
4. We're All Looking
5. Can't Find My Way Home
6. Had to Cry Today
7. Fly
8. Hungry Man
9. At Times We Do Forget
10. Light Up or Leave Me Alone
11. Back in the High Life Again
12. Crossroads
13. Dirty City
14. Other Shore
15. Why Can't We Live Together
16. Gimme Some Lovin
2008-05-04
Nine Livesのアメリカでの宣伝状況
Steve Winwoodファンの集いに出席
2008-04-29
Nine Livesのアルバムを聞いて
でもまだ入手できていない方のために。mp3.com でNine Livesに収録の I'm not drowning、Fly、Dirty City の3曲がとても良好な音質で最後まで聞けます!お楽しみください。それから同じページにKnock On Winwoodというタイトルの興味深いインタビュー記事ものっています。またインタビューのPodcastではウィンウッドの生の声も聞けます。
Nine Livesのアルバム獲得奮闘記
Nine LivesがCDで発売!
2008-04-22
2008-04-20
2008-04-19
Nine Livesのディスク情報
LP(米4/22)
CD(米4/29, 欧5/5)
CD+DVD (欧5/5, 日5/28)
CDの発売は4/29だが、それに先がけてLP(2枚組)が4/22に発売です!またDVD付きのアルバムが ヨーロッパで発売です。amazon.comによれば、このボーナスDVDには計40分の映像が収録されてあり、スタジオでの演奏、インタビュー、そして Dirty Cityのビデオがあるとのこと。ちなみにアメリカではこのディスクの価格が高騰中である。下の画像は前回紹介したRelixの雑誌にのった1ページの広告です。

Nine Livesの曲目:
1. I'm Not Drowning
2. Fly
3. Raging Sea
4. Dirty City
5. We're All Looking
6. Hungry Man
7. Secrets
8. At Times We Do Forget
9. Other Shore
Steve Winwood (org, g, Vo)
Jose Neto (g)
Richard Bailey (Dr)
Karl Vanden Bossche (Perc)
Paul Booth (Sax, Fluteなど)
作詞/作曲はSteve Winwood、Jose Neto、Peter Godwinの3人で担当。録音に携わったバンドはウィンウッドの現ツアーバンドのメンバー(注)。Dirty CityにはEric Claptonが、Hungry ManにはTim Cansfieldがそれぞれギターで参加しています。
(注)このメンバーによる過去の演奏をチェックしてみたい方は去年1月に行われたJim Capaldiの追悼コンサートのCDとDVDを どうぞ。またJose Neto、Richard Bailey 、Karl Vanden Bosscheの3人はAbout Timeの録音にも参加しました(Richard BaileyはTimbales、Karl Vanden Bosscheはコンガを担当)。
2008-04-16
Relixの最新号をゲット!


ウィンウッドのインタビュー記事が掲載されている雑誌は今まで多くみましたが、これほど充実したものは記憶にありません。いや〜素晴らしいです!この記事 にはクラプトンの自伝執筆が終了して以来現在に至るまでの出来事、すなわちクラプトンとウィンウッドの共演のことが主に書かれています。それぞれにとって 新たに付け加えるべき一章なのでしょう。この記事によれば、MSGのライブの話が出た時スティーブは『ブラインドフェイスを再結成するのか?』と聞いたが、エリックの答えはNOだったそうです。でももしエリックが再結成の提案してき たら、スティーブはそうしてもいいと答えるつもりだったそうです。でも再結成をしないならそれでも構わないとも言ってます(このへんのリアクションは彼ら しい)。エリックはこのライブでは、Blind Faith解散後疎遠になっていたクラプトンとの友情を再確認し、さらにそれを発展させる意味合いがあったようです。MSGライブの選曲は、それぞれが相 手のために候補曲を選んでその中からしぼったとのこと。例えばウィンウッドはクラプトンにPretendingを選び、なぜかウィンウッドがギターを弾く ことになったそうだが断念したそうです。またクラプトンはウィンウッドの大ヒット曲を含めいくつか選んだようだが、実際にやったのはSplit Decisionのみでした。興味深い事にSpanish Dancer (注1)やHelp Me Angel (注2)も候補になったそうです。また将来クラプトンと再び何らかの活動をする可能性がある、とも言っているのでぜひ期待したいです!それからもちろん新 譜Nine Livesに関することも言ってます。
