2006-11-30
スペンサー・デイヴィス・グループのオリジナルアルバムが世界初CD化
2006-11-11
ライブレポその後
2006-10-28
今年のウィンウッド・ライブ
2006-10-10
ツアーはミニでもライブは豪華。2年越しのライブがついに実現!- Norfolk, VA (2006/10/10)
Steve Winwood Live at NorVa (Norfolk, VA)
次はノーフォーク
3日前にニュージャージー州のレッド・バンクでライブを観たばかりだが、次はバージニア州ノーフォークへ行く。 前回とはうってかわってこちらは自宅から近いところにある。まあ一時間もあれば行ける場所だ。 こんなに近いなんてかえって気が抜けそうなぐらいだ。でも移動の苦労がないのは本当にありがたい。今回は苦労とは無縁のはずだと信じたい。
2年前に予定されていたライブ
楽に現地入り
ライブ会場のThe NorVa
立地条件がいいので、買い物に来た一般客もそこで誰がライブをするのかすぐに分かるのは好都合だろう。 The NorVaは1500人収容の小ホールで、ほぼ全席立ち見だ。 今までは小ホールのときは必ず最前列を目指したものだが、去年ボルティモアの時に最前列での音がひどすぎたので、今回は違う作戦をたてた。いよいよ入場
ライブが始まる
Different Light
スティーブのボーカルに感動する
Can't Find My Way Home
Who Knows What Tomorrow May Bring
スティーブの足技も絶好調
前半の終わりはもちろんLight Up or Leave Me Alone。 前半はスティーブのオルガンソロがあり、その後サックス、ギター、パーカッション、ドラムとソロがまわる。 前回同様途中の"light up"のかけ声のあたりから、オルガンのベースが同じパターンの繰り返しでずっと続いていく。実に安定していていい雰囲気を作っている。 前回のライブを見たとき、この部分をどうやって弾いているのか分からなかったのだが、今日注意深くみたところスティーブはこれを足でずっと弾いている! 左手で弾いているのかと思ったのだが、足をひっきりなしに動かしているじゃないか。しかも数分間に渡って。これには本当にびっくりだ。 それにドラムもとても歯切れがいい。前回はあまりドラムに注意が行かなかったけど、今日改めて聴くとこのドラマーはやっぱりすごくうまい!曲のラストも決まったいた。後半が始まる
20分の休憩の後、後半はLeave A FAX or Send A Messageで幕開けだ。 この曲をやるとはちょっと意外だった。これはギターのジョゼ・ネトのインストの曲である。 サックスでのテーマに続いて、ソロがオルガン、フルート、パーカッションとまわり、最後はドラムの素晴らしいソロで締めくくる。 ここから先はベストヒット集だ。まず初めはHigher Love。 今までこの曲はライブで何度も聴いているが、不思議なことにすごく感動したことはあまりなかった。 おそらくアルバムのバージョンが頭にこびりついているせいもあるだろう。でも今日のこの演奏はどうだ。ボーカルも伸びがあって実に素晴らしい。 バックのリズムセクションも快調だ。この演奏は今までライブで聴いたなかで間違いなく一番だろう。 今日のスティーブはいつもよりずっと声の調子がいいようだ。それともバックの演奏にのせられているのか。サックスやギターのソロもかっこいい。 サックスのポール・ブースは彼のHPの記述から推測するとおそらくまだ29歳ぐらいだと思う。 この曲が大ヒットしたのは今からちょうど20年前だから、当時彼はまだ10歳未満だったであろう。 多分リアルタイムではこの曲を聴いていないと思われるミュージシャンが現在スティーブのバンドですばらしい演奏をしているというのも時代を感じさせる。 この曲が終わるとスティーブはマンドリンを手にしてBack In the High Lifeの演奏だ。 去年とほぼ同じアレンジなので、正直ちょっと見飽きた感じがある。 イントロは例によってスティーブのマンドリン、ジョゼのギター、そしてカールのトライアングルがステージの中央付近に集まっての演奏だ。 会場の皆でコーラスをするのもいつものことだ。Back in the High Life
Dear Mr. Fantasy
その次はご存知トラフィックの代表曲のDear Mr. Fantasy。 ギター、オルガン、ドラムの3人のみでの演奏だ。この曲でオルガンは去年ほど目立ってないがやはりこのくらいがちょうどいいか。 スティーブをサポートするのはともに今年加入したリチャード・ベイリーとポール・ブースである。Dear Mr. Fantasy
前回同様ドラムはすごい迫力だ。曲が終わると拍手がなりやまず、次の曲がなかなか始められない。 2年越しのライブということもあって、聴衆も熱狂しているのだろうか。 その次のとどめとも言うべき曲はLow Spark of High Heeled Boysだ。 去年までよりイントロが長めだと思う。毎回この曲は非常に長いのだが、今日も約25分だった。 各奏者が持ち味を十分に出して、ソロの時間もたっぷりとってある。 長いけど聴いてて飽きが来ないのはおそらく最後にジョゼの素晴らしいギターソロがあるからだろう。 ロースパークの演奏後、メンバーがステージから立ち去らない。変だなと思ったが実はもう一曲あった!なんとラストはCrossroadsだ。 これにはかなりびっくり。スティーブ以外の曲をラストに持って来るとはかなり珍しい。 それともこれは今月同じくアメリカ東海岸をツアー中のクラプトンに対する挑戦状なのか。ちなみに彼は今日ワシントンDCでライブだ。 ライブ後に聞いたのだが、ウィンウッドとクラプトンのどちらを観に行くか悩んだというファンもいた。ウィンウッドはこの曲を少しゆったりめのテンポで演奏する。アンコール
アンコールの1曲目はWhy Can't We Live Together。 アルバムAbout Timeに収録のティミー・トーマスの曲だ。前回に引き続きこの曲を聴けてうれしかった。 スティーブは一語一語じっくり歌っている感じだ。スティーブのボーカルはどうしようもないほどうまく、説得力を持ってせまってくる。 最後はもちろんGimme Some Lovin'。 オルガンの音も後半は良く出るようになった。実に心地よく響いている。もうこれで今年ウィンウッドを見るのは最後だろう。 なるべく目にその姿を焼き付けるようにした。後ろで見ていると会場全体がどういう風に盛り上がっているか分かってなかなか面白い。 今日は最初から最後まで最高の演奏をしただけあって、盛り上がりがすごい。Gimme Some Lovin' (ライブ終了の瞬間)
最前列付近の観客はさすがにクレイジーになっている。以前のライブで自分が最前列だった時もあんな感じだったのだろうか。。。 スティーブのボーカルはのびがあり、まったく衰えることがなかった。ライブを終えて
今日のライブは今まで自分が観た中でも間違いなくトップ3に入るだろう。2階で観たのは初めてだったが眺めもいいし、音もいい。後ろの方で観るのもなかかいいね。 ライブ終了後のあいさつ。今年も感動をありがとう!
