2008-04-16

Relixの最新号をゲット!

3/25に発売になった音楽雑誌 Relix の最新号 (注:2011年11月現在こちらで読めるようになってます) をようやく入手しました!近くの本屋では皆売り切れになっていたようで少し焦りましたが、いろいろ手をつくして何冊かゲットすることができまし た。表紙はもちろん、目次のページにもWinwood&Claptonの大きな写真があり、また新譜Nine Livesの広告も1ページあります。付属のボーナスCDにはウィンウッドの写真がプリントされてるし、またこの1曲目にはDirty Cityのアルバムバージョンが収録されています。そして極めつけは8ページに及ぶウィンウッドのインタビュー記事。ここにはMSGのリハなどの写真が数 枚あります。記事のタイトルはBlind Faithに引っ掛けた "Faith Renewed" (信頼を取り戻した、の意)。



ウィンウッドのインタビュー記事が掲載されている雑誌は今まで多くみましたが、これほど充実したものは記憶にありません。いや〜素晴らしいです!この記事 にはクラプトンの自伝執筆が終了して以来現在に至るまでの出来事、すなわちクラプトンとウィンウッドの共演のことが主に書かれています。それぞれにとって 新たに付け加えるべき一章なのでしょう。この記事によれば、MSGのライブの話が出た時スティーブは『ブラインドフェイスを再結成するのか?』と聞いたが、エリックの答えはNOだったそうです。でももしエリックが再結成の提案してき たら、スティーブはそうしてもいいと答えるつもりだったそうです。でも再結成をしないならそれでも構わないとも言ってます(このへんのリアクションは彼ら しい)。エリックはこのライブでは、Blind Faith解散後疎遠になっていたクラプトンとの友情を再確認し、さらにそれを発展させる意味合いがあったようです。MSGライブの選曲は、それぞれが相 手のために候補曲を選んでその中からしぼったとのこと。例えばウィンウッドはクラプトンにPretendingを選び、なぜかウィンウッドがギターを弾く ことになったそうだが断念したそうです。またクラプトンはウィンウッドの大ヒット曲を含めいくつか選んだようだが、実際にやったのはSplit Decisionのみでした。興味深い事にSpanish Dancer (注1)やHelp Me Angel (注2)も候補になったそうです。また将来クラプトンと再び何らかの活動をする可能性がある、とも言っているのでぜひ期待したいです!それからもちろん新 譜Nine Livesに関することも言ってます。
注1:Arc of A Diverに収録。 注2:Talking back to the nightに収録

2008-04-09

Dirty Cityの映像

前回紹介したDirty Cityのプロモビデオはウィンウッドのオフィシャルサイトでも見れます。またこの曲の映像の3つすべてのバージョンがYouTubeで見れます。

2008-04-07

Dirty CityのプロモビデオとNine LivesのBehind the sceneビデオ

MLからの情報です。まず米アマゾンでDirty Cityのプロモビデオが 見れます。これはNYの町でしょうか。映像をみればなんとなく話のストーリーがわかります。町で若者と目を合わせる瞬間がなんともいえません。ダーティー な町で弾くウィンウッドのギターはやはりかっこいい!そしてrollingstone.comではNine LivesのBehind the sceneビデオが 見れます。ここではインタビューを交えながらNine Livesのアルバムから曲の一部が聴けます(I'm not drowning、At times we do forget、Dirty City、Other shoreの4曲)。ここでウィンウッドがしゃべってる内容は昨日紹介したインタビュー記事↓とかなり似通ってます。このビデオでもスティーブがイギリス の自宅からスタジオまでのどかな風景の中を歩いて行く様子が出てきます。

2008-04-06

ボストンでも5/8にライブ

Ticketmasterによると、ボストンでも5/8にウィンウッドライブが行われます。これ以外にもっと増えるのでしょうか。

ウィンウッドの長文インタビュー記事

有名なウィンウッドファンの一人であるBerkinさんからの最新インタビュー記事の 情報です(Thanks!)。これはかなりの長文でNine Livesのことを主に語ってます。内容は以前出たものと似てるけど、今のところこれが一番詳しいです。Nine Livesはコンセプト・アルバムではなく、例えて言うならアルバム全体が小説というよりは9つの短編だそうです。このインタビューではそれぞれの曲につ いてウィンウッドが詳しく語っています。(時間があれば後日詳細を書き加えます。)

トラフィックのときからしてきたことだが、このアルバムでも様々なジャンルの音楽をミックスさせて曲を作り上げている。1曲目の I'm Not Drowningでは、スペンサー・デイヴィス・グループ時代によく聴いた様々なブルース・ミュージックの影響が感じられる曲だそうだ。そしてそれにラテ ンとブラジル音楽の要素を付け加えているとのこと。"Raging sea" はブラジル風のヒップ・ポップだそうだ。"Other shore"はアルバムの中心をなす曲であり、アルバムの終わりを飾るのにふさわしいとのこと。(4/7 追加)

2008-04-02

ウィンウッド、5/4にNYで単独ライブ

Ticketmasterによると、ウィンウッドは5/4にNYで単独ライブをするようです。これは新作発表(4/29)と還暦(5/12)を祝うライブになりそうな予感。どうせだったら5月に単独ツアーをやってほしいのだが。。。

2008-03-29

エリック・クラプトンの自伝が日本で発売予定

去年このページでも紹介したEric Claptonの自叙伝がようやく日本でも4/15に発売予定です(*注)!ウィンウッドやブラインドフェイスのことにもたくさん触れているので、ウィンウッドファンでも興味を持って読めるでしょう。ちなみにこれは、去年イギリスで最も売れたミュージシャンの自伝だそうです。書かれてあるのは2007年初めまでなので、去年5月から始まったウィンウッドとの共演のことが書かれてないのが惜しいですけど。それにしてもクラプトンの人生はジェットコースターのように壮絶ですね。(*注:今日(4/6)現在、発売は4/24に延期になっています。)

2008-03-22

Performing Songwriter誌のインタビュー記事

オフィシャルのニュースにのっていたように、Performing Songwriter誌にWinwoodのインタビュー記事が出ました。ネットでは記事の最初の部分しか読めないので、雑誌を買って全部読んで見ました。真新しいニュースは出てなかったけど、記事の半分ぐらいが来月発売予定のNine Livesに関する事でした(内容は先週紹介したBillboardの記事と似たり寄ったり)。ジャケの写真と収録曲のリストものせてあり、新譜の宣伝の意味合いがあるのでしょう。他には小さい頃の楽器の経験や、ハモンドオルガンやシンセサイザーに関する事などを語っています。

日本では入手困難な雑誌でしょうからひとつだけネタバレすると、スティーブは12年ぐらい前(Junction 7のアルバムのリリース一年前)に複数の著名なジャズオルガン奏者のライブに行き、オルガンの頭上のバルコニーから覗き込み、彼らがどういう風にオルガンのベースパートを弾いているのかじっくり観察をしたそうです。そしてコツをつかんで、『これなら自分も練習すればできる!』と思ったそうです。そしてその 成果がご存知About Timeのアルバム、というわけです。ジャンクション 7からアバウト・タイムのリリースまで6年もかかったのはこんなところにも理由があるのかもしれませんね。それにしてもロックの世界ではオルガンの第一人 者のウィンウッドが、そういう風に観察をしている様を思い浮かべてみるとなかなか興味深いものがあります。だれか実際に目撃した人はいないですかね〜。

2008-03-17

リンク集を更新

fatpowerさんのウィンウッド専門ブログのリンクをリンク集に加えましたので、まだ訪れたことのない方はこの機会にぜひどうぞ。とても詳しい解説で勉強になります。リンク集を大幅にリニューアルするプランはあるのですが、なかなかそこまで手がまわりません。。。

2008-03-15

ウィンウッドの最新インタビュー

バリーさんからの情報ですが(Thanks!)、billboard.comにウィンウッドの最新インタビューがでました。新作などを語ってます。主な話題をいくつか。

Nine LivesはAbout Timeの続編にするつもりだったが、結果としてまったく異なるアルバムになったそうだ。アルバムに収録の"Fly," "Hungry Man," "Secrets," "At Times We Forget" そして "Other Shore" はバンドのジャムセッションから生まれた曲だとのこと。それから記事によるとウィンウッドは先月のMSGライブのDVDの発売を示唆しているのも興味深 い。また今夏の全米ツアーでは前座ではあるが1時間のステージをやるようだ。どれも非常に楽しみである。

