2005-10-23
Coloured Rain
2005-10-13
秋のツアーに関して
2005-09-22
今週のウィンウッドは多忙である
2005-09-08
About Timeの「再々」リリース
2005-09-07
サウンドステージのDVD
2005-08-01
9つめのライブレポをアップ
秋のツアー
2005-07-03
Steve Winwood at Summerfest 2005
セットリスト:
1. Different Light
2. Empty Pages
3. Bully
4. Cigano
5. Rainmaker
6. Higher Love
7. Low Spark Of High Heeled Boys
8. Back In the High Life
9. Dear Mr. Fantasy
10. I'm a man
11. Gimme Some Lovin'
Steve Winwood Vo (all except 8), org(1-3, (4),6-9,12-15), mand(10), g(4,5,11)Jose Neto g (All except 4,11)Paul Booth ts(1,2,6-9,12-15), FL(8), BVo(6,7,9,10), org(4,5,10,11), perc(1,12)Kar Vanden Bossche Perc (All except 11), BVo (6)Richard Bailey Dr (all)
セットリスト: | ||
1. Different Light |
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5. Rainmaker |
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6. Higher Love | ||
7. Low Spark Of High Heeled Boys | ||
8. Back In the High Life | ||
9. Dear Mr. Fantasy | ||
10. I'm a man | ||
11. Gimme Some Lovin' | ||
Steve Winwood Vo (all except 8), org(1-3, (4),6-9,12-15), mand(10), g(4,5,11) Jose Neto g (All except 4,11) Paul Booth ts(1,2,6-9,12-15), FL(8), BVo(6,7,9,10), org(4,5,10,11), perc(1,12) Kar Vanden Bossche Perc (All except 11), BVo (6) Richard Bailey Dr (all) |
1. デイブ・メイソンのライブを観る (7/2)
シカゴからミルウォーキーへ
昨日(7/1)はTaste Of Chicagoでのフリーコンサートを堪能することができたが、まだまだお楽しみが続く。 今日と明日はミルウォーキーが誇るミュージックフェスである サマーフェストを楽しむ予定だ。 シカゴからミルウォーキーまでは90分ぐらいしかかからないはずなので、 昼過ぎには着けるだろうと思っていたのだが、シカゴで細かな用事をしていたら出発がかなり遅くなってしまった。 おまけに、レンタカーを借りて出発したのはいいが、シカゴ周辺の高速道路でさっそく道に迷ってしまい、 サマーフェストの会場に着いたのは午後3時になってしまった。 アメリカのフェスのことはあまり詳しくないのだが、これは結構有名なフェスではないかと思う。 出演するミュージシャンにも有名な人が多い。しかも1日たった$12しかかからないのは素晴らしい! 去年のボナルーのチケットは3日間通しで約$180だったから、えらい違いだ。
サマーフェストにて
このサマーフェストの会場は雰囲気が非常にいいと思った。 なんとなく遊園地を思わせる。遊園地からアトラクションを取り去り、音楽のステージを設置したのがサマーフェストといった感じだ。 子供が楽しめるステージ(音楽とは限らない)もあるし、また観覧車やリフトもある。 それになかなかバラエティーに富んだ食べ物も売られている。会場はミシガン湖沿いにあるので、眺めもいい。 家族連れで来る人たちが多いし小さい子供連れも見かける。 大人も子供も楽しめるように作ってあるという点でボナルーとは違う路線を行っている。 9つある音楽のステージでは正午から午前0時までライブをやっている。 全部で1日に40組以上が出演するが、メインのミュージシャンはだいたい夜にライブを行う。
Dave Masonのステージ(昼の部)