スティーブはまるで年をとるごとにパワフルになっていくような気がするのは気のせいだろうか。 結局他の会場でも似たようなセットリストで、新曲等のお披露目はなかったようだ。 今回の短いツアーは、毎年なんらかの音楽活動をしますよ、という意思表示なのだろうか。 次回のツアーのときにはぜひニューアルバムをひっさげて来てほしいものだ。それから次もぜひ同じメンバーでライブをしてほしいと思う。 最後に今年も感動をありがとう!!
2006-10-07
歴史的なシアターでのライブ。去年のリベンジにも成功!- Red Bank, NJ (2006/10/07)
2006年はミニツアー
今年のツアーは10月5日から13日までアメリカ東海岸を中心に行われる。わずか9日間で7公演のミニツアーである。 About Timeのツアーも今年で4年目になる。ウィンウッドのライブを観るのは1年3ヶ月ぶりだ。バンドには新メンバーのポール・ブース(sax/fl)とリチャード・ベイリー(dr)が加わった。 ギターのジョゼ・ネトとパーカッションの カール・ヴァンダン・ボッシュは去年に引き続いての参加だ。 サックスのポール以外はウィンウッドの最新作About Timeの録音に参加しているので(注:アルバムではカールはコンガ、リチャードはティンバレスを演奏)、このラインアップは期待ができそうだ!
去年の秋は、、、
話は1年前にさかのぼるが、去年の夏に素晴らしいライブを4つ見終えたとき、ひょっとして運を使いすぎたかなと思ったものだ。 やはりというべきか、去年の秋のツアーの時は1つも観ることができなかった。日程を一目見て、行くのはすべてあきらめるしかなかった。 念のため、チケットは1公演だけ入手しておいたのだが、やはり行くことはできなかった。 でもそのライブは大変盛り上がった素晴らしいコンサートだったと人から聞いたときは、とても複雑な思いがした。 それほど盛り上がったライブの最前列に空席を残してしまったなんて、ファンとして申し訳ない。。。 その残念な思いを胸に秘め、今回のライブに望む。
飛行機とレンタカーを使って
ライブが行われるニュージャージー州のレッド・バンクはNYからもわりと近い場所にある。 今回のミニツアーではNYでのライブが一つもないのは意外だったが、今日のライブがそれの代わりなのか。 去年はさんざん運転をして疲れたので、今回はなるべく楽に行きたいと思った。 飛行機とレンタカーを使っての現地入りである。お昼過ぎには現地に到着する予定を立てていたので午後はのんびりすごそうと思ったのだが。。。悪天候
当日の朝起きると激しい雨が降っている。気にせず自宅を出発するが近くの道路が冠水していたので思った以上の大雨にちょっとあせる。 空港に行ってみるとなんと飛行機が全然来ていない。 悪天候のため離着陸できないとのことだ!自分のフライトは朝だったが、それが遅れに遅れ、結局キャンセルに。さあ困った! 午後のフライトを利用する手もないわけではなかったが、多分今日は天候の回復の見込みはなさそうなので、またキャンセルになる可能性が高そうだ。。。 残念だけど行くのをあきらめるしかないか、と思い始めた。 それでも航空会社のカウンターに行ってみると、ここから車で一時間のところにある別の空港に行くことを薦められた。 それなら問題なくライブにも間に合いそうだ!航空会社が発行してくれたタクシー券を使って、すぐさまそこへ向かう。 でも高速道路も雨の影響を受けて、そんなに速いスピードでは走れない。 なんとかその空港に着いてチェックインをすることができたが、自分のフライトが何時に出発なのか尋ねると 「あと5分です、でも大丈夫ですよ」となんかよく分からないことを言われた。 でもその言葉の意味を尋ねずに「あと5分」ということで頭がパニックになった。 すぐさまセキュリティーゲートまで走り、そこを抜けてからターミナルの中を走る。 おまけに自分のフライトの出発ゲートは建物の一番奥だ!ようやく息を切らせてゲートにたどり着くと、、、なんと自分の乗る飛行機はまだ来ていない! なんと言うことだ!!「大丈夫ですよ」とはそういう意味だったのだ。。。
なんとか現地入り
でもやはり大丈夫ではない。なにせ飛行機が来ないことには話にならない。 でもその飛行機も1時間遅れで到着し、なんとかフィラデルフィアの空港へ行くことができた。 そこからレンタカーでニュージャージー州のレッド・バンクまで移動する。結局目的地には午後5時半に到着した。 自宅を出てから実に10時間である。これは今まで行ったライブの移動時間の最長記録だ! 今回は飛行機を使って楽に早く目的地へ行こうと思ったのに、皮肉にもまったく逆の結果となった。 ちなみに以前の記録はボナルーへ車で行った時の8時間半である。 兎と亀じゃないけど、飛行機はあてにせずこれからも車で移動しなさいと言う意味なのか! ホテルに着いてからすぐに町の見物を兼ねて会場のカウント・ベイシー・シアターへ行ってみる。 なかなか立派な建物である。
Count Basie Theatre
会場入りを果たす
ライブが始まる
