2006-12-24

2006年を振り返って

今年は10月にウィンウッドのミニツアーがあり、自分は幸運にもライブを2つ観ることができた。また自分のHP がウィンウッド公認になったのもうれしかった。ライブアルバムとニューアルバムの方はどうなっているのか気になるところだが(特に前者は本人が明言してか ら2年が経ちます)、振り返ってみればいろんなことが起きた一年だと思う。ブラインド・フェイスのライブ映像がDVDとなってコンサートから37年後によ うやく発売、そしてスペンサー・デイヴィス・グループのアルバム3枚が世界初のCD化もうれしいニュースだった。来年はジム・キャパルディの追悼コンサー トで幕開けです!それでは皆さん、良い年末年始をお過ごしください。

2006-12-12

私のHPがめでたくウィンウッド公認のファンサイトに!!

今日はうれしいお知らせがあります。まず、僕が今年10月に撮った写真(2006-10-07 Red Bank [15枚]と2006-10-10 Norfolk [10枚])がウィンウッドのオフィシャルHPのギャラリーのページに載りました!レポで使っている写真と基本的に同じですが、大きめのサイズになっています。ぜひご覧下さい。そして同じくオフィシャルのContactのページから私のHPがリンクされています(英語表記はSteve Winwood Concert Reviews)。というわけで本日この『Steve Winwoodライブレポート』はスティーヴ・ウィンウッド公認のファンサイトになりました。めでたしめでたし。

2006-12-10

来年はジム・キャパルディの追悼コンサート

トラフィックのメンバーかつスティーヴの長年の友人だったジム・キャパルディが他界してから来月で2年になりますが、ジムの追悼コンサートが 来年1/21にロンドンで行われることになりました。主にトラフィックとジム・キャパルディの音楽が演奏されるようです。もちろんウィンウッドも出演しま すが、他のメンバーも魅力的です。現在までに発表されている主な出演者は以下の通り。Steve Winwood、Paul Weller、Pete Townshend、Joe Walsh、Jon Lord、Bill Wyman、Simon Kirke、Andy Newmark、Ray Cooperなど。追加メンバーの発表も後日あるとのこと。コンサートの収益金はジムの未亡人がしているチャリティー(Jubilee Action)に寄付されるようです。

2006-11-30

スペンサー・デイヴィス・グループのオリジナルアルバムが世界初CD化

スティーヴ・ウィンウッドが在籍していた当時(1965-1968)のスペンサー・デイビス・グループのオリジ ナルアルバム3枚が11/22に紙ジャケでリリースされた。曲自体は今までコンピレーション(Eight Gigs A Week)で聴くことはできたが、これらのアルバムは日本で世界初のCD化となった。それにしても10月にウィンウッドのツアーが終わったと思ったら今度 は40年前に逆戻りである!ウィンウッドのようにこれだけ長く活動している人のファンであるというのはそれだけでもけっこう大変である。自分も先日購入す ることができたけど、品切れになるのはおそらく時間の問題かもしれない。ついでだから書いておくと、Spencer Davis Groupのライブ盤のCD2枚(Mojo Rhythms & Midnight Blues Vol.1&2)が2000年に発売になってますので、興味のある方はどうぞ。こちらも強力お勧めです。ちなみにリンク集/参考資料のページに書いたSDGのDVDはこのライブ盤のVol2の数曲が映像になったものです。

2006-11-11

ライブレポその後

先月2つのライブレポをアップしたので今回はちょっと息抜きで。新しいレポのことは宣伝もしていただいたので、 多くの方に読んでもらってます。アクセスも増えているので大変うれしいです。ありがとうございます。ところでヤフーから来る人もけっこういるので、どうい う検索語で私のHPを見つけているのか調べてみたら意外に面白かった。中にはおかしなのもあって、一番傑作だった検索語は『お笑い年越しライブ』。こんな ので見つかるわけないだろと思ったけど、これをヤフーで検索すると私のHPは今日現在第5位にランクインしています!いっそのことこれを記念して、スティーブ・ウィンウッドには年末にお笑いライブで来日してほしいものです(笑)。

2006-10-28

今年のウィンウッド・ライブ

今月5日から13日までウィンウッドのミニ全米ツアーが行われた。幸運にも自分はライブ2つに行くことができ、レポもやっとアップすることができました。ごゆっくりお楽しみください。結局新曲の披露もなく以前のセットリストと似たようではあったが、新しいメンバー2人がとても印象に残ったライブであった。また同じメンバーでのライブを観たいものだ!新譜やレコーディングに関する情報は結局何も出てこなかったが、これは今まで通り気長に待つしかないかな。

2006-10-10

ツアーはミニでもライブは豪華。2年越しのライブがついに実現!- Norfolk, VA (2006/10/10)

Steve Winwood Live at NorVa (Norfolk, VA)

セットリスト:
 1. Different Light (10分)
 2. Empty Pages (8分)
 3. Cigano (9分)
 4. Can't Find My Way Home (5分)
 5. Medicated Goo (7分)
 6. Who knows what tomorrow may bring (11分)
 7. Light Up Or Leave Me Alone (13分)
休憩 (20分)
 8. Leave a Fax or Send a Message(14分)
 9. Higher Love (7分)
10. Back In the High Life (11分)
11. Dear Mr. Fantasy (10分)
12. Low Spark Of High Heeled Boys (25分)
13. Crossroads (9分)
 アンコール
14. Why Can't We Live Together (6分)
15. Gimme Some Lovin' (8分)

Steve Winwood Vo (all except 8), org(1-3, (4),6-9,12-15), mand(10), g(4,5,11)
Jose Neto g (All except 4,11)
Paul Booth ts(1,2,6-9,12-15), FL(8), BVo(6,7,9,10), org(4,5,10,11), perc(1,12)
Kar Vanden Bossche Perc (All except 11), BVo (6)
Richard Bailey Dr (all)