サマーフェストに着いたのが3時近くだったので、すでに各ステージではライブが始まっている。 チケットを買って中に入ると、入り口に一番近いステージから何やら聞き覚えのあるボーカルが。 もしやと思って近づいてみると、そこで演っていたのはやはりDave Mason! トラフィックを設立したメンバーの一人である。彼のステージには間に合うようにしたかったのだが、30分遅刻してしまった。 会場のBriggs & Straton Big Backyardには超満員の客が押し寄せていた。 立ち見が出るほどの盛況ぶりである。自分は後ろの方で立っていたのだが、それでも大音響で聴こえてくる。 この日は彼を観るのを目標としていたので、トラフィックロゴの入った黒のTシャツを着てきた。 今日この時間帯で有名な人といったらメイソンしかいないので、サマーフェストにいた多くの人たちがこのステージを見に来たのだろう。 ちなみに彼は今日の夜にもトリとして再びステージにたつのだ。 一番人気ではないかもしれないが、間違いなくこの日のサマーフェストでの露出度ナンバーワンだ。 年齢のためか昔のような透明感のあるボーカルではないが、そのかわり力強さが出てきている。 トラフィック時代のShouldn't have took more than you gaveを演ってくれたのはうれしかった。 アンコールはもちろんFeelin' Alrightで締めくくる。 最後に、「ロック殿堂入りのミュージシャン、デイブ・メイソン」のアナウンスがあるとひときわ大きな拍手が寄せられた。 彼のライブを最初から観れなかったのは残念であったが、夜観ようと思っていたホール&オーツのライブがキャンセルになっていたので、 今夜再びメイスンのステージを観ることに決めた。
メイソンの昼のライブが終了してから、他のミュージシャンのライブも聴きに行った。 でも、どこも音量がとんでもなく大きい。耳が痛くなってきたので、しかたなく耳栓を買うことにした。 8時からDirtydozen Brass Bandを観るが、やはりこれも音量がでかすぎる。耳栓をしてちょうどいいぐらいだ。でも音が体全体にズシンと響いてくるのがわかる。 妙なことに明らかにサクラと思われる人物が満員の客席を右に左へ移動してなんとか場を盛り上げようとしていた。 彼は10代の子供のようだったのが、なんかかえってしらけてしまう。 今日は曇り空で日中も普段より気温が低めだった。夜になって少し肌寒くなってきたが、なんとかなるだろう。
再びDave Masonのステージ
夜10時のメイソンのライブを観るために再び会場のBriggs & Straton Big Backyardに行った。 昼間にメイソンのライブを観た人が多かったのだろうか、トリのステージにも関わらず会場は空席が目立つ。 その上この日の同じ時間帯にはDr.John、Los Lobos、David Lee Rothなどのステージがあったので、客がかなり分散されたのだろう。 ところで、今日のこの時間はウィンウッドがミシガン湖を挟んだ対岸の地でのライブをちょうど終えた頃だろう。 おまけにスティーブは24時間後にここサマーフェストで今夏のツアー最終公演を行う。 そのことをデイブが知っていたかは分からないが、彼がどういう演奏をするのかが気になった。いよいよ因縁の対決の始まりだ。
バンドのラインナップはデイブのギター、ボーカルの他に、ギター、ベース、キーボード、ドラムの計5名。 メイソンはどちらかというとステージ上での動きが少ないように思った。正面をじっと見つめて力強く魂を込めて歌っている感じだ。 在籍期間は短かったが、デイブにとってトラフィックは依然として重要な位置を占めているのだろう。 90分間で演奏した12曲中、トラフィック関連の曲は4曲を占めた。 まず、今年初めに亡くなったトラフィックのメンバーかつ長年の友人であったジム・キャパルディのことにふれ、40,000 Headmenを演奏した。 フルートがなかったので、さすがに原曲通りとはいかなかった。おそらくジムとデイブで演奏したバージョンと似ているのだろう。 また昼間と同じくShouldn't have took more than you gaveもやってくれた。 これはトラフィックでも演奏したが、メイソンのソロの曲だ。今日2回この曲を聴けてラッキーだった。 Dear Mr. Fantasyでは「独自の解釈で歌う」と前置きし、かなりくずして歌う。 この演奏を聴きながらトラフィックのロック殿堂入りの時にメイソンが演奏しなかったことを思い出した。 もしあのとき彼も加わっていたらいったいどういう演奏になっていたのだろうか。。。 アンコールはもちろんFeelin' Alright。昼のステージでもそうだったがこの曲の演奏が一番長く(10分)ジャムセッションのようだった。 やはりメイソンのライブではこの曲が一番盛り上がった。 昼間同様、ライブ終了直後に「ロック殿堂入りのミュージシャン、デイブ・メイソン」のアナウンスがあり、笑顔で手を振りながらステージを去って行った。 ところで、メイソンは独特な形をした黄色のギタ-を弾いていてそれがかなり目立っていた。 後日調べたところ、これはメイソン自身が開発に関わった RKSギターだと分かった。 曲によってはバンドのギタリストも同じギター(青の色違い)を弾いていたので、2人あわせてステージでかなり強烈な印象があった。 さてウィンウッドのツアー終了前日に、同じミルウォーキーのサマーフェストで力強いステージをみせてくれたデイブ・メイソン。 ウィンウッドを観るのが一番の目的でここに乗り込んできた自分に対して、「おれのことを忘れてもらっちゃ困る」とでも言っているように思えた。 さてこれに対してスティーブがどう迎え撃つのか。明日はいよいよ今夏のツアー最終公演だ。
2. ウィンウッドライブの会場の下見をする (7/3)