8時にメンバー全員がステージに登場した。ほどなくしてギターのジョゼ・ネトが心地よいリズムを刻み始める。 思った通り1曲目はDifferent Lightだ。 スティーブはもちろんオルガンとフットペダルを演奏する。ボーカルも以前と変わってなく安心した。 自分の席はステージに近すぎることもあって、音がそれほどいいわけではなかったが許容範囲だろう。 サックスのポール・ブースは銀色に輝くテナーサックスを手にしている。曲の後半にとても滑らかなアドリブのソロを披露した。 彼はおそらくまだ20代だと思うが、実力はかなりのものだ!でもその次のEmpty Pages ではあまり息があってないところもあった。ポールはミスをすると他のメンバーの方を向いて苦笑いするくせがあるのか。 2曲終わったところでいつものようにスティーブのMCが入る。 「この歴史上の偉大なジャズミュージシャンの名を冠したシアターで演奏できてとてもうれしいです。 ここでやると何だか自分も歴史的なミュージシャンの一人になったような気分になります。」Walking On ではリズムセクションが素晴らしい。ラストも決まっていた。この曲をちゃんと聞くことができたのは初めてだ。 (去年ボルティモアでこの曲をやったときはボーカルが聴こえなかった。) ポールのフルートソロはジャズっぽいところもあった。ちょっとした演出が
それが終わるとすぐにスティーブが次の曲のイントロを弾き始める。これはCan't Find My Way Home ではないか!でもなんでスティーブがオルガンを弾いているのだ? そしてスタッフが去年までとは違うギターを持ってきた。ギターは誰が弾くんだ? そのときサックスのポールがスティーブのところにきて、オルガン演奏をスムーズに引き継いだ。なんという連携プレー! そしてスティーブはステージ中央でギターの演奏開始。Can't Find My Way home
左手の形から判断するとキーはDだ。 ブラインド・フェイスのオリジナルキーなので、音はかなり高く感じる。ボーカルの高い音は出ているが少しきつそうだ。 去年までのようにBbのキーの方がいいようにも思った。トラフィックの曲に感動!
次にスティーブはおなじみ水色のストラトを受け取る。え、もうファンタジーをやるのか?と思ったのだが実はMedicated Goo だった。 そうだった!去年の秋のツアーでよく演奏したそうだし、去年テレビ出演したときもやっていた。 そのときの演奏と似たバージョンだ。ジョゼはギターで主にベースのパートを弾いている。スティーブのカッティングもかっこいい。その次はWhy can't we live together? スティーブがオルガンに戻りサックスのポールが抜けて4人での演奏。意外なことだがこの曲をライブで聴くのは実に2年前のアッシュビル以来だ! スティーブの熱唱が印象的。そしてオルガンも心地よく響いている。この曲でジョゼが今日初めてのソロをとる。
Medicated Goo
Light Up or Leave Me Alone
その次のLight Up or leave me alone も去年の秋によく演奏された曲。Medicated Goo とともにこの曲を聴けて本当によかった。 スティーブとポールがいっしょに叫ぶ "Light Up"のかけ声が実に気持ちいい。スティーブのオルガンベースも安定していていい味を出している。 曲の中盤からソロがサックス、ギター、パーカッション、ドラムと渡る。
ライブ後半が始まる
15分の休憩のあと、後半最初はRainmaker。 去年のバージョンとほとんど同じだが、曲の出だしはアフリカン・チャントはなく、代わりにポールがフルートで独創的なアドリブソロを吹く。 曲の後半はソロがギター、サックス、ドラムと続いた。その次はHigher Love。 もうここから後はスティーブのベストヒット集だ。曲の途中で女性2人が最前列の前のスペースに出てきて踊り始める。 スティーブの気を惹こうとオルガンの横まで行くが警備員にすぐ制止されて引き下がる。 でも困ったことにまたすぐ戻ってきてしまう。おそらく酔っぱらっていたのだろう。 次はマンドリンを手にしてBack In the High Life だ。これも去年とほぼ同じバージョン。Back In the High Life
その後、前半でも使った水色のストラトを受け取ってギター、オルガン、ドラムだけのトリオになる。次はもちろんあの曲。 スティーブが弾く準備をしていると、客席から "Low Spark!"、"John Barleycorn!"、"Pearly Queen!"などと声がとぶ。 一向に「正解」が出ないので、自分が一声 "Fantasy!!"と叫ぶ。直後にDear Mr. Fantasy の演奏開始。グッドタイミングであった。ドラムのリチャード・ベイリーは去年までのドラマーとはちょっと雰囲気が違う。 ほとんど表情を変えずにドラムを叩くがとても迫力のある音だ。この曲にはこの人のドラムが一番あっているように思った。Dear Mr. Fantasy
後半最後はLow Spark of High Heeled Boys。 曲の出だしで渋い味わいのサックスソロが出る。原曲でのクリス・ウッドの演奏を意識していたのだろうか。 テーマのあと去年と同じくソロがオルガン、サックス、ギターとまわる。 ジョゼのソロの出だしは実に静かであるが、長い時間をかけてだんだん盛り上げて行く。 ソロの途中、左手のポジション移動をするたびに「ギッ、ギッ」と音がするときがあった。Low Spark of High Heeled Boys
ギターらしからぬ音なので不思議に思っていると、それはパーカッションのカールのいたずらであった。 ジョゼが左手を動かすのに合わせて、小道具を使ってそういう音を出していたのだ。 曲のクライマックスでの彼のギターは去年、一昨年ほど激しくはない。でも十分すぎるほど盛り上げていた。
アンコールはパーティー状態
Crossroads