次はノーフォーク 

3日前にニュージャージー州のレッド・バンクでライブを観たばかりだが、次はバージニア州ノーフォークへ行く。 前回とはうってかわってこちらは自宅から近いところにある。まあ一時間もあれば行ける場所だ。 こんなに近いなんてかえって気が抜けそうなぐらいだ。でも移動の苦労がないのは本当にありがたい。今回は苦労とは無縁のはずだと信じたい。


2年前に予定されていたライブ

実はこのライブは2年前の5月7日に予定されていた。しかしその2日前のアッシュビル・ライブの日に起きた不幸な出来事(詳しくはアッシュビルのレポを参照)のため、The NorVaで行われる予定だったノーフォーク・ライブは実現しなかったのだ。 後になってこれはキャンセルではなく、「延期」だと知ったのでそれがいつ実現するのかずっと気にかけていた。 それ以来ウィンウッドのツアーの日程が発表されるごとにノーフォークがあるかどうかまずチェックしたものだが、毎回見当たらず、もうスティーブはとうに忘れているのかなと思い始めていたところだった。 従って、今回のミニツアーの日程にノーフォークを見つけた時は、ああやっぱりスティーブは覚えてくれてたんだな、ととてもうれしくなった。 同じように心待ちにしていたファンもきっと多くいることだろう。

楽に現地入り

当日の夕方ノーフォークへ出発する。思った通り現地まで1時間しかかからなかった。素晴らしすぎる!! レッド・バンクに行った時の10分の1の時間じゃないか。おまけによく考えればこれは今までの最短記録だ! この広いアメリカで最短記録を更新できたとはちょっとびっくりだ。 それにしても前回のレッドバンクで最長記録、そして今回は最短記録の更新とは。。。 会場のThe NorVaはノーフォークにある巨大なショッピング・モールのマッカーサー・センターの真向かいにある。

ライブ会場のThe NorVa

立地条件がいいので、買い物に来た一般客もそこで誰がライブをするのかすぐに分かるのは好都合だろう。 The NorVaは1500人収容の小ホールで、ほぼ全席立ち見だ。 今までは小ホールのときは必ず最前列を目指したものだが、去年ボルティモアの時に最前列での音がひどすぎたので、今回は違う作戦をたてた。

いよいよ入場

時間に余裕はあったが、場所取りをするために手早く夕食をすませて会場の入り口に並ぶ。そして入場すると予定通り2階へまっしぐら。 その時知ったのだが、すでにVIPチケットなるものを持った人たちが入場していたので、そもそも最前列など無理な話だった。 自分は2階の後ろの方に陣取る。立ち見だが手すりに寄りかかることができるので割と楽だ。 それに遮るものがないのでステージがよく見える。 2階とは言っても会場が小さいので、自分のところからステージまでわずか15mほどだ。 いつもは前の方に陣取るのだが、たまには違った場所でもいいだろう。 観客の年齢層は3日前のレッド・バンクの時より少し若めだと思う。会場はほぼ満員だ。 開始予定時刻の8時になってもライブが始まらないので、観客がだんだん騒がしくなり始めた。 わめいたり口笛をふいたりしてなんとかライブの始まりを催促している。 8:15になってようやくメンバーがステージに登場した。いよいよ2年越しのライブのスタートである。


ライブが始まる

注目の1曲目はDifferent Light。 いつもと同じくジョゼ・ネトのギターとカール・ヴァンダン・ボッシュのパーカッション(この曲では主にタンバリンとコンガ)がいい感じだ。 でもオルガンとギターの音量がやや小さいか。やはり後ろの方だと音はとてもいい。それにスティーブの上半身が見えることに感激する。 いつも前の方で観たときはスティーブの首から上ぐらいしか見えなかったのだ。おまけにスティーブが両手を動かしてオルガンを弾いている様子もよく見える。 う~ん、いい眺めだ!それに左足でベースペダルを弾いている様子もよく分かる

Different Light

その次のEmpty Pagesではボーカルに伸びがある。 素晴らしく声が良くでているのがわかる。それにドラムもとても快調だ! この曲はライブでほぼ毎回聴いたけれど、各奏者の演奏がうまくかみ合っていて、これが今までで一番いい演奏のような気がした。 Empty Pagesの終了後サックスのポール・ブースが抜けたので、ひょっとして、、、と思ったらやっぱり次はCiganoだった。 この曲もDifferent Lightと同じくAbout Timeからの曲だが、これは元はジョゼのアルバムに収めてあったインスト曲だ。 スティーブはこの曲のベースパートを前半は左手で、後半になると足で弾く。 そしてジョゼのギターソロのあたりから左足が右に左に飛ぶように動く(アルバムでも似たようなことをやっているはず)のが隠れた見せ場であり、また自分のお気に入りのシーンだったが、今回はそれがなくなっていてかなりおだやかな動きになっていた。 期待していたのにちょっと残念。ジョゼのギターソロは音量がやや小さめだったが、元は彼の曲だということもありお手のものだ。

スティーブのボーカルに感動する

それが終わって今度はCan't Find My Way Home。 ブラインド・フェイス時代の曲だ。3日前のレッド・バンクのときと同じく、出だしはスティーブがオルガンを弾き、すぐにポールが後を引き継ぐ連携プレーが見られた。 前回はボーカルの高い音を少し無理をして出しているようだったが、今日はそんなことは全然感じられない。 高い音もちゃんと無理なく出ているし、それに音量もある。今日は声の調子がとてもいいみたいだ!去年までとは違うギターもとても目立つ。