昨日はミルウォーキーに宿を取ったので、今日(7/3)は朝起きてしばらく休憩してからサマーフェストの会場に出発した。 昨日とはうってかわって天気は快晴で、気温も少し高めのようだ。 会場には12時過ぎに着いたが、すでに大勢の人が入場しようとしていた。 サマーフェストは雰囲気がいいので、なんとなく開場と同時に入場してしまったが、実はこの日の昼間はめぼしいライブがない。 することがないので、ウィンウッドのライブ会場の下見でもすることにした。
ライブ会場の下見
ウィンウッドが今夜ライブをするPotawatomi Classic Rock Stageではすでに名もないバンドがライブをしていた。 サマーフェストにある9つのライブ会場のうち、半分ぐらいの会場には客席に屋根がついているのだが、ここにはそれがない。 他の会場と同じく、ベンチいすがたくさん置かれているが、立ち見が出たとしても聴衆は最大1000人程度だろうか。 過去のライブで、座る場所によって音が違うことを実感していたので、今回は一番いい音で聴ける席に座ることにした。
ガラガラの会場のなかを演奏者や聴衆の邪魔にならないようにしながら右に左に前に後ろに移動して音を聴き比べてみる。 やはり少し下がったあたりが一番音のバランスがいい。 ちょっと離れすぎかなとも思ったが、今夜は前から15列目のステージ正面の席で観ることに決めた。
それを終えて一息つくと、ステージ左手にあるライブ関係者用の駐車場に見覚えのある大きなバスが止まっているのに気づいた。 あれはどう見てもウィンウッドのツアーバスにちがいない。でもなぜそれがそこにあるのかまったく理解できない。。。 第一、ウィンウッドは昨夜ここから遠く離れたミシガン州北部でライブをしたはずだ。 そこからここまで、どう考えたって8時間はかかるはずなのに、なぜそのツアーバスがすでにこの会場にあるのか! そこでもう一度ステージを見渡すと、なんとウィンウッドバンドのオルガン、パーカッション、 それにドラムまでもがすでにステージの後ろの方に置かれているではないか。 なにやら訳が分からなくなってきた。考えられるのは、昨夜は夜通しバスを走らせて今日の午前中にこの会場入りした、ということぐらいだ。 全米ツアーというのはミュージシャンにとって過酷だと思う。毎晩そうやってバスの中で寝泊まりしながら1ヶ月以上過ごすのか。。。 3度の飯よりも音楽が好きでないとやっていけないのではないだろうか。 それにしても、自分は昨晩この会場近くに泊まったのに、ウィンウッドの方が自分よりも早く会場入りしていたとは夢にも思わなかった。
ただの下見のはずが
とりあえず、ライブ会場とその駐車場を隔てているフェンスのところまで行ってバスを近くから見てみた。 残念ながらバスはフェンスから離れたところにあったので、今夜のライブ終了後にスティーブに会うのはかなり難しい。 こればかりは自分にはどうすることも出来ないので、きっぱりあきらめることにした。 だが、そこからなんとなくフェンスに沿って歩いていくと、フェンスの一番はじに扉があるのを見つけた。 そこからライブ関係者が必要に応じてサマーフェストの会場内に出入りできるようになっていた。 しかしそこには当然警備員がいたので、自分は扉から少し離れたところで立ち止まる。 そしてバスの方を見て、ふと思った。ひょっとして、、、スティーブは今このバスの中にいるのだろうか? ちょうどそう思ったとき、自分のすぐ横を一人の男がその扉に向かって歩いていくではないか。 え?マ、マジで?もう一度よく見てみる。間違いない!! その男は警備員から「ここは立ち入り禁止ですよ」と思いがけないことを言われてきょとんと立ち止まった。 その瞬間をとらえて自分は思わず叫んだ。「スティーーーーーーブ!!!」
白昼の出来事にびっくり!!
それを聞いて警備員が、「あ、あなたは "ミュージシャン"でしたね、どうもすみません」と謝った。 「いや、さっき起きたばかりなので、ちょっと外に出て新鮮な空気を吸っていたんだ」とスティーブが答える。 そこで僕の方を向き、ニヤリとして僕の胸を指差し「ナイス Tシャツ!」と言った。 (この日、自分は当然のようにAbout TimeのTシャツを着ていたのだ。) ハイ、あ、そうですね、それじゃあ、ということでスティーブにペンを渡してそのナイスTシャツにサインをお願いする。 それが終わると「サンキュー」とお礼を言いながらしっかり握手。 いやぁ、スティーブからサインをもらって握手するのもこれで何回目だろうか。 でも、、、目の前にスティーブと1対1で向き合っているなんて本当に信じられない。 普通だったらお付きの人がまわりにいるはずなのに、フリーのスティーブと遭遇するなんて。 でも、なにかいろいろ話をしようと思ったが、なぜか話したいことが全然出てこない。いくらでもあるはずなのに。。。 それにしても不思議だ、というかタイミングが良すぎる。 「今日は残念ながら会うのはむずかしいな」と思った直後にいきなりスティーブが自分の目の前に現れて、サインに握手まですませてしまう。 その間3分たっていないだろう。いったい自分はなぜこんなについているのだろうか。 でもそうやって突然スティーブに会えたことにすっかり満足してしまって、それ以上何を話したらいいのか分からなくなってしまった。 カメラをもっていたので、一緒に写真を、と思ったが、起きたばかりの格好でカメラに収まるのはスティーブがいやがるかな、と思って言い出さなかった。 まあ、先月撮ってもらったことだし今回は遠慮することにした。 結局「今晩もちろんライブを観に行きます!」としか言えなかった。 スティーブは扉を通ってバスに戻っていった。