Georgia On My Mind

やはりMSGのコンサートに関することをもっと書いておきたい気がする。先月クラプトンと一緒にやったわけだ が、2人だけなのでブラインドフェイスの再結成ではない。でもそうでないからこそ、結果としてかなりバラエティーな選曲になったのはうれしい。セットリス トにはブラインドフェイス、トラフィックやクリーム、ドミノス、ジミヘンなどの曲に加えて彼らがソロになってからの曲もある。スペンサー・デイヴィス・グ ループ時代の曲はないのかな?と思ってしまうかもしれないけど、よく見ると一つありますね。この前も書いたけどそれはGeorgia On My Mindです。

Georgiaの前に弾かれたECの演奏と比べると拍手の数からいってウィンウッドの圧勝である!だけどもちろん勝ち負けは問題ではない。ウィンウッドはレイ・チャールズから大きな影響を受けたので、これは彼のお気に入りの曲であろう。またECの自伝にも書いて あるように、これは40年前にクラプトンがイギリスのクラブでスティーブの演奏を聞いて感激した曲でもあるので、彼にとってもこの曲は思い出深いであろ う。でもウィンウッドがこの曲を演奏したことはSDG以来今まであっただろうか。なぜ今回この曲をやることにしたのだろうか。。。ひょっとしてクラプトン がこの曲をリクエストしたのかな、と思いたくなる。もしそうならこの演奏に一番感激したのは袖で聞いていたクラプトンその人かもしれない。いずれにせよ、 二人とも40年前のことに思いを巡らせたであろう。

2008-03-09

MSGライブのその後

2月の終わりにクラプトンとともに行われたこの歴史的コンサートに関するニュース記事やブログ等はたくさん出て いたので、それらを片っ端から読んでみた。だいたいどれもライブを絶賛していたのは同じだったけど。ライブの音源などを聞いてみれば3公演通して彼らが絶 好調だっただけでなく、ライブをとても楽しんだように思える。バンドの各メンバーが3公演とも同じ服装だったと伝える記事もあったので、映像の収録をかな り意識していたのかもしれない。DVDの発売を大いに期待したい。

コンサートが終わってからもウィンウッドはずっとNYに滞在していたのだろうか。ライブ翌週の3/4にNYでNine Livesのリスニング・パーティーなるものが開催されてウィンウッドも出席したとのことだ。写真とコメントはこちら。その1、その2。その3。MSGの歴史的ライブが終わって、次のビッグイベントはもちろん4/29発売予定のニューアルバムだ!

[3/29 補足:上のリンク先にのっているファイアバードのギターに関しては、fatpowerさんがご自身のブログ(2008-03-11)で詳しく解説されています。それからこちらの記事によれば、このギター(WinwoodがTraffic時代に使っていたギターのレプリカ)はギブソンからのプレゼントだそうです!]

2008-03-01

ウィンウッドとクラプトンの共演コンサート(全3公演)が終了

Madison Square Garden
Monday 25 February, 2008

Steve Winwood - hammond organ, guitar, piano, vocals
Eric Clapton - guitar, vocals
Chris Stainton - keyboards
Willie Weeks - bass
Ian Thomas - drums

01. Had To Cry Today
02. Low Down
03. Forever Man
04. Them Changes
05. Sleeping In The Ground
06. Presence Of The Lord
07. Glad
08. Well Alright
09. Double Trouble
10. Pearly Queen
11. Tell The Truth
12. No Face, No Name, and No Number
13. After Midnight
14. Split Decision
15. Ramblin On My Mind (EC solo acoustic)
16. Georgia On My Mind (SW solo hammond organ)
17. Little Wing
18. Voodoo Chile
19. Can't Find My Way Home
20. Dear Mr Fantasy
Encore:
21. Crossroads

NYのMadison Square Gardenで行われたスティーヴ・ウィンウッドとエリック・クラプトンによる共演コンサート (2/25,26,28)が終了しました。見に行けなかったのは残念だったけど、その代わりに2/25日と26日のフル音源をさっそくゲットして今週は ずっと楽しんでました。ウィンウッドはオルガン、ギターに加えて5、7、8などでピアノを弾いてます。彼のピアノ演奏は久しぶりですね。今回のバンドには パーカッションやホーンがないし、それにウィンウッドのソロの曲にはギターとキーボードの両方が目立つ曲は少ないので、どの曲をやるのか興味津々だったけ ど、そこで出てきたのがSplit Decision(Back in the high lifeのアルバムではJoe Walshのギターをフィーチャーしている)。これにはなるほど、と感心してしまいました。オルガンソロで弾かれたGeorgiaは感動ものです。 Spencer Davis Group時代の演奏(SDGのライブDVDに収録)を思い出してしまう。Voodoo Chileも両者の演奏が素晴らしい。ちなみにウィンウッドによるこの曲の演奏はAbout TimeのExpanded EditionとDual Discに 収録されています。ファンタジーをやったのは意外だと思った。さすがにブラインドフェイスの曲は盛り上がりがすごいです。ウィンウッドはThem ChangesやTell The Truthなどでもボーカルをとってます。YouTubeにはこのコンサートの映像がたくさん上がってますね。ちなみに26、28日のセットリストもこの 日とほぼ同じでした。全3公演の詳しい情報は http://www.whereseric.com/tour/special-gigs/ に出ています。ウィンウッドのオフィシャルサイトにもそのうち出るでしょう。

2008-02-24

ウィンウッドのニューアルバム 『Nine Lives』について

エリック・クラプトンとともに行われるMadison Square Gardenのコンサートを直前に控えてスティーヴ・ウィンウッドのオフィシャルサイトが 大幅にリニューアルしました!!ニューアルバムの9 LivesからDirty CityとFlyの2曲がフルで聞く事ができるし、また前者のビデオもみれます。それにニューシングルのDirty Cityの方はiTunes Store (USA)とamazon.comから購入できます(しかしアメリカに住所がある人しか買えませんが)。自分は発売と同時に買って、それ以来ずっとリピートで聞いてます。オフィシャルサイトでも聞けるので、まだの人はぜひ聞いてみてください!

Dirty City
この曲では、彼のギターがとてもかっこいい。前作ではギターを弾かなかったので、アルバムでのギター演奏となるとJunction 7 以来実に11年ぶりだ!曲はLow Sparkをさらに迫力ある感じにしたような大作である。とどめをさすように曲の後半からEric Claptonのギターソロがフィーチャーされているのもうれしいところだ。聞きこむごとに良さが増していくようで、リピートし始めるとずっと聞き込んで しまう。。。YouTubeのビデオが見れるのもうれしい。演奏風景をみれば、ポール・ブースがオルガンを弾いているが、実際のアルバムでは誰がオルガン を弾いているのだろうか。ウィンウッドがギターとオルガンの両方を弾いているような気がするのだが。このビデオにはイギリスにあるウィンウッドの自宅周辺 ののどかな映像がでてくるが、Dirty Cityのイメージと合わないような気がする。それでもこの映像は見ている分には十分楽しめる。

Fly
この曲も実に素晴らしい。このような雰囲気の曲はいままでのア ルバムにはなかった。メロディーがなめらかに流れて行く。なんとなく80年代のウィンウッドを思い出すが、あの頃の曲ともまた違っている。でも曲を聞けば やっぱりウィンウッドらしい感じがする。ソプラノサックスを吹いてるのはPaul Boothだろうか。

Nine Livesとジャケットに隠された秘密
9 Livesのジャケットもとてもいい。一目見てすぐに気に入ってしまった。だけどウィンウッドがギターを手にしているのには正直びっくりだ。前作同様この アルバムでもオルガンを主に弾いていると思うのだが、ギターの写真を持ってくるとは。。。それからこのアルバムのキーワードは ”9” である。このアルバムは9曲収録だし、またこれはウィンウッドのソロ9作目である。でもジャケをよく見るともう一つ ”9” が隠れています。


ジャケの左下に子供が写ってますが、これは誰だか分かりますか?自分はこの写真見た事があります。2年前にウィンウッドのTVインタビューが 放映されましたが、そのときに出てきました。実はこれはウィンウッドが9歳のときの写真です。当時彼は結婚式場などで父親のバンドの一員としてギターを弾 いていましたが、これが当時の写真です。ギターを弾く9歳のウィンウッド少年と、それからちょうど50年たってギターを手にして微笑んでいる熟年ウィン ウッド。このように考えてみるとなかなか感慨深いものがありますね。

アルバムの発売予定日
オフィシャルサイトやAmazon.comによると、Nine Livesの発売予定日は4/29に延期になってしまったようだ。。。残念だが待つよりほかないか。