Can't Find My Way Home

その次はギターを水色のストラトに替えてMedicated Gooを演奏する。 今日の演奏ではポールのオルガンとジョゼのギタ-でベースパートをユニゾンで弾いていた。前回に引き続き、この曲を聴けてよかった。 その後、スティーブがオルガンに戻り、Who Knows What Tomorrow May Bringを演奏する。 サックスとギターがソロをとる。ドラムはとても歯切れが良く、曲をよく盛り上げている。この曲は前回やらなかったので聴けてよかった。 パーカッションのカールが曲の途中でステージ中央に出て来てポールと一緒にバックボーカルをし始めた。去年のアトランティック・シティーでも同じことをしていた。 この曲のように少しスローなテンポだとスティーブのボーカルの良さがことさら目立つ。

  Who Knows What Tomorrow May Bring

自分のとなりに親子連れがいたのだが、母親の方からギタリストは誰だと聞かれたので、ジョゼのことを少し説明する。 なんと彼女はトラフィックのころに熱烈なファンだったそうで、ブラインド・フェイスのライブも観に行ったそうだ。 近年のウィンウッドはあまり知らないようだったが、ジョゼの演奏が気に入ったということなのでAbout Timeを勧めておいた。

スティーブの足技も絶好調

前半の終わりはもちろんLight Up or Leave Me Alone。 前半はスティーブのオルガンソロがあり、その後サックス、ギター、パーカッション、ドラムとソロがまわる。 前回同様途中の"light up"のかけ声のあたりから、オルガンのベースが同じパターンの繰り返しでずっと続いていく。実に安定していていい雰囲気を作っている。 前回のライブを見たとき、この部分をどうやって弾いているのか分からなかったのだが、今日注意深くみたところスティーブはこれを足でずっと弾いている! 左手で弾いているのかと思ったのだが、足をひっきりなしに動かしているじゃないか。しかも数分間に渡って。これには本当にびっくりだ。 それにドラムもとても歯切れがいい。前回はあまりドラムに注意が行かなかったけど、今日改めて聴くとこのドラマーはやっぱりすごくうまい!曲のラストも決まったいた。

後半が始まる

20分の休憩の後、後半はLeave A FAX or Send A Messageで幕開けだ。 この曲をやるとはちょっと意外だった。これはギターのジョゼ・ネトのインストの曲である。 サックスでのテーマに続いて、ソロがオルガン、フルート、パーカッションとまわり、最後はドラムの素晴らしいソロで締めくくる。 ここから先はベストヒット集だ。まず初めはHigher Love。 今までこの曲はライブで何度も聴いているが、不思議なことにすごく感動したことはあまりなかった。 おそらくアルバムのバージョンが頭にこびりついているせいもあるだろう。でも今日のこの演奏はどうだ。ボーカルも伸びがあって実に素晴らしい。 バックのリズムセクションも快調だ。この演奏は今までライブで聴いたなかで間違いなく一番だろう。 今日のスティーブはいつもよりずっと声の調子がいいようだ。それともバックの演奏にのせられているのか。サックスやギターのソロもかっこいい。 サックスのポール・ブースは彼のHPの記述から推測するとおそらくまだ29歳ぐらいだと思う。 この曲が大ヒットしたのは今からちょうど20年前だから、当時彼はまだ10歳未満だったであろう。 多分リアルタイムではこの曲を聴いていないと思われるミュージシャンが現在スティーブのバンドですばらしい演奏をしているというのも時代を感じさせる。 この曲が終わるとスティーブはマンドリンを手にしてBack In the High Lifeの演奏だ。 去年とほぼ同じアレンジなので、正直ちょっと見飽きた感じがある。 イントロは例によってスティーブのマンドリン、ジョゼのギター、そしてカールのトライアングルがステージの中央付近に集まっての演奏だ。 会場の皆でコーラスをするのもいつものことだ。

  Back in the High Life

Dear Mr. Fantasy

その次はご存知トラフィックの代表曲のDear Mr. Fantasy。 ギター、オルガン、ドラムの3人のみでの演奏だ。この曲でオルガンは去年ほど目立ってないがやはりこのくらいがちょうどいいか。 スティーブをサポートするのはともに今年加入したリチャード・ベイリーとポール・ブースである。


  Dear Mr. Fantasy

前回同様ドラムはすごい迫力だ。曲が終わると拍手がなりやまず、次の曲がなかなか始められない。 2年越しのライブということもあって、聴衆も熱狂しているのだろうか。 その次のとどめとも言うべき曲はLow Spark of High Heeled Boysだ。 去年までよりイントロが長めだと思う。毎回この曲は非常に長いのだが、今日も約25分だった。 各奏者が持ち味を十分に出して、ソロの時間もたっぷりとってある。 長いけど聴いてて飽きが来ないのはおそらく最後にジョゼの素晴らしいギターソロがあるからだろう。 ロースパークの演奏後、メンバーがステージから立ち去らない。変だなと思ったが実はもう一曲あった!なんとラストはCrossroadsだ。 これにはかなりびっくり。スティーブ以外の曲をラストに持って来るとはかなり珍しい。 それともこれは今月同じくアメリカ東海岸をツアー中のクラプトンに対する挑戦状なのか。ちなみに彼は今日ワシントンDCでライブだ。 ライブ後に聞いたのだが、ウィンウッドとクラプトンのどちらを観に行くか悩んだというファンもいた。ウィンウッドはこの曲を少しゆったりめのテンポで演奏する。

アンコール

アンコールの1曲目はWhy Can't We Live Together。 アルバムAbout Timeに収録のティミー・トーマスの曲だ。前回に引き続きこの曲を聴けてうれしかった。 スティーブは一語一語じっくり歌っている感じだ。スティーブのボーカルはどうしようもないほどうまく、説得力を持ってせまってくる。 最後はもちろんGimme Some Lovin'。 オルガンの音も後半は良く出るようになった。実に心地よく響いている。もうこれで今年ウィンウッドを見るのは最後だろう。 なるべく目にその姿を焼き付けるようにした。後ろで見ていると会場全体がどういう風に盛り上がっているか分かってなかなか面白い。 今日は最初から最後まで最高の演奏をしただけあって、盛り上がりがすごい。

  Gimme Some Lovin' (ライブ終了の瞬間)

最前列付近の観客はさすがにクレイジーになっている。以前のライブで自分が最前列だった時もあんな感じだったのだろうか。。。 スティーブのボーカルはのびがあり、まったく衰えることがなかった。

ライブを終えて

今日のライブは今まで自分が観た中でも間違いなくトップ3に入るだろう。2階で観たのは初めてだったが眺めもいいし、音もいい。後ろの方で観るのもなかかいいね。

  ライブ終了後のあいさつ。今年も感動をありがとう!