ラッキーなことが起こったが、、、
突然ラッキーすぎることが起こったので、なんとか気持ちを整理しようと努めた。 やはりもっと話をしたかったな、という気持ちが出てきたが、会えただけでもよかっただろう。 でも、こんなにいいことが起こってかえって後が不気味になった。 というのも、今年観に行ったライブでは、嬉しいことはもちろん残念なことも必ず起こっているからだ。 ボルティモアでは12時間何も食べられず、アトランティックシティーの時は往復16時間ドライブするはめになり、シカゴではバリーさんに会えなかった。 そう考えると今回も何か悪いことが一つ起こると考えた方が妥当だろう。 それはいったい何なのであろうか。。。一つ思いあたることがあった。雨である。 今日は快晴だが、強い雨の地域がシカゴ/ミルウォーキーのあたりに向かっているのだ。 今日の天気予報では夕方から夜にかけて雨になる、とのことだ。 そのせいだと思うが、今日は昨日よりも暑いのに会場には薄手のジャケット等を持っている人をよく見かける。 でもアメリカはとにかく広いので、予報が当たらないことを祈るばかりだ。 でも、あんなにラッキーなことが起こってしまっては雨にふられても文句は言えまい。 おまけにこの会場の客席には屋根がついていないときた。なんかもう決まったようなものだ。 雨が降ったらおとなしく観念するしかない。。。
午後はのんびり
昼食を食べてなかったので、会場内でいろいろおいしそうなものを食べることにした。 そこで思ったのだが、なぜあのときスティーブにランチのお誘いをしなかったのか。。。 ちょうど昼過ぎだったし。「ごちそうしますよ」とか「ビールはお好きなだけどうぞ」、とかいろいろ言えばよかったのに。 なんかまたとないチャンスを逃した感じだ。 この会場内にはTaste of Chicagoほどではないが、かなりいろんな食べ物が売られている。 昼間のライブにはあまり興味がなかったので、シカゴで飲み食いできなかった憂さをここで晴らそうとした。
その後なんとか時間をつぶし、午後8時に席取りをかねて Potawatomi Classic Rock Stageに戻った。地元のバンドらしい3人組のステージだ。なかなかうまかったが、彼らは自分たちの立場をわきまえている感じだ。 ライブ中だというのに、「俺たちのあとにスティーブウィンウッドがやるからね」とちゃんと聴衆に告げる。 ひょっとして彼らもスティーブのライブを観たいのだろうか。 そのバンドのライブも9時すぎに終わり、いよいよスティーブのライブの準備が始まった。 今日7/3はアメリカ独立記念日の前日ということもあり、ここサマーフェストの会場に面したミシガン湖で花火が打ち上げられていた。 それをぼんやり見上げながらライブの始まりを待つことにした。花火とライブという組み合わせもなかなかおつである。 その花火もようやく終了し、いよいよ次はウィンウッドのライブだ!
3. ツアー最終公演が始まる (7/3)
自分はサマーフェストの Potawatomi Classic Rock Stageの会場で昼間下見をして決めておいた場所に座っている。 ステージ正面の15列目だ。写真を撮るにはちょっと遠いが、今回は音をちゃんと聴くことを目標としていたのでここでいいだろう。 各奏者を見るにもちょっと遠いが、ステージ全体は難なく見ることができる--前の人が立たなければ。会場はすでに超満員だ。
午後10時ちょうどにスティーブとバンドのメンバーがステージに現れた。いよいよ今夏のツアー最終公演の始まりだ。 しかしそれと同時に前の人が立ち上がり、それにつられて後ろの人もいっせいに立ち上がった。 しまった!心配していたことが起きてしまった。でも今となってはどうすることもできない。 仕方なく自分も立ち上がったが、それでもステージはよく見えない。このときばかりは、やはりもっと前で見れば良かったか、と少し悔やんだ。 でもスティーブのライブで全員立ち上がるとはちょっと意外だった。
オルガンの音に感動する
結局今年のツアーではライブの1曲目は固定しなかった。 自分は幸運にもライブ4つを観ることが出来たが、1曲目はどれも異なっていた。今回はDifferent Lightで幕開けだ。 今日のライブは今夏のAbout Timeツアーの締めくくりなので、そのアルバムの代表曲を最初にもってきたのは妥当なところだと思う。 これはスティーブが作曲だけでなく作詞までもした珍しい曲だが、歌詞が象徴的だと思う。スティーブ自身の心情を歌ったのだろうか。 ある意味彼のテーマソングだったのかもしれない。。。今年のツアーではこの曲のテンポはすこしだけ遅めだと思う。 オルガンの響きが実に魅力的で、ライブ会場に響き渡る。 このオルガンの素晴らしい音色を聴いただけで、ここまで来て本当に良かったと思ってしまった。 3年間かかってこの曲の演奏もとても洗練されたと思う。
スティーブの素晴らしいボーカルにこのオルガンの音色。そこにジョゼのギターが優しくながれる。カールのパーカッションも実にいい。 曲の後半ではジョゼのギターのパターンがいつもと違っていてそれがたまらなくいい。スティーブのオルガンとも実によくあっている。 そこにジェイもサックスのアドリブで絡んでくる。 こんなに良質の音楽をやってくれて、少なくともこの曲を嫌う人はこの会場にいるとは思えない気がした。 それぐらいすべてが心地よく会場に響いていた。 次のEmpty Pagesではスティーブが左足で弾くベースが実によく聴こえる。 足の動きだけは会場のどこからでもよく見える訳ではないが、やはり今日も足さばきが快調であることがわかる。 いつも思うのだが、あんなに足を動かしていてライブ中に疲れたりしないのだろうか。
