2015-11-14

Refugees of the Heart (1990) の発売25周年

ウィンウッドのソロ6作目のアルバムRefugees of the Heart(1990年11月6日発売)の25周年を記念した記事が(ちょうど25年目の11/6に)ultimateclassicrock.comに出ました。スティーブの昔のインタビューからの引用が多くされています。記事中のリンクを見れば明らかなようにwinwoodfans.comにのっている複数の記事を元にしているのは明らかだけど、80年代と言えばまだインターネットがなかったので、オリジナルの記事はオンラインには出ていないのでしょう。

この記事から気になったウィンウッドの発言をピックアップしました。タイトルは「25年前:ウィンウッドはRefugeesで方向転換をした」です。
このアルバムはBack in the High Life (1986)とRoll With It(1988)という商業的にとても売れ、かつウィンウッドがグラミーを獲得して一躍有名になってから作られた。それら2作と違って、スティーブは自分の一番やりたい音楽を目指した。「このアルバムを他人がどう思うかは気にしなかった。だから自分が好きなアルバムを作った。10分を越す曲もあるが、長すぎるなどとは考えなかった。」
In the Light of Dayはスティーブと作詞担当のWill Jenningsが南アフリカのネルソン・マンデラ氏の刑務所からの解放のニュースを共に見て着想を得たそうだ。(以前ブログで書いたように、この2人はいつも何かを一緒にしながら曲の構想を練っていた。)刑務所にいたときのネルソン・マンデラ氏の夢を2人で空想してこの曲を作った。

ご存知のようにこのアルバムにはJim CapaldiがOne and Only Manで参加している。アルバムの曲がほぼ出来上がったときに、スティーブはまだ何か足りないと感じた。もっとアップテンポの曲が必要だと感じ、ジムに電話してスタジオに来てもらった。ほぼ1日で曲が完成したことに二人とも驚き、また出来栄えにも満足だった。「前2作の商業路線とは異なるが、そのときよりもずっとハッピーになった。私生活でも幸せであり、そういうことが無意識のうちに曲に反映されているのだろう。」

確かにこのアルバムが転機になり、ウィンウッドはより自分の好きな音楽にこだわっていったように思います。それにしてもこのアルバムがソロ6作目だから、それ以降過去25年間でスティーブはソロアルバムを3枚しか作っていません。一番最近が9作目のNine Lives (2008)だったのであれからもう7年が経ちますか。。。

2 件のコメント:

ドンサノヴ さんのコメント...

In the Light of Day の構想の話、興味深いです。この曲は横浜アリーナでも演奏してたし、当時からわりと好きな曲でした。久々にこのアルバム聴き直してます。Everyday もいい曲です。

shige さんのコメント...

同じく自分もこのアルバムを聴き返してました。どの曲もいい出来だとつくづく思いました。