注1:Arc of A Diverに収録。 注2:Talking back to the nightに収録
2008-04-09
2008-04-07
Dirty CityのプロモビデオとNine LivesのBehind the sceneビデオ
2008-04-06
ウィンウッドの長文インタビュー記事
トラフィックのときからしてきたことだが、このアルバムでも様々なジャンルの音楽をミックスさせて曲を作り上げている。1曲目の I'm Not Drowningでは、スペンサー・デイヴィス・グループ時代によく聴いた様々なブルース・ミュージックの影響が感じられる曲だそうだ。そしてそれにラテ ンとブラジル音楽の要素を付け加えているとのこと。"Raging sea" はブラジル風のヒップ・ポップだそうだ。"Other shore"はアルバムの中心をなす曲であり、アルバムの終わりを飾るのにふさわしいとのこと。(4/7 追加)
2008-04-02
ウィンウッド、5/4にNYで単独ライブ
2008-03-29
エリック・クラプトンの自伝が日本で発売予定
2008-03-22
Performing Songwriter誌のインタビュー記事
日本では入手困難な雑誌でしょうからひとつだけネタバレすると、スティーブは12年ぐらい前(Junction 7のアルバムのリリース一年前)に複数の著名なジャズオルガン奏者のライブに行き、オルガンの頭上のバルコニーから覗き込み、彼らがどういう風にオルガンのベースパートを弾いているのかじっくり観察をしたそうです。そしてコツをつかんで、『これなら自分も練習すればできる!』と思ったそうです。そしてその 成果がご存知About Timeのアルバム、というわけです。ジャンクション 7からアバウト・タイムのリリースまで6年もかかったのはこんなところにも理由があるのかもしれませんね。それにしてもロックの世界ではオルガンの第一人 者のウィンウッドが、そういう風に観察をしている様を思い浮かべてみるとなかなか興味深いものがあります。だれか実際に目撃した人はいないですかね〜。
2008-03-17
2008-03-15
ウィンウッドの最新インタビュー
Nine LivesはAbout Timeの続編にするつもりだったが、結果としてまったく異なるアルバムになったそうだ。アルバムに収録の"Fly," "Hungry Man," "Secrets," "At Times We Forget" そして "Other Shore" はバンドのジャムセッションから生まれた曲だとのこと。それから記事によるとウィンウッドは先月のMSGライブのDVDの発売を示唆しているのも興味深 い。また今夏の全米ツアーでは前座ではあるが1時間のステージをやるようだ。どれも非常に楽しみである。
Georgia On My Mind
Georgiaの前に弾かれたECの演奏と比べると拍手の数からいってウィンウッドの圧勝である!だけどもちろん勝ち負けは問題ではない。ウィンウッドはレイ・チャールズから大きな影響を受けたので、これは彼のお気に入りの曲であろう。またECの自伝にも書いて あるように、これは40年前にクラプトンがイギリスのクラブでスティーブの演奏を聞いて感激した曲でもあるので、彼にとってもこの曲は思い出深いであろ う。でもウィンウッドがこの曲を演奏したことはSDG以来今まであっただろうか。なぜ今回この曲をやることにしたのだろうか。。。ひょっとしてクラプトン がこの曲をリクエストしたのかな、と思いたくなる。もしそうならこの演奏に一番感激したのは袖で聞いていたクラプトンその人かもしれない。いずれにせよ、 二人とも40年前のことに思いを巡らせたであろう。
2008-03-09
MSGライブのその後
コンサートが終わってからもウィンウッドはずっとNYに滞在していたのだろうか。ライブ翌週の3/4にNYでNine Livesのリスニング・パーティーなるものが開催されてウィンウッドも出席したとのことだ。写真とコメントはこちら。その1、その2。その3。MSGの歴史的ライブが終わって、次のビッグイベントはもちろん4/29発売予定のニューアルバムだ!
[3/29 補足:上のリンク先にのっているファイアバードのギターに関しては、fatpowerさんがご自身のブログ(2008-03-11)で詳しく解説されています。それからこちらの記事によれば、このギター(WinwoodがTraffic時代に使っていたギターのレプリカ)はギブソンからのプレゼントだそうです!]