客席が騒がしくなる
Bullyの演奏中、ふと気がつくと自分より後ろの人が皆座っている。 座ったらステージが見えるはずがないのに不思議だなと思ったが、彼らに座ってくれと頼まれた。 なるほどそういうことか。まず座って次は自分たちが前の人に向かって座れとさけぶ。 そうして徐々に前の人たちも座っていった。でもなかなか座らない人もいて、まわりからSit down、sit down!!の大合唱が起き始めた。 こうなってくるとライブに集中できない。いつ前の方の人が座るのかがやっぱり気になってしまう。 なかなか座らない人に対して後ろからプラスティックのコップなどをぶつける人も出始めたが、いきなりそんなことをされて憤慨する人もいた。 Ciganoでのジョゼのギターは相変わらずさえ渡っていて、やはり長いソロで盛り上げてくれた。 この曲のとき一番前の方で最後まで立っていた人たちがやっと座ると、自分のまわりから大歓声があがる。 ライブ前半なのに客席は最高に盛り上がってしまった。やはり皆が座ればどこからでもステージがよく見れるので、そうする方が断然いい。 そういうわけでウィンウッドのライブは座ってみるのが原則です。 それにしても、次々に声をかけて皆を座らせてしまうなんて、ウィンウッドの聴衆はなんとチームワークがいいのだろう。
全員座ったところで
ラテンぽいRainmakerをライブで聴くのもこれで3回目だ。 スティーブには40年間のキャリアがあるので、他にもライブで演奏してみたい曲はたくさんあるのではないか。 次のツアーのときにも、この曲のように意外な形で昔の曲が蘇るのを期待したい。次のHigher Loveが始まると前の方で再び立ち上がる人もいた。 まあこの曲では仕方ないかという感じで、後ろの聴衆もこのときは何も言いださなかった。彼らが自然に座っていくのを待つといった感じか。 この曲ではリズムセクションが印象に残った。
Low Sparkでのジョゼの稲妻のようなギターソロもとりあえずこれで見納めか。このソロの演奏自体は去年からほとんど変わっていない。 ソロを弾き終えると、ギターを両手で支えて水平に保つようにする。余韻をなるべく長く響かせようとしているのだろうか。 Back in the high lifeのイントロはやはりスティーブ、ジョゼ、カールの3人で向かい合っての演奏。 歌い始めるとスティーブの青いシャツがライトで鮮やかにうかびあがる。
それが終わると今度はDear Mr. Fantasy。トラフィックの曲だが、過去に数多くのギタリスト/バンドがカバーしている。 デイブ・メイソン、ロス・ロボス、ガヴァーメント・ミュール、それにジミヘンだって演奏したことがある曲だ。 でもやはりこの曲はスティーブの演奏が一番だと思う。 どこの会場でもこの曲で聴衆が熱狂するのを見ると、まるでMr.Fantasyとはスティーブ自身のことのように思えた。 次のI'm A Manでは出だしのパーカッションとドラムがHigher Loveを思わせる。 そしてそれが一段落してから例のオルガンが始まる。今年のI'm A Manは例年よりさらに勢いがある。テンポも少し速めだと思う。 今年はこの曲をほぼ毎回聴くことができてうれしかった。
感動のフィナーレを迎える
時間の制限があったので、 アンコールはGimme Some Lovin'の一曲のみだった。 出だしがいつもと少し違っていて、ジョゼのギターからフワ~~ンという音がしてから曲が始まった。 いよいよこれでツアーも終了だ。ついにこのときが来てしまった。最後だということで、聴衆の盛り上がりも最高潮だ。 立ってる人がいてももう関係ない。ウィンウッドはライブの時、聴衆に手拍子や立ち上がることを求めたりしない。 それでも、演奏する音楽だけで十分すぎるほど会場が盛り上がってしまうのはさすがだ。 シカゴでやったときと同じく、最後テンポを少し加速して曲を終えた。終了は11:55。

ライブの終了後、いつものように演奏者5人がステージ中央に集合する。 そのとき、パーカッションのカールが気を利かせて、袖にいたスタッフ3人もステージに呼び寄せた。 そうして8人いっしょにおじぎをする。スタッフもツアーを共にしたのだから当然だろう。みな笑顔で実にうれしそうだ。 おじぎが終わるとステージ上でお互い抱き合って喜びを表す。感動のシーンだ。これでツアーも無事終了。 空を見上げれば、あれだけ雨を心配したのがうそのように雲一つない星空だ。最後なので今日は天も祝福してくれたのだろう。
スティーブがステージを去った後、いちおうステージ左横のフェンスに行ってみる。 最後にありがとうを直接言えたらいいなと思ったのだが、やはり彼はバスに直接乗り込んでしまったようだ。 結局誰もスティーブに会うことができなかったので、昼間会えた自分は本当にラッキーだった。 でもせっかくツアーが終わったんだからファンと少しは語り合ってもよかったのに。 まあ、スティーブは今夜はバンドのメンバーやスタッフと乾杯なのだろう。
ライブをすべて見終えて