ライブ後のスティーブとのご対面の時間はあっと言う間に終わってしまった。 前回同様LPのジャケットを持ってきたファンが多かったが、トラフィック等のジャケットを十数枚持ってきて全部にサインしてくれとお願いしたファンが一人いた。(自分にはそんなまね絶対にできませんね。まわりの人もびっくりしてましたが。) でも彼がAbout Timeのことを知りもしないことが分かってスティーブの機嫌が悪くなったようだった。 その後すぐにバスに乗り込んでしまい、ずっと待っていたのにサインをしてもらえなかったファンもいた。 今回のツアーはミニだったが、今日観たライブは音良し、ボーカル良し、演奏良し、見ごたえあり、盛り上がりも最高だったので、思ったよりもずっと豪華なライブだった。 それに移動の苦労もナシ。今日はめずらしくハプニングも起きなかったので、逆にこれらはうれしいハプニングとでも言うべきか。

スティーブはまるで年をとるごとにパワフルになっていくような気がするのは気のせいだろうか。 結局他の会場でも似たようなセットリストで、新曲等のお披露目はなかったようだ。 今回の短いツアーは、毎年なんらかの音楽活動をしますよ、という意思表示なのだろうか。 次回のツアーのときにはぜひニューアルバムをひっさげて来てほしいものだ。それから次もぜひ同じメンバーでライブをしてほしいと思う。 最後に今年も感動をありがとう!!

2006-10-07

歴史的なシアターでのライブ。去年のリベンジにも成功!- Red Bank, NJ (2006/10/07)

Steve Winwood Live at Count Basie Theater (Red Bank, NJ)

セットリスト:
 1. Different Light (10分)
 2. Empty Pages (7分)
 3. Walking On (5分)
 4. Can't Find My Way Home (6分)
 5. Medicated Goo (7分)
 6. Why Can't We Live Together (7分)
 7. Light Up Or Leave Me Alone (13分)
 休憩 (15分)
 8. Rainmaker (16分)
 9. Higher Love (8分)
10. Back In the High Life (10分)
11. Dear Mr. Fantasy (10分)
12. Low Spark Of High Heeled Boys (23分)
アンコール
13. Crossroads (7分)
14. Gimme Some Lovin' (7分)

Steve Winwood Vo (all), org(1-3, (4),6-9,12-14), mand(10), g(4,5,11)
Jose Neto g (All except 4,11)
Paul Booth ts(1,2,7-9,12-14), FL(3,8), BVo(3,7-10), org(4,5,10,11), perc(1,3,12)
Kar Vanden Bossche Perc (All except 11)
Richard Bailey Dr (all)

2006年はミニツアー

今年のツアーは10月5日から13日までアメリカ東海岸を中心に行われる。わずか9日間で7公演のミニツアーである。 About Timeのツアーも今年で4年目になる。ウィンウッドのライブを観るのは1年3ヶ月ぶりだ。バンドには新メンバーのポール・ブース(sax/fl)とリチャード・ベイリー(dr)が加わった。 ギターのジョゼ・ネトとパーカッションの カール・ヴァンダン・ボッシュは去年に引き続いての参加だ。 サックスのポール以外はウィンウッドの最新作About Timeの録音に参加しているので(注:アルバムではカールはコンガ、リチャードはティンバレスを演奏)、このラインアップは期待ができそうだ!


去年の秋は、、、
話は1年前にさかのぼるが、去年の夏に素晴らしいライブを4つ見終えたとき、ひょっとして運を使いすぎたかなと思ったものだ。 やはりというべきか、去年の秋のツアーの時は1つも観ることができなかった。日程を一目見て、行くのはすべてあきらめるしかなかった。 念のため、チケットは1公演だけ入手しておいたのだが、やはり行くことはできなかった。 でもそのライブは大変盛り上がった素晴らしいコンサートだったと人から聞いたときは、とても複雑な思いがした。 それほど盛り上がったライブの最前列に空席を残してしまったなんて、ファンとして申し訳ない。。。 その残念な思いを胸に秘め、今回のライブに望む。

飛行機とレンタカーを使って

ライブが行われるニュージャージー州のレッド・バンクはNYからもわりと近い場所にある。 今回のミニツアーではNYでのライブが一つもないのは意外だったが、今日のライブがそれの代わりなのか。 去年はさんざん運転をして疲れたので、今回はなるべく楽に行きたいと思った。 飛行機とレンタカーを使っての現地入りである。お昼過ぎには現地に到着する予定を立てていたので午後はのんびりすごそうと思ったのだが。。。
 