おかげで自分のいるあたりはパーティーさながらになってしまった。 ステージ中央にいるポールのまわりにはにわか女性ファンが集まり、なんとか握手をねだろうとしている。 この盛り上がりようはまるで小ホールでやったときのようだった。最後はもちろんGimme Some Lovin' でしめくくる。ちょっとテンポが遅いような気もしたが悪くはないだろう。
コンサートが終了して
ライブが終わるといつものようにメンバー全員が集まってのあいさつだ。 新メンバーのサックスとドラムはおそらく去年のプレーヤーより実力は上だろう。 というわけで今回のバンドのラインアップは強力だと思う。特にサックスのポール・ブースは気に入ってしまった。 今回も前の方の席だったので、音自体はそんなによくなかったが、やはり前だと演奏者の細かな表情やしぐさがよくわかって興味深い。ライブ終了後のあいさつ
ライブ終了後、ステージに置いてあったものをいただいた。ライブ中からひそかに目をつけておいたのだ。 入手してみて分かったが、ごく普通のものであった。でも実際にスティーブが使用したものだから貴重だろう。 まあこれ以上書かなくても何をゲットしたか分かる人には分かるかな(笑)。 その後会場を出て裏口にある「バス乗り場」へと行く。もちろんファンはバスに乗らないが、皆のお目当ては当然スティーブだ。 集まったファンは20人ぐらい。ほとんどの人がソロやトラフィックのLPのジャケットを持ってきている。 自分はトラフィックのDVDを持って行ったが、口々に「それは何だ?」と聞かれた。 これだけ多くのウィンウッド・ファンがいるのに、ほとんど誰もそれを知らないのには正直驚いた。 でも中には70年代にトラフィックのライブを3回見た、という人もいたのでさすがだな。 スティーブが会場から出てくるのが遅かったので、かわりにバンドのメンバーともいろいろ話をすることができた。 ドラムのリチャード・ベイリーはこの前日本に行ったばかりだそうだ。話し始めるといきなり「君は日本人かい?」と聞かれた。持っていた紙のチケットにサインをしてもらった。 サックスのポールは若いだけあって、女性ファンを獲得しそうな感じ。ギターのジョゼとも初めて話すことが出来てうれしかった。 AboutTimeのジャケも持っていたので、ジョゼの写真のところにサインをしてもらった。 最後になってやっとスティーブが現れた。待ちくたびれたファンが次々と集まる。いろんな質問を次から次へと浴びせられてちゃんと答えるヒマがない感じだ。 なんとか自分も「日本にも多くのファンがいますが、今度日本でライブをしてくれますか?」と言ってみたものの 「今後のことはまだ決まってないけど、、、そう言えば3年前に行ったよね?」と言ったところで他の話題に変わってしまった。 去年に引き続いて明確な答えをもらえなかったのが残念。やはり自分は芸能リポーターには向いてないだろう。 でもひょっとしてこういう質問には答えようがないのかも。席は2列目、中央やや左(オルガンの前)
さて次は?
今日は新曲のお披露目もなく、曲目も以前とほぼ同じだったが、十分楽しむことができた。 でも長時間の移動の疲れがあり、自分の体調は万全ではなかったが、座って聴けたのが幸いであった。 自分にとって今日のライブは去年の秋に行かれなかったコンサートの代わりという意味もあった。 トラフィックのDVDにサインをしてもらったし、これで去年のリベンジにも見事成功! でも浮かれているヒマはない。次のライブまであと3日だ。今度こそハプニングに遭わないように策を練らねば。。。
2006-10-02
ミニツアーの開始まであとわずか
| 日付 | 会場 | 都市 |
|---|---|---|
| 2006-10-05 | Hampton Beach Casino Ballroom | Hampton Beach, NH |
| 2006-10-06 | The Borgata Hotel Casino & Spa Event Center | Atlantic City, NJ |
| 2006-10-07 | Count Basie Theatre | Red Bank, NJ |
| 2006-10-09 | Warner Theatre | Washington, DC |
| 2006-10-10 | The NorVa | Norfolk, VA |
| 2006-10-12 | House of Blues - New Orleans | New Orleans, LA |
| 2006-10-13 | Verizon Wireless Theater | Houston, TX |
でもこうしてみるとホントに少ないね〜。今回のツアーがなにかはっきりした意味合いを持っているのかはまだ分からないがそれはお楽しみでしょう。
2006-09-23
ブラインド・フェイスのDVD(アメリカ盤)がついに発売
2006-08-13
今年の秋はミニツアー!
2006-07-14
ウィンウッド、ついに今年もライブ活動! 全米ツアーなのか?
2006-07-03
2006-06-30
ウィンウッド、モントルー・ジャズフェスティバルに出演!
2006-06-04
米keyboard誌のインタビュー記事
(2009年)追記:リンク先をアップデート
2006-05-17
ブラインド・フェイスのDVDを入手
2006-03-26
ブラインド・フェイスのDVD
2006-03-12
ウィンウッドのTVインタビュー
2006-03-07
2006-01-24
ブラインド・フェイスのDVDが4月に発売!
