2011-12-17

来日公演を終えての雑感

クラプトンとウィンウッドの歴史的な来日公演が終わってから今日(12/17)でちょうど1週間がたった。また今日は初日の札幌公演(11/17)からちょうど1ヶ月でもある。もうそんなに時間がたったのかという気がするが、言い換えれば彼らはそれぐらい長く日本に滞在していたのだ。しかもウィンウッドは、来日する前はオーストラリア/ニュージーランドのソロ・ツアー(10/18−11/5)をしていたので、なんと2ヶ月にも渡って母国イギリスを離れていたのだ(これは少なくとも2000年以降では一番長いツアーだと思う)。南半球で春の暖かい日々を過ごしてから、冬の日本で1ヶ月のライブ活動をするというのは簡単ではなかっただろう。それでも体調をしっかり整えて毎回クオリティの高いライブを見せてくれたのはさすがである。それに加えてハードスケジュールだったとは思うがさすがにスティーブは音楽職人。そして恐るべし63歳!自分はブログ更新に精を出し過ぎたためか、12月に入ってから体調をやや崩してしまったので、少しはスティーブを見習うべきだろう。。。

来日公演に関しては、インターネット上の書き込み等をみるとやはりどの公演も素晴らしいものだったようだ。クラプトンのファンの方が圧倒的に多かっただろうが、これだけ多くの人がスティーブ・ウィンウッドのボーカルやキーボード/ギターの演奏を生で体験したというのはまさに驚くべきことだ。これからもこの来日公演はファンの間で語り続かれることだろう。それからライブ中に立つべきか座るべきか、という議論がネット上のいろんなところでなされていたのは自分にとって意外な気がした。皆が立つかどうかは、会場にいる観客とライブの雰囲気で決まるものだと思っているので、そのことについては特に触れようとは思わなかった。ちなみにスティーブは観客が座っていようが立っていようが特に気にしません。どのような状態でも演奏に全力投球するので、最初座っていたとしてもライブが進行するに従って皆が自然に立ち上がっていく、というのは自分も過去によく経験しました。来日公演からちょっと脱線するけど、自分は基本的にライブは座って楽しむ方が好きです。立ち見のライブ会場では座りたくなっても絶対に座れない、という苦労を何度か経験したので('04ボナルー'05ボルティモアなど)、席があるんだったら座ることにしています。それにアメリカでのウィンウッド・ライブでは最初から総立ちというのは(立ち見会場でない限り)まずありません。自分が経験した中での唯一の例外は’05年のサマーフェストでのライブだけど(レポ)、最初全員立ってたのにその後全員着席という驚くべき事態になりました。あとシカゴのライブでは自分1人だけ前の方で立っていたら、ライブ中に後ろから物をぶつけられて『座れ!』と怒られたこともあったっけ。また大きなフェスなどでは寝転がってライブを見ることも出来ます。そういう自分も’08年のトム・ペティのライブ(当時ウィンウッドと共に全米ツアーをした)は芝生に横になって見ました。とても気持ちよかったです。それから自分はウィンウッドの生演奏を昼寝しながら聞いたこともあります(演奏といっても実はリハーサルだが)('07年アスペンのレポ)。こう見てくるとライブを楽しむのにもいろんな形態がありますね。座るのも立つのも寝転ぶのもいいけど、本人が一番楽しめる形態を選べればいいのかな。

おしまいに来日公演に関して私宛のメールやブログへのコメント等たくさんいただきありがとうございました。メールの返事を出すのが遅れ気味で申し訳ございません。返事は必ず書きますのでもう少々お待ち下さい。

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