悪天候

当日の朝起きると激しい雨が降っている。気にせず自宅を出発するが近くの道路が冠水していたので思った以上の大雨にちょっとあせる。 空港に行ってみるとなんと飛行機が全然来ていない。 悪天候のため離着陸できないとのことだ!自分のフライトは朝だったが、それが遅れに遅れ、結局キャンセルに。さあ困った! 午後のフライトを利用する手もないわけではなかったが、多分今日は天候の回復の見込みはなさそうなので、またキャンセルになる可能性が高そうだ。。。 残念だけど行くのをあきらめるしかないか、と思い始めた。 それでも航空会社のカウンターに行ってみると、ここから車で一時間のところにある別の空港に行くことを薦められた。 それなら問題なくライブにも間に合いそうだ!航空会社が発行してくれたタクシー券を使って、すぐさまそこへ向かう。 でも高速道路も雨の影響を受けて、そんなに速いスピードでは走れない。 なんとかその空港に着いてチェックインをすることができたが、自分のフライトが何時に出発なのか尋ねると 「あと5分です、でも大丈夫ですよ」となんかよく分からないことを言われた。 でもその言葉の意味を尋ねずに「あと5分」ということで頭がパニックになった。 すぐさまセキュリティーゲートまで走り、そこを抜けてからターミナルの中を走る。 おまけに自分のフライトの出発ゲートは建物の一番奥だ!ようやく息を切らせてゲートにたどり着くと、、、なんと自分の乗る飛行機はまだ来ていない! なんと言うことだ!!「大丈夫ですよ」とはそういう意味だったのだ。。。

なんとか現地入り

でもやはり大丈夫ではない。なにせ飛行機が来ないことには話にならない。 でもその飛行機も1時間遅れで到着し、なんとかフィラデルフィアの空港へ行くことができた。 そこからレンタカーでニュージャージー州のレッド・バンクまで移動する。結局目的地には午後5時半に到着した。 自宅を出てから実に10時間である。これは今まで行ったライブの移動時間の最長記録だ! 今回は飛行機を使って楽に早く目的地へ行こうと思ったのに、皮肉にもまったく逆の結果となった。 ちなみに以前の記録はボナルーへ車で行った時の8時間半である。 兎と亀じゃないけど、飛行機はあてにせずこれからも車で移動しなさいと言う意味なのか! ホテルに着いてからすぐに町の見物を兼ねて会場のカウント・ベイシー・シアターへ行ってみる。 なかなか立派な建物である。


Count Basie Theatre

会場入りを果たす

宿にいったん戻ってシャワーを浴び、夕食を簡単に済ませて再び会場へ行く。中に入るとウィンウッドのCDなどを売っている。 Tシャツもいろいろあったが、そのなかにオフィシャルHPでは売られていないものを見つけたので一枚買う。会場の中も立派だ。 それにステージに置かれた楽器がライトアップされていてすごくいい雰囲気を出している。いやが上にも気分が高まる。 自分の席は2列目のオルガンの前。席に着くとさすがに長時間の移動の疲れを感じる。朝からトラブル続きだったがよくここまで来れたものだ。 ステージを見ると自分の席とオルガンの間にモニターがあることに気づく。以前もしたように今回もそれを覗いてみた。 単語がいくつか並んでいただけだったが、これらの言葉が出てくる曲は、、、あれしかない!

ライブが始まる

8時にメンバー全員がステージに登場した。ほどなくしてギターのジョゼ・ネトが心地よいリズムを刻み始める。 思った通り1曲目はDifferent Lightだ。 スティーブはもちろんオルガンとフットペダルを演奏する。ボーカルも以前と変わってなく安心した。 自分の席はステージに近すぎることもあって、音がそれほどいいわけではなかったが許容範囲だろう。 サックスのポール・ブースは銀色に輝くテナーサックスを手にしている。曲の後半にとても滑らかなアドリブのソロを披露した。 彼はおそらくまだ20代だと思うが、実力はかなりのものだ!でもその次のEmpty Pages ではあまり息があってないところもあった。ポールはミスをすると他のメンバーの方を向いて苦笑いするくせがあるのか。 2曲終わったところでいつものようにスティーブのMCが入る。 「この歴史上の偉大なジャズミュージシャンの名を冠したシアターで演奏できてとてもうれしいです。 ここでやると何だか自分も歴史的なミュージシャンの一人になったような気分になります。」Walking On ではリズムセクションが素晴らしい。ラストも決まっていた。この曲をちゃんと聞くことができたのは初めてだ。 (去年ボルティモアでこの曲をやったときはボーカルが聴こえなかった。) ポールのフルートソロはジャズっぽいところもあった。

ちょっとした演出が

それが終わるとすぐにスティーブが次の曲のイントロを弾き始める。これはCan't Find My Way Home ではないか!でもなんでスティーブがオルガンを弾いているのだ? そしてスタッフが去年までとは違うギターを持ってきた。ギターは誰が弾くんだ? そのときサックスのポールがスティーブのところにきて、オルガン演奏をスムーズに引き継いだ。なんという連携プレー! そしてスティーブはステージ中央でギターの演奏開始。

Can't Find My Way home

左手の形から判断するとキーはDだ。 ブラインド・フェイスのオリジナルキーなので、音はかなり高く感じる。ボーカルの高い音は出ているが少しきつそうだ。 去年までのようにBbのキーの方がいいようにも思った。

トラフィックの曲に感動!

次にスティーブはおなじみ水色のストラトを受け取る。え、もうファンタジーをやるのか?と思ったのだが実はMedicated Goo だった。 そうだった!去年の秋のツアーでよく演奏したそうだし、去年テレビ出演したときもやっていた。 そのときの演奏と似たバージョンだ。ジョゼはギターで主にベースのパートを弾いている。スティーブのカッティングもかっこいい。その次はWhy can't we live together? スティーブがオルガンに戻りサックスのポールが抜けて4人での演奏。意外なことだがこの曲をライブで聴くのは実に2年前のアッシュビル以来だ! スティーブの熱唱が印象的。そしてオルガンも心地よく響いている。この曲でジョゼが今日初めてのソロをとる。