翌朝ミルウォーキーのホテルをチェックアウトしてフリーウェイにのり、ひたすらシカゴを目指す。 行き先を示すCHICAGOの標識がなぜかCIGANOに見えてしまうのは単に寝ぼけてるだけか、それともライブの見すぎか。 レンタカーを返してシカゴの空港から飛行機で帰宅をする。
先月から今月にかけて観に行ったライブ4つをまとめて振り返ってみれば、去年のボナルーのように実にいろんなことが起きたなぁという実感がある。 でもやはり嬉しかったことの方がずっと多いかな。 それにしてもあれだけハードな全米ツアーをこなしたのだから、十分に休んでまた活動を再開してほしい。 私の方もそれまでひとまずお休みである。次回の夢でも今から見ておこう。 最後に今年も素晴らしいライブをみせてくれたスティーブに心からありがとうを言いたい。
2005-07-01
オフィシャルHPにライブ写真が掲載!
Steve Winwood at Taste of Chicago (2005/07/01)
フリーコンサートを堪能する
セットリスト: | ||
1. Empty Pages (6分) |
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2. Bully (7分) |
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3. Cigano (8分) |
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4. Rainmaker (12分) |
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5. Back in the high life again (9分) |
| |
6. Dear Mr. Fantasy (9分) | ||
7. Low Spark of High Heeled Boys (22分) | ||
アンコール | ||
8. Crossroads (7分) | ||
9. Gimme Some Lovin' (7分) |
次はシカゴへ
4月からスタートした全米ツアーも7/3に終了する。 今年は32カ所で計34回ライブが行われるが、国が広すぎるため大都市にでも住んでいない限り、 ライブを観に行くには長時間の移動をしなくてはならない。6月に自宅から車で行けるライブを2つ観に行ったわけだが、アトランティックシティーまで片道8時間のドライブになった。 これ以上車で行くのは無理なので、次は飛行機を使うしかない。 アメリカ独立記念日の祝日が7/4にあるため、7月最初の週は休暇を取る人が非常に多い。 そういうわけで自分も休みを取り、シカゴ(7/1)とミルウォーキー(7/3)のウィンウッドライブを観に行くことにした。 シカゴは大都市であるから他の人も行くだろうと思っていたところ、イギリス人のバリーさんが行くとの情報を入手した。 バリーさんは、ウィンウッドの全米ツアーがあると必ず渡米してライブを数カ所見て回る。それにイギリスでも当然観に行くのだ。 しかも彼はトラフィックのライブも1960年代から見続け、スティーブとともに時代を生きてきた文字通りの生き証人。 まさに世界一のウィンウッドファンだ! その彼と共にライブを楽しめたらすごいにきまっている。さっそく彼にメールで尋ねてみたところ、ぜひ一緒に観ましょう、という返事がきた。 期待に胸を膨らませてシカゴに飛んだ。
食の祭典とフリーコンサート
シカゴで行われる有名なTaste of Chicagoのイベントは、毎年7月4日まで10日間ほど行われる食の祭典である。 会場ではありとあらゆる飲食物が売られていて、訪れた人は次から次へと食べ歩きをすることになる。 ダウンタウンにある会場のGrant Parkには今年はのべ360万人が訪れたというから驚きだ。 この「食の祭典」の呼び物のひとつに夕方から行われる 無料のコンサート がある。 そのすぐ近くにある野外のステージで毎日2組ほど出演するのだ。今年もウィンウッドやサンタナなど有名なミュージシャンのライブが予定されていた。 ただでウィンウッドのライブが観れるなんて、シカゴの人たちはなんと恵まれているのだろう。
Taste of Chicago
シカゴのホテルにチェックイン後、さっそくGrant Parkに行ってみる。 Taste of Chicagoの会場で自分も食券を買って、とりあえずイタリア風のサンドイッチを食べてみた。 味は普通であったが、ライブ終了後にまたいろいろ食べればいいか、と思った。 ボルティモアでのこと があるので、とにかくライブ前に何か食べておかないと後でまた苦しんでしまう。
今日はバリーさんに会うのが重要だと思ったので、さっそく待ち合わせ場所へ向かう。 待ち合わせ時間が遅めなので、今日はいい席でライブを観ることは難しいだろうが、 今回はバリーさんと一緒にライブを楽しめることができたら正直それで十分だと思った。 ところが、約束の5時をすぎてもそれらしき人は現れない。。。 彼の写真や今回着てくる服装などの情報は教えてもらったし、また自分は Arc of A Diver のTシャツを着るとも伝えてあったので、もし彼がここにいれば、お互いすぐに見つけられるはずだ。 そうこうしてるうちに人がとても多くなってきた。 最初のショーであるDr.Johnのライブ開始時間がせまっているので、結局バリーさんに会うのはあきらめることにした。。。