2005-12-23
今年のウィンウッドを総括
2005-12-20
トラフィックのDVDのレビュー記事
今年2回目のライブチャット
2005-11-29
UK Hall of Fame
2005-11-25
About Timeのボーナス映像
2005-11-15
About Time(デュアルディスク盤)を入手
2005-10-23
Coloured Rain
2005-10-13
秋のツアーに関して
2005-09-22
今週のウィンウッドは多忙である
2005-09-08
About Timeの「再々」リリース
2005-09-07
サウンドステージのDVD
2005-08-01
9つめのライブレポをアップ
秋のツアー
2005-07-03
感動のフィナーレ! ツアー最終公演をみる (Summerfest, Milwaukee, WI 2005/7/3)
Steve Winwood Live at Summerfest (Milwaukee, WI)
セットリスト: 1. Different Light 2. Empty Pages 3. Bully 4. Cigano 5. Rainmaker 6. Higher Love 7. Low Spark Of High Heeled Boys 8. Back In the High Life 9. Dear Mr. Fantasy10. I'm a man11. Gimme Some Lovin'
Steve Winwood Vo (all except 8), org(1-3, (4),6-9,12-15), mand(10), g(4,5,11)Jose Neto g (All except 4,11)Paul Booth ts(1,2,6-9,12-15), FL(8), BVo(6,7,9,10), org(4,5,10,11), perc(1,12)Kar Vanden Bossche Perc (All except 11), BVo (6)Richard Bailey Dr
1. デイブ・メイソンのライブを観る (7/2)
シカゴからミルウォーキーへ
昨日(7/1)はTaste Of Chicagoでのフリーコンサートを堪能することができたが、まだまだお楽しみが続く。 今日と明日はミルウォーキーが誇るミュージックフェスである サマーフェストを楽しむ予定だ。 シカゴからミルウォーキーまでは90分ぐらいしかかからないはずなので、 昼過ぎには着けるだろうと思っていたのだが、シカゴで細かな用事をしていたら出発がかなり遅くなってしまった。 おまけに、レンタカーを借りて出発したのはいいが、シカゴ周辺の高速道路でさっそく道に迷ってしまい、 サマーフェストの会場に着いたのは午後3時になってしまった。 アメリカのフェスのことはあまり詳しくないのだが、これは結構有名なフェスではないかと思う。 出演するミュージシャンにも有名な人が多い。しかも1日たった$12しかかからないのは素晴らしい! 去年のボナルーのチケットは3日間通しで約$180だったから、えらい違いだ。
サマーフェストにて
このサマーフェストの会場は雰囲気が非常にいいと思った。 なんとなく遊園地を思わせる。遊園地からアトラクションを取り去り、音楽のステージを設置したのがサマーフェストといった感じだ。 子供が楽しめるステージ(音楽とは限らない)もあるし、また観覧車やリフトもある。 それになかなかバラエティーに富んだ食べ物も売られている。会場はミシガン湖沿いにあるので、眺めもいい。 家族連れで来る人たちが多いし小さい子供連れも見かける。 大人も子供も楽しめるように作ってあるという点でボナルーとは違う路線を行っている。 9つある音楽のステージでは正午から午前0時までライブをやっている。 全部で1日に40組以上が出演するが、メインのミュージシャンはだいたい夜にライブを行う。
Dave Masonのステージ(昼の部)
サマーフェストに着いたのが3時近くだったので、すでに各ステージではライブが始まっている。 チケットを買って中に入ると、入り口に一番近いステージから何やら聞き覚えのあるボーカルが。 もしやと思って近づいてみると、そこで演っていたのはやはりDave Mason! トラフィックを設立したメンバーの一人である。彼のステージには間に合うようにしたかったのだが、30分遅刻してしまった。 会場のBriggs & Straton Big Backyardには超満員の客が押し寄せていた。 立ち見が出るほどの盛況ぶりである。自分は後ろの方で立っていたのだが、それでも大音響で聴こえてくる。 この日は彼を観るのを目標としていたので、トラフィックロゴの入った黒のTシャツを着てきた。 今日この時間帯で有名な人といったらメイソンしかいないので、サマーフェストにいた多くの人たちがこのステージを見に来たのだろう。 ちなみに彼は今日の夜にもトリとして再びステージにたつのだ。 一番人気ではないかもしれないが、間違いなくこの日のサマーフェストでの露出度ナンバーワンだ。 年齢のためか昔のような透明感のあるボーカルではないが、そのかわり力強さが出てきている。 トラフィック時代のShouldn't have took more than you gaveを演ってくれたのはうれしかった。 アンコールはもちろんFeelin' Alrightで締めくくる。 最後に、「ロック殿堂入りのミュージシャン、デイブ・メイソン」のアナウンスがあるとひときわ大きな拍手が寄せられた。 彼のライブを最初から観れなかったのは残念であったが、夜観ようと思っていたホール&オーツのライブがキャンセルになっていたので、 今夜再びメイスンのステージを観ることに決めた。
メイソンの昼のライブが終了してから、他のミュージシャンのライブも聴きに行った。 でも、どこも音量がとんでもなく大きい。耳が痛くなってきたので、しかたなく耳栓を買うことにした。 8時からDirtydozen Brass Bandを観るが、やはりこれも音量がでかすぎる。耳栓をしてちょうどいいぐらいだ。でも音が体全体にズシンと響いてくるのがわかる。 妙なことに明らかにサクラと思われる人物が満員の客席を右に左へ移動してなんとか場を盛り上げようとしていた。 彼は10代の子供のようだったのが、なんかかえってしらけてしまう。 今日は曇り空で日中も普段より気温が低めだった。夜になって少し肌寒くなってきたが、なんとかなるだろう。
再びDave Masonのステージ