Medicated Goo

Light Up or Leave Me Alone

その次のLight Up or leave me alone も去年の秋によく演奏された曲。Medicated Goo とともにこの曲を聴けて本当によかった。 スティーブとポールがいっしょに叫ぶ "Light Up"のかけ声が実に気持ちいい。スティーブのオルガンベースも安定していていい味を出している。 曲の中盤からソロがサックス、ギター、パーカッション、ドラムと渡る。

ライブ後半が始まる

15分の休憩のあと、後半最初はRainmaker。 去年のバージョンとほとんど同じだが、曲の出だしはアフリカン・チャントはなく、代わりにポールがフルートで独創的なアドリブソロを吹く。 曲の後半はソロがギター、サックス、ドラムと続いた。その次はHigher Love。 もうここから後はスティーブのベストヒット集だ。曲の途中で女性2人が最前列の前のスペースに出てきて踊り始める。 スティーブの気を惹こうとオルガンの横まで行くが警備員にすぐ制止されて引き下がる。 でも困ったことにまたすぐ戻ってきてしまう。おそらく酔っぱらっていたのだろう。 次はマンドリンを手にしてBack In the High Life だ。これも去年とほぼ同じバージョン。

  Back In the High Life

その後、前半でも使った水色のストラトを受け取ってギター、オルガン、ドラムだけのトリオになる。次はもちろんあの曲。 スティーブが弾く準備をしていると、客席から "Low Spark!"、"John Barleycorn!"、"Pearly Queen!"などと声がとぶ。 一向に「正解」が出ないので、自分が一声 "Fantasy!!"と叫ぶ。直後にDear Mr. Fantasy の演奏開始。グッドタイミングであった。ドラムのリチャード・ベイリーは去年までのドラマーとはちょっと雰囲気が違う。 ほとんど表情を変えずにドラムを叩くがとても迫力のある音だ。この曲にはこの人のドラムが一番あっているように思った。

  Dear Mr. Fantasy

後半最後はLow Spark of High Heeled Boys。 曲の出だしで渋い味わいのサックスソロが出る。原曲でのクリス・ウッドの演奏を意識していたのだろうか。 テーマのあと去年と同じくソロがオルガン、サックス、ギターとまわる。 ジョゼのソロの出だしは実に静かであるが、長い時間をかけてだんだん盛り上げて行く。 ソロの途中、左手のポジション移動をするたびに「ギッ、ギッ」と音がするときがあった

  Low Spark of High Heeled Boys

ギターらしからぬ音なので不思議に思っていると、それはパーカッションのカールのいたずらであった。 ジョゼが左手を動かすのに合わせて、小道具を使ってそういう音を出していたのだ。 曲のクライマックスでの彼のギターは去年、一昨年ほど激しくはない。でも十分すぎるほど盛り上げていた。


アンコールはパーティー状態

アンコール1曲目はCrossroads。 これも去年とほぼ似たバージョンだが、唯一の違いはテナーが入っていることか(去年のサックス奏者はブルースハープを吹いていた)。 ネトが渋いソロを披露した。 アンコールが始まる前に大勢の客がステージと最前列との間のスペースになだれ込んできてしまった。 警備員もこれにはもうあきらめ顔だ。

  

  Crossroads

おかげで自分のいるあたりはパーティーさながらになってしまった。 ステージ中央にいるポールのまわりにはにわか女性ファンが集まり、なんとか握手をねだろうとしている。 この盛り上がりようはまるで小ホールでやったときのようだった。最後はもちろんGimme Some Lovin' でしめくくる。ちょっとテンポが遅いような気もしたが悪くはないだろう。

コンサートが終了して

ライブが終わるといつものようにメンバー全員が集まってのあいさつだ。 新メンバーのサックスとドラムはおそらく去年のプレーヤーより実力は上だろう。 というわけで今回のバンドのラインアップは強力だと思う。特にサックスのポール・ブースは気に入ってしまった。 今回も前の方の席だったので、音自体はそんなによくなかったが、やはり前だと演奏者の細かな表情やしぐさがよくわかって興味深い。

  ライブ終了後のあいさつ

ライブ終了後、ステージに置いてあったものをいただいた。ライブ中からひそかに目をつけておいたのだ。 入手してみて分かったが、ごく普通のものであった。でも実際にスティーブが使用したものだから貴重だろう。 まあこれ以上書かなくても何をゲットしたか分かる人には分かるかな(笑)。 その後会場を出て裏口にある「バス乗り場」へと行く。もちろんファンはバスに乗らないが、皆のお目当ては当然スティーブだ。 集まったファンは20人ぐらい。ほとんどの人がソロやトラフィックのLPのジャケットを持ってきている。 自分はトラフィックのDVDを持って行ったが、口々に「それは何だ?」と聞かれた。 これだけ多くのウィンウッド・ファンがいるのに、ほとんど誰もそれを知らないのには正直驚いた。 でも中には70年代にトラフィックのライブを3回見た、という人もいたのでさすがだな。 スティーブが会場から出てくるのが遅かったので、かわりにバンドのメンバーともいろいろ話をすることができた。 ドラムのリチャード・ベイリーはこの前日本に行ったばかりだそうだ。話し始めるといきなり「君は日本人かい?」と聞かれた。持っていた紙のチケットにサインをしてもらった。 サックスのポールは若いだけあって、女性ファンを獲得しそうな感じ。ギターのジョゼとも初めて話すことが出来てうれしかった。 AboutTimeのジャケも持っていたので、ジョゼの写真のところにサインをしてもらった。 最後になってやっとスティーブが現れた。待ちくたびれたファンが次々と集まる。いろんな質問を次から次へと浴びせられてちゃんと答えるヒマがない感じだ。 なんとか自分も「日本にも多くのファンがいますが、今度日本でライブをしてくれますか?」と言ってみたものの 「今後のことはまだ決まってないけど、、、そう言えば3年前に行ったよね?」と言ったところで他の話題に変わってしまった。 去年に引き続いて明確な答えをもらえなかったのが残念。やはり自分は芸能リポーターには向いてないだろう。 でもひょっとしてこういう質問には答えようがないのかも。

Steve Winwoodのサイン!