About Time から Nine Lives へ
前作 About Time(2003)ではウィンウッドがオルガンしか弾いてないということとギタリスト(ジョゼ・ネト)がいるということに驚いた。それ以前の Winwoodの主要な音楽活動を振り返ってみれば、アルバムとツアーの両方で重要な役割を果たしたギタリストといえば(彼自身を除けば)ブラインド・ フェイス時代(1969)のエリック・クラプトンぐらいしか思い浮かばない。専属のギタリストがいるということはそれぐらい珍しい事なのだ。ご存知のよう にAbout Timeではオルガントリオ(オルガン/ギター/ドラム)が中心である。アルバムのジャケを開けば、ウィンウッドはもちろん、ギターのジョゼとドラムの ウォルフレッド・レイエス・Jrの写真が飛び込んでくる。ウィンウッドのソロアルバムなのに、バンドのメンバーの写真を自分と対等に載せてあるのは珍しい のではないか。まさにトリオ中心なのを象徴していよう。このアルバムではワールドミュージックにハモンドオルガンを持ち込み、ロックと融合させて彼独自の音楽を作り出した。それが名作About Timeだった。

それから5年が経って4月にNine Livesが発表になるわけであるが、多少の例外を除きウィンウッドがオルガンを弾き、スタジオの一発録音を基本としているスタイルは変わっていないだろ うと思う。2006、2007年のツアーのバンドが今回の録音に携わったので、前作の『トリオ中心』とは異なりウィンウッドを含めた5人で作りあげたアル バムという要素が強いのではないかと想像する。上の2曲を聴く限り、About Timeとは似てるようで全く異なるアルバムのような気がしてくる。4月の新作リリースが大変に待ち遠しい。

2008-01-27

ウィンウッド、今夏のライブはTom Petty & The Heartbreakersの前座で

ニューアルバムの発表とくればその次はもちろんツアーであるが、さっそくこの夏のツアーの予定がオフィシャルサイトで 発表された。5月末から3ヶ月間、全米で37公演をするのであるが、実はこれはトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの前座としてである。。。せっかく ニューアルバムが発売だというのに、いきなり前座とはちょっとがっかりだが、長い目でみれば悪くはないかもしれない。(ちなみにウィンウッドは2003年 のアバウトタイムのリリース直後のソロツアー中にGrateful Deadの前座を数公演つとめた。)今回のツアー会場は昨年までとは違ってかなり大きい会場が多いようだ。前座ではあるが大観衆の前で演奏することによっ て多くのファンを獲得することが出来るかもしれない。それに発売からツアー開始まで約2ヶ月空いているので、この間にヨーロッパ・ツアー等をする可能性も あるのではないか。前作のアバウト・タイム(2003)、前々作のジャンクション7(1997)のときはアルバムのリリース直後からツアーをしたことだ し、今回もそうなることを期待したい。それに10年前の記念ライブを体験した自分としては、今年の5月中旬にぜひとも還暦記念ライブをしてほしいものだ。

ニューアルバム:Nine Lives、4/8発売予定

名作アバウト・タイムから5年ぶりのウィンウッドのニューアルバム Nine Livesの曲目がウィンウッドのMySpaceブログで 発表になりました。発売は4/8の予定です。前作は自分のレーベルであるWincraftから出たけど、今回はコロンビア・レーベルからです。ウィンウッドは自分のレーベルを運営するのは思ったほど簡単ではなかったと以前言っていたそうなので、メジャーレーベルに逆戻りすることにしたのでしょうか。

Nine Livesの曲目:

I'm Not Drowning
Fly
Raging Sea
Dirty City
We're All Looking
Hungry Man
Secrets
At Times We Do Forget
Other Shore

タイトルにはLivesとありますが、これはスタジオアルバムです。前作同様スタジオでライブ形式で録音したのでしょう。それから前回(1/18)の記事↓に記述を一部追加しました。

2008-01-18

ウィンウッド、新譜やクラプトンとの共演コンサートなどを語る

新譜に関する情報が全然出てこないな、と思ってたら一気に出てきました!まずは残念なニュースからですが、私の レポでもおなじみバリーさんからの情報によると、来月のコンサートに合わせて発売が予定されていたニューアルバム(タイトル:Nine Lives)は4/8に延期になったそうです。。。しかし悲しむ必要はありません!オフィシャルサイトにのっているニュース(2008-01-18)に20th Century Guitar Magazine誌に出たインタビュー記事がのっていて、ウィンウッドが新譜やクラプトンとの共演コンサートのことなどを詳しく語っています。全部は無理だけど、いくつか紹介しましょう。

昨年5月のCountryside Rocksでのコンサート(クラプトンと共演)に関して:
エリックが『スティーブと共演できるならこのコンサートに出る』と言っていたと聞いてスティーブは感激したようだ。クラプトンとはブラインド・フェイス以来ずっと疎遠だったけど、このコンサートをきっかけにまた親しくなりだした。

新譜について:
Nine LivesはAbout Timeの続編なのでしょうが、さらにステップアップしているようです。ちなみにインタビューをした人は新譜をすでに聞いたそうで、曲についてのウィン ウッドのコメントもあります。作曲はウィンウッド、Jose Neto、Peter Godwinとの共作。"Drowning"と"Fly"は宗教的な雰囲気がする曲、"Raging Sea"はJose Netoのギターの音と演奏が印象的、"Dirty City"ではウィンウッドがギターを弾いていて、また終わりのギターソロはEric Claptonが弾いている。"We're all looking"ではウィンウッドがアコースティック・ギターを弾いている。"Forget about him"はメロディーが印象的。

2月に行われるエリック・クラプトンとの共演コンサートについて:
映像にはいちおう収められるだろうけど、発売するかどうかは分からない。エリックとコンサートをしてお互いがどう感じるかにかかっている。(クラプトンとスタジオアルバムを作ってみたいかと聞かれて)2月のコンサートが終わってからでないとその後のことは分からないが、状況によってはさらに彼との活動を続ける可能性もある。

またウィンウッドのソロライブは4月に行われるだろう、とのことです。でももうこれ以上新譜が延期になりませんように。

2007-12-30

2007年のウィンウッドを総括

ニューアルバムの発表がなかったが、今年もウィンウッドは充実した一年だった。まず今年は1/14にジム・ キャパルディの追悼コンサートで幕を開け(DVDは9月に発売)、3−5月はイギリスツアー(11公演)。5/19のハイクレア城でのライブではクラプト ンもステージに登場し、ウィンウッドとともに7曲演奏。6、7月は全米ツアー(12公演)を行い、7/28のクロスロード・フェスではまたもクラプトンと 共演(DVDは11月に発売)。8月には北欧で3公演。来年は再びクラプトンと2月にNYで共演コンサートを行い、それにあわせて待望のウィンウッドの ニューアルバムも発売予定です。楽しみですね。それではみなさん良い年末年始をお過ごしください。

クロスロード・ギター・フェスティヴァルのレポをようやくアップ

7/28に行われたクロスロード・ギター・フェスのライブレポをようやくアップする事ができました。ごゆっくりどうぞ。ご感想などおよせいただければうれしいです。なんでこんなに時間がかかってしまったのか自分でも分かりませんが、次回から気をつけます。あ、でもまだLAのレポが残ってましたね(苦笑)。。。こちらも現在作成中ですので、もうしばらくお待ちください。それからクロスロード・フェスのDVDはすでに11月に発売になってます。DVDを見ながらレポも読んでみるのもいいでしょう。

2007-11-06

ウィンウッドとクラプトンが2月にNYで共演コンサート!!

前回(10/14)の記事で、ウィンウッドとクラプトンが共演の可能性もあるかも、と書いたら本当にそうなってしまいました!ナントこの2人が2008年2月にNYのマジソン・スクエア・ガーデンで共演コンサートを3回行う(2/25,26,28) という仰天ニュースが飛び込んできました。ウィンウッドのオフィシャルのトップページも大幅に変更になってますね。しばらくこの2人からは目が離せませ ん。夢の共演と書きたいところですが、今年に入ってから2人は急接近してるので、もう夢ではなくこれが現実なのだと思いたくなります。また、上の記事には ウィンウッドの新譜の発売は来年の始めと書いてあるので、こちらも大変楽しみです。

ところで前回書いた記事の追加ですが、クラプトンがインタビューで(名前には言及せず)『他のミュージシャンから多くを学んだ』としゃべっていた ときにバックに流れた映像にはB.B. King、J.J. Cale、そしてWinwoodの3人が映ってました。クラプトンは2000年にB.B. Kingと、2006年にJ.J. Caleとそれぞれアルバムを作ったので、次はぜひウィンウッドと共演アルバムを作ってほしいものです!!すでにそういう話が出ていても不思議ではないで しょう。