夜10時のメイソンのライブを観るために再び会場のBriggs & Straton Big Backyardに行った。 昼間にメイソンのライブを観た人が多かったのだろうか、トリのステージにも関わらず会場は空席が目立つ。 その上この日の同じ時間帯にはDr.John、Los Lobos、David Lee Rothなどのステージがあったので、客がかなり分散されたのだろう。 ところで、今日のこの時間はウィンウッドがミシガン湖を挟んだ対岸の地でのライブをちょうど終えた頃だろう。 おまけにスティーブは24時間後にここサマーフェストで今夏のツアー最終公演を行う。 そのことをデイブが知っていたかは分からないが、彼がどういう演奏をするのかが気になった。いよいよ因縁の対決の始まりだ。
バンドのラインナップはデイブのギター、ボーカルの他に、ギター、ベース、キーボード、ドラムの計5名。 メイソンはどちらかというとステージ上での動きが少ないように思った。正面をじっと見つめて力強く魂を込めて歌っている感じだ。 在籍期間は短かったが、デイブにとってトラフィックは依然として重要な位置を占めているのだろう。 90分間で演奏した12曲中、トラフィック関連の曲は4曲を占めた。 まず、今年初めに亡くなったトラフィックのメンバーかつ長年の友人であったジム・キャパルディのことにふれ、40,000 Headmenを演奏した。 フルートがなかったので、さすがに原曲通りとはいかなかった。おそらくジムとデイブで演奏したバージョンと似ているのだろう。 また昼間と同じくShouldn't have took more than you gaveもやってくれた。 これはトラフィックでも演奏したが、メイソンのソロの曲だ。今日2回この曲を聴けてラッキーだった。 Dear Mr. Fantasyでは「独自の解釈で歌う」と前置きし、かなりくずして歌う。 この演奏を聴きながらトラフィックのロック殿堂入りの時にメイソンが演奏しなかったことを思い出した。 もしあのとき彼も加わっていたらいったいどういう演奏になっていたのだろうか。。。 アンコールはもちろんFeelin' Alright。昼のステージでもそうだったがこの曲の演奏が一番長く(10分)ジャムセッションのようだった。 やはりメイソンのライブではこの曲が一番盛り上がった。 昼間同様、ライブ終了直後に「ロック殿堂入りのミュージシャン、デイブ・メイソン」のアナウンスがあり、笑顔で手を振りながらステージを去って行った。 ところで、メイソンは独特な形をした黄色のギタ-を弾いていてそれがかなり目立っていた。 後日調べたところ、これはメイソン自身が開発に関わった RKSギターだと分かった。 曲によってはバンドのギタリストも同じギター(青の色違い)を弾いていたので、2人あわせてステージでかなり強烈な印象があった。 さてウィンウッドのツアー終了前日に、同じミルウォーキーのサマーフェストで力強いステージをみせてくれたデイブ・メイソン。 ウィンウッドを観るのが一番の目的でここに乗り込んできた自分に対して、「おれのことを忘れてもらっちゃ困る」とでも言っているように思えた。 さてこれに対してスティーブがどう迎え撃つのか。明日はいよいよ今夏のツアー最終公演だ。
2. ウィンウッドライブの会場の下見をする (7/3)
昨日はミルウォーキーに宿を取ったので、今日(7/3)は朝起きてしばらく休憩してからサマーフェストの会場に出発した。 昨日とはうってかわって天気は快晴で、気温も少し高めのようだ。 会場には12時過ぎに着いたが、すでに大勢の人が入場しようとしていた。 サマーフェストは雰囲気がいいので、なんとなく開場と同時に入場してしまったが、実はこの日の昼間はめぼしいライブがない。 することがないので、ウィンウッドのライブ会場の下見でもすることにした。
ライブ会場の下見
ガラガラの会場のなかを演奏者や聴衆の邪魔にならないようにしながら右に左に前に後ろに移動して音を聴き比べてみる。 やはり少し下がったあたりが一番音のバランスがいい。 ちょっと離れすぎかなとも思ったが、今夜は前から15列目のステージ正面の席で観ることに決めた。
それを終えて一息つくと、ステージ左手にあるライブ関係者用の駐車場に見覚えのある大きなバスが止まっているのに気づいた。 あれはどう見てもウィンウッドのツアーバスにちがいない。でもなぜそれがそこにあるのかまったく理解できない。。。 第一、ウィンウッドは昨夜ここから遠く離れたミシガン州北部 Interlochenでライブをしたはずだ。 そこからここMilwaukeeまで、どう考えたって車で8時間はかかるはずなのに、なぜそのツアーバスがすでにこの会場にあるのか! そこでもう一度ステージを見渡すと、なんとウィンウッドバンドのオルガン、パーカッション、 それにドラムまでもがすでにステージの後ろの方に置かれているではないか。 なにやら訳が分からなくなってきた。考えられるのは、昨夜は夜通しバスを走らせて今日の午前中にこの会場入りした、ということぐらいだ。 全米ツアーというのはミュージシャンにとって過酷だと思う。毎晩そうやってバスの中で寝泊まりしながら1ヶ月以上過ごすのか。。。 3度の飯よりも音楽が好きでないとやっていけないのではないだろうか。 それにしても、自分は昨晩この会場近くに泊まったのに、ウィンウッドの方が自分よりも早く会場入りしていたとは夢にも思わなかった。
ただの下見のはずが
とりあえず、ライブ会場とその駐車場を隔てているフェンスのところまで行ってバスを近くから見てみた。 残念ながらバスはフェンスから離れたところにあったので、今夜のライブ終了後にスティーブに会うのはかなり難しい。 こればかりは自分にはどうすることも出来ないので、きっぱりあきらめることにした。 だが、そこからなんとなくフェンスに沿って歩いていくと、フェンスの一番はじに扉があるのを見つけた。 そこからライブ関係者が必要に応じてサマーフェストの会場内に出入りできるようになっていた。 しかしそこには当然警備員がいたので、自分は扉から少し離れたところで立ち止まる。 そしてバスの方を見て、ふと思った。ひょっとして、、、スティーブは今このバスの中にいるのだろうか? ちょうどそう思ったとき、自分のすぐ横を一人の男がその扉に向かって歩いていくではないか。 え?マ、マジで?もう一度よく見てみる。間違いない!! その男は警備員から「ここは立ち入り禁止ですよ」と思いがけないことを言われてきょとんと立ち止まった。 その瞬間をとらえて自分は思わず叫んだ。
白昼の出来事にびっくり!!