Jose Neto(g)のサインももらった!

チケットの写真。
Richard Bailey(Dr)のサイン入り!
席は2列目、中央やや左(オルガンの前)

さて次は?


今日は新曲のお披露目もなく、曲目も以前とほぼ同じだったが、十分楽しむことができた。 でも長時間の移動の疲れがあり、自分の体調は万全ではなかったが、座って聴けたのが幸いであった。 自分にとって今日のライブは去年の秋に行かれなかったコンサートの代わりという意味もあった。 トラフィックのDVDにサインをしてもらったし、これで去年のリベンジにも見事成功! でも浮かれているヒマはない。次のライブまであと3日だ。今度こそハプニングに遭わないように策を練らねば。。。

2006-10-02

ミニツアーの開始まであとわずか

さぁて、いよいよウィンウッドのミニ全米ツアーが始まる。日程が発表されたとき、ちょっときつそうなスケジュー ルだなと思ったけど、今よく見たら10/4のライブがキャンセルになっている!よって9日間で7公演なり。頼むからこれ以上キャンセルしないでくれ。でも この理由はなんとなく想像できる。4日連続のライブはきついので一つけずったのだろう。そもそも近年では最高でも3日連続だったはずだ。年齢を考えて無理をしない日程を組むのは重要です。


日付 会場 都市
2006-10-05 Hampton Beach Casino Ballroom Hampton Beach, NH
2006-10-06 The Borgata Hotel Casino & Spa
Event Center
Atlantic City, NJ
2006-10-07 Count Basie Theatre Red Bank, NJ
2006-10-09 Warner Theatre Washington, DC
2006-10-10 The NorVa Norfolk, VA
2006-10-12 House of Blues - New Orleans New Orleans, LA
2006-10-13 Verizon Wireless Theater Houston, TX

でもこうしてみるとホントに少ないね〜。今回のツアーがなにかはっきりした意味合いを持っているのかはまだ分からないがそれはお楽しみでしょう。

2006-09-23

ブラインド・フェイスのDVD(アメリカ盤)がついに発売

ヨーロッパ盤の発売から実に5ヶ月遅れたが、9/19にアメリカでブラインド・フェイスのハイド・パークの DVDが発売された(もちろん日本でも入手可能ですが、これはリージョン1です。)。これでウィンウッド関連のライブDVDはスペンサー・デイヴィス・グ ループ、トラフィック、ブラインド・フェイス、ソロと一通り出たことになる。BFのDVDに関してはアメリカ盤の方がパッケージの作りが良く、曲に関するデータ等もきちんとでているので好感が持てる。それにしても、依然としてウィンウッドのオフィシャルサイトにこれに関する記事がないのは実に不思議だ。来月行われるミニ全米ツアーはこのDVDの宣伝を兼ねているのかな、と以前思ったのだが、どうやらそうではなさそうだ。ちなみに現在こちらのオフィシャルHP (US Siteの方)では抽選でDVDが当たります

2006-08-13

今年の秋はミニツアー!

先月からそれらしい雰囲気を感じてはいたが、ウィンウッドの秋のツアーが先日発表になった。東海岸の都市を中心に8公演の全米ツアーである。バンドのラインアップはギターのジョゼ・ネトは当然として、パーカッションは去年もツアーに参加したカール・ヴァンダン・ボッシュ、そして今年は新しいメンバーが2人。ドラムはリチャード・ベイリー、そしてサックス/フルートは ポール・ブースである。ちなみにパーカッションのボッシュとドラムのベイリーはそれぞれウィンウッドのAbout Time (2003)のアルバムに コンガとティンバレスで参加している。従ってポール・ブース以外の全員がアバウト・タイムの録音に参加しているので、このメンバーでやるライブはかなり期待できそうだ!今回は8公演と 少ないけれどもスケジュールをじっと眺めればスティーブの考えがいろいろ分かる気がする。例えばハリケーン被害から復旧しつつあるニューオリンズでさっそ くライブをするあたりはさすがである。1年前にもシカゴでハリケーンの被害者のためのチャリティーコンサートをしただけあって、ニューオリンズへの思いはかなりのものがあるのだろう。

2006-07-14

ウィンウッド、ついに今年もライブ活動! 全米ツアーなのか?

最近ウィンウッドの周辺がすこしずつ活発になってきた感がある。6/30にスイスのモントルー・ジャズフェスティバルに急遽出演。そして8/29に発売のサム・ムーアのCD “Overnight Sensational”にも一曲参加している。 それだけでなく、なんと今年の秋のライブの予定が2つ発表されているではないか! まず10/5にハンプトン・ビーチ, NH、そして10/7にレッド・バンク, NJ、 にてライブだ。これは全米ツアーを意味するのかまだ分からないが、もしそうなら、ニューアルバムの方はどうなっているのか非常に気になるところだ。相変わらずスティーブのオフィシャルサイトでは何事もなかったようにひっそりしているが、、、。嵐の前の静けさなのだろうか。

2006-07-03

モントルー・ジャズフェスティバルのライブ写真

ウィンウッドが6/30にスイスのモントルー・ジャズフェスティバルに出演しました(写真1写真2写真3)。 楽器から推測してCan't find my way homeを演奏したようです。3枚目の写真では US Rockerと書かれてますね(苦笑)。

2006-06-30

ウィンウッド、モントルー・ジャズフェスティバルに出演!