Dr. Johnのステージ
バリーさんに会えなかったのは正直ショックであったが、その状況で自分にできることをするしかない。 ライブ会場に移動するとすぐにDr.Johnのショーが始まった。会場は自分が予想していたよりもはるかに小さかった。 全部で数千人ぐらいしか入らないだろうか。ベンチいすが会場にずらりとならべてあり、また後ろの方は芝生の席になっていた。 フリーコンサートなので数万人が観るのかと思ったのだが、全く予想が外れた。Dr. Johnは全身青のスーツで登場。 その目立つ格好でピアノとオルガンを弾く。 そこでふと疑問に思ったのだが、あとで演奏するミュージシャンは他のミュージシャンの演奏を聴いたりしないのだろうか? そう思って会場を見渡すと、、、いました、いました! 会場右手にあるフェンスの向こうからステージを見つめているのはウィンウッドバンドのドラマーではないか。 その隣にはツアーのスタッフもいる。彼らは2-3曲聴いてから、どこかに去っていった。 ということは、ほかのメンバーだってショーを見に来るのではないか。 そう思っていたところ、ライブ中盤になってステージ左手奥から一人の男がゆっくり出てくるのを見つけた。 音楽に合わせて上体をわずかにゆらしているようにみえる。そうして袖からステージをじっと見つめている。 わずか30秒ほどであったが、ウィンウッドがステージを覗きにきたのだ!Dr.Johnは12曲ほど演奏し、約70分でライブは終了した。
ウィンウッドのライブ開始を待つ
Dr. Johnのライブ終了後に席を立つ人もいたので、前の方の席へ移動することにした。 ここの会場ではうれしいことに写真がOKだったので、前の方が都合がいい。運のいいことに9列目のオルガンのほぼ正面に空席を発見。 バリーさんに会うことが出来なかったので、今日は写真をたくさん撮る作戦に変更した。 フリーコンサートだけあって、客層は中年のみならず、かなり若い人もみえる。 自分のとなりにも10代ぐらいの若者がいたが、彼はコンサート前からじつに興奮していた。
フリーコンサートの開始
フリーコンサートといっても無料であること以外は普通のコンサートと同じである。7時過ぎにスティーブとバンドのメンバーが現れ、ライブが始まった。 1曲目は(カンニングした通り)Empty Pages。 去年までのツアーではランダール・ブランブレットがこの曲でソプラノサックスを吹いていたのだが、 今年のメンバーのジェイ・ダヴィッドソンはこの曲でテナーサックスを吹く。 ちなみにトラフィックの原曲にはサックスは入ってない。ジェイがやや長めのソロを披露する。 スティーブのボーカルもよく聞こえるが、全体の音量がやや大きすぎるようにも感じた。
それがなかなか心地よい。 ちなみに彼はAbout Timeの録音でもパーカッションを担当したが、 原曲にはこの音は出てきません。
Rainmaker
今年のツアーではインタープレイをより重視しているように思う。 Back in the high life againのイントロではスティーブ(マンドリン)、ジョゼ(ギター)、それにカール(トライアングル)の3人が向き合って演奏する。 イントロだけで実に2分に及んだ。イントロの最後にようやくこの曲のメロディーがでると大喝采がおきた。 そしてスティーブが歌いだすと聴衆も一緒に歌って盛り上がるのはどこの会場でも同じである。 曲の後半に入るとカールは壺のような楽器(写真参照)を胸に抱え、それを手のひらで軽く叩く。パチパチした音がしてなかなか面白い。 この曲でジェイが弾くオルガンもなかなかいいし目立っている。オルガンとギターでこの曲全体をまとめている感じだ。
Back in the high life again
次はDear Mr. Fantasyをトリオ(g,org,dr)で演奏する。 スティーブがステージの中央に立ってストラトを弾くのはやっぱり目立つし、さまになっている。 それに野外でやると、よりいっそう迫力があるようにみえるのは気のせいだろうか。今年のツアーではこの曲でオルガンの音がかなり目立つ。 前曲と同じく、聴衆皆がスティーブと一緒に歌ってもりあがる。
Dear Mr. Fantasy
Low Spark Of High Heeled Boysはライブではとても長いが、各奏者のソロがあるせいか退屈という感じはあまりしない。 サックスのジェイはときどき和音のようにハモッた音を出す。詳しくは分からないが、何かエフェクタを使っているようだ。 ジョゼのギターソロのクライマックスでは、他の楽器の音量も大きくなり、全体で盛り上げていく。
今回は短めのセットだったが、アンコールは2曲だった。出だしのジョゼのギターでCrossroadsだとすぐに分か る。 ジェイの吹くブルースハープに刺激されてか、スティーブのオルガンソロもなかなかしぶい。
最後はもちろんGimme Some Lovin'。フリーコンサートでここまで楽しませてもらって聴衆も満足であろう。 いつもと違いこの曲の最後でテンポがわずかに加速していった。今までにないパターンだった。
Gimme Some Lovin’
結局ライブは8:30すぎに終了。90分とやや短めのライブであった。 バリーさんに会うことはできなかったが、それでも前の方でライブを楽しみ、また写真もたくさん撮ることが出来たので、充分満足のいくコンサートだった。 これで無料とは素晴らしすぎる!