それを聞いて警備員が、「あ、あなたは "ミュージシャン"でしたね、どうもすみません」と謝った。 「いや、さっき起きたばかりなので、ちょっと外に出て新鮮な空気を吸っていたんだ」とスティーブが答える。 そこで僕の方を向き、ニヤリとして右手で僕の胸を指差し「ナイス Tシャツ!」と言った。 (この日、自分は当然のようにAbout TimeのTシャツを着ていたのだ。ちなみにこの時のスティーブのポーズがとてもかっこよかった!写真に収められなかったのが残念だけど今でも脳裏には焼き付いている) ハイ、あ、そうですね、それじゃあ、ということでスティーブにペンを渡してそのナイスTシャツにサインをお願いする。 それが終わると「サンキュー」とお礼を言いながらしっかり握手。 いやぁ、スティーブからサインをもらって握手するのもこれで何回目だろうか。 でも、、、目の前にスティーブと1対1で向き合っているなんて本当に信じられない。 普通だったらお付きの人がまわりにいるはずなのに、フリーのスティーブと遭遇するなんて。 でも、なにかいろいろ話をしようと思ったが、なぜか話したいことが全然出てこない。いくらでもあるはずなのに。。。 それにしても不思議だ、というかタイミングが良すぎる。 「今日は残念ながら会うのはむずかしいな」と思った直後にいきなりスティーブが自分の目の前に現れて、サインに握手まですませてしまう。 その間3分たっていないだろう。いったい自分はなぜこんなについているのだろうか。 でもそうやって突然スティーブに会えたことにすっかり満足してしまって、それ以上何を話したらいいのか分からなくなってしまった。 カメラをもっていたので、一緒に写真を、と思ったが、起きたばかりの格好でカメラに収まるのはスティーブがいやがるかな、と思って言い出さなかった。 まあ、先月撮ってもらったことだし今回は遠慮することにした。 結局「今晩もちろんライブを観に行きます!」としか言えなかった。 スティーブは扉を通ってバスに戻っていった。
ラッキーなことが起こったが、、、
突然ラッキーすぎることが起こったので、なんとか気持ちを整理しようと努めた。 やはりもっと話をしたかったな、という気持ちが出てきたが、会えただけでもよかっただろう。 でも、こんなにいいことが起こってかえって後が不気味になった。 というのも、今年観に行ったライブでは、嬉しいことはもちろん残念なことも必ず起こっているからだ。 ボルティモアでは12時間何も食べられず、アトランティックシティーの時は往復16時間ドライブするはめになり、シカゴではバリーさんに会えなかった。 そう考えると今回も何か悪いことが一つ起こると考えた方が妥当だろう。 それはいったい何なのであろうか。。。一つ思いあたることがあった。雨である。 今日は快晴だが、強い雨の地域がシカゴ/ミルウォーキーのあたりに向かっているのだ。 今日の天気予報では夕方から夜にかけて雨になる、とのことだ。 そのせいだと思うが、今日は昨日よりも暑いのに会場には薄手のジャケット等を持っている人をよく見かける。 でもアメリカはとにかく広いので、予報が当たらないことを祈るばかりだ。 でも、あんなにラッキーなことが起こってしまっては雨にふられても文句は言えまい。 おまけにこの会場の客席には屋根がついていないときた。なんかもう決まったようなものだ。 雨が降ったらおとなしく観念するしかない。。。
午後はのんびり
昼食を食べてなかったので、会場内でいろいろおいしそうなものを食べることにした。 そこで思ったのだが、なぜあのときスティーブにランチのお誘いをしなかったのか。。。 ちょうど昼過ぎだったし。「ごちそうしますよ」とか「ビールはお好きなだけどうぞ」、とかいろいろ言えばよかったのに。 なんかまたとないチャンスを逃した感じだ。 この会場内にはTaste of Chicagoほどではないが、かなりいろんな食べ物が売られている。 昼間のライブにはあまり興味がなかったので、シカゴで飲み食いできなかった憂さをここで晴らそうとした。
その後なんとか時間をつぶし、午後8時に席取りをかねて Potawatomi Classic Rock Stageに戻った。地元のバンドらしい3人組のステージだ。なかなかうまかったが、彼らは自分たちの立場をわきまえている感じだ。 ライブ中だというのに、「俺たちのあとにスティーブウィンウッドがやるからね」とちゃんと聴衆に告げる。 ひょっとして彼らもスティーブのライブを観たいのだろうか。 そのバンドのライブも9時すぎに終わり、いよいよスティーブのライブの準備が始まった。 今日7/3はアメリカ独立記念日の前日ということもあり、ここサマーフェストの会場に面したミシガン湖で花火が打ち上げられていた。 それをぼんやり見上げながらライブの始まりを待つことにした。花火とライブという組み合わせもなかなかおつである。 その花火もようやく終了し、いよいよ次はウィンウッドのライブだ!
3. ツアー最終公演が始まる (7/3)
自分はサマーフェストの Potawatomi Classic Rock Stageの会場で昼間下見をして決めておいた場所に座っている。 ステージ正面の15列目だ。写真を撮るにはちょっと遠いが、今回は音をちゃんと聴くことを目標としていたのでここでいいだろう。 各奏者を見るにもちょっと遠いが、ステージ全体は難なく見ることができる--前の人が立たなければ。会場はすでに超満員だ。
午後10時ちょうどにスティーブとバンドのメンバーがステージに現れた。いよいよ今夏のツアー最終公演の始まりだ。 しかしそれと同時に前の人が立ち上がり、それにつられて後ろの人もいっせいに立ち上がった。 しまった!心配していたことが起きてしまった。でも今となってはどうすることもできない。 仕方なく自分も立ち上がったが、それでもステージはよく見えない。このときばかりは、やはりもっと前で見れば良かったか、と少し悔やんだ。 でもスティーブのライブで全員立ち上がるとはちょっと意外だった。
オルガンの音に感動する
結局今年のツアーではライブの1曲目は固定しなかった。 自分は幸運にもライブ4つを観ることが出来たが、1曲目はどれも異なっていた。今回の1曲目はDifferent Lightだ。 今日のライブは今夏のAbout Timeツアーの締めくくりなので、そのアルバムの代表曲を最初にもってきたのは妥当なところだと思う。 これはスティーブが作曲だけでなく作詞までもした珍しい曲だが、歌詞が象徴的だと思う。スティーブ自身の心情を歌ったのだろうか。 ある意味彼のテーマソングだったのかもしれない。。。今年のツアーではこの曲のテンポはすこしだけ遅めだと思う。 オルガンの響きが実に魅力的で、ライブ会場に響き渡る。 このオルガンの素晴らしい音色を聴いただけで、ここまで来て本当に良かったと思ってしまった。 3年間かかってこの曲の演奏もとても洗練されたと思う。