2007-10-14

エリック・クラプトンの自伝に興味深い記述が

10/9にアメリカでエリック・クラプトンの自叙伝が発売になりました。さっそく買ってまずWinwoodに関する記述があるところとBlind Faithの章を読んでみました。日本ではまだ発売されてないので詳細は書きませんが、クラプトンはウィンウッドから様々な影響をうけていたことが分かり ます。それにブラインド・フェイスのPresence of the Lordやハイドパークでのコンサートに関するエピソード等もあって面白かったです。なかには自分がすでに知っていることもありましたが、正直びっくりす ることも書いてあり、改めてクラプトンはウィンウッドに相当思い入れがあることが分かりました。

それから自伝の発売に合わせてテレビでクラプトンのインタビューも行われました。7/28に行われたクロスロー ド・ギター・フェスの映像(Presence of the Lord)も数秒間流れ、スティーブもしっかり映ってました。DVDの製作も順調にすすんでいるのでしょうね。ところでクラプトンが『他のミュージシャン といっしょに演奏することによって多くを学んだ』と言っていたときにこの映像が流れたので、これからもウィンウッドと共演する可能性があるかもしれません ね。(10/22 一部訂正/加筆)

2007-10-06

クロスロード・ギター・フェスのDVDの詳細

以前ここでもお伝えしたクロスロード・ギター・フェスのDVDは 11/20に発売予定です!ウィンウッドがクラプトンと演奏した曲では Presence of the Lord、Can't Find My Way Home、Had To Cry Today、Dear Mr. Fantasy、Crossroads の5曲が収録されています。大変楽しみです!

2007-10-01

ジム・キャパルディの追悼コンサートのDVDが発売!

今年の1/21に行われたジム・キャパルディの追悼コンサートのDVDがようやく発売になった。通常新しいアルバムやDVD等が出る時はそれに関するニュース記事が出るものだが、これに関する記事はほとんど皆無であったのが意外であり残念でもあった。しかしながら、このDVDを見ればウィンウッドをはじめ多くのミュージシャンが参加したこのコンサートがいかに素晴らしいものかが分かる。天国のジムも大喜びであろう。ウィンウッドは自分のバンドを率いてLight up or leave me aloneとDear Mr. Fantasyを演奏しているが、どちらも素晴らしい出来である。今年のウィンウッド・バンドのメンツは最高だと思っているので、これらの映像は貴重だ。 Light upはいつも通りの超ゴキゲンな演奏である。レポにも書いたようにこの曲で踊りだす人がコンサート中にたくさんいたのが納得して頂けるかと思う。ポールの サックスソロとジョゼのギターソロが入っているのもうれしい。ウィンウッドはオルガンを弾いている。1994年のTrafficツアーのDVDでの演奏と 見比べてみるのも面白いだろう。Fantasyはこれまで数多く弾かれたなかでも間違いなくベストの演奏の一つだろう。このコンサートでは短かめのバー ジョンで弾かれた曲が多い中、この曲だけは通常のライブとほぼ同じ長さの演奏である。これを見た後、2004年3月のロック殿堂の授賞式に行われたウィンウッドとキャパルディのファンタジーの映像も続けて見てしまった。あのときがトラフィックとしての最後の演奏だったわけだ。ジムの力強いドラムが印象的だった。授賞式でのジムの言葉『Trafficよ、永遠なれ!!』を聞くと改めてジーンときてしまう。ウィンウッドにはこれからもジムの分まで頑張ってほ しいと思う。追記:このコンサートのCDも発売になっています。

2007-07-30

クロスロード・ギター・フェスのDVDが11/6に発売予定!

今年のクロスロード・ギター・フェスのDVD(HD、5.1chサラウンド)がさっそく今年の11/6に発売予定です!意外に早くてびっくりですが。

2007-07-29

クロスロード・ギター・フェスは素晴らしかった

クロスロード・ギター・フェスを観にシカゴへ行ってきました。ウィンウッドやクラプトンはもちろん、他のミュージシャンもとても素晴らしかったです。イギリスから来たバリーさんにも再びお会いして一緒にコンサートを楽しむことができました。自分の席は後ろの方でし たが、音もわりとよく、充分すぎるほど楽しかったです。インターネットでのライブを見て楽しんだ方も多いかと思いますが、念のため Clapton&Winwoodのセットリストは次の通り。1. Pearly queen, 2. Presence of the Lord, 3. Can't find my way home, 4. Had to cry today, 5. Dear Mr. Fantasy, 6. Cocaine, 7. Crossroads です。ウィンウッドはクラプトンのバンドとともに1と2でオルガン、残りではギターを弾きました。6と7ではギターソロも見せてくれました。

2007-07-28

感動の嵐!クラプトンとウィンウッドの夢の共演を観る - Crossroads Guitar Festival 2007 Chicago, IL (2007-07-28)

 

Steve Winwood Live at Crossroads Guitar Festival 2007 (Chicago, IL)

セットリスト
 1. Pearly Queen (6分)
 2. Presence of the Lord (5分)
 3. Can't find my way home (5分)
 4. Had to cry today (6分)
 5. Dear Mr. Fantasy (8分)
 6. Cocaine (9分)
 7. Crossroads (6分)

Steve Winwood Vo (all except 6), org(1-2), g(3-7)
Eric Clapton Vo(2,6,7), g(all except 5), BVo(3)
Derek Trucks g (all except 5)
Doyle Bramhall II  g (all except 5)
Willie Weeks bass
Steve Jordan Dr
Ian Thomas Dr
Chris Stainton Keyb
Tim Carmon Keyb
Sharon White BVo
Michelle John BVo

チケット争奪戦を辛くも勝ち抜く

今年の3月に、エリック・クラプトン主催のクロスロード・ギター・フェスティヴァルの開催(7/28)が発表された。このコンサートの目玉の一つはクラプトンとウィンウッドによるブラインド・フェイスの曲の演奏だ。クラプトンはインタビューで『俺たち(クラプトンとウィンウッド)にはまだやり終えていないことがある』と言っていたぐらいだから、かなり期待できそうだ。これはなんとしても行かねばならない!バリーさんに頼まれたので、チケットは2枚まとめて買うことにした。3/31の朝の発売開始とともにウェブサイトでチケの購入を試みたが、出てきたのは後ろの方の席。。。何かの間違いかとも思ったが、仕方なくそれを買うことに。その後すぐにイギリスのバリーさんに電話をする。「チケットはとれましたが、席は後ろの方です。どうもスミマセ~ン」と言うのをさえぎるように「いや~~良かった良かった。どうもありがとう!席の場所なんて大した問題じゃないよ。観に行かれるんだからいいじゃないか!」との優しいお言葉。さすがは世界一のファンである。でもやはり気になっていたので、電話を切ってから再度サイトにアクセスすると、なんか表示が変わってることに気づく。え、もう売り切れなの??なんと自分のチケット購入直後、発売開始からわずか15分で売り切れたとは恐るべしチケット争奪戦。席が後ろなどと不平を言う余裕はないのである。


いざシカゴへ!

フェスの前日の7/27にシカゴ入りしてダウンタウンのホテルにチェックインする。ところがバリーさんは飛行機のフライトの関係でまだイギリスの空港にいるとのこと。本当はこの日に彼とシカゴのバーで前夜祭をするつもりだったのに、残念ながらそれは実現しないことになった。でも明日はビッグイベントなので、早めに寝ることにした。しかしコンサートのウェブサイトを再度チェックすると、なんとこれはウェブで生中継されるということが分かったので、急遽ホテルの部屋からニュースを自分のHPにアップし、また世界のウィンウッド・ファンにもメーリング・リスト等を使ってお知らせした。

会場へ向かう

翌日の朝、ダウンタウンから電車とバスを使って目的地のToyota Parkに向かう。シカゴの町は霧模様だ。自分はBlind Faithの特製Tシャツを来ての参戦である。どこを見てもフェスに行く人たちでいっぱいだ。この人たちとチケット争奪戦をしたのかと思うとなんか奇妙な感じがする。
会場へ向かう電車の中から霧模様のシカゴを眺める

時間に余裕を持ってホテルを出発したのだが、駅から会場へ向かうバスがなかなか来なかったので、コンサート開始30分前にやっと目的地に到着した。会場のToyota Parkはサッカー専用スタジアムである。長時間のライブなので指定席を選んで正解だった。大きなスタジアムなので、ステージ上の人が豆粒のようにしか見えないが仕方がない。
この会場では小さなカメラの持ち込みが許可されていたが、さすがに遠くからきれいな写真をとるのは難しい。

  会場のToyota Park

開始直前のクロスロード・ギター・フェスティヴァル

ついにコンサートの幕開け!