2008-03-01
ウィンウッドとクラプトンの共演コンサート(全3公演)が終了
Monday 25 February, 2008
Steve Winwood - hammond organ, guitar, piano, vocals
Eric Clapton - guitar, vocals
Chris Stainton - keyboards
Willie Weeks - bass
Ian Thomas - drums
01. Had To Cry Today
02. Low Down
03. Forever Man
04. Them Changes
05. Sleeping In The Ground
06. Presence Of The Lord
07. Glad
08. Well Alright
09. Double Trouble
10. Pearly Queen
11. Tell The Truth
12. No Face, No Name, and No Number
13. After Midnight
14. Split Decision
15. Ramblin On My Mind (EC solo acoustic)
16. Georgia On My Mind (SW solo hammond organ)
17. Little Wing
18. Voodoo Chile
19. Can't Find My Way Home
20. Dear Mr Fantasy
Encore:
21. Crossroads
NYのMadison Square Gardenで行われたスティーヴ・ウィンウッドとエリック・クラプトンによる共演コンサート (2/25,26,28)が終了しました。見に行けなかったのは残念だったけど、その代わりに2/25日と26日のフル音源をさっそくゲットして今週は ずっと楽しんでました。ウィンウッドはオルガン、ギターに加えて5、7、8などでピアノを弾いてます。彼のピアノ演奏は久しぶりですね。今回のバンドには パーカッションやホーンがないし、それにウィンウッドのソロの曲にはギターとキーボードの両方が目立つ曲は少ないので、どの曲をやるのか興味津々だったけ ど、そこで出てきたのがSplit Decision(Back in the high lifeのアルバムではJoe Walshのギターをフィーチャーしている)。これにはなるほど、と感心してしまいました。オルガンソロで弾かれたGeorgiaは感動ものです。 Spencer Davis Group時代の演奏(SDGのライブDVDに収録)を思い出してしまう。Voodoo Chileも両者の演奏が素晴らしい。ちなみにウィンウッドによるこの曲の演奏はAbout TimeのExpanded EditionとDual Discに 収録されています。ファンタジーをやったのは意外だと思った。さすがにブラインドフェイスの曲は盛り上がりがすごいです。ウィンウッドはThem ChangesやTell The Truthなどでもボーカルをとってます。YouTubeにはこのコンサートの映像がたくさん上がってますね。ちなみに26、28日のセットリストもこの 日とほぼ同じでした。全3公演の詳しい情報は http://www.whereseric.com/tour/special-gigs/ に出ています。ウィンウッドのオフィシャルサイトにもそのうち出るでしょう。
2008-02-24
ウィンウッドのニューアルバム 『Nine Lives』について
Dirty City
この曲では、彼のギターがとてもかっこいい。前作ではギターを弾かなかったので、アルバムでのギター演奏となるとJunction 7 以来実に11年ぶりだ!曲はLow Sparkをさらに迫力ある感じにしたような大作である。とどめをさすように曲の後半からEric Claptonのギターソロがフィーチャーされているのもうれしいところだ。聞きこむごとに良さが増していくようで、リピートし始めるとずっと聞き込んで しまう。。。YouTubeのビデオが見れるのもうれしい。演奏風景をみれば、ポール・ブースがオルガンを弾いているが、実際のアルバムでは誰がオルガン を弾いているのだろうか。ウィンウッドがギターとオルガンの両方を弾いているような気がするのだが。このビデオにはイギリスにあるウィンウッドの自宅周辺 ののどかな映像がでてくるが、Dirty Cityのイメージと合わないような気がする。それでもこの映像は見ている分には十分楽しめる。
Fly
この曲も実に素晴らしい。このような雰囲気の曲はいままでのア ルバムにはなかった。メロディーがなめらかに流れて行く。なんとなく80年代のウィンウッドを思い出すが、あの頃の曲ともまた違っている。でも曲を聞けば やっぱりウィンウッドらしい感じがする。ソプラノサックスを吹いてるのはPaul Boothだろうか。
Nine Livesとジャケットに隠された秘密
9 Livesのジャケットもとてもいい。一目見てすぐに気に入ってしまった。だけどウィンウッドがギターを手にしているのには正直びっくりだ。前作同様この アルバムでもオルガンを主に弾いていると思うのだが、ギターの写真を持ってくるとは。。。それからこのアルバムのキーワードは ”9” である。このアルバムは9曲収録だし、またこれはウィンウッドのソロ9作目である。でもジャケをよく見るともう一つ ”9” が隠れています。