スティーブの素晴らしいボーカルにこのオルガンの音色。そこにジョゼのギターが優しくながれる。カールのパーカッションも実にいい。 曲の後半ではジョゼのギターのパターンがいつもと違っていてそれがたまらなくいい。スティーブのオルガンとも実によくあっている。 そこにジェイもサックスのアドリブで絡んでくる。 こんなに良質の音楽をやってくれて、少なくともこの曲を嫌う人はこの会場にいるとは思えない気がした。 それぐらいすべてが心地よく会場に響いていた。 自分の隣に家族連れがいて、どうやらそこのお父さんがスティーブに興味があったようだ。彼が『おい、いい音楽じゃないか?』とたびたび叫ぶ。そういう気持ちがとてもよくわかる。 次のEmpty Pagesではスティーブが左足で弾くベースが実によく聴こえる。 足の動きだけは会場のどこからでもよく見える訳ではないが、やはり今日も足さばきが快調であることがわかる。 いつも思うのだが、あんなに足を動かしていてライブ中に疲れたりしないのだろうか。
客席が騒がしくなる
Bullyの演奏中、ふと気がつくと自分より後ろの人が皆座っている。 座ったらステージが見えるはずがないのに不思議だなと思ったが、彼らに座ってくれと頼まれた。 なるほどそういうことか。まず座って次は自分たちが前の人に向かって座れとさけぶ。 そうして徐々に前の人たちも座っていった。でもなかなか座らない人もいて、まわりからSit down、sit down!!の大合唱が起き始めた。 こうなってくるとライブに集中できない。いつ前の方の人が座るのかがやっぱり気になってしまう。 なかなか座らない人に対して後ろからプラスティックのコップなどをぶつける人も出始めたが、いきなりそんなことをされて憤慨する人もいた。 Ciganoでのジョゼのギターは相変わらずさえ渡っていて、やはり長いソロで盛り上げてくれた。 この曲のとき一番前の方で最後まで立っていた人たちがやっと座ると、自分のまわりから大歓声があがる。 ライブ前半なのに客席は最高に盛り上がってしまった。やはり皆が座ればどこからでもステージがよく見れるので、そうする方が断然いい。 そういうわけでウィンウッドのライブは座ってみるのが原則です。 それにしても、次々に声をかけて皆を座らせてしまうなんて、ウィンウッドの聴衆はなんとチームワークがいいのだろう。
全員座ったところで
ラテンぽいRainmakerをライブで聴くのもこれで3回目だ。 スティーブには40年間のキャリアがあるので、他にもライブで演奏してみたい曲はたくさんあるのではないか。 次のツアーのときにも、この曲のように意外な形で昔の曲が蘇るのを期待したい。次のHigher Loveが始まると前の方で再び立ち上がる人もいた。 まあこの曲では仕方ないかという感じで、後ろの聴衆もこのときは何も言いださなかった。彼らが自然に座っていくのを待つといった感じか。 この曲ではリズムセクションが印象に残った。Low Sparkでのジョゼの稲妻のようなギターソロもとりあえずこれで見納めか。このソロの演奏自体は去年からほとんど変わっていない。 ソロを弾き終えると、ギターを両手で支えて水平に保つようにする。余韻をなるべく長く響かせようとしているのだろうか。 Back in the high lifeのイントロはやはりスティーブ、ジョゼ、カールの3人で向かい合っての演奏。 歌い始めるとスティーブの青いシャツがライトで鮮やかにうかびあがる。
それが終わると今度はDear Mr. Fantasy。トラフィックの曲だが、過去に数多くのギタリスト/バンドがカバーしている。 デイブ・メイソン、ロス・ロボス、ガヴァーメント・ミュール、それにジミヘンだって演奏したことがある曲だ。 でもやはりこの曲はスティーブの演奏が一番だと思う。 どこの会場でもこの曲で聴衆が熱狂するのを見ると、まるでMr.Fantasyとはスティーブ自身のことのように思えた。 次のI'm A Manでは出だしのパーカッションとドラムがHigher Loveを思わせる。 そしてそれが一段落してから例のオルガンが始まる。今年のI'm A Manは例年よりさらに勢いがある。テンポも少し速めだと思う。 今年はこの曲をほぼ毎回聴くことができてうれしかった。
感動のフィナーレを迎える
時間の制限があったので、 アンコールはGimme Some Lovin'の一曲のみだった。 出だしがいつもと少し違っていて、ジョゼのギターからフワ~~ンという音がしてから曲が始まった。 いよいよこれでツアーも終了だ。ついにこのときが来てしまった。最後だということで、聴衆の盛り上がりも最高潮だ。 立ってる人がいてももう関係ない。ウィンウッドはライブの時、聴衆に手拍子や立ち上がることを求めたりしない。 それでも、演奏する音楽だけで十分すぎるほど会場が盛り上がってしまうのはさすがだ。 シカゴでやったときと同じく、最後テンポを少し加速して曲を終えた。終了は11:55。
ライブの終了後、いつものように演奏者5人がステージ中央に集合する。 そのとき、パーカッションのカールが気を利かせて、袖にいたスタッフ3人もステージに呼び寄せた。 そうして8人いっしょにおじぎをする。スタッフもツアーを共にしたのだから当然だろう。みな笑顔で実にうれしそうだ。 おじぎが終わるとステージ上でお互い抱き合って喜びを表す。感動のシーンだ。これでツアーも無事終了。 空を見上げれば、あれだけ雨を心配したのがうそのように雲一つない星空だ。最後なので今日は天も祝福してくれたのだろう。
スティーブがステージを去った後、いちおうステージ左横のフェンスに行ってみる。 最後にありがとうを直接言えたらいいなと思ったのだが、やはり彼はバスに直接乗り込んでしまったようだ。 結局誰もスティーブに会うことができなかったので、昼間会えた自分は本当にラッキーだった。 でもせっかくツアーが終わったんだからファンと少しは語り合ってもよかったのに。 まあ、スティーブは今夜はバンドのメンバーやスタッフと乾杯なのだろう。
ライブをすべて見終えて
翌朝ミルウォーキーのホテルをチェックアウトしてフリーウェイにのり、ひたすらシカゴを目指す。 行き先を示すCHICAGOの標識がなぜかCIGANOに見えてしまうのは単に寝ぼけてるだけか、それともライブの見すぎか。 レンタカーを返してシカゴの空港から飛行機で地元に帰る。
先月から今月にかけて観に行ったライブ4つをまとめて振り返ってみれば、去年のボナルーのように実にいろんなことが起きたなぁという実感がある。 でもやはり嬉しかったことの方がずっと多いかな。 それにしてもあれだけハードな全米ツアーをこなしたのだから、十分に休んでまた活動を再開してほしい。 私の方もそれまでひとまずお休みである。次回の夢でも今から見ておこう。 最後に今年も素晴らしいライブをみせてくれたスティーブに心からありがとうを言いたい。