11:45になりついにビッグイベントの始まりだ。まず初めは主催者であるエリック・クラプトンの挨拶。それに引き続きトップバッターはサニー・ランドレスだ。思った通り芝生席の人たち、特に前の方にいる人たちは皆立ちっぱなしだ。このコンサートは11時間連続で行われるので座れないとかなりつらいだろう。。。自分も2004年のボナルーの時につらい思いをしたのがしみじみ思い出される。あの時は10時間ほど立ちっぱなしだったっけ。。。それにしても今までCDでしか聞いたことがなかったミュージシャンが次から次へと登場するのは実に素晴らしい。コンサートの初めの方ではDerekTrucks、Johnny Winters、それにAllison Klausが印象に残った。それにも関わらず、ふと自分はコンサートに100%集中できていないことに気づく。バリーさんの心境を思うと気が気でないからだ。ついにテキストメールも来なくなり、彼が今どこにいるのかも分からない。ウィンウッドが登場するまでには来てほしいものだ。

ついにバリーさんが合流!

3時過ぎになってバリーさんからメッセージが届いた。シカゴの空港に到着したので夕方までにはここに来れるとのことなので、まずは一安心。天気はいつのまにか快晴になっている。ステージにはB.B.Kingが登場だ。間違いなく前半のハイライトである。自分は現在81歳ということを強調していた。ボーカルもギターも迫力が違う感じがする。また彼のスピーチは非常に長かったが、ユーモアにあふれまた感動的でもあった。(クラプトンがどんなに偉大なミュージシャンかということを言っていた。)そうしているうちに何やら自分の近くで叫び声をあげる人がいたので振り返ると、それがバリーさんだった。先月ラスベガスで会って以来だ。間に合って本当によかった。バリーさんは1969年に行われたブラインド・フェイスのハイドパークのコンサートも観に行き、今日はイギリスから駆けつけている。観客席の主役がやっと登場したという感じだ。ステージにはLos Lobosの登場である。

ウィンウッドファン3人が集う
Jeff Beckのステージになったところでウィンウッドファンのジェイミーさんもスタジアムの向かい側の席からこちらにやってきて3人で一緒にライブを観ることになった。英、米、日本からのウィンウッド・ファンの集結である。生まれ育った環境は違っても皆それぞれの思いがあってこのスタジアムに足を運んでいる。同じファンの人たちとウィンウッドについていろいろ話していると実に楽しいものだ。いよいよ主催者であるクラプトンのライブの始まりだ。彼のステージをみるのもこれが初めてなのだが、やはり生でみるととても格好いい。もうすでに日が沈みかけているところだ。ギターはDerek TrucksとDoyleBramhall IIを加えた3人。ツイン・ドラムも迫力がある。クラプトンのセットの最中に、ステージの一番左端のライトがあたっていない場所にスティーブのオルガンらしきものがおいてあるのを発見。ギターフェスティバルへの出演であっても、やはりウィンウッドがコンサートでオルガンを弾かないとは考えにくいだろう。

いよいよウィンウッドとクラプトンの共演がスタート

クラプトンと共演したロビー・ロバートソンがステージを去って、クラプトンがマイクを取る。「過去25年間、一緒にプレーしたいとずっと思っていたミュージシャンです(注)」との紹介を受けて、ようやくウィンウッドがステージに登場した!隣でわりとおとなしくコンサートを見守っていたバリーさんがいきなり素っ頓狂な声をあげてスティーブを歓迎する。自分やジェイミーさんももちろんうれしい。袖からステージの左端にオルガンが持ち込まれ、そこにスティーブが座る。クラプトンとウィンウッドが同じステージに立つのは今年5月のCountryside Rocksでのコンサート以来だ。いよいよ今日最大の見ものの一つの始まりである。ステージに登場するとまずマイクをとって一言しゃべるミュージシャンが多い中、ウィンウッドは何もしゃべらずすぐに演奏を始める。でもこの辺はスピーチが苦手な彼らしい。。。ジェイミーさんに言われて気がついたのだが、ウィンウッドの登場とほぼ同時に満月が会場に姿を現した。ブラインド・フェイスから38年経って熟しに熟したベテランミュージシャン2人を祝福するかのように、満月がスタジアムを照らしている。
(注:25年間ということは、1983年のArmsのコンサートでの両者の共演以来ということを意味しているのだろう。)
ウィンウッドの登場とともに満月が姿を現した(左上)

1. Pearly Queen

1曲目はなんとトラフィックのPearly Queenだ。これは意外な感じがしたが、まあ納得がいく。ウィンウッドはこの曲の演奏でトラフィック時代にはギターを、ソロのライブではオルガンを弾いていたから、今回はもう一人の主役であるクラプトンにギターを任せたわけだ。実際オルガンとギターが曲の出だしからうなりをあげてすごい迫力だ。こんなにかっこいいPearly Queenを聞くのは初めてだ!クラプトンバンドのギター3人が加わるとこうも違うのか。
Pearly Queen

ボーカルはもちろんウィンウッドである。ちなみに解散一年前の1973年に、トラフィックのメンバーがエリック・クラプトンのレインボー・コンサートに参加したが、そのときにもこの曲が演奏されている(ウィンウッドはオルガン)。したがって両者がこの曲をやるのはそのとき以来だろう。
Pearly Queen

2. Presence of the Lord

次は待ちに待ったブラインド・フェイスのPresence of the Lordだ!ウィンウッドはブラインド・フェイスのアルバムではこの曲でベースとピアノを弾いたが、今日はハイドパークでのライブと同じくオルガンを弾く。1曲目に比べてオルガンは幾分控えめか。ボーカルは一番の歌詞がクラプトンで2番がウィンウッド。曲が作られた背景を考えれば、やはりこの曲はクラプトンが歌うのがふさわしい(詳しくはクラプトンの自伝を参照)。クラプトンとスティーブの熱唱がシカゴの夜空に響きわたる。ギターが3本もあるので、曲の中盤のギターの演奏はとても迫力がある。後半のクラプトンとウィンウッドのボーカルの掛け合いがとても魅力的だ。聞いていて実に幸せな気分になってくる。今年LAで観たウィンウッドのソロライブでもこの曲をやったが、それとは比較にならないほど感動的な演奏だ。ちなみに前出レインボーコンサートでもこの曲は演奏された(ウィンウッドはピアノ)。

3. Can't find my way home

ウィンウッドはステージの左端からステージ中央に移り黒のテレキャスを取り出す。次はもちろんCan't find my way homeだ。ウィンウッドのソロライブでは4人での演奏だが、今回は大勢のクラプトンバンドのメンツとともにとてもにぎやかな演奏になっている。バックボーカルが加わっているのが意外に思ったが、よくなじんでいて違和感はない。クラプトンもバックボーカルをしていたのが新鮮に感じる。ブラインドフェイス時代と同じDbのキーだが、スティーヴのボーカルも高い声がよく出ている。

Can't find my way home

4. Had to cry today

次は水色のストラトに替えてブラインド・フェイスのHad to cry todayだ。ウィンウッドはハイドパークでのライブではキーボードを弾いていたが、今回はアルバムでの演奏と同じくクラプトンと共にギターを弾く。ツインドラムがとても迫力がある。後半のクラプトンとウィンウッドのギターバトルが最大の見ものだ。とても力強い演奏である。ウィンウッドはこの曲も今年からソロライブでやりだしたので、声もよく出ている。
Had to cry today

5. Dear Mr. Fantasy

クラプトンバンドのギタリスト3人がそろってステージから去り、ウィンウッド一人がステージ中央に立つ。スティーブのギターと言えばやはりDear Mr.Fantasyだ。今日演奏した7曲中、これば一番弾き込んでいるだけあって、ここでのボーカルとギターはいつも通りの素晴らしい演奏だ。ウィンウッドのソロライブでは3人(g,dr,org)での演奏だが、今回は大勢でとてもにぎやかだ。バックボーカルも入っているのが印象的だ。トラフィックのアルバムのバージョンを思い出す。ここでのウィンウッドのギターはとくにすごい。さすがのギターの神様もステージの袖で見るよりほかない。一般的にはキーボード奏者としての方が有名なウィンウッドの素晴らしいギター演奏を目の当たりにして、観客の盛り上がりもすごかった。
Dear Mr. Fantasy

6. Cocaine

ファンタジーが終わった後どうするのかと注目していたら、ウィンウッドはギターを持ったままステージに残る。クラプトンバンドのギタリスト3人もステージに戻り、一緒にコカインの演奏だ。ギタリスト4人が次々にソロを披露するのも実に見ごたえがある。スティーヴのソロも他にひけをとらない見事なものだ。