ジャケの左下に子供が写ってますが、これは誰だか分かりますか?自分はこの写真見た事があります。2年前にウィンウッドのTVインタビューが 放映されましたが、そのときに出てきました。実はこれはウィンウッドが9歳のときの写真です。当時彼は結婚式場などで父親のバンドの一員としてギターを弾 いていましたが、これが当時の写真です。ギターを弾く9歳のウィンウッド少年と、それからちょうど50年たってギターを手にして微笑んでいる熟年ウィン ウッド。このように考えてみるとなかなか感慨深いものがありますね。
アルバムの発売予定日
オフィシャルサイトやAmazon.comによると、Nine Livesの発売予定日は4/29に延期になってしまったようだ。。。残念だが待つよりほかないか。
About Time から Nine Lives へ
前作 About Time(2003)ではウィンウッドがオルガンしか弾いてないということとギタリスト(ジョゼ・ネト)がいるということに驚いた。それ以前の Winwoodの主要な音楽活動を振り返ってみれば、アルバムとツアーの両方で重要な役割を果たしたギタリストといえば(彼自身を除けば)ブラインド・ フェイス時代(1969)のエリック・クラプトンぐらいしか思い浮かばない。専属のギタリストがいるということはそれぐらい珍しい事なのだ。ご存知のよう にAbout Timeではオルガントリオ(オルガン/ギター/ドラム)が中心である。アルバムのジャケを開けば、ウィンウッドはもちろん、ギターのジョゼとドラムの ウォルフレッド・レイエス・Jrの写真が飛び込んでくる。ウィンウッドのソロアルバムなのに、バンドのメンバーの写真を自分と対等に載せてあるのは珍しい のではないか。まさにトリオ中心なのを象徴していよう。このアルバムではワールドミュージックにハモンドオルガンを持ち込み、ロックと融合させて彼独自の音楽を作り出した。それが名作About Timeだった。
それから5年が経って4月にNine Livesが発表になるわけであるが、多少の例外を除きウィンウッドがオルガンを弾き、スタジオの一発録音を基本としているスタイルは変わっていないだろ うと思う。2006、2007年のツアーのバンドが今回の録音に携わったので、前作の『トリオ中心』とは異なりウィンウッドを含めた5人で作りあげたアル バムという要素が強いのではないかと想像する。上の2曲を聴く限り、About Timeとは似てるようで全く異なるアルバムのような気がしてくる。4月の新作リリースが大変に待ち遠しい。
2008-01-27
ウィンウッド、今夏のライブはTom Petty & The Heartbreakersの前座で
ニューアルバム:Nine Lives、4/8発売予定
Nine Livesの曲目:
I'm Not Drowning
Fly
Raging Sea
Dirty City
We're All Looking
Hungry Man
Secrets
At Times We Do Forget
Other Shore
タイトルにはLivesとありますが、これはスタジオアルバムです。前作同様スタジオでライブ形式で録音したのでしょう。それから前回(1/18)の記事↓に記述を一部追加しました。
2008-01-18
ウィンウッド、新譜やクラプトンとの共演コンサートなどを語る
昨年5月のCountryside Rocksでのコンサート(クラプトンと共演)に関して:
エリックが『スティーブと共演できるならこのコンサートに出る』と言っていたと聞いてスティーブは感激したようだ。クラプトンとはブラインド・フェイス以来ずっと疎遠だったけど、このコンサートをきっかけにまた親しくなりだした。
新譜について:
Nine LivesはAbout Timeの続編なのでしょうが、さらにステップアップしているようです。ちなみにインタビューをした人は新譜をすでに聞いたそうで、曲についてのウィン ウッドのコメントもあります。作曲はウィンウッド、Jose Neto、Peter Godwinとの共作。"Drowning"と"Fly"は宗教的な雰囲気がする曲、"Raging Sea"はJose Netoのギターの音と演奏が印象的、"Dirty City"ではウィンウッドがギターを弾いていて、また終わりのギターソロはEric Claptonが弾いている。"We're all looking"ではウィンウッドがアコースティック・ギターを弾いている。"Forget about him"はメロディーが印象的。
2月に行われるエリック・クラプトンとの共演コンサートについて:
映像にはいちおう収められるだろうけど、発売するかどうかは分からない。エリックとコンサートをしてお互いがどう感じるかにかかっている。(クラプトンとスタジオアルバムを作ってみたいかと聞かれて)2月のコンサートが終わってからでないとその後のことは分からないが、状況によってはさらに彼との活動を続ける可能性もある。
またウィンウッドのソロライブは4月に行われるだろう、とのことです。でももうこれ以上新譜が延期になりませんように。