終了後Steveに会う
ライブ終了後、会場を出てステージの後ろへと移動する。 そこには例によってウィンウッドのツアーバスが横付けされていて、そのそばにファンが集合している(写真参照)。
自分もそこでスティーブをじっと待つ。1時間後にようやくスティーブが姿を現すと、ファンが乞食のように群がった。全部で20人以上はいただろうか。 自分もしっかり乞食の一員になってなんとかスティーブの方へ近づこうとした。英国紳士もこう乞食が多くては丁寧に対応しきれない。 先月のバルティモアの時に比べるとかなり適当だ。それでも一人一人からのリクエストに簡単に応えていた。 私はというと、ちゃっかりスティーブに最低限以上のことをしてもらいました。
スティーブといったん別れて
スティーブは明日ミシガン州北部のInterlochenでライブだ。 そこまで移動するのに最低6時間はかかるだろうか。 しかもそこから次のミルウォーキーへは8時間はかかるだろう。。。ライブをする方も移動が本当に大変だ。 自分はというと、スティーブを毎日追いかけるのはきついので、別のプランを用意していた。 明日ミルウォーキー入りしてSummerfestで2日にデイブ・メイソンのライブを、そして3日にスティーブの最終公演を観るのだ。 ミルウォーキーでは2人の因縁の対決をこの目で見ることになる。 そういう訳で自分は明日シカゴからミシガン湖西岸を北上し、またスティーブは逆方向を回って東岸沿いを北上し、それぞれの目的地へ向かう。 いったんお別れだが、3日にミルウォーキーで「再会」してツアー最終公演を迎えるのだ。今年のライブもいよいよ見納めだ。
2005-06-18
Steve Winwood Live in Atlantic City, NJ (2005/06/18)
セットリスト
1. | 40,000 Headmen (6分) |
2. | Different Light (10分) |
3. | Empty Pages (6分) |
4. | Can't find my way home (5分) |
5. | Bully (7分) |
6. | Cigano (10分) |
7. | Who knows what tomorrow may bring (10分) |
8. | Higher love (9分) |
9. | Low spark of high heeled boys (23分) |
10. | Back in the high life (10分) |
11. | Dear Mr. Fantasy (7分) |
12. | I'm a man (6分) |
[アンコール] | |
13. | Crossroads (7分) |
14. | Gimme some lovin' (8分) |
[カジノの町でのライブ] Baltimoreでのライブからわずか4日後、今度はAtlantic Cityでのライブだ!この2都市は距離的には240kmしか離れてないが、 Baltimoreの後スティーブは16日にRama(カナダ)、17日にVerona(NY)でそれぞれライブをしている。全米ツアーをする方も移動が 本当に大変だろう。そういう自分もBaltimoreでのライブ後に自宅へ戻ったので、再度出直しだ。 Atlantic Cityまでの距離から推定して、 飛ばせば6時間で着くかなと思ったのだが。。。 当日、自宅を出発してからひたすら北へ向かう。4時間半後にBaltimoreの町を通過。もちろんここは4日前にライブを見た場所だ。 目を閉じればあのときの情景がくっきりうかぶ、、、と言いたいところだが運転中に目を閉じるわけにはいかない。 でもその辺りから 徐々に渋滞になっていった。結局Atlantic Cityまで8時間かかってしまい、そのうえ予約したホテルを探すのに30分もかかってしまった。 Atlantic Cityは東のラスベガスと言われているカジノで有名な町だ。去年までのツアーではミュージック フェスティバルでのライブが 多かったように思うが、なぜか今年はカジノでのライブが多い。おそらく、もっといろんな人に自分のライブを聴いてほしいと思っている のだろう。カジノなら客層も結構違うだろうし。 [Borgata Hotel & Casinoへ] [ライブが始まった!!] [見事にリベンジを果たす!] [ライブを終えて] [さて次は?] |