Cocaine

7. Crossroads

このセットの最後はCrossroadsだ。ウィンウッドもソロのライブでよく演奏しているが、やはり本家クラプトンのバージョンの方がかっこいいと言わざるをえない。曲の出だしがとても印象的だった。ボーカルはもちろんクラプトンだが、ウィンウッドは2番の歌詞を歌う。短いがとてもソウルフルなボーカルだ。ウィンウッドのボーカルのうまさがよく分かる。ギターソロもみせてくれてうれしかった。ぜひソロのツアーでもこの曲でギターを弾いてほしいと思った。
演奏終了後のあいさつ。大観衆を前にして

11時間のコンサートを見終えて

クラプトンとウィンウッドのステージが終わって、さっそくバリーさんに『ハイドパークの時と比べてどうでしたか?』と聞いてみる。う~ん、時代が違うからな。との短い返事。でも実に満足そうであった。休憩時間に席を立って歩いていると、人ごみの中で誰かが叫んでいるのが聞こえた。「やはりウィンウッドと言えばファンタジーだよな!」

それにしてもこの両者が7曲もやってくれるとは思わなかった。ブラインド・フェイスの曲も3曲やってくれて、感激しました。ここまで足を運んでこの歴史的なステージを観る事ができて本当によかったと思う。またウィンウッドやクラプトンだけでなく、どのミュージシャンのステージもハイレベルだったとのはうれしかった。かなり入念にリハーサルをしたのだろう。後日出たこのコンサートのレビュー記事にはウィンウッドに対する好意的な評がのっていた。キーボード奏者として知られているウィンウッドがファンタジーであんなに素晴らしいギター演奏をみせるとは驚きだと書いてあった記事もあった。これからもこの両者の共演を観てみたいものだ。

イギリスからはるばる駆けつけたバリーさんと。
『クラプトンに少し似てませんか?』『時々そう言われるね』

2007-07-27

クロスロード・ギター・フェスがウェブで生中継!

クロスロード・ギター・フェスティヴァルがウェブで生中継されます。しかも無料です!! コンサートは現地時間の土曜日正午から午後11時まで(日本時間の日曜午前2時から日曜午後1時まで)のはずです。ウィンウッドがいつでるのかは分かってませんが、おそらく最後の方でしょうかね。ちなみに私の席はスタジアムの一番後ろのほうです。

いよいよクロスロード・ギター・フェスティヴァル

明日はいよいよエリック・クラプトン主催によるCrossroads Guitar Festivalだ。このフェスティバルのハイライトの一つにウィンウッドとクラプトンがブラインドフェイスの曲を演奏するということがある。つい最近のクラプトンのインタビューに よればブラインド・フェイスの曲を2曲演奏するようだが、もっとやってほしいものだ。だけどフェスティバルは明日正午から午後11時までとかなり長いのだ から、ウィンウッドが彼以外のギタリストと共演することもあるかもしれない。まあ実際にどうなのかはお楽しみだろう。ちなみに上にあげたインタビュー記事 ではクラプトンがブラインドフェイスやウィンウッドに関して興味深いことを述べています。自分たちがやりたい音楽を楽しむためにBlind Faithを結成したけれど、バンドとして活動する準備ができる前に(レコード会社からのプレッシャーを受け)ツアーに出て、そして崩壊してしまったこと を残念に思っていること。そしてウィンウッドは最初に会った時からずっと自分のヒーローであり、またプライベートでも2人で一緒に釣りに行ったりして親し くしているとのことです。そこまでクラプトンがブラインドフェイスとウィンウッドのことに思い入れがあるなら、きっと明日は素晴らしい演奏をみせてくれる ことでしょう!

最近のウィンウッドの写真

最近のウィンウッドの写真を紹介しましょう。まずは先日レポでも紹介したアスペンでのライブ(6/23)の写真。レポにも書いたけど、近年では珍しくジャケットを着て演奏しています。それからこちらはハンガリーの外交官のお別れパーティー(7/17)に招待されたときの写真ですが、ウィンウッドはなんとネクタイを締めてます!これはかなり珍しいですね。ついでに書くと、レポにも載せたラスベガスのライブ(6/29)の写真はウィンウッドのオフィシャルのギャラリーのページにもお目見えしています。

2007-06-29

世界一のウィンウッドファンと共にライブを楽しむ - Las Vegas, NV (2007/06/29)

 

Steve Winwood Live at The Joint at Hard Rock (Las Vegas, NV)

セットリスト:
 1. I'm a man (6分)
 2. Bully (9分)
 3. Cigano (7分)
 4. Rainmaker (12分)
 5. Can't find my way home (5分)
 6. Had to cry today (8分)
 7. Light up or leave me alone (15分)
休憩(17分)
 8. Leave a FAX or send a message(12分)
 9. Who knows what tomorrow may bring(11分)
10. Empty pages (6分)
11. Higher love (8分)
12. Back in the high life (9分)
13. Dear Mr. Fantasy (10分)
14. Crossroads (7分)
アンコール
15. Why Can't We Live Together (7分)
16. Gimme Some Lovin' (6分)

Steve Winwood Vo (all except 8), org(1,4,(5),7-11,14-16), g(5,6,13), mand(12)
Jose Neto g (All except 13)
Paul Booth ts(1-4,7-11,14,16), FL(4), org(5,6,12,13), perc(3,7),BVo(1,4,7,9,11,12,16)
Kar Vanden Bossche Perc (All except 13), BVo (11,12)
Richard Bailey Dr

世界一のファンと共に 

先週はスキーや大自然で有名な観光地アスペンでのライブを観に行ったが、今度はギャンブルと娯楽で有名なラスベガスでのライブだ! 実はこのライブは当初観る予定にしていなかったのだが、イギリス人のバリーさんが行くというので自分も急遽行くことにしたのだ。 以前ここでも少し紹介したことがあるが、バリーさんは間違いなく世界一のウィンウッドファンである。 60年代のスペンサー・デイヴィス・グループ時代からスティーブのファンになり、それ以後もトラッフィックやソロのライブはもちろん、 1969年のブラインド・フェイスのハイドパークのコンサート(DVDが去年発売)も観に行ったそうだ。ファン歴は実に40年である! 近年はイギリスはもちろんアメリカにも足を運び、ウィンウッドライブを観ている。 バリーさんとは数年前からメールや電話などを使って情報交換等をしていたのでいつかぜひお会いしたいと思っていた。 レポにも書いたように、実は今からちょうど2年前のシカゴでのライブの時にもバリーさんと会う約束をしていたのだが、残念ながら実現しなかった。 今度こそ夢を実現させたいものだ!

2年越しの約束を果たす!がしかし。。。
ラスベガスに着いてホテルにチェックインしてからバリーさんに連絡してみる。 ホテルの場所を聞いて待ち合わせ場所のアイリッシュのバーに行くとバリーさんもすぐに来てくれた。会うのはこれが初めてである! 2年越しの約束を果たせて実にうれしい。やはりこの広いアメリカで人に会うというのは難しいものだ。 ホテルのバーで一緒にギネスを飲みながらウィンウッドの話でいろいろ盛り上がった。 娘さんも一緒で、親子でウィンウッドのライブをイギリスから観に来るなんて素晴らしい!もっとも彼女はスティーブのファンというわけではないと言っていたが。。。 その後夕方に3人でホテルの外に出てみたが、信じられないほど暑い!! 地元の人によると、まだこれでもマシな方だそうだが、すでに気温は40度を超えていただろう。 そのまま外を歩いていたが、なんとバリーさんが日射病にやられてダウンしてしまった。顔色がみるみる悪くなっていく。 すぐに近くのホテルに入って充分水分を補給する。医者にみてもらった方がいいとホテルの人に言われたが、なんとバリーさんは断固拒否。イギリスからウィンウッドを観るためにわざわざ来たのだから。。。 結局休憩も兼ねて3人で食事をしたら、ようやく回復することができ、ライブが始まるまでには普通の状態に戻っていた。

Hard Rock Hotel
その後、ライブ会場があるHard Rock Hotelへ行く。 その名の通り、このホテルはロックと関係がありすぎるという感じだ。ホテルのあちこちにギターなどが飾ってあって独特の雰囲気を出している。 また楽器をあしらったデザインのものも多くみられる。ライブ会場の The Jointも同様に素晴らしいと思った。 やはりここにも楽器がいろいろ飾ってあり、またそれほど大きな会場ではないのに、大型スクリーンがステージの両側についている。 実はバリーさんと一緒にスティーブにビールの差し入れをしようと企んでいたのだが、バリーさんと知り合いのツアースタッフが見つからなかったので、やむなく断念。 The Jointは1400人収容の小ホールで自分の席は20列目のオルガンのほぼ正面。チケットを買ったのがライブの数日前だったので席はかなり後ろの方だ。