今日は正直ちょっとびっくりした。ウィンウッドが6/30にモントルー・ジャズフェスに出演することをHPで「確認」することができたからだ。実はそう書かれてある記事は今月半ばに見つけていたのだが、その時点ではモントルーの公式HPにはウィンウッドのことなど出ていなかった。数日前にチェックしたときも同じ。やはりあれはデタラメの記事だったのかと思ったが念のため今日もう一度チェックしてみたら、なんとSteve Winwoodの 名前が出ているではないか!いや〜びっくりしました。でもこんな直前になって正式発表するなんて遅すぎますね。しかもこれはスティーブの今年初ライブだ。このコンサートはモントルーの40周年を記念してアトランティック・レコードを讃えるために行われるもので、スティーブ以外にもジェフ・ベック、チャカ・ カーンなど大物ミュージシャンが多数出演する予定だ。ところで、モントルーのHPにはスティーブの超特大の写真があります。最近のでしょうか。ちなみに写真の場所はスティーブの自宅かスタジオの前でしょう。 今年3月のテレビインタビューの映像にもこの写真と同じ扉が写っていますので。

2006-06-04

米keyboard誌のインタビュー記事

今月号の米keyboard誌にウィンウッドのインタビューが のっているのでさっそく入手した。トラフィックやソロのアルバムで使ったキーボード楽器についての説明等がでていてなかなか興味深い。またトラフィック ('94)のツアーではピアノの上にさらにキーボードを置いていることがあったが(DVD参照)それについての説明もあった。それから、スティーブのお気 に入りのハモンドオルガンのサイトはこちらだそうだ。どうやらそこでオルガンのベースのことをいろいろ研究しているようだ。また、別ページの記事にはあの有名なWhile You See A Chanceのイントロのシンセの音をどうやって作るかについての詳細な説明がでている。なかなか専門的であるがウィンウッドの秘密がそこに書かれている ようでなんかわくわくしてしまう。ウィンウッドのキーボード演奏に興味のある人は必読ですね。でも日本では入手できるのでしょうか。(6/18 記事のリンクを追加しました。)

(2009年)追記:リンク先をアップデート

2006-05-17

ブラインド・フェイスのDVDを入手

先月10日にBlind FaithのHyde ParkのDVDがヨーロッパで発売になった。この歴史的コンサートのDVDがやっと日の目をみることができて本当に良かったと思う。ファンにとっては長 年の夢がかなった感じだ。しかしヨーロッパ以外での発売予定日は未だに不明なので、PAL盤を英アマゾンから入手してしまった。ボナルーをはるかに上回る10万人もの観衆がステージをぐるりと取り囲んでいるのが印象的だ。それに若きスティーブ・ウィンウッドがエリック・クラプトンやジンジャー・ベーカー等 を従えて思う存分歌っているのを見るのはやはり圧巻である。ところで、このDVDの オフィシャルHPではSea of Joyのビデオが見れるし、ジンジャー・ベーカーのなかなか面白いインタビューがのっています。それによると彼はジャズが好きでロックが嫌い(笑)という ことだが、このDVDでは実に楽しそうに演奏している。ヨーロッパ以外の地域でも早く発売してほしいものだ。

2006-03-26

ブラインド・フェイスのDVD

ブラインド・フェイスのハイド・パークのDVDがヨーロッパで発売されるまであと2週間あまり。すでにいろんなところで話題になっているけれど、一番充実してそうなのはこのサイトかな。それから、発売されるDVDの表と裏のジャケの写真はこちらに あります。だけどエリック・クラプトンのところでもジンジャー・ベーカーのとこでもこのDVDに関するお知らせが出ているのに、我がスティーヴ・ウィン ウッドのところではいまだに何も触れられていないのはいったいどうしたことか!ところで、2週間前に放送されたウィンウッドのTVインタビューに は、ブラインド・フェイスが演奏するSea Of Joyの映像が少しだけでてきます。当時の写真とくらべてみるとこれはハイドパークでの演奏に間違いありません。ということは、これはもうすぐ発売される DVDからの映像である可能性が十分ありますね。思ったよりもいい画質でびっくりしたけど。さりげなく発売を予告しているわけなのだろうか。

2006-03-12

ウィンウッドのTVインタビュー

今日アメリカで放送されたウィンウッドのTVインタビューは実に素晴らしかったです。何回もリピートして見てしまいました。スティーブの受け答えもなかなかユニークでした。9歳の時に楽器を弾いたことからはじまってスティーブの40年にわたる音楽活動をたくさんの映像や写真とともに紹介しています。それに加えて、イギリスのグロスターシャーにある自分の家のまわりを散歩するシーンやスティーブのスタジオでギターのジョゼ・ネトとのセッションの様子もあります。それに奥さんのユージニアや子供の映像も登場するので、 音楽活動とは違ったスティーブの様子も見ることができます。インタビューというよりはスティーブの特集番組といった感じでした。インタビューのスクリプトはこちら

2006-03-07

最近のウィンウッド

久々の更新ですが(汗)。でも最近のウィンウッドに関するニュースはあまりないんですよね。気になる新作のレコーディングに関しては、今年はじめにギターのネトと一緒に10日間ほどスタジオ入りしたそうだがその後は何も情報は入ってきていない。まあそれほど忙し いということなのだろうか。それなら気長に待ちたいと思う。ところでブラインド・フェイスのDVDに関してはいまだにウィンウッドのオフィシャルHPでアナウンスされませんね。これはいったい。。。

2006-01-24

ブラインド・フェイスのDVDが4月に発売!

今まで何度も立ち消えになっていたブラインド・フェイスのHyde Parkでのライブ(1969)のDVDが4月に発売されるようだ。今までより情報が具体的なので今度こそは本当だと信じたい。。。昨年9月に発売の予定が消滅してしまった時は、万が一ブラインド・フェイスが 再結成したときを考えて発売を延期したのかなと思ったのだが。ひょっとして去年スティーブが再結成はないと言ったので、今年発売することにしたというのは 考えすぎだろうか。もしそうなら、再結成はないと(このDVDがでるまで)言い続けてほしいものだ(笑)。