  ライブ会場の The Joint の入り口でバリーさんと

ライブが始まる
オルガンから分厚い低音が聞こえてくる。最初の曲はI'm a manだ。 5月のHighclere城でのライブと似た演奏。後半のスティーブとポールのボーカルの掛け合いがとてもファンキーだ。 会場の見栄えと雰囲気は素晴らしいのだが、この会場の音はそんなにいいとは思わない。残念なことに高音が少し割れている。。。スティーブのオルガンは今日も好調だ。 2曲目のBullyはアルバムAbout Timeからの曲。ギターとサックスのソロもあった。 次のCiganoではサックスが加わっているのが新鮮に感じる。 About Timeのアルバムではもちろん、去年までのライブではこの曲にサックスは加わっていなかった。でもそれはそんなに目立っていない。ジョゼがやや激しいギターソロを披露する。曲が終わってスティーブのMCが入る。 その次のRainmakerは芸術的な作品に仕上がっている。しっとりとしたイントロが印象的だ。 ポールはフルートでテーマを吹く。それに引き続きジャズっぽいフルートソロも披露。曲後半のギター、サックスのソロも完璧で見ごたえがある。先週のアスペンでもそうだったが、Can't find my way homeではジョゼがスティーブとともにギターを弾いているのが新鮮だ。 今年のこのバージョンも悪くない。ブラインド・フェイス時代と同じDbのキーで歌っているが、あれから約40年たってもいまだにスティーブのボーカルは素晴らしい。

  Can't Find My Way Home

Had To Cry Todayに感動!
スティーブがストラトに持ち替えたので、次はMedicated Gooかと思いきや、 なんとBlind FaithのHad to cry todayだ!! 自分のまわりからも歓声があがる。この曲を生で聞けて感激だ。Highclere城のライブでもクラプトンと一緒にやった曲だ。来月に行われるCrossroads Guitar Festivalの準備の意味合いもあるのだろうか。 曲の最後のスティーブとジョゼのギターバトルはとても見ごたえがあった。

  Had To Cry Today

それが終わるとスティーブはオルガンに戻り、Light up or leave me aloneだ。 この曲もいつ聴いても素晴らしく安定している。曲の途中で珍しくスティーヴが観客にLight up!のかけ声をするように促していた。もちろん自分も力一杯叫ぶ。 休憩の後はジョゼのインスト曲であるFaxで後半が幕開けだ。 ポールのテナーサックスでのテーマの後はオルガン、サックス、パーカッション、ドラムのソロが続く。後半2曲目はトラフィックのWho knows what tomorrow may bringだったが、これはアレンジを少し変えてきた。 イントロのギターがとてもファンキーで、イントロだけではなんの曲か分からなかったほどだ。出だしではなぜかマイクの調子が悪く、思わずスティーブも苦笑い。 マイクはすぐに直り、一番の歌詞を歌い直して一件落着。ジョゼのギターソロも見ごたえ十分だ。その後にパーカッションとドラムだけの演奏をバックにポールとスティーブがボーカルの掛け合いをする。

Empty Pages

それが終わると同じくトラフィックのEmpty Pagesだったが、この曲がライブ後半に演奏されるのはまれなのでちょっとびっくり。 でもすべての奏者の演奏がかみ合っていてとても安定しているし、ボーカルものびがあって声がよく出ている。次のHigher Loveは会場の誰もが知っている曲なので当然盛り上がった。 とても迫力ある演奏だ。曲の終わりのジョゼのソロが印象的。続いてのBack in the high lifeではスティーブはステージ中央でマンドリンを演奏。この曲でも会場はとても盛り上がる。

  Back In the High Life

次のDear Mr. Fantasyでは当然のように迫力ある演奏だ。 2005年のライブでも経験したが、最後のクライマックスの音量が2倍になった。でも最初にも書いたようにこの会場では音が多少悪いので、さらに音がびりびり響く。 正直言っていい効果を上げているとは思わない。先週のアスペンではそうしなかったのになぜ今回はそうすることにしたのだろうか。

  Dear Mr. Fantasy

ラストの曲はCrossroadsだ。 クラプトンのバージョンに比べて少しゆったりしたテンポで演奏される。この曲でジョゼのギターが炸裂しやや激しいソロを披露した。スティーブは去年からこの曲をラストに持ってくるのが好きなようだ。

  アンコール (1) Crossroads

アンコール (2) Gimme Some Lovin'

いよいよアンコール

先週のアスペンに引き続き、アンコールはWhy can't we live togetherとGimme some lovin'の2曲。今年のアンコールはどうやらこの2曲で決まっているのか。 会場は総立ちだ。バリーさんの席は自分のところから少し離れていたのだが、娘さんと一緒に立ち上がってじっとステージを見つめている。 ノリノリでライブを楽しんでいるのかと予想していたのだが、意外にも冷静に楽しんでいる。

  ライブ終了後のあいさつ

ライブを終えて

音が多少悪かったのは残念だったが、 Had to cry todayをやってくれたしバリーさんとも会えたので満足だ。バリーさんはもちろん、娘さんも充分ライブを楽しむことが出来たそうだ。 今日のライブではジョゼのギターソロは稲妻のようになることが多く彼の存在感がだいたいどの曲でもあった。でも今回Low Sparkをやらなかったのにはびっくりだ。 過去に自分が観たウィンウッドのライブでこの曲をやらなかったのはこれが初めてだ!会場から自分たちのホテルに戻りバリーさんとお別れする。 イギリスからはるばる来てもう明朝に帰国である。来月のCrossroads Guitar Festivalでの再会を誓ってしっかり握手をした。

娯楽とギャンブルの町に別れを告げ、明日はLAでのライブだ!


  ライブ終了後のHard Rock Hotelと夜のラスベガス


2007-06-23

大自然の中での迫力満点ライブ - Aspen, CO (2007/06/23)


Steve Winwood Live at Jazz Aspen Snowmass (Aspen, CO)

セットリスト:
 1. Empty Pages (7分)
 2. Bully (6分)
 3. Can't find my way home (6分)
 4. Medicated Goo (6分)
 5. Light up or leave me alone (12分)
 6. Higher Love (7分)
 7. Back in the high life (9分)
 8. Dear Mr. Fantasy (10分)
 9. Low Spark of high heeled boys(17分)
10. Crossroads (7分)
アンコール
11. Why Can't We Live Together (7分)
12. Gimme Some Lovin' (7分)

Steve Winwood Vo (all), org(1,2,(3),5,6,9-12), mand(7), g(3,4,8)
Jose Neto g (All except 8)
Paul Booth ts(1,2,5,6,9,10,12), FL(8), BVo(5-7), org(3,4,7-8), perc(5,9)
Kar Vanden Bossche Perc (All except 8), BVo (6)
Richard Bailey Dr

大自然に囲まれた町、アスペンへ 

以前からぜひ一度は訪れてみたかったコロラド州のアスペン!今年のライブ第一弾はここに決めた。 アスペンは言うまでもなく冬はスキー、夏は避暑地として有名な場所だ。山あり谷ありで景色もすばらしい。 この時期は山頂付近に雪もまだ残っていて、雪解け水からなる小川や小さな滝、それに湖もたくさんある。 アスペンにいればそんなに遠出をしなくても町中いたるところにそういうところにお目にかかれる。まさに大自然に囲まれた町だ。 ライブをするのにここ以上に環境のいい町もそうないだろう。


今年の全米ツアーはいかに?

名盤About Timeがリリースされてからはや4年。今年こそはニューアルバムが期待されているウィンウッドであるが、 今年の春に行われたヨーロッパツアーでは新曲のお披露目はなく去年とほぼ同じようなセットリストだった。さて今年の全米ツアーではどうであろうか? ちなみに今年のツアーのラインアップは去年の全米ツアーの時と同じである。近年では最強のメンツだと思っているのでとても期待できそうだ。

アスペン入り

当日車でアスペン入りするために最後82番のハイウェイを通ったのだがこの道はインディペンデンス・パスと呼ばれる標高3687mのところを通過する。 富士山と同じくらいの標高である!ガードレールがないところもあったので気をつけて運転したが、いたるところに絶景があったので、しばし車を止めて景色を堪能する。

  Highway #82(インディペンデンス・パス)からの眺め


アスペンには昼過ぎに着いてすぐに観光案内所に行き、この町の情報を入手した。 ウィンウッドのライブが行われるJazz Aspen Snowmassの会場がそのすぐ近くだということに気がついたので、まずそこへ下見に向かうことにした
。

Jazz Aspen Snowmassのライブ会場

リハーサルを聞きながら昼寝!

アスペンは標高が高いだけあって気候は涼しい。 フェスティヴァルの会場があるRio Grande Parkには大きな白いテントがあり、どうやらその中でライブをするようだ。 テントの周りは柵で囲まれていたのでその周りを散策してみた。きれいな小川が会場のすぐ隣を流れていて、 子供たちが水遊びをしていたり犬の散歩やサイクリングをして週末の午後のひとときを楽しんでいる人々がいた。 さすがにアスペンではいたるところに自然が残っている。


ライブ会場の隣にもきれいな小川が

そこで小川のせせらぎに耳をすましていると、背後から何やら聞き覚えのある音楽が流れてくることに気がついた。ん?あれはCan't Find My Way Homeじゃないか! なんとウィンウッドがリハーサルをしていたのだ。テントからもれてくる音なので、それほどはっきり聞こえないが、それでも実に得した気分だ。 午後は市内観光をしようと思っていたのだが、それはやめにしてそこにごろりと横になって休憩することにした。 リハーサルとは言えどもウィンウッドの生演奏を聞きながらの昼寝である!なんと贅沢なことか。。。でも午前中はずっと運転をしていて疲れたのでちょうど良かった。 ウィンウッドはその後Back in the high life、Medicated Goo、Dear Mr. Fantasy、Bullyを演奏。 ファンタジーではかなり適当に歌っていたが、ボーカルががファンキーでなかなか面白かった。 フェスティバルのスタッフらしき人もときどき会場の外に出てきて休憩をしている。そうするにはもってこいの場所が多い。 スティーヴも出てこないかとずっと待っていたが、残念ながら遭遇できずあきらめて会場を後にした。

会場入り

その後ホテルへ行きチェックインなどをして、夜8時に会場に戻った。テントは思ったより大きく、3000人は収容できそうだ。 芝生の上にパイプいすをずらりとならべてある。自分の席は17列目のオルガンのほぼ正面。会場は満員だ。 アナウンサーの紹介のあとウィンウッドがステージに登場。髪は短めで、珍しくジャケットを着ている。 ありがたいことにステージの両脇に大型スクリーンがあったので、細かい表情なども分かった。 オルガンの真上にもカメラがあったので、スティーブが弾いている様子もよく分かった。

いよいよウィンウッド・ライブ!
9時過ぎに待望のライブが開始。注目の1曲目はEmpty Pages。 だがアンプのスイッチが入ってないのか、楽器の音量が全然出ていないし、ボーカルはまったく聞こえない。 スタッフがステージを走り回り、やっとスイッチが入って一安心。 でもこの曲が途中までインストバージョンになってしまったが。自分の席では音もかなりよく聞こえるので満足だ。観客も最初からかなり熱狂的だ。 一曲目が終わってスティーブのMCが始まる。アスペンの自然は素晴らしいと言っていた。2曲目のBully はとても迫力があってびっくりした。ドラムがとても好調だし、オルガンベースの音もずしんと響いてくる。 そういえば去年自分が行ったライブではこの曲をやらなかったので、このメンバーでの演奏を聞くのはこれが初めてだ。次はCan't Find My Way Home。 ブラインド・フェイスの曲だ。去年と同じく出だしはスティーブがオルガンを弾き、ポール・ブースが後を引き継ぐ連係プレーがみられたが、 去年とは比較にならないほどスムーズになっている。でもこの曲で一番うれしかったのは、ジョゼがスティーブとともにギターを弾いたことだ! 去年までは彼抜きでの演奏だったのでびっくりだ。 クラプトンと一緒にやった5月のハイクレア城でのコンサートで、スティーブは黒のテレキャスを弾いていたが、今回は去年の全米ツアーのときと同じ茶色っぽいテレキャスだった。ジョゼは出だしからアルペジオを弾いている。 スティーブのボーカルの高い音も難なくでているし、バックの演奏もとてもいい。この曲を聴いているとじつに幸せな気分になってくる。 スティーブが水色のストラトに持ち替えて、今度はMedicated Gooだ。 スティーブのギターソロはあいかわらずいい。ジョゼはギターでベースのパートを主に弾いている。

観客が熱狂的

今日のライブでは前半からとても盛り上がっていた。とくにLight Up or Leave Me Alone での盛り上がりはすごく、立ち上がって踊っているひとも多かった。スティーブのオルガンとベースはもちろんリズムセクションも素晴らしく、とてもノリノリの演奏だった。 ポールのサックスソロも快調だし、ジョゼのギターソロもLow Sparkでのソロのように激しい。 それに引き続き、次のHigher Love でも非常に盛り上がっていた。その次のBack in the high life では幾分スローなテンポなので会場も少し落ち着く。ポールがサビでバックボーカルをしていた。 おまけに曲の後半のフェードアウトでも彼がバックボーカルをしていたのが新鮮だった。Dear Mr. Fantasy ではジョゼとパーカッションのカールが抜けて3人での演奏。迫力満点の熱い演奏だった。会場の盛り上がりもすごかった。 今日はウィンウッドのライブにしてはめずらしく照明が効果的だった。ファンタジーの出だしではスティーブだけにライトが当たっていて、とてもかっこいい。Low spark of high heeled boys の演奏は長くて20数分にも及ぶのだが、今回はやや短めのバージョン。スティーブのオルガンソロはなく、ソロはサックスとギターだけだった。 ポールのサックスソロはジャズっぽくて原曲の雰囲気が出ている。 今回のジョゼのギターソロは2004年と2005年のライブで披露していた稲妻のごとく凄まじいバージョンだった。久々にこれを観れてうれしい。 もちろん観客も最高に盛り上がる。最後はクラプトンでおなじみのCrossroadsだ。 5月のハイクレア城でのライブでもやった曲でそのときのバージョンとほぼ同じ。

いよいよアンコール

アンコールの1曲目はWhy can't we live together。サックスのポールが抜けて4人での演奏。熱狂的な観客もここではスティーブの素晴らしい歌声にじっくり耳を傾ける。 もちろん最後はGimme some lovin'でしめくくる。"ヘイ!"のかけ声にあわせてステージ上部のライトが光り、観客席を照らす。 今日はやや短めのセットリストであったが、充分満足のいくライブだった。自分の席は少し後ろのほうだったが、音もとても良かった。 最後は皆立ち上がって拍手を送っている。今日のライブは最初から最後までずっと盛り上がっていた。おそらく熱狂的な観客が多数集まっていたのだろう。 翌日のAspen Timesの記事にウィンウッドのライブ評がでていたが、ディレクターのコメントによると、 ウィンウッドのライブほどスタンディング・オベーションが長かったのはJazz Aspen Snowmassの歴史が始まって以来だそうだ! そのようなライブを観ることができて、自分も非常にうれしい。

今日のライブを総括すると

アレンジ自体は去年とほぼかわらない曲が多かったが、去年から一緒にやっているメンツなので、とても息の合ったいい演奏だったと思う。 スティーブのボーカル、オルガンはもちろんネトのギター、ポールのサックス、それにパーカッション、ドラムも絶好調だった。 去年も思ったがこのメンバーはAbout Timeのツアーでは最強だと思う。 それから会場の大型スクリーンに映されたオルガンの真上からの映像をチェックしてみたが、どうやらスティーブはオルガンのベースを左手と左足で同時に弾くこともけっこうあるようだ。 あとで調べてみたのだが、これはオルガンベースの奏法としてはよくある弾き方のようだ。 今日のライブでは写真は禁止だったのが残念だったが、そのかわりセットリストとスティーブのギターピックをおみやげにもらいました! アスペンのような素晴らしい場所でライブを堪能することができてラッキーでした。

ツアーは始まったばかりなので、スティーブの旅はまだまだ続く。自分も同じく。。。

アスペンの観光名所、Maroon Bells

2007-06-16

いよいよ全米ツアー!新譜の情報も出始めました。

今夏の全米ツアーがいよいよ6/20から12会場で始まる。それに先立ってウィンウッドの最新インタビュー記事が お目見えしたので、主な内容を紹介しようと思う。気になる新譜は夏の終わりまでにはレコーディングを終える予定だとのこと。今回もAbout Timeの路線を行っているようで、前回同様スタジオでのライブ録音をしているそうだ。レコーディングのバンドのラインアップは Jose Neto (g), Richard Bailey (Dr), Karl Vanden Bossche (perc), Paul Booth (Sax, flute) 。去年と今年のツアーのメンバーと同じである。ちなみにサックスのポール・ブース以外はAbout Timeの録音にも参加している。ウィンウッドは7/28のクロスロード・ギター・フェスティバルで再びクラプトンと共演するわけだが、選曲など2人でい ろいろ検討中のようだ。現在のプランではウィンウッドは自分のバンドを率いて2−3曲演奏し、またクラプトンと共に4−5曲演奏するようだが、詳細はお楽 しみだろう。今夏の全米ツアーでもブラインドフェイスの曲をいくつかやってくれたらうれしいのだが。